みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.《ネタバレ》 新藤兼人軍団揃い踏み、というかなんか出過ぎな感も。まあ相変わらず味のある映画作りがうまい監督だ。ストーリーとしては、戦後の悲哀に擦り切れていく庶民の悲劇であり、見るに辛いものがある、が、一方映画としてだからどうなのというか、そりゃあ皆きつい時代だったろうしやぶれかぶれにもなるだろうが、エンタメ的にはもうひとひねりほしいところ。 【ほとはら】さん [DVD(邦画)] 6点(2024-09-04 19:40:16) 6.《ネタバレ》 題名のイメージから食わず嫌いにしていた映画だったが、100歳で亡くなった新藤兼人監督追悼の意味を込めて鑑賞。乙羽、浜村、殿山、菅井、高杉の5人の保険外交員が主役の映画で、それぞれの家庭の貧しさ辛さがつぶさに描かれている。この困難を乗り切るためにはお金が必要だ。そして思い立った郵便自動車襲撃だが、彼らはプロでも何でもない。計画だってとても用意周到とは思えないし、犯罪を隠そうとも逃れようともしない。ただそこにはお金が必要だったという動機のみ、結果は自ずと見えている。 新聞は彼らを狼だと言ったが、果たして本当の狼はどこにいたのだろう。 この映画は5人の主役を除くと後は有名俳優女優であろうとみな端役だ。ほんのちょっとしか出演しない有名人もたくさんいる。奈良岡朋子も若いが一番若いのは、私と同年齢の松山省二、乙羽の息子よっちゃんを演じている。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-06-13 07:02:24)(良:1票) 5.良かったけど・・・もう少し見たい!!。長いなってシーンは沢山あるのに、最後はどうしてあんな早く終わりたがるんだろう。乙羽信子が福原愛に似てた。 【アキラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-13 01:09:12) 4.そんな、話の最中に「どうぞどうぞ」言われても、玉子丼食えんって。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-03-12 17:47:57) 3.《ネタバレ》 マスコミに「群狼」と名づけられた五人組。「狼の皮を被った羊」達が「羊の皮を被った狼」達に翻弄される過程が実に実に丹念に描き出されています。時代の被害者であり且つ加害者であるという彼等に対する監督の視線に、胸が詰まってしまう作品です。 【The Grey Heron】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-29 14:35:09)(良:1票) 2. 新藤兼人の傑作はまず『裸の島』で、あとは『午後の遺言状』その他。正直言うと、センスの問題で全体的にあまり好きな作家じゃないのだが、これは傑作だった。ひょっとすると新藤兼人のベストの部類か。それにしても1950年代の日本映画はたいしたものだったと感心する。この頃の日本映画は、端役にいたるまで役者が実にしっかりしていて、みな大人だった。今の日本映画は大半がガキっぽく思えてしまう。新藤兼人は、貧乏な人々を描く貧乏な映画で本領を発揮する作家だと再確認した。 【goro】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-06 04:05:21) ★1.《ネタバレ》 戦後不況に喘ぐ貧しい中年男女が保険会社の外交員に雇われるが、過酷なノルマにじわじわ追い詰められる。遂に思い余って現金輸送車を襲撃するも些細なことから警察に露見し、1人また1人と逮捕されor自殺する悲惨な顛末をリアリズム・タッチで描く異色作。新藤監督のシナリオライターとしての才能は評価できるが、演出家としては生硬過ぎて全く旨味が無いのが致命的。但し、キャストを御覧頂ければお分かりのように今にして思えば演技派男優&女優のオールスター夢の共演という贅沢極まりない一作という新たなステイタスを築いているコトも気付かされる。これだけの顔触れを一遍に見れる《ラ抜き表現》お得さ・稀少価値にオマケして7点進呈。 【へちょちょ】さん 7点(2004-02-21 02:39:18)
【点数情報】
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