みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 SNSなりすまし、ネット詐欺、ポルノ配信など現実に感じ、よく考えたらゾッとする映画。 身近にリアルな繋がりがある家族が大事!っというのはわかりますが、 ラストを少しスッキリさせたエンドにして欲しかったですね。誰も解決?には至らず・・・。 特にあのポルノ青年は厳しい未来になりそう・・・。 【とむ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-03-31 00:49:18) 5.孤独だからネットにつながるのか、ネットがあるから孤独になってしまうのか。 なんだか複雑だな、なんてことを思いながら観た。 自分と向き合うのをごまかすために時間稼ぎをしている現代人には少々痛い映画。 ホープ・ディヴィスは、髪の色を選ばず美しいことを確認して、そこに加点。 年齢を重ねてもやっぱ目を引くわ、この人。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-31 00:40:21) ★4.《ネタバレ》 全体としては、4本の脈をうまく絡ませ、またそれでいて緊張感を切ることなく最後まで突入しており、したがって脚本の水準は優秀だと思います。ただし・・・扱われているのが、少年ポルノ、個人情報ハッキング、なりすましSNS(とそこからの性被害)と、それ自体がすでに犯罪とも呼ぶべきもので、ネット上じゃなかったってもちろんやってはいけない。そうすると、その犯罪から生じる問題をどうやって解決するかという点に重心が移ってしまい、原題(邦題も)から表れている、ネットでつながる人間関係そのものという問題意識が薄れてしまうのです。あと、最後は結局家族だよねというありがちな方向に収束していくのも、それ以外にはあまり思いつかないとはいえ、何となく安易。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-10-25 02:27:49) 3.SNSのなりすまし、ネット詐欺、アダルトライブ配信と、ネット社会の3つの問題点をテーマに、 よく練り込まれた脚本と、無名監督ながら見事な演出で、良くできた作品で面白かったのだが、 若干話が暗すぎて救いがないため、見終わった後はどんよりしてしまうという点で1点減点し7点という感じだが、 本当に、良くできた作品なので、隠れた傑作といえるだろう。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-07-14 14:56:17) 2.《ネタバレ》 ネットが絡んだ群像劇。現代社会の断面が見えてくる。ネット詐欺にあった夫婦、未成年が出演する違法なアダルトコンテンツを取材するレポーター、トラップにかかって全校に恥ずかしい姿を晒され自殺未遂を図った高校生の家族。三つのストーリーが並行して進んでいく。 中でも、女性になりすました高校生のクソガキっぷりは、悪ふざけの度を超えてリアルで腹が立つ。家庭の事情がどうであろうと許されるものではない。 ところが、加害者の父は息子に怒りながらも結局かばってしまう。被害者の父と加害者の父の激しいぶつかり合いに力が入る。三つの話の中では、このイジメに関わる話が一番印象的。 どこかに満たされない思いを抱えた人たちの苦悩、愛情への渇望が土台にある。その傷を癒すのは人と人との温もりでしかないことに気づいていく。目新しいテーマではないけれど、見事に練られた脚本で、クライマックスに向けての構成力に感心する。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-10-08 21:23:17) 1.《ネタバレ》 「ハイ、ベン、はじめまして。あたしの名は、ジェシカ。あたし、あなたの歌が好き。本当に感動的な歌だわ。あたしにも一曲作ってほしいなって今回、友達申請したの……」。地味で大人しい音楽オタクの高校生、ベン。ある日、彼はフェイスブックでそんなジェシカと名乗る女の子からのメッセージを受け、友達となるのだった。だが、彼は知らなかった。それは同級生である男の子のたちの悪い悪戯であることを。次第にエスカレートする“ジェシカ”の要求にのぼせ上がってゆくベン。彼が、自らのヌード写真をジェシカに送信したとき、それは取り返しの付かない悲劇へと転がり込んでゆくのだった。さらにはそこに、ネット詐欺に騙されて全財産を失ってしまった夫婦や、児童ポルノサイトでリアルタイムで自らの身体を晒す少年少女たちが複雑に絡まり合い、物語は更なる悲劇へと繋がってゆく……。ネット社会に潜む危険な落とし穴に落ちてしまった人々の悲劇の連鎖を、淡々と描いた哀切な群像劇。ほとんど予備知識もないままにこの度鑑賞したのですが、これが予想外に良い映画で僕はびっくりさせられてしまいました。何が良かったかって、とにかくこの抜群の構成力!!かなり複雑な構造のお話で、しかも登場人物もやたらと多いのに最後まで分かりやすく、かつ緊張感を一切途切れさせずに見せきるこの監督の手腕は相当なものだと思います。のみならず、映像や音楽も随所にセンスを感じさせ、その完成度の高さには素直に驚嘆させられました。物語の方も、人間の悪意や欲望が簡単に暴走してしまうというネット社会が孕む危うさを極めて冷徹に見つめたその視線の鋭さには、久々にガツンと頭を叩かれるほどの衝撃がありました。ネットとは便利な反面、人間をさらに愚かで残酷な生き物へと簡単に変貌させてしまう危険な側面も持っている…。登場人物たちが翻弄される、所々目を背けたくなる程のそんな理不尽な現実に観れば観るほど気が滅入ってくるのですが、最後、それでも必死に生きていこうとする彼らに僕は微かな希望を見出さずにはいられません。ネットというパンドラの箱を開けてしまった僕らは、もう二度と閉じることはできない。リベンジポルノやSNS炎上、ネットを発端とする未成年者による犯罪行為…。そんなますます生き辛さを増す現代のネット社会において、本作こそ真に観るべき映画の一つと言っていい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-04-07 19:22:04)(良:1票)
【点数情報】
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