みんなのシネマレビュー

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

SENNA
2010年【英】 上映時間:108分
ドキュメンタリースポーツもの
[アイルトンセナオンソクノカナタ]
新規登録(2010-10-26)【たくわん】さん
公開開始日(2010-10-08)


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音楽アントニオ・ピント
製作ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ワーキング・タイトル・フィルムズ
製作総指揮デブラ・ヘイワード
リザ・チェイシン
ケヴィン・マクドナルド[監督]
配給東宝東和
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【クチコミ・感想】

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7.《ネタバレ》 F1には全然興味がなくて、セナについてもブラジル出身の偉大なレーサーで事故死した…くらいの知識しか無かったため、なかなか楽しめた。セナvsプロストのライバル関係が熱い。これは盛り上がるの当然だな。その後の時代はシューマッハが強すぎてつまらなかったみたいだから、セナ、プロストの時代をリアルタイムで見ていた世代が一番だね。FIAの会長がフランス人で、同じフランス人のプロストを優遇、セナは厳しい条件で戦わされたりもしたが、それでも勝つところがヒーローなんだろう。でもウィリアムズ移籍後は「タッチ」の和也が死ぬ回みたいな妙な空気になってて悲しかった。そしてセナ死亡の一報を伝えるメディアとして、日本の映像が長々使われたのはびっくり。フジテレビ三宅アナとか若い…。 リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-20 21:45:51)

6.映画ではない。セナを利用してF1宣伝してるのが見え見え。内容が当時のスポーツファンなら誰でも知ってるような映像、話の継ぎ合わせ。Youtubeで「セナ」検索し自動再生使って観たほうがマシ。それとみんなが言ってるように、全体的にあるプロスト=悪を全面に押し出す構造。
特に印象的なのが1990年日本GPのドライバーズミーティングの場面。あれはピケが安全面をしっかりしてくれとFIAに要請してるだけの場面だが、あたかもプロストの汚い仕業という感じで彼の顔が何度も映る。この編集にもの凄く悪意を感じた。
カップリさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-24 07:45:48)(良:1票)

5.《ネタバレ》 セナが生きていた頃は それはもう完全なアンチセナでした。

しかし あの事故で一つの時代が終わったことは間違いないと思っています。

ファンにもアンチにも大きな存在でした。

そんな彼のドキュメンタリー映画が製作されると言うので楽しみにしていたのですが・・

内容は、あの頃熱心にF-1を観ていた人、色んな書籍を読み漁った人なら誰でも知っているような事ばかりだし、プロストとの確執については、故意にプロストを悪者にしている様な気がして、これならフジテレビがやっていた 総集編でも良いかなと思ってしまいました。

そして、あくまでもセナファン向けの作品でした。当たり前ですが。


まんせるさん [DVD(字幕)] 4点(2011-11-08 21:03:54)

4.《ネタバレ》 良かった・・セナの魅力がとてもよく出ていた。確かにセナ寄りの内容だからプロストには可哀そうな映画(2度目の接触はセナの故意だった事実など)ですが、セナの登場の衝撃と速さ、魅力といったものは感じられた。特に日本人はセナが好きだったからなあ。 東京ロッキーさん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-29 14:48:39)


3.《ネタバレ》 あたしは当時、セナに偏ったフジテレビのF1中継に嫌気が差し、F1を離れた身なので、セナの功績は認めるものの、それほどセナに思い入れが無く、この映画に対しても達観して観ることが出来たと思っています。
映像としては予想以上にFIAの公式記録映像以外の映像があって、面白いと思います。
かなりセナ寄りのドキュメントになっていて、特にセナに熱狂的だった母国ブラジルの放送局と日本のフジテレビの映像を象徴的に扱っている部分は大変に興味深いです。セナのファン、セナを知らない人はこうした映像を見せ付けられたら、間違いなく引き込まれるでしょうね。
同時に、編集操作がとにかく上手くて、プロストのセナに対する発言、セナに批判的であったピケの発言や、ジャッキー・スチュワートとの有名なインタビューを入れる事で、セナの考え方の危うさや、精神性なんていうものも皮肉的に見せる所は面白く、さらにセナの死に至るまでの経緯についても、その前段として車の電子化に対する苦言を入れるなど、半ば皮肉にも取れるような映像の重ね方をして、この辺のバランスは上手いな、と思いました。
反面、分かりにくい部分も沢山あって、その典型がプロストとの確執の部分でしょう。
ここに関して言えば明らかにプロスト非難と取れる映像しか使用していなくて、特に90年の日本GPでのリタイヤ劇では一見するとセナには全く過失が無いどころか、ある意味悲劇の勝者という様な扱い方をして、さらにプロストの攻撃的な発言を重ねて悪者に印象付けています。
そうした編集をしておきながら、ラストにセナ財団の管財人としてプロストの名を出すのは、見ている側に不自然さを残す結果となっています。申し訳ない程度にこうしたフォローを見せるぐらいなら、あと数分尺を伸ばして、セナとプロストの最後の公式的な会話やセナへの追悼コメント(これらはマスコミの情報として残っている)を加えるだけで、もっと大きな意味を見出したと思うのだけど、そうしなかった理由がさっぱり分かりません。
あたしみたいに多くの情報を集めた上で分析的に映画を見る人は稀有だと思いますが、セナの実像を捉えるという意味でのドキュメンタリーを期待してたあたしとしては、よく出来たドキュメントではあるけど、十分では無かったと言わざるを得ないので、少々厳しく採点させていただきました。
奥州亭三景さん [映画館(字幕)] 6点(2011-01-12 13:04:34)(良:1票)

2.《ネタバレ》 FIの中継があっても今までほとんど見たことはない。セナ・プロスト時代、シューマッハ全盛時代には見向きもしなかったが、中嶋やカムイの影響もあってか、最近は結果を軽くチェックするというレベルになっている。アイルトン・セナについてはある程度の知識はあったが、それほど深い思い入れはなかった。しかしながら、あまり知らないからこそ、伝説的なドライバーである彼のことをもっと知りたいという思いがあったので鑑賞することとした。
鑑賞してみて良かったと純粋に思える作品だ。ドキュメンタリー作品としてはかなり素晴らしいデキとなっており、セナに対する“思い”や“魂”が込められている。本作からは一瞬も目を離せないほど“濃厚”な作品に仕上がっているだけではなくて、非常に分かりやすい。FIにそれほど興味がない自分でも面白いのだから、マニアにとっては相当のものだろう。
アイルトン・セナをただ単に美化して賞賛するのではなくて、栄光と挫折、チャンピオンへの重圧と苦悩、ブラジル国民からの期待そして孤独を描き切り、彼の人生を浮き彫りにしている。栄光というよりも苦悩の日々が多かったような作りとなっている。人間業とは思えない華麗かつ自信満々の走りで光り輝いていた80年代とは変わり、34歳とは思えない疲れ切ったサンマリノでの表情が、本作を観た者の心に刻まれるだろう。本作で締めくくられた彼の最後の言葉からもよく分かるようになっている。政治も金も関係なく、純粋にレースを楽しんでいたカート時代を懐かしんでいるセリフが印象的だ。
FIの表と裏もきっちりと描かれており、FIをよく知らない自分としてはFIに対する見方も変わった。華やかにみえるレースもドロドロとした政治やビジネスの世界にまみれており、セナというブラジル人は格好の標的となっている。最近も分裂騒動が起こっていたので、政治的な世界であることは分かっていた事だが、改めて映像で見ると、それに巻き込まれる彼の苛立ちがよく分かる。“走り”で周囲を黙らせることもできたが、それだけではカバーできない時代に突入していくことも悲劇的だ。
また、最大のライバルであるプロストにも焦点があてられている。
お互いにぶん殴りたいような相手ではあるが、チャンピオンとしてお互いの気持ちも理解できる理解者でもあったのだろうか。複雑な気持ちではあるとは思うが、彼を失って悲しむ気持ちに偽りはないだろう。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2010-10-30 17:50:25)(良:1票)

1.《ネタバレ》 まずはじめにお断りしておきたい。私は70年代後半からF1に興味を持ち始め、87年から始まり日本のバブル景気と共に最大の盛り上がりを見せた「F-1ブーム」の真っ只中を過ごした人間である。
当然、「アイルトン・セナ」という不世出且つ希代の名ドライバーに対する思い入れ度は自分で書くのもなんだが並々ならぬ物が有り、94年にセナが天に召されてから世に出てきた刊行物・映像はほぼ制覇している。
因って、意識せずともレビュー内容がかなり偏った内容になってしまうかも知れない。まずこの点をご容赦頂きたい。
【本文】本作は非常に良く出来たドキュメンタリー映画と言えるだろう。
まだ無名のカート時代からF-1の頂点に昇り詰める迄を淡々と追う構成ながら、セナという人物だけでなく、常に危険と隣りあわせのモータースポーツそのものへの憧憬や儚さをも感じさせる作風となっている点を高く評価したい。
また、日本では余り見る機会の無いブラジルのTV番組出演時の模様等を見る事が出来るのも貴重と言える。
個人的には90年日本GP、スタート直後にアラン・プロストという狡猾なライバルの車両とクラッシュする形で年間王者を決めた際のセナ本人の表情に改めて胸が締め付けられた。
それは30代前半とはとても思えない程に疲れ・憔悴しきった顔であり、F-1という巨額の富と欲望が蠢く自分とは本来無縁の世界に結果として図らずも魂を売ってしまった自分自身に戸惑っているかの様に思えた。
運命の94年サンマリノGP、スタート直前のセナの表情はとても数回の年間王者を獲得した希代のドライバーのものとは思えぬ程の苦渋に満ちており、没後16年を経た今でも涙無しでは見られない。
世界の頂点を複数回極めた後で最良のレースとして思い返すのが、何の政略も私利私欲も無く、ただ純粋に自らの走りの限界を追い求めていた無名時代のカートレースで有る事の皮肉。誰よりもセナ本人に取ってこんな悲しい事が有るだろうか。
少なからずF-1やセナという人物に少しでも興味が有るならば、是非鑑賞の機会を作って頂きたいと自信をもってお薦めしたい。
最後に、本作作成~公開に携わられた皆様にこの場をお借りして感謝申し上げる。

たくわんさん [映画館(字幕)] 10点(2010-10-27 13:17:06)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.00点
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100.00% line
200.00% line
300.00% line
4114.29% line
500.00% line
6114.29% line
7342.86% line
8114.29% line
900.00% line
10114.29% line

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