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黄金(1948)

The Treasure of the Sierra Madre
1948年【米】 上映時間:125分
ドラマアドベンチャーモノクロ映画小説の映画化
[オウゴン]
新規登録(2003-06-30)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-08-19)【イニシャルK】さん


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監督ジョン・ヒューストン
キャストウォルター・ヒューストン(男優)ハワード
ハンフリー・ボガート(男優)ドッブス
ティム・ホルト(男優)カーティン
ブルース・ベネット(男優・1906生)(男優)コーディ
バートン・マクレーン(男優)マコーミック
アルフォンソ・ベドヤ(男優)ゴールド・ハット
ロバート・ブレイク〔男優・1933年生〕(男優)(ノンクレジット)
ジョン・ヒューストン(男優)スーツの男(ノンクレジット)
パット・フラハーティ(男優)(ノンクレジット)
久米明ドッブス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
井川比佐志カーティン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
川久保潔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塩見竜介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ジョン・ヒューストン
音楽マックス・スタイナー
レオ・F・フォーブステイン(音楽監督)
撮影テッド・マッコード
エルスワース・フレデリックス(カメラ・オペレーター〔ノンクレジット〕)
製作ヘンリー・ブランク
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ジャック・L・ワーナー
配給セントラル
美術ジョン・ヒューズ〔美術〕(美術監督)
フレッド・M・マクレーン(セット)
編集オーウェン・マークス
その他マックス・スタイナー(指揮〔ノンクレジット〕)
あらすじ
1925年のメキシコ。一文無しのドッブス(ハンフリー・ボガート)は、山師のハワード(ウォルター・ヒューストン)の言葉を信じて、カーティン(ティム・ホルト)と三人で砂金を発掘に出かける。首尾よく金を見つけたのはいいが、「金は人を変える」とハワードが言うとおり、ドッブスが徐々に疑心暗鬼に陥り始めた・・・。

円盤人】さん(2004-02-24)
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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27.《ネタバレ》 ラストの呆気なく風に舞い散ってしまう砂金のイメージこそが本作のクライマックスですが、そこへ繋がるためには過酷な発掘作業をもっと見せてほしいと思ってしまいます。しかし、ここで重点が置かれているのは飽くまで欲に目がくらむ人間心理であって、ウォルター・ヒューストンが安宿屋で説明してしまう成行きを実践してみせる内容は過度に心理劇です。その観点から見ても、互いに疑心暗鬼になっていく過程がややあやふやとも思えますが(落盤事故でボギーの命を救うか迷うのが早過ぎる、あるいは救われた恩を感じなくなっていく様が希薄)、三人の共通の敵である来訪者の出現には緊張感が走りますし、ボギーとウォルターの高笑いは耳に残るほど素晴らしいです。それから騙した男を見つけてリンチする暴力場面がなかなか凄く、実はここが一番記憶に残ってたりします。 ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-25 18:26:08)

26.《ネタバレ》 非常によくできたストーリーで最後まで目が離せない。欲が過ぎるとロクなことがないですね。私も気をつけます…

追記 6年ぶりに視聴しましたが、全く見たことを忘れていました。自分がレビューしているのに驚きました。
今回はボギーの人物描写と演出が気に入りました。カサブランカのボギーと黄金のボギーが同じ人だなんて感服してしまいます。この役はアクセントになっていて良いです。
また、演出で良かったのは、フラフラのボギーが水たまりで休んでるところの水たまりの反射。
完全に見たことあるけど何の人だっけ…良い者?悪者?あっ、悪者だ!山賊だ!そうだ印象的な顔の奴だ!やっぱり味方を出し抜いたりするからこうなるんだ!でも山賊が得するのはダメじゃん。あっ、山賊やっぱりバカじゃん!
となって、最後は締めで綺麗にまとめてくれたので、気持ちよく見終われました。 さわきさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-15 18:48:08)

25.《ネタバレ》 ドコで再生止めようかなーとダラけて見てたのですが、途中からグイグイ引き込まれ興奮且つ、感情移入しまくり。バッドエンドなハッピーエンドで幸福感に包まれました。山賊のオヤジの面がサイコー!!!!!! reitengoさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-12-13 10:48:28)

24.《ネタバレ》 '10.11/20鑑賞。古い作品で、白黒も結構楽しめた。あのボガードが悪役とは思いもよらなかったし、最初に画面からあっさり消えるのもびっくり。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-20 18:34:58)

23.《ネタバレ》 面白いことは面白いけど、最後は苦笑いになっちゃった。爺さんはいいけど、カーティンは少しでも、それこそ一晩豪華な食事が楽しめるくらいの金はゲットしてほしかったんだ。自分は欲深いなのかな・・・ リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-27 00:01:29)(良:1票)

22.《ネタバレ》 今だったらタランティーノばりの三すくみになるドラマになるんだろうけど、この時代は違う。悪と善、というより、疑心暗鬼に捉われるケツの穴の小さい男としっかりした男と、さらにそれらを見越している人生経験豊富なジイサン、という三人になる。このジイサンが押さえになって、実に安定した三角を作る。また前者の二人も単純ではなく、最初はボギーもケツの穴を大きくして出資金を提供しているし、相棒もボギーが落盤事故にあったときちょっと魔がさしそうになる描写がある。イイモンの方にもそういう負い目を持たせて、ボギーの疑心暗鬼だけを突出させず、徐々に粘つかせていく。それがうまい。その粘つきが限界にきて銃が発射されるわけだ。ボギーがいちいち内心を新劇の舞台のようにモノローグするのはちょっと困るけど、そういう粘っこさがあるので、最期のあっけなさがより効果的になったのかもしれない。炎天下の「あっけなさ」ってのが、ひとつのモチーフとしてあるようで、第四の男や山賊の処刑など(帽子へのこだわりが印象深い)人々はあっけなく死んでいく。その果てに風に吹き散らされる砂金があるんだろう。そのあっけなさと対比されるのは子どもの蘇生で、丹念に腕を上下させて命を呼び戻している。またそれは、山の渇きと水のあるインディオ村の対比にもなっていて、ラストのジイサンの豪快な笑い(けっして苦笑ではない)は、欲望を越え最後は水の村に至った者にのみ与えられた正しい笑いなのである。 なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-24 09:59:30)(良:3票)

21.《ネタバレ》 ボギーがなんと悪役!! 金に狂う人間の悲哀を描き出した名作。ラストの「わっはっは」が何とも味わい深い。 j-hitchさん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-21 21:06:46)

20.《ネタバレ》 人間の心理を鋭くついた傑作です。
前半はひとつの目的に向かって3人が協力しますが、目的が達成に近づくにしたがって徐々に他の二人を警戒しだします。この作品でのボギーは、人を信じることの出来ない欲にまみれた悪人に変貌していきますが、憎まれ役を見事に演じています。多くの人に見てもらいたい名作のひとつ。 きーとんさん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-24 00:09:34)

19.《ネタバレ》 ワーハッハッハッハーーー そりゃ笑うしかないよな~あんな状況になったら(笑) 残った二人の目的も決まってよかったよかった  ある程度先が読める展開ながら緊張感が続く絶妙な構成 H・ボガードの素晴らしい演技力に圧倒されました ちょっとラストがあっさりかな~とは感じつつも見ごたえ十分 いやー面白かったデス Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-13 08:52:35)

18.《ネタバレ》 いや~、古き良き名作ですね。核となるストーリーはいたってシンプルながら、演技と細かな伏線の妙技で見るものを最後まできちんと引きつける。

■ボギーの転落っぷりも、いきなり豹変するのではなく、最初町で危うく給料を猫ばばされようとし(しかしこのときは律義に給料分しか取っていかず迷惑料も「自分の給料から」出す律義さ)、だんだん人に懐疑的になっていき、最後は完璧なエゴイスト状態。人を撃ち殺してもなんとも思わない。

■要所要所の高笑いが何やら不気味でもありまた感情の限界点でもある。しかしハワードじいさんは達観というか、もともとなんであの町にいて、それでいながら金鉱探しに行かないか。じいさんは言っていた「一人じゃさみしいから」。そう、じいさんは金がほしくて金脈掘りに行ったのではなく、極限の人間模様とそこでのつながりを求めていったのではなかろうか。金は所詮金にすぎない、けど人はそれ自体代え難いものである、それを分かっているからこその金脈掘りなのか。 θさん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-30 23:22:58)(良:2票)

17.ラストシーンがなんともすがすがしい、どんなことがあっても笑い飛ばしていたい! ホットチョコレートさん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-10 22:25:12)

16.この映画も淀川さんの洋画劇場で観たのが最初です、それ以来何度も拝見していますが飽きません映画の見本。主役3人の大熱演それに山賊たち、特に監督の親父さんWヒューストンのあの活きのいい動きとセリフ回し、お見事!! 白い男さん [地上波(吹替)] 10点(2008-12-19 22:44:15)


15.《ネタバレ》 前半があまりにものんびりしていて呑気っぽくて話が進まなくて、逆の意味でいったいどうなるのかと思いました。ただし、謎の集団が実はいい人たちだったりとか、爺さんも爺さんで砂金をほっといてそこで優雅な生活をエンジョイしちゃったりとか、意気揚々と街に着いたギャングが速攻でお縄になったりとか、今日ではあまり見られない節々の「大らかさ」が面白かったので+1点。●あと、主役でスターのはずのボギーが、片手間並に適当に消され、最後の方では存在すら容赦なく無視されているというのも、よく考えると凄いかも。 Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-20 03:49:16)(良:1票)

14.ボギーの金に目がくらむそのわかりやす過ぎる豹変ぶりといい、ウォルター・ヒューストンの人生を達観したあまりによく出来た人間ぶりといい、ややキャラがたちすぎの感があるにもかかわらず、その両極端な二人の思考を少しずつ併せ持つティム・ホルトが、観客の視点を共有しながら二人の間を行ったり来たりすることで絶妙なバランスをとり、最後までハラハラさせながら見せてしまう。ということでまず断然、脚本が素晴らしい。そのうえでボギーのぎろっと鋭い眼光をうまく活かした負に導かれる人物造形のうまさと、ウォルターの陽気な高笑いを印象的に映し出した爽快な画によって、この作品は実に豊かな映画へと昇華した。 R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-16 17:09:58)

13.私が小学生の時分、巷で「切手収集」というものが流行っていた。私も友達と競うように切手を集めていたのだが、そんなとき、私が(苦労して)集めた切手帳が1冊まるごとなくなってしまった。子どもの私は、「タブンアノコガトッタノダロウ」と思って、その子に「返して欲しい」と言った。結局、その子との友情は終わってしまったのだが、果たしてホントのところはどうだったのか。証拠はなく、ただのうわさに過ぎない。でも疑心暗鬼になる。そんなイヤな思い出を思い起こさせた映画なのに、なぜか鑑賞後さわやかな気分になった。大人になった今、子どもの時お同じ行動をとるかどうかはわからないが、「それはそれでしょうがなかったんだ」と思えた。人にやさしい映画なのかもしれない。 元みかんさん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-15 21:42:18)(良:1票)

12.《ネタバレ》 猜疑心でまさに泥だらけのボギーの快演、これぞ起承転結の骨太な傑作。達観した老人も人情味の若者も、物欲に狂ったオッサンも、人間としては大差ない。神経衰弱のような命を削った大仕事が水泡と化したラスト、思い切り、とにかく思い切り笑うこと。う~ん、やっぱしこれだ! よし坊さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-07 23:15:31)(良:1票)

11.ラストの大笑いが痛快。ある意味、寓話のようです。 H.Sさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-19 22:20:56)

10.《ネタバレ》 ドブスの高笑いとハワードの高笑い。この対比に尽きます。とにかく笑うしかないや(笑)。サスペンスで展開してコメディで締める。面白い。金に振り回されるだけ振り回されて、全てが始まりに戻る。面白い。これまでお金やお宝をめぐる映画を観てきましたが、これは教育映画ですね。みんなで仲良く山分けか、それとも…。さりげなく勧善懲悪で終わり、『ショーシャンクの空に』を初見したときのような爽快感がありました。しかし、ボギーがここまで強欲で汚い役を演じていたというのはショックですね。 どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-17 23:16:52)(良:1票)

9.緊張感がずっと右肩上がりに進行します。細かい伏線をしっかり消化しきっているのも見事です。半世紀以上の時を経てなお色褪せない名作です。 Kさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-26 02:49:11)

8.《ネタバレ》 
あらすじを読んでいただくと想像できるのですがだいたい観てても先は読めます。


この話からよくここまで描いたものだと感心します。

映画なんてのは小説ではありませんから難しく考えないでいいのです。

単純な発想から展開していけばいいお手本、想像力はそれからです。

特に気に入ったところはハンフリーボガート役の恐ろしく面白いうまさ。

この俳優さんを観たのが初めてなので比べる人といったら・・

アラン・アーキンという俳優がいるんですが彼を思い出しました。

ヒーロー役と悪人役を使い分けられるボガートなのですが(カサブランカは有名)

この役はもう最高に汚くだらしなく本能で生きている浮浪者のおかしさがあります。

まったくの悪い人でもないので真剣に悩むところは笑えます。

頭がいいのか悪いのかわからない(お金に細かい)ボガートを中心に話が進み、

(でもノミネートすらされていないのはおかしいですよ)

真面目な(まともな)相棒と老人との3人で金塊探しの旅に出ます。


老人役もまたすごく個性的でこのウォルター・ヒューストンという俳優さんは、

監督のジョン・ヒューストンの父なんですね!顔が似てるから監督かと勘違い・・

ちなみに監督は「天地創造」でノアの箱舟のノアをやってます。

単純なのに難しい、それに違和感はありません。

なぜならその難しさとは誰もがその立場に立てば選ばなければならない難しさであり、

誰の立場が一番正統で間違ってはいないなんてのはありません。

それがロードプレイングのようでもあり普遍的な冒険モノの面白さです。

3人が同じ事を考えている場面もあり観客から見るとおかしくてたまらない。

単純でいて設定が面白いそして考えさせられる観客も参加できるドラマ。

全て意味のあるように周到に作られている。

最初の「同じ民族同士恵んでくだせぇ」から始まって、最後の意味のなかった麻布まで。

あの金を包んであった麻布からサボテンが育っているのですが、

この意味がわからないのです。

「天地創造」のヒューストンですから何か意味があるとは思うのですが・・

こういう絵心と創造性のある映画は残りますね。

観られた方で理解できて意味のわかる方いらっしゃるでしょうか・・??

アルメイダさん [DVD(字幕)] 9点(2005-08-10 11:32:33)

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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 7.72点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
412.13% line
500.00% line
6714.89% line
71021.28% line
81634.04% line
91123.40% line
1024.26% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 8.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.83点 Review6人
4 音楽評価 8.00点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1948年 21回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞ウォルター・ヒューストン受賞 
監督賞ジョン・ヒューストン受賞 
脚色賞ジョン・ヒューストン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1948年 6回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
助演男優賞ウォルター・ヒューストン受賞 
監督賞ジョン・ヒューストン受賞 

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