みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★4.《ネタバレ》 前作とほとんど同じような作り方なんですけど、やっぱり前作よりしょぼくなっています。ほぼ全部が、「やってきた敵を悦ちゃんがやっつける」→「ぐぬぬ、あの小娘、今度こそ生かしてはおかん!」→「次にやってきた敵を悦ちゃんがやっつける」のループだし。それでも前作はサポーターで千葉ちゃんがいたりして、まだまともなストーリーっぽかったのですが、今作ではそれもありません(一応倉田さんがその役回りなんだろうけど、出番は少ない)。あと、医者っぽい敵の「腕切りシーン」で、折り曲げている本当の腕がしっかり映っているのはちょっと笑いました。誰か気づけよ。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 3点(2023-02-18 00:29:06) 3.最近はとてもチャーミングなお嬢さんが実は長年、カラテをやってたりしたとかで、その素晴らしい身体能力を女優としてアクション映画の中で披露してくれたりして。いやはや、いい時代になったものです。 それもこれも、志穂美悦ちゃんがパイオニアとして先鞭をつけてくれたからこそ。みんな、悦ちゃんに憧れてアクション女優を目指したんだろうね。 と言いたいところだけど、まあ、そんなワケ、ないですわな。女必殺拳の頃と現在との間には、大きな空白の期間が。志穂美悦子に続くアクション女優はなぜ現れなかったのか・・・。 当然と言えば当然な気もしますね~、こんな妖怪映画みたいな作品しか作られないんじゃあ、ねえ。 こういう作品を安心して楽しむには、ある程度の距離感が必要ですね。だから、今こそ楽しむべき映画!なのです。 今回も敵の一味として、面倒くさいヤツが大量に登場します。コケオドシ感、満載、なのですが、これらのややこしくて面倒くさい妖怪じみた連中だけではなく、なななんと倉田保昭兄さんまでが、敵の一味? という展開。最終的にどうなるかは、見てのお楽しみ? 志穂美悦ちゃんのアクションは、今見ると微妙なところもありますが、それでも前作よりパワーアップしてるんじゃなかろうか。激しく、そしてキレがいい。 さらには、そのアクションを支える、カメラの躍動感。破綻寸前といって良いほどアングルを振り回し、それでも何とか、アクションがカメラに収まっている、そのギリギリな感じが、スリリングかつ迫力満点です。 もう、お腹いっぱい。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-05-16 22:37:01)(良:1票) 2.《ネタバレ》 【日本初のアクション女優】である志穂美悦子さんの【主演作】。レンタル店から1・2・3作のDVDを一気に取り寄せてもらい鑑賞。1作目の投稿は【思い出話】のウェイトが高かったので、こちらは1作目にも言及しながら、主に【技術面】に焦点を当ててみます。 物語の骨格は1作目と同じかもしれませんが「撮影にあたり、違う挑戦をしよう」という山口監督達の意欲が感じられる場面が幾つもありました。特に【猪・鹿・蝶:本位田三兄弟】の場面が印象的です。 まず【蝶三郎による貨車の上での戦い】。高さがあるだけでも、志穂美さんら役者さんや撮影の皆さんも大変だっただろうに、映像に動きがあり、線路へ突き落そうともみ合うシーンでの菊池俊輔さんの畳みかけるようなBGMも冴えており…と序盤から好調。 次に【鹿二郎による暴風雨の中でのアパートでの戦い】。ホースによる大量の水(雨)と風が志穂美さん達の体力を奪う過酷な撮影だったと想像できます。また、生活用具である物干し竿で回転したり、モップで応戦する演出がユニーク。生意気に見えた男の子が「お姉ちゃん頑張れ!」と子どもらしく応援し、その父である大家さん(たこ八郎さんが良い味を出してます)や住民達が見守るテイストも暖かかったです。大家さん達の出番はここまでですが、それで良かったのかも。出番が長いと、巻き込まれて不幸になる映画なので…。 さらに【猪一郎によるオートレース場での戦い】。戦い自体は光学合成で表現した【幻術】が主体で、殴打・蹴りのアクションは少ないものの、早朝もしくは夕方に撮影したのでしょう、朝日(夕陽?)が逆光で差し込む瞬間を狙ったカットが美しく、違った意味で手間のかかった撮影と思いました。【日差しを効果的に活かしたカット】という意味では【大曽根(室田日出男さん)との決戦直前に対峙する、貯木場での縦の構図のカット】も印象に残りました。 猪一郎について感心したのは、アクション以上に、同じ石橋雅史さん扮する【1作目の役=犬走】より洗練されたキャラクターに思えたことです。犬走は、紅竜を吊り橋から突き落とす強さを見せるものの、紅竜と再戦することなく、響(千葉真一さん)に片腕を折られ、ボスの角崎(天津敏さん)に「役立たず」と罵られた末、結局、響に倒される…と、私には敵役として今一つでした。一方、猪一郎は【初戦で紅竜を圧倒する】→【紅竜は、猪一郎を意識した特訓で“助っ人”からアドバイスを受ける】→【紅竜は特訓の成果で、猪一郎を倒す】…とお約束に沿った【最強の敵】として私にはわかりやすく、犬走に感じたモヤモヤがスッキリしました。 また、上述の【助っ人=椿】が倉田保昭さんだったのも感慨深かったです。子供の頃、私にとって【ドラゴン】は倉田さんでした。TVシリーズ【闘え!ドラゴン:1974年】を観て、エンディングの「空手を、見よう見まねで使うのは絶対にやめましょう」というテロップとナレーションに素直に頷いていたものです。 なお、1作目に比べ、カメラを前後左右に細かく揺らして撮影しているのも特徴的と思いました。【臨場感・躍動感を高める】のなら、確かに狙い通りでしょう。一方、映画館の大画面で観ると、人によっては乗り物酔いのような感覚に陥る場合もあったかも…と想像したりもしました。 さて、採点ですが…上述のように1作目よりも工夫していると感じた本作ですが、【1作目あっての作品】でもあるので、シリーズをひとまとめに、当サイトの採点基準である【見た後、率直に面白かったぁ…って言える作品】として8点を献上します。 *備考:3作目の【帰ってきた女必殺拳:1975年】について 新規登録して投稿するまでもないかな…と思ったので、ここに記載します。当作品は多くの違和感が残りました。志穂美さん達は頑張っているのですが、【少林寺東京道院】の場面が無いし、1作目の早川絵美のように活躍しそうだったミッチーもクライマックスには出てこない。刺客を紹介するテロップも無し。映像は奥行きが乏しい印象を受けました。 鑑賞後に【クランクインから公開まで半月もあるかないか - 撮影は実質2週間ほど】と知りました。そうなると【少林寺/ミッチー/テロップ】はスケジュール上、削らざるを得なかったのかもしれません。また映像も、奥行きを際立たせるための【照明の工夫】【カメラの絞りと光のバランスによる被写界深度の調整】をする時間が無く、失敗せず無難に撮れる線でカメラを回すしかなかったのかもしれません(単にセットが狭かっただけかもしれませんが…)。 邦画は日数をかけられないとはいえ、【半月程度】はあまりにも短すぎたのかも…それでも公開にこぎつけたスタッフさん達の並々ならぬ努力に感服し、1・2作目同様、8点とさせていただきます。 【せんべい】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-12-27 17:20:16) 1.志穂美悦子主演のシリーズ第二弾。 役柄の設定は変わっているけど、敵役を始め、基本的なストーリー・演出は前作とほぼ同じ。 悦ちゃんは与えられた役を懸命にこなしており、 チープな作りを楽しめればそれでいいような映画なのだが、 せめてパンチやキックがちゃんと当たっているような撮り方ぐらいしてほしい。 まるで仮面ライダーみたいだ。まあ普通のアイドル映画だと思えば、それなりに楽しめる作品。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 2点(2011-08-10 04:09:55)
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