みんなのシネマレビュー

彼女がその名を知らない鳥たち

2017年【日】 上映時間:123分
ドラマラブストーリーミステリー小説の映画化
[カノジョガソノナヲシラナイトリタチ]
新規登録(2017-09-27)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2024-07-05)【イニシャルK】さん
公開開始日(2017-10-28)


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監督白石和彌
キャスト蒼井優(女優)北原十和子
阿部サダヲ(男優)佐野陣治
松坂桃李(男優)水島真
村川絵梨(女優)國枝カヨ
赤堀雅秋(男優)酒田
竹野内豊(男優)黒崎俊一
原作沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』(幻冬舎文庫)
脚本浅野妙子
製作クロックワークス(映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会)
日活(映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会)
朝日放送(映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会)
配給クロックワークス
編集加藤ひとみ
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【クチコミ・感想】

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18.《ネタバレ》 一緒に暮らす男女の物語。クレーマーと化す蒼井優が面白くて、結構、冒頭から引き込まれました。物語後半、ホラーサスペンスになるのか、恋愛文学になるのかとゆう分かれ目の蒼井優と阿部サダヲの演技が絶妙。最後の阿部サダヲ、泣けたなー。 なにわ君さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-04-21 01:37:17)

17.《ネタバレ》 オチの部分は何度も観たことのあるタイプの映画なんですが、オープニングから十和子のモンスタークレーマーぶりと
面倒をみてもらってる陣治への態度、その他諸々でもともとメンタルに問題のある人っていうのがわかるわけです。
陣治はたぶん病気ですね、先は長くないことを自身でわかっていたんだと思います。
40代半ば~後半の見るからに善人な男と30代前半と思われる情緒不安定でワケアリと感じる女の同居生活は
これぞ共依存という感じ。
精神的に自立できず生活力も無いいい年した女をまるで下僕のように守り庇う冴えない男と、
イケメンだけど性格も素行も最悪な男、そしてオチの部分とか原作者が女性ということに物凄く納得できてしまうのよね。
十和子は被害者ではないので、あのラストは好きではありません。十和子への明確な厳しさもほしいところです。
なんといっても阿部サダヲの役作りと演技は秀逸でした、「陣治の献身」陣治の「愛のメモリー」です。
映画全体の雰囲気はリアリティを感じますし、後味が良いか悪いかは別として余韻の残る作品であると思います。 envyさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-19 16:27:22)

16.序盤は作品のジャンルがよくわからない展開で、登場人物も変な人ぱかり。
中盤くらいからミステリーのような雰囲気が漂い始めるけど、どこに共感したらいいのかよくわからない。
終盤になってラブストーリーだったことを理解して切なくなった。
幸せな結末は無理なんだろうけど、もう少し救いのあるラストにしてあげて欲しかった。
許されることではないけど、自業自得な部分もあるので、なんだか後味の悪さが残ります。 もとやさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-12-10 19:23:50)

15.《ネタバレ》 十和子と陣治、見るからに陣治の一方的な片思いでおそらく十和子の経済的な理由か何かで同居してる、歪な関係の二人だなというのが最初の印象。十和子は経済的に陣治にパラサイト状態。DVDが観られない、時計が壊れたとクレームを付け、お店が代替品を用意しても「失われたあたしの時間はどうしてくれる?」「誠意を見せろ」というクレーマーの手本のような行動を普通に取れる女性。お店に難癖をつける様子はある意味堂に入ったものでしたが、あの年代の女性が見せる態度としては不自然。同じことを四十後半くらいからのおばちゃんがするなら自然な気がするんですが、どうみても二十代前半くらいの蒼井優さんの容姿であれをやるのは違和感しかなかった。そしてそんな態度を見せた後に感極まって泣き出す十和子にいきなりキスをする水島(=松坂桃李さん)の気持ちはさらにわからない。自分ならあんな場面、適当な理由つけてすぐに帰ってるが。というかあんなクレーム入れる客とその客の部屋で1対1になる神経がもうどうかしてる。

陣治も十和子に対する愛情が過剰で、自転車で十和子を探し回ったり付きあってる相手の家に嫌がらせをしたり理解しがたい行動が多々ありましたが、それはラストの謎解きで納得。十和子への愛ももちろんだが、十和子につきまとうのは裏十和子に対するリスク管理の意味もあったんですね。十和子のことがただ好きで好きで、ただの「好き」ばかりだったのが黒崎との一件以来、人を殺して記憶を失った十和子を「守ってあげたい」の気持ちも加わり、より複雑で深い「好き」になっていったんですね。

「映画だから」と言ってしまえばそれまでなのですが、純粋に気持ちを寄せる十和子をお金のために他の男に抱かせる黒崎や、自分から関係を始めたくせになんだかんだ理由をつけてすぐに他の女と遊びながらも十和子を性欲処理に使う水島が不快すぎて。鬱々とした黒い感情を溜めに溜めて最後それが爆発して相手を刺してしまう十和子のことを責める気にはなれませんでした。
色々な感情が出てきて、それを持っていくところを見いだせない映画でした。 TANTOさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-05-25 09:37:59)

14.《ネタバレ》 阪神間を舞台にしたラブストーリーの登場人物は、み~んな不器用で愛に飢えた方々。そんなどうしようもなくてエロエロな人たちが織りなすドラマは暗い。決して爽やかなお話でも無ければ涙を誘う感動ドラマでもないけれど、何だか現実的で感情移入してしまった。そら豆みてえな面の蒼井優のラブシーン連発は有難くねえんだけど、良作。 獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 7点(2021-01-17 01:08:21)

13.《ネタバレ》 一人でも平凡な人間が出てくれば良いのだが、いびつな人間しか登場しないのでリアリティが欠如している。
飽きさせない展開だが、どこか作り物の香りがする。
作り物だと感じながら見ていると、物語に没入できず、感動も薄らいでしまう。
昼ドラを過激にした感じ。

ただし、登場人物一人一人に関して言えば、現実世界にも存在してはいるだろう。
こんな人間たちが居るわけがない、とは決して思わない。むしろ存在するはず。
性欲の為なら女を道具としか思っていない男、恋愛依存型メンヘラ女、好きな女に全てを捧げる男、異常性欲老人。
関わりたくないけども。 にじばぶさん [インターネット(邦画)] 5点(2020-11-15 06:03:35)

12.この映画のポイントは最終盤にあるのだが、そこまで耐えられるかどうか、が価値を分ける。
長い前振りを観た後の静けさとタイトル。 simpleさん [インターネット(邦画)] 5点(2020-05-24 14:12:21)


11.《ネタバレ》 やっぱり蒼井優ちゃんは、こういう自堕落というか退廃系というか、そういう役には合わんよなー。30年くらい前だったら、桃井かおりか大竹しのぶがやっていた役ですよね。そして男性組はショーケンとか火野正平とか萩原流行とか。という具合に脳内変換しながら見ていました。オチはまあまあだったのですが、それまでのフリが弱いため効果半減です。それと、だらしなく怠惰な生活をしているという設定の割に、2人が生活している部屋の家具やら内装が妙に小綺麗なのが気になりました。「汚し」ができる美術スタッフはいなかったのか? Oliasさん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2019-12-21 01:13:02)

10.《ネタバレ》 誰一人として共感できる人がいない作品。強いて言えば性欲のままに生きる松坂桃李さんの気持ちは分からんでもない。最後の選択は全く理解不能の行動ではあるが、それが彼の愛情表現と言われれば、それまでのことなのかな。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2019-11-23 14:40:48)

9.《ネタバレ》 映画の最初から、地味なシーンが淡々と続く割に、
退屈せずに入り込めた。

見ているうちに、あ、なんだ、そうなのかとたかをくくっていたら、
最後の最後でやられました。

陣治のあれが愛なのかどうかは分からない。
でも胸は打たれる。

いい映画かと言われると「?」ですが、
見ごたえはありました。 クロリンさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-10-24 21:12:10)

8.ストーリーが進むにつれて印象や雰囲気が変わっていく脚本は素晴らしい。ラストにかけて切なさが溢れるけど、陣治の選択はちょっと唐突に感じてしまう。 nojiさん [インターネット(邦画)] 7点(2019-07-01 08:42:19)

7.《ネタバレ》 <原作未読>これはかなり好きな方に入る。まずは二人の奇妙な関係に興味をひかれ、やがて元恋人の失踪をめぐって怖い展開に。そして真実が明らかになったとき、これまでの印象ががらりと変わる。上手いなー。総括すれば哀れな男の物語だった。しかし、あれからの日々は彼にとって1日1日が神様から与えられたものだったんだなと思うと、その逆の言葉さえも浮かぶ。鳥たちが飛び立つ前の回想シーンも効果的。二人の笑顔が胸に残る…。俳優陣も素晴らしい。特に17年度の賞レースにおいて主演女優賞総なめの勢いだった蒼井優はやはりとてつもなかった。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-11-06 23:04:05)

6.《ネタバレ》 クズのクズによるクズの為の映画なのかなと思ったら。。。
久しぶりに見応えのある映画でしたわ。
ミステリー要素や映画の展開はほんの味付け。
蒼井優さんと阿部サダヲさんの演技というか『ここまで出せるのか』ってゆー人間力をまざまざと見せつけられました。
最後に二人の出会いからのシーンが、これまた切ない。
『チャンス』は確かにあったのになぁ、と悔やんでも悔やみきれない気持ちになりました。
ここぞってところで踏ん張らないと、人間どこまで堕ちるかわかったもんじゃないですね。
いやぁ恐れ入りました。 ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 9点(2018-11-05 23:36:25)

5.ここまで一人の女性を好きになれたら幸せな人生だったのかな・・・。 ケンジさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2018-09-04 16:01:07)

4.《ネタバレ》 いやぁ、前半と後半では全く観方の変わるミステリー。
前知識なく観てたので、これがただのラブストーリーではないと気づいたときの
衝撃。久々のどんでん返し。

ちょっと生命力の弱そうな女性を蒼井ゆうが好演してる。
そして、怪しげな、でも愛すべき男性を阿部サダヲがまたいい演技してる。

もう阿部サダヲには負けたよ。
彼の純情さに、最後はもう涙腺開きっぱなし。

好青年の竹ノ内豊のクズっぶりが、新鮮だった。 トントさん [DVD(邦画)] 8点(2018-07-07 17:27:06)

3.《ネタバレ》 実に人間味溢れた映画。
人間の要望、黒い部分。純粋さ、白い部分をそれぞれのキャラクターにしっかり落とし込まれている。

蒼井優の体当たり演技も印象深い。 バッジョさん [映画館(邦画)] 8点(2018-06-09 20:20:30)

2.《ネタバレ》 陣治と十和子の食事の場面、十和子のラブシーン、これだけで映画の半分くらいはありますか(笑) 食うこと、セックスすること。愛すること、愛されること。これは呆れるほどに、人間の(本能的な)欲求に正直な映画でした。十和子(女)の生き方は理解不能な反面、男たちの生き方はわかりやすい。いい男たちは散々セックスして、モテないヤツは食うだけ、尽くすだけ。原作ありきでしょうが、この描き方はとても短絡的だし、好きになれない。陣治は十和子を愛していた、というよりは愛すること自体に酔いしれていた感じ。だって本当の愛とは最後まで責任を果たすことだと思うから。だから私には、主要な登場人物の誰一人にも共感できなかった物語でした。体を張った蒼井優からは、主演女優(若さに頼らない真の演技派)としての生き残りをかけたような、悲壮感が感じられた。花とアリスやフラガールの彼女にも、いずれこんな役をやる日が来るとは。なお本作は阿部サダヲによって成立した映画と言ってもいいほど、彼だけは代わりが見当たらない。喜劇、悲劇、シリアス、何でもござれの個性派は、これからの邦画界でもきっと重宝されるはずです。 タケノコさん [映画館(邦画)] 4点(2017-11-23 17:46:21)

1.とにかく原作再現度が半端ねぇ!
同じ原作者で今年公開された「ユリゴコロ」は原作再現度45%くらいだったが、本作は99%の再現度と言っていい(原作厨かよ)
主演の蒼井優と阿部サダヲ。この2人は原作のイメージそのままで本当に素晴らしかった。
ストーリーは超絶メンヘラ女である蒼井優が繰り広げる共感度0の恋愛遍歴を楽しむというのが正しい観方。
全く共感はできないんだけど、阿部サダヲの存在によってグイグイ映画に引き込まれる力がある。
普通の恋愛に飽きた方におススメの偏ったラブストーリー! ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2017-10-30 00:16:41)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 6.28点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
3211.11% line
415.56% line
5211.11% line
6422.22% line
7422.22% line
8422.22% line
915.56% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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