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波の数だけ抱きしめて

1991年【日】 上映時間:104分
ドラマラブストーリー青春もの
[ナミノカズダケダキシメテ]
新規登録(2003-10-19)【fujico】さん
タイトル情報更新(2022-12-12)【イニシャルK】さん
公開開始日(1991-08-31)


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監督馬場康夫
キャスト中山美穂(女優)田中真理子
織田裕二(男優)小杉正明
別所哲也(男優)吉岡卓也
松下由樹(女優)高橋裕子
勝村政信(男優)池本
矢島健一(男優)
原作ホイチョイ・プロダクションズ
脚本一色伸幸
音楽松任谷由実
撮影長谷川元吉
製作フジテレビ
小学館
プロデューサー村上光一(エクゼクティブ・プロデューサー)
河井真也
石原隆〔製作〕(フジテレビアソシエイツ 協力プロデューサー)
配給東宝
美術山口修
編集冨田功
録音柴崎憲治(音響効果)
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【クチコミ・感想】

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24.《ネタバレ》 意外に堪能させてもらいました。終始浮わついた雰囲気ながら、あり得ないほどではなく、広告研究会とかの一部のチャラい学生ならこれぐらいのことはしていたかもしれないなという感じ。
それに、せつなさとかほろ苦さを味わわせてくれるところがいい。何もかもうまく行ったら、面白くないですからね。
そしてラストシーンが印象的。時代はバブル崩壊直後あたりに戻り、彼らは過去に踏ん切りをつけるように浜辺を歩き始めるわけですが、まさかこの先に「失われた30年」が待っているとは思ってもいないでしょう。もう若さとともに、浮わついた日々も二度と戻ってこないんだよということを、彼らに教えてあげたいような、教えたくないような。 眉山さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-03-05 02:13:15)

23.《ネタバレ》  とんねるずのパロディコント「波の数だけ抱きしめて2」も秀逸でしたが、元ネタである本作も、中々の傑作。

 当初は別所哲也演じる吉岡卓也が主人公だったとの事で、言われてみれば序盤でヒロインに一目惚れする辺りが、それっぽいですね。
 脚本を読んだ織田裕二の「最後に告白する男の方を演じたい」って意見を反映させて、本来は脇役だったキャラが主役になってるのですが、それによって「ヒロインに惚れてる男二人」の出番が同じくらいの比重になり、結果的に良い三角関係が出来上がったように思えます。

 そんな三人だけでなく、メインの五人組は全員キャラが立っていたし、青春群像劇としての魅力があるんですよね、本作って。
 「湘南中に聴こえるラジオ局を作る」という夢を叶える為に、皆で頑張る姿が眩しいくらいだったし、馬場監督の作品の中でも一番「若者達の青春」を感じさせる内容になってる。
 現代がモノクロで、懐かしい過去がカラーという構成に関しても「初恋のきた道」(1999年)に先んじていたりするし、この辺りにも監督のセンスを感じますね。
 しかも最後に仲間達と再会し、青春の輝きを取り戻してモノクロからカラーに変わるという「鮮やかな終わり方」な辺り、自分としては本作の方がより好みだし、上手くカラーとモノクロを使い分けてるなって感じたくらいです。

 馬場監督の映画の中で、主人公とヒロインが結ばれないのは本作だけであり、そんなビターな味わいが評価を分けそうなんですけど、個人的には今回の味付け、大正解だったと思いますね。
 「同じ女に惚れた男同士の、奇妙な友情」も良かったですし、ラジオを使っての告白が、ギリギリで彼女に届かなかったという切なさも、凄く好み。
 それまでシャイで告白出来なかった主人公が、勇気を振り絞って「好きだ!」と何度も叫ぶ姿には、胸打たれるものがありました。

 最後にエンディング曲ではなく、波や鳥達の「湘南の音」を聴かせて終わるのも良い。
 過去を懐かしんで、ノスタルジーに浸るだけでなく「たとえヒロインが去っても、主人公には仲間達がいる」「味気ない灰色の世界から、もう一度輝ける」「湘南の海も、優しくそれを見守っている」と感じさせるような、最高の終わり方だったと思います。

 何だか褒めてばかりになってしまいましたが、一応欠点も述べておくなら「群像劇としての魅力がある」っていうのは、裏を返せば「主人公が誰なのか曖昧」って事であり、その辺りが気になる人もいるかも知れませんね。 
 また、バブル期における馬場監督の三部作は、本数を重ねる毎に「物語の面白さや完成度」は増して「オシャレな雰囲気と、バブルの匂い」は薄れていく傾向にあるので、デビュー作の「私をスキーに連れてって」(1987年)が好きな人にとっては、この三本目は物足りないというか「こういうのが観たい訳じゃない」って気持ちになってしまう可能性もあるかも。

 でもまぁ、バブル期に拘りの無い自分としては、上述の三部作は徐々に映画として成長していく様が楽しかったし、本作もお気に入りの一本ですね。
 2016年のインタビューにて、監督は
「携帯電話の普及した今なら『お前のこと好きだよ』ってメール送って『じゃあ戻るわ』で終わっちゃう」
「今またこういう話を作るんだったら、ラジオ局を作るんじゃなくて、どこかの海岸でフェスをやろうって話になるんじゃないかな」
 と語っているのですが……
 海岸でフェスをやろうとする映画、是非観てみたいなって、そう思えました。 ゆきさん [DVD(邦画)] 8点(2022-10-10 18:04:19)

22.《ネタバレ》 黒い中山美穂さんもなかなか良いですね。織田裕二さんの短パン短すぎでしょ。小学生みたい。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-12-03 11:54:27)

21.87~93年の一色伸幸脚本は傑作、佳作ばかりだな。
バブル時代の映画なのでとにかく全てがオシャレ。
でも当時も今も、俺は一番遠い世界にいるけど。 ガブ:ポッシブルさん [DVD(邦画)] 7点(2015-09-13 10:59:32)

20.《ネタバレ》 ぷぷっ・・・ だめだ・・・恥ずかしくてみてられない(><  よくこんな映画造っちゃったものだ(バブル期ならではかな?) 流行りすたりは恐ろしい  当時の最先端も今観るとヒドイものだ  おまけにあのラストの絶叫はなんなんすか(苦笑)  いやー頑張って最後まで観たな俺   ちょっと自分を褒めてあげたい  そんな気持ちデス Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-04-16 09:33:51)

19.91年製作の作品だけど、物語の舞台はほぼ1982年。
お話の内容はいわゆる恋の鞘当て。昔のトレンディードラマを観ているようで、
これはやはりテレビ向きのストーリー。80年代前半というと、男も女もみな同じ髪型、
同じ格好をしてクラゲのようにフワフワしてたっけ。軽かったなぁ。
そういった意味では、懐かしいというよりは観てて恥ずかしかった。
終盤の織田君の見せ所も、あまりにもクサくてクサくて、こりゃダメだわ。
小道具代わりのミニFM局も、スキーほどにはドラマチックな展開を作れず、消化不良ぎみ。
劇中にかかる音楽だけは良かったけど、テーマ曲はユーミンではなく、やはり達郎でしょう。
MAHITOさん [ビデオ(邦画)] 2点(2011-08-05 19:28:13)

18.《ネタバレ》 爽やかに切なく甘酸っぱい青春映画・・・
好きな映画です。

夏になると鑑賞したくなります。
バックに流れる名曲の数々も良し。

はっきり言うと映画的には微妙なのかも知れませんが、好きなんだから仕方がない(笑)
何かね、こういう大学の?サークル活動みたいな男女がワイワイガヤガヤみたいのって羨ましいと思う高卒の私な訳で・・・
さも劇中の人物等と一緒に活動しているメンバーの一人と錯覚しての、この点数です

今の携帯電話があって、すぐ連絡やメールが打てる時代じゃない・・・ならではの映画ですね。
ハッピーエンドじゃないんだけど・・・
夏、海、恋、青春だなぁ~。

織田裕二は優柔不断な役やらせたら天下一品ですな。 ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-17 13:37:08)(良:1票)

17.《ネタバレ》 当時中山美穂の存在がどれだけ崇められていたかは私には想像することしか出来ませんが、時代は超えられなかったようです。最初見始めたときからラストこういうことにラジオ使うんだろーなーとか思ったけれど、織田裕二が良かったからか迫力があり印象深いシーンではありました。あのシーンをやりたいがための設定だったのかも知れないですね。全体的には全然面白くありませんでした。 なこちんさん [DVD(邦画)] 4点(2010-12-19 06:10:47)


16.《ネタバレ》 意外なことに、「彼女が~」よりはよかった。冒頭とラストがもたらす切なさが、ベタとはいえ印象的なのです。回想がトンネルに始まりトンネルに終わるという様式美も、小技ながら効いている。ただ、それを支えるはずの登場人物の「日常」があまり感じられないのが残念(台詞と設定に多くが寄りかかっている)。あと、ラリー・リーの"Don't Talk"に+1点・・・したいところなのだが、その辺を出すのなら、全体的な選曲にはもっとこだわってほしかった。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-11-27 23:45:04)

15.《ネタバレ》  中山美穂の相当なファンで、封切当時はお気に入りの映画だったんですけど、
やっぱり月日が経つと駄目ですね。PVとしても及第点はちょっと。
 スキーとか宝探しはドキドキ感あったんだけど、ミニFMには、まるで。もともと法律の裏をくぐるためのせこいことをやってるだけで、それに会社の金つぎ込む非常識な男にも全く白けた気持ちしかもてなかったので、FMがつながろうがどうしようが別にって感じでした。
 (ホイチョイプロダクションの人達って、もとはサラリーマンだったみたいだけど、
仕事なんか結果が全てということは分かっていても、こういう感覚の人たちとあまり一緒に仕事したくないな。閑話休題)
 
 恋愛モードも今更感が強くて。
ただ、なんのかんの言っても中山美穂がすごく好きだった気持ちは忘れてないし、何と言ってもエンディングの真冬のサーファーがものすごく好きな曲なんで、あっさり切り捨てられない映画ではありますね。 rhforeverさん [ビデオ(邦画)] 4点(2009-12-27 11:20:57)

14.当時、中一の頃映画館でリアルタイムで観た時は心動かされるものがありました。今改めて観ると「?」な部分も多いですが…。この映画は青春時代のいい思い出です。 N.Y.L.Lさん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-03 16:29:51)

13.《ネタバレ》 ダサいですか?じゃあ、俺もダサいってことだ。ダサくていいじゃん。地方の高校も、湘南の学生たちも恋愛模様は同じなんだ。それが嬉しかった。ただ、音楽は「私をスキーに連れてって」でユーミンがぴったしだったので、日本のアーティストでふさわしいのがいなかったなら、洋楽で始めから終りまで占めればよかったのに。しかし、何だなあ、ホイチョイ3部作は自分らの世代には大事な作品だよ。アメリカには「セントエルモスファイアー」とかあるけど、日本には他にないでしょう。だから大事にしなきゃ。あの頃、確かに俺たちは盛り上がっていた! トントさん [ビデオ(邦画)] 5点(2008-06-24 23:35:43)(良:1票)

12.別所が海に落ちるシーンで大笑いしていた男の人がいたなぁ。
主人公世代ではないが、この頃のお兄さんお姉さんをまぶしく見てたガキンチョだったもんで懐かしさがいっぱいだった。そしてストーリーより何より選曲がたまんない。マイベストはゆる~い「キーラーゴ」と「HER TOWN TOO」。波の音を聞きながら、サンセットを見ながら聴きたい。ラストの砂浜のシーン、Yuming「真冬のサーファー」もイイ。とにかく音楽勝ちの映画。ダサさとクダラナさは大目に見てほしい。 さん [映画館(邦画)] 5点(2007-05-30 03:00:00)

11.モロに私と同じ年代を描いた映画だったので・・懐かしい~の一言。他の年代の人はあまり面白くないかもしれません、ピンポイント映画ですね。
織田裕二でなければもっと入り込めたかもしれません。ピンポイント映画にしてはキャスティングが惜しかったであります。でもLD持ってます!DVD化されたら買います。 5001stellaさん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-01 01:55:06)

10.それなりかな.. 「私をスキーに連れてって」にはかなわない... コナンが一番さん [映画館(邦画)] 4点(2005-06-03 12:27:52)

9.「彼女が水着に着替えたら」よりまだ見れた。現実的度合いが「私をスキーに連れてって」に戻った。でもしかし、三上を大きく上回る織田の優柔不断ぶりにはかなりイライラさせられるし、出てくる連中はみんなくさすぎるし、三角関係だか四角関係だかって展開もベタベタでこれもイライラする。織田裕二のファンか中山美穂のファンならOKなんだろうが..。 R&Aさん 3点(2004-01-21 18:15:37)

8.中山美穂がガングロで怖かった・・・<2015/12追記>久しぶりに再見したが、雰囲気を楽しむ映画なので中身がないのは仕方ないとしても、中山美穂は基本的に陰の女優なので、こういう海の女は無理があり、全く似合わない。顔を黒くすればいいというものではない。只管暗い。で、織田裕二の優柔不断はよいのだが、この組み合わせでは恋愛映画として全く盛り上がらない。松下由樹はよかったな。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2004-01-13 05:00:19)(良:1票) (笑:1票)

7.《ネタバレ》 突っ込みどころ満載。まず、中山美穂と松下由樹が黒すぎる。7年も片思いってゆう設定がありえない。最後の「好きだー」もダサイ。90年代のドラマとかって全部こんな感じだけど、90年代の人たちはやっぱこういうぐだぐだうじうじした恋愛ドラマが好きだったのでしょうか・・・とにかくださすぎる(笑) あしたかこさん [ビデオ(字幕)] 3点(2003-12-17 20:10:24)

6.これは、もうあるんですよ。同じ設定の映画が。たっくさん。だから全く楽しめない。ホイチョイはお手軽ムービーでねぇ。これを映画館で観ろというのは、きついっしょ! たかちゃんさん 3点(2003-12-08 18:31:13)

5.ホイチョイのパワーダウンなのか、自分が大人になったのか。この映画は前2作に比べノレなかったです。 亜流派 十五郎さん 3点(2003-10-30 11:10:47)

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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 5.00点
000.00% line
100.00% line
228.33% line
3520.83% line
4416.67% line
5520.83% line
614.17% line
7312.50% line
8312.50% line
914.17% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 3.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 2.50点 Review2人
4 音楽評価 7.66点 Review3人
5 感泣評価 1.00点 Review2人

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