みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
52.今のところ0点を付けておられる方と9点を付けておられる方がいらっしゃらないようですので、どちらにしようか迷ったのですが、9点にします。というのは勿論ウソですが、実際、評価が分かれやすい映画かとは思います。私も初めて見た際はそれなりに戸惑いを感じましたが、それはおそらく「『用心棒』をリメイクする以上は、どうかヘンな作品になってませんように!」とか妙なことを願いながら見ちゃったからで。いや、ヘンな映画、上等じゃないですか。どうアレンジしてくるか、という楽しさ。そもそも、仮に元映画をそのまんまリメイクで踏襲したらなば、それはリスペクトと言えるのか、それとも「作り直しの必要あり」という挑戦的なメッセージなのか? ブルース・ウィリス演じる主人公、いまいち何がやりたいのかよくわからんのですが、その点に関しては元の『用心棒』だって、主人公の桑畑三十郎は飄々とするばかりでつかみどころのない存在。こういう謎めいたところがリメイク作としての可能性にも幅を持たせているような気がします。元映画のいかにも乾ききった舞台、そして最後の決闘。いかにも西部劇っぽいから、いったんは西部劇にパクられて新たな世界を繰り広げた訳ですが、今度はこうやって、ハードボイルドの側面を先鋭化させたギャング映画の世界として生まれ変わる。 映画全体がくすんだ色合いで描かれていて、いかにも非現実の世界を感じさせます。三文小説の世界、といってもいいかもしれませんが、とにかく現実感を削ぎ落したハードボイルド。どの登場人物に対し好感が持てる訳でもなく、ある意味、不毛ともいえるようなやりとりが続いていく。この一歩突き放したような「どうでも良さ」加減、初見時こそ戸惑いを感じたものの、今では本作の魅力だと思ってます。ジワジワと引きこんでいく感じ。 そこに、80年代のウォルター・ヒルの、「バイオレンス監督」という誤ったイメージ(?)の残り香みたいなものも感じさせる派手な銃撃戦が織り込まれていて、ブルース・ウィリスが二丁拳銃をぶっ放しまくれば、撃たれた敵はあり得ないくらい後方にぶっ飛んでいく。実際には銃弾で人間がぶっ飛んだりはしませんからね~。しかしこの、ケレン味が嬉しい。 成功作かと言われると、なかなかハイとは言いづらいのですが、独特の魅力が詰まったユニークな作品であることは間違いないと思います。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2023-07-02 08:26:41)(良:1票) 51.意外と西部劇も悪くなく拳銃を持つ姿が凛々しい。 【TERU】さん [ブルーレイ(吹替)] 3点(2023-04-03 21:49:32) 50.2018.05/03 BS鑑賞。セピア色の背景で男のロマン、生き様を強烈に演出し一人称の語りをベースに展開。カッコ良い出だし。でも途中であっと驚く黒澤明の「用心棒」をもとに「椿三十郎」がチラホラ。びっくりした~リメイク版だったようですね。「荒野の七人」は良かったがこちらはただただ撃ちまくり己には銃弾が当たらない設定。ちょっと無理筋が残念。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-03 23:54:27) 49.おっ黒澤明だ!ウォルター・ヒルだ!んでもって当時人気絶頂のブルース・ウィリス 主演!! と期待していったら、共倒れだった印象。主人公が用心棒に比べるとなんかせこい。 【いそろく】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-04-02 20:19:46) 48.《ネタバレ》 ○分かりにくいわけではないが、もっとわかりやすく肩入れしやすい状況を作っても良かったかな。オリジナル「用心棒」のような爽快感などは全くなし。○がんアクションは銃声含めこだわっていたように感じた。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-10-18 01:13:22) 47.《ネタバレ》 評価ひっっく!まじですか。 ・・・と思ったら、なるほど、これはリメイク作品なのですね。完全にオリジナルだと思って見ていました。 だからなのかはわかりませんが、私は凄く面白かったです。ブルース・ウィルスのお手本のような、それでいてちょい悪風なヒーローっぷりが最高にかっこいいです。こーゆーキャラ大好きなんですよね! そんで、無敵に見せかけておいて、中盤でぼこぼこにされるとか、実は腹に1発くらっていたとか、適度なピンチっぷりが雰囲気を盛り上げてくれるじゃないですか。 ジョン・スミス(ブルース・ウィリス)と酒場の店員と、保安官と女性三人、これ以外の登場人物をきれいさっぱり消しちゃったのもすっきりしていて爽快です。ちょっとずつ街から人がいなくなっていく様子も良い。車の修理屋がいなくなり、最後は棺桶屋っていうのがほんとに良い。祭の終わりって感じですね。 オリジナルを知らないがゆえ、私にとっては今作がオリジナルとなりました。ですので、あくまで今作を観た感想のみでのレビューです。面白かったですか、って聞かれたら、間違いなく面白かったです。久しぶりに期待を超えてくれた作品です。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-02 10:14:15)(良:2票) 46.《ネタバレ》 主人公が何の目的で戦っているのかがよくわからないし、悪党のワルぶりも足りていません。さらにはキャラクターの戦力描写も不適切であり、銃を持たせた時の主人公が最強すぎて、彼が二つの組織の間をコソコソと動き回ることが無意味に感じられてしまいます。実際、クライマックスではたった一人でヤクザの拠点に殴り込んで、全員を射殺してしまうわけだし。だったら最初からそうしろよと思ったのは私だけではないはず。そもそものミスとして、謎の男であるはずの主人公に映画のナレーションをさせてはいけないでしょう。彼は、どこで何をしてきたのか分からない、何を考えているのかも分からない男でないといけないのに、ナレーションでその心境がご丁寧に説明されてしまうのでは、ダークヒーローに必要な神秘性というものが失われてしまいます。。。 ウォルター・ヒルは黒澤明やセルジオ・レオーネに対して敬意を払いすぎるあまり、本作では完全に調子を狂わせてしまったようです。オリジナルにあった要素を自作にも反映させようとしたために、作品全体のバランスが崩れてしまったのです。彼はオリジナル脚本でこそ光るタイプのクリエイターであり、他人のふんどしで相撲をとることは出来なかったようです。とはいえすべてがダメというわけではなく、ヤクザの女が耳を削がれたり、主人公が半殺しのリンチを受けたりする中盤のバイオレンスはなかなかショッキングだったし、そこからペースを上げてクライマックスへと突入していくテンポの作り方も良く、バイオレンスの巨匠の面目はある程度保たれています。また、『フェイス/オフ』が世に出る前年において、二丁拳銃によるアクションをかなりの完成度で披露した辺りのセンスの良さも評価すべきであり、本作は決してダメな映画ではありません。。 ただし、この映画で6,700万ドルは使いすぎですが。同年公開の『インデペンデンス・デイ』『ザ・ロック』の製作費が7,500万ドル、『セブン』に至っては3,300万ドルで作られている中で、狭い舞台で登場人物の数も限られている本作の製作費の割高感は突出しています。どこに大金が使われたのかを推測しながら本作を見れば、意外と楽しめるかもしれません。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-06-25 01:34:54) 45.《ネタバレ》 ハードボイルドに仕上げようとする意図は理解する。しかし、「用心棒」が評価される理由、国民性などではない見解の相違に伴う故のリメークの意味が分からない。言い切るが、三十郎はもっと愛されないと。極端だけどピーターパンとかメリーポピンズのように去られると、とてつもなく寂しくなる存在でなければ。最後の「あばよ」が無いのが致命的なのである。 【monteprince】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-04-20 01:34:24) 44.《ネタバレ》 元ネタの「用心棒」は好きだし、この雰囲気も嫌いじゃない。でも、なぁんか「面白かった!」と思えないのはなぜだろう? 徹底してハードボイルドをやろうとしているのは分かるんだが、その気負いが逆にぎこちなさになってしまってる。黒澤-三船の飄々とした趣は無く、みんなナンか力んでるんだよなぁ。どなたかが、ウォーケン一人ノリが悪いと書かれてるけど、私は逆だと思う。ウィリスをはじめ、みんなが力み返ってる中で、ウォーケン一人が良い意味で力を抜いた芝居を楽しんでるように思えた。ただ、ウィリスの場合、ハードボイルドアクションの多い彼のキャリアから考えると、やっぱりこの芝居は不自然なわけで、となるとウォルター・ヒルの演出なのか? ま、ナンにせよ、あと一歩って感じで非常に残念な映画。 【TERRA】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-06-06 21:50:31) 43.ウォルター・ヒル、ブルース・ウィリス、クリストファー・ウォーケンと非常に良いスタッフ・キャストがそろいました。ウォルター・ヒルが往年の輝きをちょっとだけ取り戻した感じのした作品です。物量にものを言わせる銃撃戦は私好みなので満足して見ました。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-03 12:32:05) 42.《ネタバレ》 なんだこりゃ…。見ていてダレるし、見終わった後、ため息がでる作品でした。もう2度と見ないでしょう。 【湘爆特攻隊長】さん [地上波(吹替)] 1点(2006-01-29 11:13:05) 41.《ネタバレ》 ウォルター・ヒル監督。好きなんですけどねぇ。最近は全然ダメですね。ウォーケンの死に方もあっけないもんだったしな~。頭に残ったのはウィリスの持つガヴァメントのナイスな動きのみでした。ウェスタンでガヴァが使われるのって珍しいですよね?僕は「ワイルドバンチ」ぐらいしか思い出せません。他にもあるのかなぁ? 【和魂洋才】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-17 17:36:58) 40.「用心棒」をほぼなぞる形のリメイクではあるが、元作の用心棒が良く出来ているだけに評価は難しくなる。けど、レンタル料金分は楽しんだ。そこそこ面白い。まあ、これも元作の脚本が優れているからなのかもしれない。しかし、役立たずの用心棒を三十郎が逃がす場面を、娼婦や情婦でリメイクされても「それはちょっと違うんじゃない?」と思ってしまう。 【クルイベル】さん 6点(2004-11-01 09:23:57) 39.用心棒と比べてしまうとなんですが、まあ西部劇のアクション物として見たら、そこそこ楽しめました。自分も含めてそうですが、原作への思い入れによって評価って変わるんですよね。それを見比べるのも楽しいですね。 【tantan】さん 6点(2004-09-14 00:37:36) 38.「用心棒」は未見です。でもいろいろ言いたいことがたくさんある作品です。あのね、演じている役者だけがノリノリで面白がってやっている、一方通行って感じ。ウォーケンだけノってないみたいね。禁酒法時代のギャングの抗争を埃っぽいテキサスに持ってきたわけだけど、これどうなんでしょう。三つ揃いを着たギャングには、冬の都会の暖房の蒸気と濡れた歩道という背景があったほうがやっぱりいいなあ。そしてブルース・ウィリスなんですが、いい人なのかマヌケなのかセコイやつなのか、何だったんでしょ。ハードボイルドに決めようと、必死で眉間にシワをよせているブルース、それがなぜかだんだん可笑しく、可愛らしく思えてきた。いくら眉間にシワ寄せても、隠しきれないやんちゃ坊主みたいな愛嬌があるのね。これはコメディだったのかもしれないという結論に達して見終わった次第です。でもブルース・ウィリス、クリストファー・ウォーケン以外の役者が地味すぎ!せめて酒場の経営者はもっと個性的な俳優にするべきだ。ブルースの一瞬きわどかったすっぽんぽんにプラス1、いや2点あげちゃお。 【envy】さん 5点(2004-09-13 09:34:24) 37.絶えず、渋く眉間に皺寄せてるブルースウィルスといい、舞い立つ砂埃といい、痛いバイオレンスシーンといい、オリジナルに敬意を抱いてるのはわかれるし、ちゃんと撮ってるし、頑張ってるんだけどな・・・・。どなかたも指摘されたように、モロにハードボイルドを意図した演出が仇になってると思う。オリジナルは、結果として完璧なハードボイルドになってるが、こっちはハナからそれを意図してるところが大人と子供の差がある。残念な作品。ライクーダーの音楽は良かった。 【ひろみつ】さん 5点(2004-06-13 11:19:03) 36.ブルース・ウィリスの主演って、「ジャッカル」にしても本作にしても、リメークものっってダメですね。黒澤の「用心棒」のリメーク数ある中で、本作は、私の中では、ヴァンダムのと同レベルの評価ですね。やたらにハードボイルドを意識している演出が、逆効果だった気がします。 【オオカミ】さん 5点(2004-05-16 20:47:34) ★35.《ネタバレ》 完全オリジナルでコノ出来だったら意外と5~6点はつけたかもしれないが、流石に「用心棒」プロットをコレだけベタになぞられちゃ無理ってモンだ。リメイクがオリジナルを超えるにはスタッフ一丸となって時間差アドバンテージをフルに活用する気概が不可欠なのに、何じゃ?このスリルもサスペンスも無い腑抜けたドンパチ映画は。クリストファー・ウォーケンが仲代っぽい役だが、マシンガン乱射しか能が無いアフォで卯之助の凄みには程遠い。B・ウィリスの二挺拳銃にも何か違和感を拭えず。悪いが志の低さと安易な制作態度にマイナス8点! 【へちょちょ】さん 2点(2004-05-16 19:22:03) 34.単なるアクション映画になっている。監督さんもっと勉強を・・・ 【ボバン】さん 4点(2004-04-22 23:53:31) 33.血なまぐさ、残酷さだけが印象にのこってる。黒澤の用心棒は殺伐とした中にもユーモアがあったが、これはひどいと思う。 あと、この作品は淀川長治氏の最後の日曜洋画劇場解説作品です。 淀川さんはこの解説の収録の翌日に亡くなられました。 最後の解説作品というのでTV放送で見たが上記の事しか印象に残ってない。 【リモ】さん 1点(2004-02-23 00:37:46)
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