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リリイ・シュシュのすべて

All About Lily Chou-Chou
2001年【日】 上映時間:146分
ドラマ犯罪もの青春もの音楽もの小説の映画化ネットもの
[リリイシュシュノスベテ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-07-01)【イニシャルK】さん
公開開始日(2001-10-06)


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監督岩井俊二
キャスト市原隼人(男優)蓮見雄一
忍成修吾(男優)星野修介
伊藤歩(女優)久野陽子
蒼井優(女優)津田詩織
松田一沙(女優)神崎すみか
郭智博(男優)多田野雅史
勝地涼(男優)寺脇仁志
沢木哲(男優)犬伏列哉
杉本哲太(男優)レストランの中年男
市川実和子(女優)島袋
高橋一生(男優)池田先輩
田中要次(男優)恩田輝
上田耕一(男優)中古CDショップ店長
稲森いずみ(女優)星野いずみ
大沢たかお(男優)高尾旅人
鷲尾真知子(女優)パーマ屋の客
樋口真嗣(男優)オタク
伴杏里(女優)井沢紀子
馬場喬子(女優)遠藤佐知
細山田隆人(男優)佐々木健太郎
内野謙太(男優)仲貝弘和
田中丈資(男優)加藤
藤井かほり(女優)保健の先生
笠原秀幸(男優)清水恭太
五十畑迅人(男優)飯田侍典
原作岩井俊二
脚本岩井俊二
音楽小林武史
撮影篠田昇
プロデューサー橋本直樹(ラインプロデューサー)
制作永田琴恵(制作主任)
編集岩井俊二
録音柴崎憲治(音響効果)
滝沢修〔録音〕
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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184.《ネタバレ》 繊細すぎる!観ていてとても痛いです。
高校のときを思い出します。できれば高校のころに観ていたかった作品。
校舎にピアノの伴奏が鳴り響くのもまたとても繊細な空気を感じる。
ピアノの繊細な音色がとても良い。時間の流れ、空気を感じる。素晴らしい演奏です!
こういう作品って主人公がボコボコにされていると、
「本当に本気でやってるんじゃないの!?」とか思っちゃう。
うわっ、この作品、重い!
中学生っていうより高校生に見えます。
映像に惹き込まれる。だから僕まで痛いです。ヒドい。
もしかしたら、高校時代に「閉じていた人」ほど、この作品に惹き込まれるのかもしれません(ていうか僕が)。
不良役のリーダーの女の子が可愛いなあ!
あと、この作品に出てくる女性たちが不思議とエロティックな雰囲気を放っている。
あと誰もがもつ(?)子供時代、学生時代の少年特有の同性愛的な雰囲気も感じた。
星野君は嫌いじゃない(そりゃアンタ、チケット捨てちゃった件はヒド過ぎよ!)。僕も高校の頃にあれだけキレていれば、人生が変わっていたのかもしれない。
高校生の頃に「エヴァンゲリオン」と、この作品を観れなかったのが僕の人生の失敗だ。
窓から暖かな日差しが差し込んでいて、それがとても奇麗で、懐かしさを感じさせる。
それが遠い学園生活を想わせる。
僕はこういう学園生活を見事に描いた作品が大好きだ。
最後のほうの、面談室で先生が「なんか悩み事ある?」って、
そりゃクラス内であんだけの事が起こっていれば何も無いワケないでしょう!
「インターネットの文章」みたいのがとても「現代的」で、現代人の心の闇や葛藤みたいなものが効果的にあらわれていたように思います。
「ウソっぽくない」作品です。
そんなはずは無いけど、「現実」より「リアル」!?
まさか~、、、 ゴシックヘッドさん [DVD(邦画)] 9点(2007-12-04 02:11:38)(笑:1票)

183.自分にとっては映画というより実際に体験したことばかりがだったので、現実的すぎて暗くなったけど、すでに乗り越えてきた時代だったので重くはならなかった。中学時代は多くの人にとって地獄があったのではと思う。地獄の中にいるからこそ、抜け出したいと光を探すのだと思う。この時代を生き抜けたら、大人になっても大丈夫な気がする。 omutさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-10-31 14:05:57)

182.《ネタバレ》 実に面白かった。2時間以上の長い作品ですが、最後まで楽しめました。内容が欝になりそうな話なのですが、少年の心の葛藤が出ていて良かったです。しかし現実世界で、CDの大量万引きや窃盗があるとしたら怖いですね。田園の緑と暗闇での暗視撮影が同じ景色とは思えないほど印象的でした。 ペスカトーレ手塚さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2007-10-28 04:30:32)

181.《ネタバレ》 ●本作を見て「ただ不快なだけ」とか「全然リアルじゃない」という感想を抱いた方は、幸せな学生時代を送ったのだな、と思う。確かに本作のイジメの描写は、多少やり過ぎの感はあったにせよ、あのイジメが行われている時の空気感はうまく出せていたと思う。あの、早く抜け出したいのに抜け出せない、逃げ出したいのにいつまで経っても逃げ出せない、あの不安と絶望。聞こえてくる嘲笑。とてつもない屈辱。小学5年まで、ずっとイジメに遭ってきた自分は、それらは比較的リアルに再現されているなと感じた。●劇中で、イジメの描写以上にリアルだなと思ったのが、イジメに対する担任の対応。「犬伏君はもう学校には来たくないそうです。これはクラス全員の責任ですよ。今からクラス全員で話し合って下さい。」ハァ?ですよ。こんなもの時間の無駄。追いつめられた人間が登校拒否や自殺、あるいは麻薬にはまったりするのは、心に自分一人では抱えきれない、どうする事も出来ない重みがあるからだ。それを「クラスで話し合って解決しろ」だと?その重みをたかが話し合いで軽く出来るとでも思ってんのか?それでアレか、クラスで話し合って、ごめんなさい、ハイいいですよ、よし解決って寸法か?担任の教師たるものが彼らの重みと対峙させる手伝いを彼らにしてやらなくてどうする。適当に言っときゃ何とかなるだろ、これで私の仕事は終わりでっせ、てな根性がミエミエ。教師ってのは公務員である前に「『人』を扱う仕事」なんだぞ?キレてんじゃないか?●ラストシーン、音楽室で蓮見が久野と二人きりになるシーンに、絶望の中にかすかな希望を見たような気がする。劇中で、唯一リリィを聴いていない、すなわち現実逃避をしていない登場人物が久野である。彼女は辛い現実と対峙するだけの強さを持っている。決して逃げたりしない。蓮見が彼女と同じ部屋で二人きりになる事は、蓮見が彼女と同化すること。つまり同じくらいの強さを身につけたという事だ。彼もいずれリリィから卒業していくだろう。●この点数でいいのかどうか、現時点では分からない。本作はラース・フォン・トリアーやタランティーノの映画に見られるような、余韻にジワジワと脳が少しずつ侵食されていく映画。そうして少しずつ魅力が分かってきて、自分の中で高いポジションを持つようになってくる。上品な言い方をするなら、これから熟成させて作り上げていく、ワインのような映画かな。 ポール婆宝勉(わいけー)さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-07 17:26:51)(良:1票)

180.前半部分ばっさりカットしてもいいくらい・・・作品の半分が説明ってのは辛い。
見返す時は蒼井優登場あたりから観ることが多いです。 カラバ侯爵さん [映画館(邦画)] 7点(2007-07-17 08:10:50)

179.岩井俊二映画特有の映像の美しさが非常に印象的な作品。ストーリーが何とも辛すぎる設定の為、映画の世界には入り込めなかったし、時間も長すぎた感があったけど、何故か何度も見てしまいました。沖縄のシーンが好きです。あと、最後の吹奏楽部が演奏するシャブリエの「狂詩曲スペイン」のヘタクソさがなんとも印象に残りました。【更新】映画を見てから数年経ち、久しぶりに映画を見返した後、小説を買いました。そこには映画では説明されていない後日談の世界や、主人公の母親の再婚話など、重要なエピソードが多数あり、どうしてそこを端折ったのかがわかりませんでした。チャットの世界の描写も少なく、青猫の描写や主人公との関係についてもっと描いて欲しかった。原作を読んで評価がこんなに下がるとは思わなかった。7点⇒5点に変更。 Fukkyさん [DVD(邦画)] 5点(2007-05-09 02:55:40)

178.悪くはないのですが、うまいこと14歳の危うさを表現してるとは思いますが、あまりに救いがなくって。でも同世代のときに観てたら素直に高得点をつけたと思う。 ぷりしら19号さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-05-07 00:52:44)

177.《ネタバレ》 最近かわいいと思った蒼井優や伊藤歩の役が悲惨な事になってしまって悲しい(>_<) 最近のイジメをリリィ・シュシュの歌にのって淡々と進んでいく様が物悲しい…あんまり共感出来なかったので世代が違うのかなぁ。。老けた自分が1番悲しかったり(苦笑) うさぎ大福さん [DVD(邦画)] 4点(2007-01-30 22:12:54)

176. もう5年も前になるのか。劇場の大きなスクリーンに映った田園の緑、青空に舞うカイト、葬列の赤が、今でも目に焼きついている。

 思うに、この映画においてストーリー云々はどうでもいい。キャッチコピーにある「14歳のリアル」なんかもっとどうでもいい。現実にはなかったけれど、でもこうあってほしかった、こうあってほしくなかった、そんなシーンの断片。 小塚さん [映画館(邦画)] 10点(2006-12-21 18:33:17)(良:1票)

175.《ネタバレ》 この作品(というかこの監督)に関してはレビュー点の付けようがないなあと思ってずっと避けてたんですが、レビュー500本近くなってきたので踏み込もうと決意。もう何度も観てる作品なんですが、「映像だけで作品を語れる術」を持っているのは、北野武と岩井俊二だけだと思います。セリフや音楽一切無しでも魅力的な映画を魅せられるのは実力だと思いますし、素人のようなカメラワークは、逆に見ている側もまるでそのコミュニティにいるかのような錯覚を感じさせます。この作品も、まるで現在のいじめ社会を象徴するかのようなリアリズムで観ていてとっても痛いのですが、田舎の綺麗な風景と残酷なまでのイジメ、逃げられない中学生という狭いコミュニティでの窮屈さと、田園の中で目をつぶり、リリィ・シュシュの音楽を聴きながら現実逃避する対比。マジメで優等生で男子にも人気のある伊藤歩演じる生徒がレイプされ丸坊主になったり、岩井監督映画の象徴とも言うべき蒼井優演じる女性も、売春を繰りかえしながら必死に自分の存在意義を求める。灰色の日発足後(犬伏の前でナイフを見せた教室のあの日)忍成君演じる星野の世界になった灰色を、最後は市原君演じる蓮見が、同じようにライブ会場外でナイフで決着を着ける。全てがリアルであり、それでいて無味乾燥な映像に、もう数回観てるのにまた胃が痛くなりました。とは言ってもこんな作品、他の実力の無い映画監督ではとても撮れないし、この監督特有の、まるでカメラの前に霧をかけたかのような「残酷なメルヘン」の世界は日本に留まらず海外での評価も肯けます。わざと嫌悪感を持たせる作品ながら、役作りとは思えない登場人物のセリフ回しも相まって、本当のリアルがここにあるんだなと今回も感じました。いじめや理解の無い大人の多い世界に苦しむティーンエイジャーにとって、この作品のように、共感できる歌手に救いを求められたら、不幸中の幸いだと思います。ラスト、まるで市原君が首をくくって自害したかのように見せるカメラワークは、岩井監督としては希有なユーモアセンスある演出を感じました。 まさかずきゅーぶりっくさん [ビデオ(邦画)] 7点(2006-12-17 19:53:37)

174.岩井俊二監督の独特の世界観は結構好きですが、反面この撮影の方法は抵抗があります。
この作品に関しては非常に観ていて辛い場面が多く、もう一度観たいとは思いにくいのですが、だからこそ強烈なリアリティを持つ作品だと思いました。
最近めっきり大人になってキレイになった蒼井優ちゃんを見て、お客さんになりたいと思う男性陣は沢山いらっしゃるのでしょう・・・。 憲玉さん [DVD(邦画)] 6点(2006-12-14 00:43:52)

173.観ている間、ずーっと嫌悪しか感じないのに、惹きこまれてしまう不思議な映画でした。10代の少年少女の残酷さを如実に表していたと思います。一人の級友をよってたかって狡猾にイジめ、いじめられっこはネット上でしか本音を語れない。現代っ子って、グレてない子でも不良っぽい言葉で話してる。違いますなら「ちげーよ」とか、かっこいいなら「カッケー」とか。みんな使ってるからとか、カッコイイからとか、使うことが高校生のステータスみたいになってしまっている。自分の痛みには気づいているのに、人の痛みには無頓着な残酷さ。僕の学生時代よりもさらに人間らしさを失っていて、正直、こわいです。一方でいじめっこの星野の心の闇も垣間見え、イジメは決してなくならないという絶望すら感じてしまう。嫌悪感しか感じなかった人は、人生や友人に恵まれている人なのかもしれない。最後まで観てしまったということは、僕にもそういう面があるってことだと思う。音楽が繊細でとても良かったです。 どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(邦画)] 8点(2006-05-26 20:10:16)

172.こういう映画大好き、と言うと性格を疑われてしまうかも知れないけど、こういう映画好きです。吐き気がするけど。星野が田園で叫ぶシーンがどこか悲しく、とても印象に残りました。 ヴィンさん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-29 00:48:23)

171.見終わったあと、厭世的な気分になりますね。中学生の日常生活に潜む救いようの無いダークな世界と、非常に透明感のある美しい映像と音楽がとてもマッチしていて惹きこまれていきます。

この作品の映像は、我々の中にある心象風景に非常に近い感じがしてとても心地良いですよね。特に最後のエンドロールのところは素晴らしいです。
TMさん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-16 21:00:58)

170.《ネタバレ》 14歳のころ、世界は狭く、ほんの小さな出来事にも翻弄されていた。陰湿ないじめが描かれているが、それにより浮き彫りにされているのは「どこにも逃げ場のない閉塞感」だ。自殺や殺人は絵空事ではなくいつそうなってもおかしくない「リアル」だったんだ。主人公・蓮見の唯一の逃げ場が「リリィシュシュ」という歌手。「リリィ」がどれほどすごいかを観客を知ることはできない。ネット上で語られる「リリィ論」はどれもあいまいで感覚的で薄っぺらだ。「リリィ」はマスコミなどによって作り出される一過性の偶像の象徴にも思える。そんな薄っぺらな「リリィ」に対して蓮見は「リリィだけがリアル」という。蓮見にはそんな薄っぺらな「リリィ」だけしかないのだ。それ以外のものは蓮見にとってリアルではないのだ。いじめる側の星野もまた「リリィ」だけに逃げ込んでいる。星野自身も追い詰められている点は同じで、そこから逃れようという気持ちが「他者への攻撃」となっている。いじめをしても星野はまったく救われていない。ネット上だけでふたりは分かりあっている。「リリィ」は久野から星野、星野から蓮見、そして蓮見から津田へと伝えられる。最後に「リリィ」にすがりついているのは津田と星野と蓮見の3人。久野が「リリィ」を聞くシーンはない。現実に対峙した久野には「リリィ」は必要ないということ。久野だけがこの映画の中の唯一の救い。。





承太郎さん [DVD(吹替)] 7点(2006-04-10 00:46:21)

169.映像美と、ちょっとした中学生同士の会話(ラーメン食べてるシーンとか)は演技というより素って感じで良かった。カメラワークも好きな感じ。ただ、これは監督さんの自己満映画ですね。ニュース沙汰になる少年少女の非行を寄せ集めた感じで、「やりすぎ」としか思えないです。だから共感もできなかったです。私は中高女子校育ちなんで世間知らずだと思いますが、普通の公立中学生ってあんなに悲壮感溢れんばかり・・・ではないですよね? 69さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-03-15 17:24:54)


168.《ネタバレ》 自尊心をズタズタに切り裂かれた少年少女の姿が実に重い・・・。陰湿な犯罪集団がクラスを仕切っている悲劇です。現代社会でも見られる光景。鑑賞しながら、星野を刺し殺した時にカタルシスを感じた人は多かったと思う。こう行かなければ救いようないですものね。もう無理矢理に学校へ行く必要のない時代なのでは・・と感じてしまう映画でした。


チューンさん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-06 16:45:23)

167.《ネタバレ》 こういう救いの無い映画は見た時間を返せと言いたくなる。 MIDさん [DVD(字幕)] 3点(2006-02-12 04:57:09)

166.《ネタバレ》 悲劇的な内容を叙情的に描いていてとてもよかった。伊藤歩ファンとしては少々つらかったですが。 アンダルシアさん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-31 23:18:29)

165.《ネタバレ》 心理描写などがリアリティな為、見ていて疲れてしまった。絶望的な話の展開…どうも好きになれない。 湘爆特攻隊長さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2006-01-31 22:08:39)

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【点数情報】

Review人数 224人
平均点数 6.11点
094.02% line
162.68% line
2135.80% line
32410.71% line
4146.25% line
5229.82% line
62912.95% line
7229.82% line
82712.05% line
92511.16% line
103314.73% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review7人
2 ストーリー評価 5.25点 Review12人
3 鑑賞後の後味 3.93点 Review15人
4 音楽評価 8.60点 Review15人
5 感泣評価 6.20点 Review5人

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