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座頭市牢破り

1967年【日】 上映時間:95分
アクション時代劇シリーズもの小説の映画化
[ザトウイチロウヤブリ]
新規登録(2004-10-01)【スルフィスタ】さん
タイトル情報更新(2023-07-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(1967-08-12)


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監督山本薩夫
助監督土井茂
キャスト勝新太郎(男優)座頭市
三國連太郎(男優)清滝の朝五郎
西村晃(男優)須賀畝四郎
浜田ゆう子(女優)志乃
石山健二郎(男優)口入屋辰五郎
細川俊之(男優)洲の崎の仁三郎
藤岡琢也(男優)座頭三次
鈴木瑞穂(男優)大原秋穂
遠藤辰雄(男優)岩井の富蔵
三木本賀代(女優)ゆき
松下達夫(男優)山源
玉川良一(男優)仙右衛門
鳳啓助(男優)座頭甚助
京唄子(女優)
酒井修(男優)貞松
早川雄三(男優)斎藤兵庫
守田学(男優)羽闘の鉄
矢野宣(男優)百姓善八
水原浩一(男優)百姓伍平
伊達三郎(男優)山源の番頭
木村玄(男優)百姓房次郎
水島真哉(男優)百姓又七
毛利郁子(女優)せい
沖時男(男優)
藤川準(男優)
小林加奈枝(女優)
石原須磨男(男優)
北野拓也(男優)
勝村淳(男優)
岡島艶子(女優)
西岡弘善(男優)
薮内武司(男優)
谷口和子(女優)
小柳圭子(女優)
志賀明(男優)
菊野昌代士(男優)
福井隆次(男優)
久本延子(女優)
滝のぼる(女優)
原作子母沢寛
脚本中島丈博
音楽池野成
主題歌勝新太郎
撮影宮川一夫
製作永田雅一
企画宮古とく子
伊藤武郎
配給大映
美術西岡善信
編集菅沼完二
録音林土太郎
照明中岡源権
その他IMAGICA(現像)
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【クチコミ・感想】

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5.冒頭、カメラが水平に移動してくると座頭市の姿を捉え、その後で「勝プロダクション第一回作品」のテロップ。この冒頭の座頭市が例によって、スルメだか何だかをガシガシ食っており、やっぱり座頭市って――というより勝新太郎という人には――健啖家のイメージがありますね。大胆不敵な生命力、みたいなもの。これを、映画の画面に叩きつけてみせる。
これも例によって、タイトルの「牢破り」の意味はわかりませんけれども(誰がタイトル決めてるんだろう?)、監督が山本薩夫。社会派の印象が強いですが、『忍びの者』なんかでアクション作品もこなしてますしね。
監督が効いたのか、勝プロ第一回の意気込みが効いたのか、一筋縄ではいかないヒネった作品になっています。座頭市が反省を迫られる展開。前半の座頭市は、「世の中の役に立たないヤツは大嫌い。大嫌いなヤツは殺さなくちゃ気が済まない」などと嘯いている。
そういや話は飛びますけど、『トゥルーライズ』という作品は、キャメロン監督が明らかに軽薄さを意識して作っており、『ターミネーター2』で忌むべきものとして描いた核兵器を敢えてオチャラケ風に扱っているのもそうだけど、シュワ演じる「平凡なパパ」が、今までに殺したのは悪いヤツだけだ、などとすまして言ってのけるのも、スパイ映画の類型的な軽薄さを軽薄なまま楽しみましょうよ、というノリ。
ここでの我らが座頭市、もちろんそういうパロディ的な扱いではないですが、類型的なヒットマンの側面を持った存在として描かれています。いざとなれば平気で人の命を奪う冷酷さを持った、死神のごとき側面。しかし、人を斬り命を奪えば、そこには悲しみが生まれ、残された者の人生を狂わせてしまう、という現実を、座頭市は突きつけられる。
敵役はあのふてぶてしい表情でお馴染みの遠藤辰雄・・・と思ったら話はそう単純ではなく、西村晃に三國連太郎、それを上回る曲者たちが登場して物語は錯綜し、根深い悪が描かれます。
一方で、農民たちの描かれ方を見ていると、映像のタッチは異なるとは言え黒澤映画なんかも思い出したりするのですが、そうすると『七人の侍』を彷彿とさせる豪雨の中の殺陣が展開されたりも。
この作品、音楽がやたら荘重で、こちらも気合い入ってます。が、クライマックスで流れる音楽はこれ、「カルミナ・ブラーナ」のパロディですね? ちょっと意外な。。。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2025-04-20 09:07:29)★《新規》★

4.《ネタバレ》 独立プロダクションを設立した勝新がその第一作として取り組んだ座頭市シリーズの一篇。これだけで勝新のこのシリーズに対する意気込みが伝わって来るし、監督を社会派の山本薩夫監督にしたのもこれまでのシリーズとは違う作品にしたいという勝新の意図があったのだろう。結果、いかにも社会派監督らしい映画に仕上がっていて「座頭市」シリーズとしては確かに異色作なのだが、考えさせられる内容で映画としてはなかなか見ごたえのある作品だったと思う。理屈で分からない者は斬るしかないという市に対してこの作品ではそれとは正反対の思考を持つ刀を持たぬ侍・大原(鈴木瑞穂)が登場する。この相反する二人であるが、市はこの大原という侍に惹かれていく。この二人の友情にも似た関係がうまく描かれているのがまずいいし、下の方も書かれておられるようにいつもと違い、単なる勧善懲悪ではないあたりや観客に判断を委ねるようなラストに深さがあるのも良かった。ただ、このシリーズらしいユーモラスなシーンもあるものの、やはりシリーズとしては話が重くなりすぎ、そこらへんが評価の分かれるところだとも思う。三國連太郎演じる朝五郎が前半と後半では全くキャラが違い、演じる三國連太郎の演技力の凄さを感じさせているが、この朝五郎の人物描写が不足気味で、もうちょっと前半に後半への伏線を敷いておいたほうが良かったような気がして、そこがちょっと惜しい。とはいえ、この作品、決して嫌いではない。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2014-04-05 14:43:20)

3.《ネタバレ》 「勝プロダクション第一回作品」と出ていて、気合が入ってるのは分かるんだけど、ちょっと重くなりすぎてしまった…。座頭市シリーズはもうちょっと楽しくいきたいもんだな~。三國連太郎の情けない斬られっぷりは見事。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-27 12:34:29)

2.《ネタバレ》 監督は社会派山本薩夫。で、当然の結果として、これはかなり変な座頭市だね。鈴木瑞穂演じる大原秋穂という侍が、百姓たちに、いかにすれば効率よく収穫があげられるかを説き、団結して横暴なヤクザたちに非暴力で立ち向かうことの重要性を説く。まるで左翼思想の煽動かとも思ってしまうようなやり取り。彼の思想は、理屈で説得できないものは斬るしかないという市の発送とは正反対。でも、市はその大原に惹かれていく。しかし、その非暴力思想の大原が、最終的に市の剣さばきに救われる。だからと言って、この映画は、市が正しく、大原の理想論が誤りなのだ、という単純な線引きをしない。それは全てのキャラクターにおいてもそう。善玉と悪玉の区別が容易に行かない世界。評価も分かれると思う。特に、三国連太郎のヤクザのキャラは特に後半描きこみが足りないかなとも思う。でも、私は、これ、結構好きだった。断定を避け、判断を観客に委ねるようなこの姿勢が、ある意味潔いのだ。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-07 23:52:04)

1.《ネタバレ》 第16作。勝プロダクション第一回作品とかで監督に山本薩夫を始め、三國連太郎・西村晃・石山健二郎・遠藤辰雄・鈴木瑞穂etcと個性的で豪華なキャストを揃えた作品。そしていつものアクション娯楽よりも社会的な感じの座頭市。遠藤辰雄を倒しても三國が成り代わる。三國を倒しても...、純粋な勧善懲悪というわけでもなく考えさせられるテーマ。ただこういった感じのはあまり座頭市では見たくなかったかも。あと個人的に浜田ゆう子に魅力を感じないのがいまいち。 バカ王子さん [ビデオ(邦画)] 7点(2006-03-24 23:35:25)

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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.00点
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