みんなのシネマレビュー

隠された記憶

Hidden
(Caché)
2005年【仏・オーストリア・独・伊】 上映時間:119分
ドラマサスペンスミステリー
[カクサレタキオク]
新規登録(2006-03-02)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2008-12-29)【xxx】さん
公開開始日(2006-04-29)


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監督ミヒャエル・ハネケ
キャストダニエル・オートゥイユ(男優)ジョルジュ
ジュリエット・ビノシュ(女優)アン
アニー・ジラルド(女優)ジョルジュの母
ダニエル・デュヴァル(男優)ピエール
ドゥニ・ポダリデス(男優)イヴォン
脚本ミヒャエル・ハネケ
撮影クリスティアン・ベルガー
製作ファイト・ハイドゥシュカ
製作総指揮マルガレート・メネゴス
ミヒャエル・カッツ
配給ムービーアイ・エンタテインメント
タキコーポレーション
美術エマニュエル・ド・ショヴィニ
クリストフ・カンター
衣装リジー・クリストル
字幕翻訳寺尾次郎
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【クチコミ・感想】

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2.ハネケ・マラソン第一弾(って、予算の関係から3作しか見ない予定ですが…)。
ミヒャエル・ハネケ監督とはこれが初めてのおつきあいです。噂には聞いてましたが、画面から常時放射される「映画圧力」は尋常じゃありません。「画面を見ろ! 画面を凝視しろ! 画面を注視しろ! 細部を見ろ! 全体を見ろ! 赤を見ろ! 茶色を見ろ! 黒を見ろ! 粒度を見ろ! 視線をたどれ!」という監督の声が絵になって聞こえてきます(途中から、旧レビュアーの某塾某氏を思い浮かべてしまったっすよ (^^;)。
しかし本作はストーリーの仕掛けが仕掛けなので、画面を凝視してないと本当に騙されてしまう。究極に素っ気無いオープニングタイトルが、まずフェイク。途中、フェイクと似たような構図が出てきたと思ったら、リアル。なので、だんだんコッチも本気になってきて、画面を凝視するようになります。すると、「おぉ! 黒いところに映り込みがッ! これはガラス越しの映像…すなわちリアルだッ!」…と理解できるようになってくる(この「犯人」は決してモノ越しに主人公を撮らない)。ちゃんと映像に法則性があるので、この微妙なゲームは大変楽しかったです。
さらに、キチンとゲームを楽しんだ観客はラストシーンの長回しにさりげなく紛れ込んだオチに気づく、というサービス精神旺盛なのか単なる偏屈爺なのかよくわかんないエンディングが待っていたりしますから、これから見るレビュアーの方々は心するのダ(まあ普段から映画見慣れてれば普通に気づくかもしれませんが…)。
ハネケ翁はドイツ魂の凝縮したようなオッサンなので、画面設計は相当にメカニカル。室内劇の部分は、映画というより演劇のロジックですね。この誠実さ、分析しやすさが、画面圧力をはねのけて映画と「戦う」だけの理性を引き出してくれます。「極めて左脳的な作品だった」というのがオイラのファースト・インプレッションでした。

●2010/11/23追記:
盗撮者の撮影する映像の厳格さに誰も触れてくれないのが悲しいなあ…。あと、ラストカットは多重解釈できるようになってるっすよ(少なくとも誰か「夢の続きかも」「あのシーン自体も盗撮の可能性が…」って指摘してよ~!)。 エスねこさん [映画館(吹替)] 7点(2006-07-29 19:05:54)(良:1票)


1.「衝撃のラスト」をやたら強調する宣伝コピーが多かったのですが、評価持ち上げすぎという感じです。意外なつながりが、伏線や深謀を感じるところがなく心が乗らなかった。この位のサスペンスでは、昨今の映画ファンは驚かないでしょう。
チューンさん [映画館(字幕)] 5点(2006-05-23 20:13:36)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 42人
平均点数 5.45点
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200.00% line
3716.67% line
4511.90% line
51228.57% line
649.52% line
7921.43% line
849.52% line
912.38% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.80点 Review5人
2 ストーリー評価 5.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review4人
4 音楽評価 8.66点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review3人

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