みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
236.《ネタバレ》 “KING KONG”と大文字になりました。 '76年版は現代劇として制作されていましたが、本作は'33年版オリジナルを、時代そのままに踏襲しています。 この辺りからでしょうか、ハリウッドが送り出す大作映画が、美麗なCGがウリなだけのリメイク作品やシリーズものばっかりになってきて、個人的にちょっと、食傷気味になってきたんですよ…。本作もそんなイメージで、美麗なCG以外のウリが、'76年版と違ってオリジナルのリメイク…くらいなんですよね。 でもけっこう高評価の作品のようですので、そういう意見もあるんだぁ~程度に読み流してください。 33年当時のニューヨークの街の再現度。オリジナルキャストの名前を出すお遊び。不気味な巨大昆虫。静まり返った公園の池で滑って遊ぶコングとアンなど、良かったシーンは結構あります。…ほとんどCGしか褒めてませんが。 エンパイヤステートビルの創り込みは、'33年版のビルの再現度の高さを再認識させてくれました。 ジュラシック・パークで見慣れたCG恐竜ですが、キングコングの恐竜はどこかヌメヌメした印象で、制作チームが違うと表現方法も変わるんだなって、勉強になりました。そしてオリジナルでは割愛されたらしい、巨大昆虫が気持ち悪いです。とても気持ち悪いです。次々襲われる船員。あんな島で、あんな虫に殺されるのは勘弁してほしいですね。 オリジナルと違い、アンとコングが相思相愛となっていて、この辺'76年版の影響かなぁ?'76年版を見慣れた私には、こちらの方がしっくりします。でも言い方を変えると、恐竜や昆虫以外、あまり代わり映えのない内容だなぁ…って思ってしまいました。 アンを握ったままジャングルを疾走するコングに、アンが潰れたり頚椎損傷しないか心配になりました。当時USJのアトラクションでも作ろうしたんでしょうか?そんなスピード感演出でしたね。(※アトラクションあったみたいです) プロントサウルスがゴロゴロと坂を転げ落ちるシーンは、まるでAIが造った、動く肉の塊の映像みたいです。そもそも、あのシーンの必要性が判りません。ラプトルみたいな肉食恐竜も一緒に走ってますが、別に踏まれる危険を犯して並走しなくても、一番足の遅いプロントサウルスを捕食すれば良いだけでは?って、冷めた目で観てしまいました。こちらもアトラクション化を意識しての演出かな? 一番の欠点は、上映時間が長いんですよ。オリジナルが100分のキングコングに188分も掛けるのは、時間管理と映像の取捨選択が下手だからだと思います。 例えば船の衝突の場面。見張りのジミーが前方に壁を見つけて叫ぶ。で船長が壁を目視して機関停止を命じるまで、何と20秒も掛かってます。長すぎです。壁を見つけてから座礁するまで4分近く使ってます。時間取りすぎです。キングコングを観に来たお客さんは、貨物船の座礁なんて、別にじっくり観たい訳じゃないんです。きっと他の監督なら30秒で終わらせたでしょう。 キングコングの前で起死回生のパントマイムするアンは予想外の動きで可愛いんですが、序盤の舞台で踊る映像は酷いもので、放り投げた帽子のキャッチは観客の背中や別カット割りで誤魔化す。アンが倒れ込むアクションすら別カット。何か「役者が頑張ってないなぁ」って印象を持ちました。 ジミー少年と育ての親ヘイズにも時間を割いていますが、2人で本の解釈を語り合う場面って必要?どんな裏設定でも構わないけど、2人のシーンは全カットしても全く問題なかったですね。 コングの最後を見たデナムの「美女が野獣を死なせたんだ」のセリフ。これオリジナルではコングの片想いだったから、意味があったと思うんですよ。相思相愛にしちゃった本作では、やっぱり飛行機がとどめを刺したって事になると思います。デナムは知らないけど、本作のアンは体張ってコング守ろうとしたし。 良いシーンもあったし、CGはお金掛かって綺麗。本作の出来に腹は立ちませんが、もう50分短ければ、もう1点追加しても良かったです。 個人的な見解ですが、ピーター・ジャクソンって何故か大御所感がありますが、ブレインデッドのカルト的高評価で、実力以上の仕事を任されてしまった感が拭えません。彼をメジャーに押し上げたロード・オブ・ザ・リングって、あれだけメジャーな原作で、上映時間と制作時間、制作費と宣伝費を掛けたら、誰が創っても、アレくらいはゴージャスになるような気がします。そんな流れで、メジャーなオリジナルがあって、同じように時間と費用を掛けた本作。その後はまたロード・オブ・シリーズの尻尾のホビット…身の丈にあった上映時間と制作費の、オリジナル作品を観てみたいものです。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2024-10-02 18:51:41) 235.ナオミ・ワッツ美しい 【afoijw】さん [映画館(字幕)] 5点(2023-03-17 20:09:40) 234.《ネタバレ》 今年は『キングコング対ゴジラ』の4KUD、『キングコングの逆襲』のBD、映画館では『ゴジラVS.コング』と キングコング映画を見る機会が多かったので、 その勢いで『キングコング』33年版、76年版、86年の『キングコング2』、そして本作をDVDで鑑賞。 キングコング映画では本作のみが初見。 公開時は、3時間を超える長さと知り、映画館息を見送ってしまってました。 で、33年版、76年版&『2』、そして本作とDVDで鑑賞。 やはり33年が一番楽しかったですね。いつか大きなスクリーンで見たいものです。 76年版も実物大コングが棒立ちで迫力不足ですが、着ぐるみが表情豊かでコングの気持ちが伝わる感があり、 劇場公開の時より楽しく見ることができました。 自分が歳とったせいで見方が変わった気がしますが。 そしてリンダ・ハミルトンを無駄使いした、ワニ食映画『キングコング2』は置いといて、本作です。 やっぱり3時間オーバーは長い。 主要登場人物を増やしてそれなりに掘った結果でしょうが、残念ながらそれが映画の面白さに貢献できてない印象です。 そして、コングの性格がよく分からん。パワハラゴリラが気まぐれに金髪娘に興味を持ったようにか見えない。 手に持ったままぶんぶん振り回して、興味がないみたいなんだもの。 それに全編を通して、コングが「キング」な感じがしないんですよね。ほんと、ただのでかいサル。 やっと物語の舞台がニューヨークに移っても、テンポアップしない印象です。 そして、街で暴れてるコングとヒロインが引きあう感じがピンとこない。 首長流の群れの大暴走や、肉食恐竜とコングの崖にぶら下がっての格闘など、楽しい場面もあるのですが… もったいないような、惜しいような作品でした。 【こんさん99】さん [DVD(字幕)] 3点(2021-10-03 18:23:25) 233.もっとシンプルな純愛映画かと思ってた。出航までの長いクダリはいらないね。登場人物の誰にも感情移入できないし。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2019-02-11 22:10:31) 232.《ネタバレ》 『キング・コング』という映画を今まで見たことがない私にとって、これが『キング・コング』初鑑賞。正直、巨大ゴリラに興味は無かったのですが、『髑髏島』と『恐竜』に心引かれて見ちゃいました。結果、すんげー面白かったです。 私は、映画のジャンルによって求めるものが違います。ドラマにはストーリー。アクションには爽快感。法廷劇には勧善懲悪的カタルシス。そしてSFやアドベンチャーに求めるものは、何といっても映像です。そーゆー意味では、この作品は最高にファンタスティックでエキサイティングでスリリング。コングも良いけど、恐竜が良い。そして何と言っても昆虫軍団がアツイ。暗くじめじめした場所での昆虫軍団の猛攻はマジでキテます。T-Rexから逃げたこんだ木の中にいる巨大ムカデ。大型草食恐竜の大群にまじって襲い掛かってくる小型の肉食恐竜。逃げ隠れたかと思いきや、上の茂みから顔を出す新手の小型肉食獣。こーゆー芸の細かさがたまらない。この監督さん、クリーチャー好きが何を見たいのかがちゃんとわかっていらっしゃる。こんなにオタクの心の隅々まで満たしてくれるような映像の数々をありがとう。もはやビッグネームな監督さんなのに、こんなにオタクまっしぐらな映像つめこんじゃうなんて、尊敬に値します。 この映画は、一部、万人向けではないのかもしれません。でも『気持ち悪い生き物』や『恐竜』に心躍らせちゃうような一部のマニアには絶対ウケる作品ですね。 映画として、ストーリーや細部の設定につっこみ所は多々あり。『最初の一時間が長すぎる。』『デナムが自分勝手すぎて感情移入できない。』『ドリスコル⇒ダロウ。ダロウ⇒キングコングのような恋愛感情や親愛の情が生まれるプロセスが説得力不足。』などなど。『ダロウ⇒キングコング』にいたっては、もはやストックホルム症候群の一種と言えるかもしれません。 でもそーゆーところを踏まえても、この映画は面白い。こーゆーSFパニックアドベンチャーが大好きです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-04-08 23:25:24)(良:3票) 231.《ネタバレ》 これ一本で色々な映画を観てるようでお腹いっぱいになります。海難、恐竜、モンスターパニック、美女と野獣って感じでしょうか。その分長尺になってしまいます。この長尺のせいで敬遠している人は多いと思いますが、観て損はないくらいにはお勧めできる映画です。ただし、虫嫌いにはお勧めできません。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-18 05:30:06) 230.キングコングというか、モンスターパニック映画だな。映像は迫力あるけど、とにかく展開が都合よすぎる。 【noji】さん [地上波(字幕)] 6点(2017-08-13 00:29:23) 229.リメイクすりゃいいってもんでもない。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-09-26 00:29:15) 228.《ネタバレ》 ○1933年版鑑賞済み。○さすがにちょっと長いかな。もう30分くらい短くしても良かった。○1933年版にはなかったコングとヒロインの間のドラマがしっかり描かれている。コングの死はドラマの描かれた今作と、1933年版の無機質な虚しさは甲乙つけがたい。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-06 18:47:08) 227.ふと思ったのだが、これポーの某代表作の拡大でもあるわけだ。開拓民であったアメリカ人にとって、いつか大猿(自然の象徴)に殺されるという根源的な不安があったのでは。「白鯨」の話も、つまり外部の自然への畏れだよね。アメリカ文学の始まりには、いつもそういう不安があった。「良い人だけど犠牲になる有色人種」ってのがアメリカ映画にはよく出てくるが、キングコングだってその線だったんだ。そして白人のみが生き残る。異界を安心して安全地帯から見ていた白人に、その異界が襲い掛かる。常に外で行なわれていた戦争のあとで、9・11が来た不安みたいなものか。記録し続けようとする監督の業が、ちょっと面白く、あれ拡大してみてもよかった。合成があんまり合ってなかったような。映画のリズムとしては、島の部分が長すぎた。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-10 09:47:22) 226.《ネタバレ》 長い、長いよ!スレッガーさん!とか言いたくなる上映時間。 普通の映画だったらもう終わってる2時間経過した時点で、まだコングはニューヨークについてない…どころかつかまってさえいません。例の島のシーンがさすがに長すぎるんじゃないかと(首長竜とかいらんでしょ)。サービス過剰もすぎると下品になるわけですがそれを好きだって人も多いわけで、そのあたりピータージャクソンっていうのはラーメン二郎となんだか似てる気がします。 てか、まさか一人の女をめぐって男二人が火花を散らすっていうのをこんなに全面に押し出してくるとは…って感じでした。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-16 00:10:47) 225.《ネタバレ》 コングの他にも恐竜がいっぱいで、まるでジュラシックパーク状態。 これってコングのありがたみが減っているような気はする。 ただ、コングとティラノザウルス2頭との戦いは大迫力。 凶暴なコングが頼もしいスーパーヒーローに見えてくる。 ドリスコル一行が不気味な生物の大群に次から次へと襲われるのも悪夢のようで手に汗握る。 こんな恐ろしい生物がうようよいる島なら、ヒロインが一か八かコングにすがってしまうのも無理はない。 危機一髪でコウモリに助けられるなど都合のよい場面は散見されるが、エンターテイメントに徹している。 コングをクロロホルムで眠らせた場面から、次はニューヨークの劇場に場面が一気に飛ぶ。 オリジナルもそうだったが、どうやって船にあの巨体を運び、ニューヨークまで連れて行ったのかが謎。 鎖を引きちぎって暴れまくるコングに歩み寄るアン。 氷の上で滑って戯れるコングとアンが、デートを楽しんでいるかのようで微笑ましい。 エンパイヤーステイトビルから朝焼けを眺め、「美しい」というアンの表現を覚えていたコング。 そこには二人の確かなコミュニケーションがある。 ナオミ・ワッツも魅力的だったし、シリーズの中では一番おもしろかった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-06-24 21:43:50)(良:2票) 224.《ネタバレ》 観る前は、三時間もひたすらでっかい猿が暴れる映画なんて、いくらピーター・ジャクソンの作品とはいえ耐えられるのかなぁと半信半疑で鑑賞したのだけど、これが観てみたらちゃんと緩急良く出来たモンスターパニック映画の秀作でした。特に、前半の古代の島での凶暴な恐竜たちと超気持ち悪い虫たちとの追跡劇はぞくぞくするくらい秀逸の出来!後半の、キングコングの市街地での大暴れはさすがに既視感満載なんだけど前半とのメリハリが効いてて全体としては充分に面白かったなー。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-24 22:49:33)(良:1票) ★223.《ネタバレ》 今まで上映時間の長さと退屈そうなイメージから敬遠してましたが、思い切って見てみたら これ一本でキングコング三部作にした方がいいんじゃないか?と思うぐらいの贅沢な作品で 映画館で見なかったことを後悔してしまいました。上陸するまでの展開がちょっと長く感じましたが、上陸してからの展開がヤバイぐらい面白すぎますね。キングコング+ジュラシックパーク二本の映画が同時に上映されてるかのような密度の濃い展開の連続でシビれます。沼こえぇ~。虫超きもちわりぃ~~。ナオミ・ワッツかわえぇ~。コング強すぎ~。ともう 楽しみまくりました。最後のカメラワークの懲り様も徹底しすぎですね。改めてピーター・ジャクソンすごすぎですわ。結末はわかっているものの最後は悲しすぎ・・・。 【映画大好きっ子】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-09-09 21:41:36)(良:1票) 222.1976版派です。←でも語ってる様に無条件にキングコングのキャラは好きなんですが、今作は・・・ジャック・ブラックが全てをぶち壊し(超個人的意見)。『アルマゲドン』で言うところのブシェミの様なキャラというか、お前なんで生き残ってんだよ!って感じで。おまけに最後のドヤ顔で言うあのセリフ・・・あー!もー!・・・CGはもちろん、ナオミ・ワッツは綺麗でしたよ。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-06-02 03:46:46) 221.《ネタバレ》 オリジナル・リメイク版とも未観です まず、前半長いなぁと思ってたら いつのまにかジュ○シックパークに あれれと思ってたら 超絶気持ち悪い虫軍団が…マジでたまらん 本気で気色悪い 夢に出てきそう とても直視できん…一回休憩入れました(苦笑) そこを何とか乗り越えたら 目もくらむようなビルの上 高所恐怖症のワタシにはチョットご勘弁な映像の連続 イヤーー 観終わってドッと疲れました ナオミ・ワッツの気品ある美しさがなかったら絶対最後まで観れなかった(と思う) ほんと恐ろしいほどの美女ですね キングコングをどうやって運んだんだ? とか ナオミ・ワッツの体いくらなんでも強すぎだろ とか、、、いろいろ言いたいことあるけど、もういいです ナオミ・ワッツのお美しいお姿を拝見できただけで満足でゴザイマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 3点(2012-01-01 18:41:12) 220.キングコングの仕草がカッコよくもありコミカルでもあり、いろんな喜怒哀楽のコングが観れたという点が1番楽しかったです。話の進行の時間配分もこれくらいで丁度いいかなと自分は思います。逆に、お利口さんな時間配分だとつまらなかったんじゃないかなと思います。この作品に限っては。あと、ハリウッドのCGって、この頃から雰囲気が変わり始めたような気がします。それまではスーパーフォトリアルな映像を目指していたものが、この頃から絵的に美しいものを追求しているのかなあと。恐竜なんかも、質感がジュラシックパークとはまるで違うし(どちらが良いというわけではない。方向性の違い)、それが話しやアクションにも影響していて面白いなと思いました。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-09-05 07:47:52) 219.《ネタバレ》 序盤キングコングが登場するまでなぜ長いのか?疑問である。島に着いてからは、キングコングのシーンより、巨大昆虫vs人間の戦いが面白かった。で、最も迫力のあるアクションが街中でキングコングが暴れるシーン。ヒロインとロマンチックになるシーンはとっても素敵。会話がないのに分かり合えるって最高!ラスト30分だけ見れば最高であるが、時間配分がいまいちであった。映像、音楽ともに一級品であったので残念であった。 【たこちゅう】さん [地上波(吹替)] 6点(2011-05-04 23:42:54)(良:1票) 218.「コングって意外と小さかったんだ~?」って印象しか残りませんでした。 【SIN】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-04-24 15:42:18) 217.《ネタバレ》 リメイクとしては近年もっとも成功した作品ではないでしょうか。ギラーミン版とは違い時代設定をオリジナルと同年代に設定しているのがまず嬉しいところです。オリジナルはコングをあくまで凶暴な魔獣として描いていましたが、コングとアン・ダロウの関係はギラーミン版を踏襲して一大悲劇とし、ナオミ・ワッツの好演もあり素晴らしい効果をあげましています。 またコングのアクションや仕草が実に見事で、決して安易に擬人化されたわけではなく、ジャック・ブラックよりよっぽど良い演技してました。島でのエピソードは実に長いのですが、画面を追っていると酔ってしまいそうなまるで絶叫マシーンに乗せられた様な気分で、『ジュラシック・パーク』を凌駕するコングとTレックスの怪獣プロレスには満足しました。プテラノドンが出てこなかったのは残念ですが、オリジナルではカットされた伝説の蟹蜘蛛が登場したことは大満足です。 そして何よりうれしいのはピージャクのオリジナルへのリスペクトが満ち溢れているところで、タイトル・バックだけでなく細かいカット割りやコングの動作でオリジナル版を再現しています。ひとつ残念だったのは原住民の描写で、オリジナル版以上にひどくてまるでゾンビが襲ってきたような描き方はちょっとやりすぎかと思います。 最近は邦画でも名作のリメイクがブームですけど、どれを観てもオリジナルに対するリスペクトが全然感じられない。ピージャクの爪の垢でも煎じて飲め、と関係者に言いたいところですが、彼らには「映画愛」が欠けているので無駄でしょう。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-01-12 22:47:21)
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