みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.とにかく安っぽいだけ。わざとそういうふうにしているのでしょうが、それが何の効果も生んでいないというか、違和感しかないというか。 しかし80年代の〝意識高い系〟の日本人は、こういうものを見て「ゲージツだ」「斬新だ」とか言ってたのかな。「安っぽい」とか言うと、「お前はゲージツがわかってない」とか激詰めされたのかな。まあ今さら見る人は滅多にいないでしょうが、文化的に寒い時代だったんだなという気はします。 ただし、浪花節と現地のソウルが徐々にシンクロするシーンだけはよかった。同じ〝ソウル音楽〟だけに、洋の東西を超えて響き合うものがあるようで。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2023-05-29 02:18:06) ★4.一つ一つのシーンが、カットが、台詞が、演出が、すべて制作側の自己満足でしかない。それを2時間以上も積み上げられるタガの外れっぷりにも、逆に驚嘆する。意味があったのは、三味線を弾く田中裕子の静かな迫力のみ。ショーケンもジュリーも、よくこの趣旨不明な撮影につき合ったな。演技も何も求められてないのに。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2023-05-25 00:36:30) 3.トランプ遊びをしている加藤治子、そのつながらないカットの効果など、ワクワクしたのは最初のうち、なかなか本調子に入ってくれないままアメリカに行ってしまう。“部屋の中に真新しい盥”の図なんかいいんだけど、雰囲気の統一がないっていうか、たとえば『陽炎座』はわけ分からないながら「怨み」いうものに集中していたが、そういう軸が感じられない。日本人の意地とか、男を立てようという意気込みとか、さむらい論とかに拡散して、ジュリーのあっけなさ・ショーケンの無様さなんか清順的だとは思うが、今回はシナリオに『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』の田中陽造が加わってなく(田中はもっぱら相米と組み、次に清順とは『夢二』になる)『悲愁物語』の大和屋竺。清順映画ってシナリオなんかどうでもいいかと思いがちだったが、そうでもないんだな。監督に好き勝手させるには、それなりの線路を敷いておかないとダメらしい。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-07-30 09:46:37) 2.ショーケンの浪花節や河内音頭がなんかカッコいいです。田中裕子も流石の存在感がある。2人に比べジュリーは勝手にしやがれやカサブランカ・ダンディーの頃のボギースタイルなんだけど存在感、オーラが全然出ておらず残念。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2004-05-17 00:21:00) 1.清順で何を選ぶか。難しい質問だが、あえて1本となると、私は迷わずこれを挙げる。ヒッチコックの「めまい」に似た、亡き女性への忘れられない、そして決してかなうことのない恋と、「突然炎のごとく」のような聖三角形。鬼気迫る、としか言いようのないショーケンが素晴らしい。もちろん清順である、一筋縄ではいかないことは百も承知で断言する。これは泣ける清順、男騒ぎの清順映画だ。 【まぶぜたろう】さん 10点(2003-12-03 21:36:00)(良:1票)
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