みんなのシネマレビュー

カポネ大いに泣く

Capone Cries a Lot
1985年【日】 上映時間:130分
ドラマコメディヤクザ・マフィア小説の映画化
[カポネオオイニナク]
新規登録(2003-11-03)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2021-05-25)【イニシャルK】さん
公開開始日(1985-02-16)


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監督鈴木清順
キャスト萩原健一(男優)桃中軒海右衛門
沢田研二(男優)大沢鉄五郎
田中裕子(女優)蛸廼舎小染
柄本明(男優)桃中軒牛右衛門
チャック・ウィルソン(男優)アル・カポネ
樹木希林(女優)立川仙枝
加藤治子(女優)女房
梅宮辰夫(男優)堀久兵衛
峰岸徹(男優)親分・吉田
平田満(男優)乾分・寅吉
苅谷俊介(男優)乾分・近藤
ベンガル(男優)中国人
常田富士男(男優)周頭取
阿藤海(男優)銀行支配人
たこ八郎(男優)乞食の親分
原作梶山季之「カポネ大いに泣く」
脚本大和屋竺
木村威夫
音楽井上堯之
撮影藤沢順一
企画奥山和由
配給松竹
松竹富士
美術木村威夫
編集鈴木晄
録音福島信雅
照明大西美津男
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【クチコミ・感想】

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5.とにかく安っぽいだけ。わざとそういうふうにしているのでしょうが、それが何の効果も生んでいないというか、違和感しかないというか。
しかし80年代の〝意識高い系〟の日本人は、こういうものを見て「ゲージツだ」「斬新だ」とか言ってたのかな。「安っぽい」とか言うと、「お前はゲージツがわかってない」とか激詰めされたのかな。まあ今さら見る人は滅多にいないでしょうが、文化的に寒い時代だったんだなという気はします。
ただし、浪花節と現地のソウルが徐々にシンクロするシーンだけはよかった。同じ〝ソウル音楽〟だけに、洋の東西を超えて響き合うものがあるようで。 眉山さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2023-05-29 02:18:06)


4.一つ一つのシーンが、カットが、台詞が、演出が、すべて制作側の自己満足でしかない。それを2時間以上も積み上げられるタガの外れっぷりにも、逆に驚嘆する。意味があったのは、三味線を弾く田中裕子の静かな迫力のみ。ショーケンもジュリーも、よくこの趣旨不明な撮影につき合ったな。演技も何も求められてないのに。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2023-05-25 00:36:30)

3.トランプ遊びをしている加藤治子、そのつながらないカットの効果など、ワクワクしたのは最初のうち、なかなか本調子に入ってくれないままアメリカに行ってしまう。“部屋の中に真新しい盥”の図なんかいいんだけど、雰囲気の統一がないっていうか、たとえば『陽炎座』はわけ分からないながら「怨み」いうものに集中していたが、そういう軸が感じられない。日本人の意地とか、男を立てようという意気込みとか、さむらい論とかに拡散して、ジュリーのあっけなさ・ショーケンの無様さなんか清順的だとは思うが、今回はシナリオに『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』の田中陽造が加わってなく(田中はもっぱら相米と組み、次に清順とは『夢二』になる)『悲愁物語』の大和屋竺。清順映画ってシナリオなんかどうでもいいかと思いがちだったが、そうでもないんだな。監督に好き勝手させるには、それなりの線路を敷いておかないとダメらしい。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2013-07-30 09:46:37)

2.ショーケンの浪花節や河内音頭がなんかカッコいいです。田中裕子も流石の存在感がある。2人に比べジュリーは勝手にしやがれやカサブランカ・ダンディーの頃のボギースタイルなんだけど存在感、オーラが全然出ておらず残念。 亜流派 十五郎さん 4点(2004-05-17 00:21:00)

1.清順で何を選ぶか。難しい質問だが、あえて1本となると、私は迷わずこれを挙げる。ヒッチコックの「めまい」に似た、亡き女性への忘れられない、そして決してかなうことのない恋と、「突然炎のごとく」のような聖三角形。鬼気迫る、としか言いようのないショーケンが素晴らしい。もちろん清順である、一筋縄ではいかないことは百も承知で断言する。これは泣ける清順、男騒ぎの清順映画だ。 まぶぜたろうさん 10点(2003-12-03 21:36:00)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 4.80点
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