みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.《ネタバレ》 雰囲気や音楽やストーリーが、まさにニューシネマそのものでした。 だから、ひょっとして彼らはラストで死んでしまうのかな?なんて心配もしましたが、元の鞘に収まったみたいで良かった。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-06-04 18:57:30) 4.《ネタバレ》 名匠ロバート・ベントンの監督デビューが本作ですが、シナリオが良く練られている、やはりこの人は名脚本家です。 北部の若者バリー・ブラウンが徴兵逃れで怪しげな脱走兵ジェフ・ブリッジスとその仲間たちと合流して西部を目指すというのがストーリーで、この若造集団の描き方が実にいい味出しています。育ちの良いブラウンと素性はよくわからないけどそこそこに悪知恵が働くブリッジスの対比が絶妙なんです。ブリッジスはいちおうグループのリーダーだけど「群盗」というほどの悪事を働くわけではなく(というか悪事を実行しようとすると不手際で失敗ばかり)、原題の“BadCompany”というのがぴったりの単なる不良集団というわけです。二人の関係も心を許しあったように見えてもブリッジスに裏切られてばっかり、両者のいわゆるバディ感が淡々としながらも良い雰囲気なんです。ブラウンもそんなブリッジスとぶつかり合ううちに、目覚めたというか感化されて、生き残った二人で銀行強盗を決行するところでストップモーション、なかなか良い幕の閉じ方でした。風景も雄大な草原地帯が延々と続き、ロバート・ベントンもテレンス・マリックに負けず劣らずの草フェチなんだなと思いました。 良く考えると救いのないお話しかもしれませんが、青春西部劇の佳作だと思います。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-31 21:51:11)(良:1票) 3.《ネタバレ》 北軍の徴兵から逃亡した良家の純朴な青年と不良少年窃盗団のリーダーのバディ物。 途中までは結構面白かったのに、結局は知り合った悪い仲間の影響ですっかり悪に染まってしまったって話。 二人仲良く銀行強盗で終わるラストに拍子抜け。 アメリカン・ニューシネマになるんだろうけど、どこか青春の傷や哀愁の余韻が残る名作にはなれなかったみたい。 ジェフ・ブリッジスは幾つもの作品で見て覚えていたけど、実質主役のバリー・ブラウンは他作品でまったく見かけないのが気になって調べてみると、ちょうどこの映画のできた1972年、20歳で結婚して2ヶ月後にすぐ離婚。そして27歳のときに自殺している。 何があったのかは知らないが、もったいない話だ。 【飛鳥】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-22 21:19:26) 2.お世話になった家を、ケンカでムチャクチャにしてしまう後ろめたさ。 一歩間違うと「死」が待ち受ける際どさ。 若者らしい無軌道さと、守るべき一線、みたいなものが、少し規格から外れたようなリーダー格のジェフ・ブリッジスとのやり取りの中で浮き彫りになってきます。ただしそれはあくまで相対的に、ですが。そしてその揺らぎに、時にニヤリとしたり、ハラハラさせられたり。 物語の顛末は、アリガチと言えばアリガチですが、後味がいいですね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-08 21:09:05) ★1.《ネタバレ》 何と、これがロバート・ベントンの監督デビュー作だったんですね~。いいとこの坊ちゃんが徴兵を拒否して逃げ出し、いろいろ計画があるはずが、あっという間にワルの集団に引きずり込まれていく。となると、ここからこのギャング団が派手に暴れ回って、とか想像するのですが、その後の展開は次々に予想を裏切りまくります。そして、一つ一つのエピソードが寓話性や象徴性を帯びていて、いつしか別世界を構築していくのです。ありきたりなウエスタンの枠にはまったくとどまっていないのが、後の大監督の萌芽を表しています。ただ、そこまで行った割には、終盤は逆に分かりやすくまとめすぎたのではないかという気がしました。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-16 01:07:09)
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