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華麗なる週末

The Reivers
1969年【米】 上映時間:108分
ドラマ小説の映画化ロードムービー
[カレイナルシュウマツ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-07-25)【S&S】さん
公開開始日(1969-12-20)


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監督マーク・ライデル
キャストミッチ・ボーゲル(男優)ルーシアス
スティーヴ・マックィーン[俳優](男優)ブーン
ルパート・クロス(男優)ネッド
シャロン・ファレル(女優)コリー
ウィル・ギア(男優)ボス(ルーシアスの祖父)
クリフトン・ジェームス(男優)ブッチ・ラブメイデン
ビリー・グリーン・ブッシュ(男優)娼館の客
マイケル・コンスタンティン(男優)ビンフォード氏
ダイアン・ラッド(女優)フィービー
ルース・ホワイト〔女優・1914生〕(女優)ミス・リーバ
チャールズ・タイナー(男優)エドモンズ
フランク・ベイカー〔男優・1892年生〕(男優)(ノン・クレジット)
バージェス・メレディスルーシアス(成人)/ナレーター
城達也ブーン (日本語吹き替え)
藤本譲ボス (日本語吹き替え)
原作ウィリアム・フォークナー「自動車泥棒」
脚本アーヴィング・ラヴェッチ
ハリエット・フランク・Jr
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
撮影リチャード・ムーア〔撮影〕
製作アーヴィング・ラヴェッチ
編集トーマス・スタンフォード
録音ジーン・S・キャンタメッサ
ジャック・ソロモン
その他リン・スタルマスターキャスティング
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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12.《ネタバレ》 主人公の少年には成長なり変化というものが感じられないし、マックイーンとその相方には、合理的な行動が何一つない。一方で、泥沼の聖女ともいうべきコリーは神々しいまでの存在感を放っており、ギャップがありすぎです。導入部から自動車移動のところまではどうも退屈なのに、娼館に入ると途端にドラマが動き出すのは、そのためです。競馬のくだりはどこにでもあるような展開でさして面白くなく(そもそも脚本上、2回走らせる必要はあったのか?)、一方で最後の祖父さんの一言はずしりと重い。えらくチグハグでした。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-20 02:00:18)

11.《ネタバレ》 先に原作を読んで、その映画化を鑑賞するっていうのは自分はよくある事だけど、映画を観た後でこれって原作だとどういう事になってるんだろう?と、久しぶりに原作も読んでみたくなった映画。後に『黄昏』で、ニューイングランド州の湖水風景を堪能させてくれたマーク・ライデル監督、ここでもミシシッピー州の緑したたる沼地の風景や道路脇の草花の何気ない描写が、登場人物の心の動きとリンクして良く捉えられている。そういう意味では、風水物を「いとをかし」と愛でる、ニッポン人好みの演出家なのかな、と。よくわからなかったのが、マックィ―ン扮するブーンとその相棒ネッド君は、普段一体どんな生活しているのかっていう事。「ボス」と畏れて呼ぶ少年の祖父がいるからには、二人ともその雇人らしいが、車を洗車している以外仕事している様子が一切描かれない。ネッド君は馬房担当?なのかな、後半での活躍から見ると。旅する途中で、その辺りが明らかになっていく展開なのかと思ってたら、あっけなく目的地の娼家にご到着しちゃうし。同行11歳少年も、もともと物質的にも家庭的にも恵まれた伸び伸び育った環境だから「華麗なる週末」を終えてのキモチの変化がイマイチ読みづらい。何かひとつでも「枷」を与えてあげた方が良かったかも。メインテーマは『スタンド・バイ・ミー』に連なる少年から大人の男への成長儀礼なんだろうけど、それにしては設定自体少々弱いような。原作『自動車泥棒』を読めば、そのモヤモヤがスッキリするんかなあ・・・。でも映画全体に漂う懐古的な雰囲気は好きだし、マックィーンがこういう役を演じても、やっぱり惚れ惚れするほどカッコいいんでこの点数。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(字幕)] 7点(2022-08-09 21:48:45)

10.《ネタバレ》 ライデル監督の「フォー・ザ・ボーイズ」は感動したが「黄昏」は琴線に触れず、さてこの作品はどうかなと思ったが後者になってしまった。
ノスタルジーを感じても良さそうな内容なのに、どうも入っていけなかったような…。 飛鳥さん [DVD(字幕)] 5点(2020-11-19 00:55:42)

9.《ネタバレ》 タイトル・ロールで気づくのですが、すでにドル箱スターだったスティーヴ・マックイーンが主演なのに、この映画はインデペンデント映画なんです。なんでまたこんなマイナーな予算の映画に出演したかと言うと、クラシックカーを思う存分運転できることに魅入られたからで、いかにも熱狂的なカー・マニアだったマックイーンらしいエピソードです。劇中で使われる“ウィントン・フライヤー”という車は実在せず、1905年当時の自動車を模したレプリカが使われました。でもマックイーンはこの車にえらく惚れこみ、撮影終了後に買い取って彼の有名なモーター・コレクションに加えたそうです。 本作はマックイーンのファンであるならば絶対に観ておかなければいけません。おそらくこれがマックイーンの唯一のコメディ演技が観れる作品だと思いますが、彼のバラエティーに富んだ表情が観れてもう感涙ものです。原作がウィリアム・フォークナーですから南部情緒がたっぷり、でも柔らか目ですけど南部黒人の地位に対する批判も感じられます。マックイーンの幼馴染で悪友が黒人なんですが、彼は悪さしても町のセレブたちにも堂々と態度を崩しません。その理由が彼は町の有力者の曽祖父が奴隷に産ませた子の子孫で一族の一員だという理屈なんですが、米国人以外にはちょっと笑えない話ですね。ちなみにこの役を演じたルパート・クロスはオスカー助演男優賞にノミネートされましたが、この賞にノミネートされた初の黒人俳優なんだそうです。 監督は名匠マーク・ライデルで、やはり彼の監督作には外れがないですね。このサイトでも全監督作が6点以上の評価ですから大したものです。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-07-24 22:49:18)(良:1票)

8.マックィーンの映画はほとんど見たとおもったのですが、これは初見でした。
これほどオトボケ演技をしたのも珍しいコメディ要素の強い作品でした。
実際の主役は11歳の少年で、マックィーンは少年が憧れる兄貴分ってとこです。
原作は未読ですが、おそらくマックィーンの演じた青年は25,6歳ってとこでしょう。
髪を少し伸ばして若作りしています。
西部の町に現れた新しい文明、それが自動車なんてところは、それを自転車で表現した「明日に向かって撃て」を思い出しますが、本作は最後まで安心して観ることができるのがいいです。
ラストシーン、よくみておかないと笑いを見逃してしまうので注意しましょう。
決してマックィーンの代表作とは呼べませんが、一本の映画として考えると、とても素晴らしい価値があるかと思います。 クロエさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-07-25 21:31:03)

7.派手さがない分、落ち着いていて見ていられる。からっとした空気、マックイーンが見せる笑顔が良い。少年との色々なやりとりも微笑ましくて爽やかな終わり方で心地良い。そうか、この監督「黄昏」の監督さんか、納得です。地味だけど良い映画を撮るなあ。この監督の他の作品ももっと見たいと思った。

青観さん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-19 11:30:04)

6.世間の仕組み・不条理・温かみ・恋心・男らしさ。少年がこれ等を感じ取った4日間の濃密さが感慨深い。「コミカル」「純朴」という、らしくない役柄でも光り輝くマックィーンの魅力で全編カラリとした空気が心地良い。その中でのボスの存在感が圧倒的で、「自分の行動に責任を持ち、結果が招いた重荷に耐えろ」と両手を広げる姿が圧巻。草競馬の迫力も特筆もの。深い余韻に浸った作品。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2012-09-25 01:32:12)

5.《ネタバレ》 一種のロードムービーだけど、それは単なる旅ではなく大人になるための旅、こういう映画ってとても好き。11歳の少年がブーンやネッドら大人の巻き添えに遭って、いろいろな経験を積む。でも一番の見せ場は、大きくて怖い存在だった祖父から諭されるシーンだと思う。嘘をついて叩かれれば、それで許されると思ってまた過ちを犯してしまう、だから・・・という台詞は深く心に残った。
随分昔、スティーヴ・マックィーンの追悼で見た映画だったが、それまで格好良さだけしか知らなかったマックィーンがとても好きになった。 ESPERANZAさん [地上波(吹替)] 8点(2012-03-14 22:50:28)(良:1票)

4.大した話ではないのですが、少年の成長と彼を取り巻く人々をほのぼのと描いたとても楽しく心温まる映画です。マーク・ライデル監督の映画はそんなに数多くは観ていませんが、地味にいい映画を撮ってくれるお気に入りの監督です。地味ながらも、そっと心に残るユーモアやメッセージを挿入するのが実に上手い。今回のマックイーンの役どころはどこにでもいそうな田舎のあんちゃんという役なのですが、何でこの人は何をやってもこうも魅力的なのでしょうか。古き良きアメリカ、まだクルマが珍しい時代で今よりもっと広さを感じさせるアメリカ。そんな風景によく似合うどこかで耳にした事があるような素朴な音楽が耳に心地良く、そんな風景にはマックイーンがよく似合います。 とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-02 20:18:19)

3.最高!"雨の中の兵隊””ガールハント”に並ぶ、ホントに初期のマックイーンに戻ってしまったような、”昔のマックイーン”に出会えるような作品。すきなところ、メンフィスへの旅の最初の夜、娼婦館で右往左往の男女がそろったディナーでの、ブーンの坊やへの対応。あの突き放し方!そして、面白いのは、黒人とか、身分とか、差別とか、問題とか”マックイーン”を観た瞬間、すべての問題が全部”カラッと”どこかへ吹っ飛んでしまう。マックイーン!!は明るい”アメリカ”の象徴だ!いいなあ!名作! 男ザンパノさん [DVD(字幕)] 10点(2007-02-28 10:47:53)

2.マックィーンの名につられて観ました。地味ながらとてもいい作品でした。不良使用人である彼にあこがれる少年。それを見て見ぬ振りをする大富豪のじいさん。器がでかいからこそ、少年にラストであんなに綺麗な涙を流させることが出来るのでしょうね。いつか原作を読んでみよう。 水の上のハイウェイさん 8点(2003-09-24 04:33:35)

1. ノーベル賞作家ウィリアム・フォークナー先生の短編小説を映画化したマーク・ライデル監督の秀作。20世紀初頭のミシシッピーを舞台に富豪の息子である少年と使用人のマックィーン、ルパート・クロスが当時出現し始めた自動車(1905年型ウィンストン・フライヤー)で週末にメンフィスまでドライブする話。じっくり地方色を描き出してムードを高めるライデル監督の演出がマッチして好感度大。草競馬の場面が出色。特筆すべきはマックィーンの実に味のある演技。アクション以外にも彼の魅力を改めて発見できる数少ない作品でもある。南部を舞台にしているだけあって黒人差別シーンもあるが、ここでもマックィーンがヤな後味悪さから救っている。でも、12歳の少年を売春宿に泊めちゃイカンよなぁ。2点マイナス(^^)。未見の方には是非オススメ!! へちょちょさん 8点(2003-04-06 08:19:51)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 7.75点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5216.67% line
600.00% line
7216.67% line
8433.33% line
9325.00% line
1018.33% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1969年 42回
助演男優賞ルパート・クロス候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1969年 27回
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)スティーヴ・マックィーン[俳優]候補(ノミネート) 
助演男優賞ミッチ・ボーゲル候補(ノミネート) 

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