みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.《ネタバレ》 笑える部分は幾つもありコントとしての面白さはありますが、映画館に行くのを人には勧めません。話を広げてもそれをまとめきれていないんですね。ラスト近くは何かを暗示するような流れになってもいますが、それも普通の感性の人間から見れば何がなんだかわからないと言うのが率直な感想です。 松本と言う笑いの才能だけがある映画で、それ以外の脚本、構成と言うのはテレビコントと同じでお金をとるレベルに達していないように思えました。 この映画を作った彼の周りのスタッフに優秀な人間はいるようには思えません。 裸の王様から脱却し、優秀な才能持った人たちと組み作りあげる松本監督の作品が観たいと思います。 多くの人の評価の低さに同感です。 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-09-17 13:52:48)(良:1票) 14.《ネタバレ》 前作にもましてコント風なのがファン向けとしか思えないんだよな。押すと何か出てくるってのは昔からあってドリフとかでもベタだし、リアクションも予想通りだし。何かするたびに他に影響が出るってのもよくあるなぁ。だんだんと上達して世界を動かすまでに行ったけど、抽象的にして逃げて神の存在を匂わせただけなのかな?なんかもどかしいと言うか、映画作るならもっと練れば良いのにと思いました。最初の真っ白い密閉空間のベッタベタなコントだけでテレビ用に作ってたら良かったのにな。 予告でも使っていたダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」に似た曲は松本の表情や外人さんの説明台詞とバックの絵が面白かったですね。ここら辺は松本が言う外国向けなんだろうか。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-09-17 00:49:04) 13.あらゆるサイトでの酷評ぶりに、かなりビビッて観に行きました。TVで見る松本は他の追随を許さない面白さです、しかしコントから遠ざかった今の松本にはアドリブや大喜利風な、その瞬間にいかに面白いことを言うかといことにのみ長けた芸人になっている、そしてそれがかなり染み付いている、としか思えない。評価的には前回の「大日本人」とさほど変わらない、そんなに悪くもなく良くもなくという出来映えだが、映画として、また松本に笑わせてもらってきた者として不満な点は多々ある、白い部屋の中での小ネタにはすべてオチをつけるのに、大筋の話につけたのはオチでは無い、放棄だ、火の鳥黎明編だ。映画においてちゃんと締めくくるのが必ずしも良いとは言わないが、これはバランスが悪い。カメラのわざとらしい揺れは気になったが、メキシコパートの演出も松本がちゃんと行っていたのだとしたら演出力は捨てがたいものがある、メキシコパートは映画っぽかった。私は諦めない、期待はまだある。次だ次! 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-09-16 09:40:59) 12.映画になってない。 【アフロ】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-09-16 02:55:04) 11.私は、「映画」という枠をいろんな意味で無視した「大日本人」はかなり評価している。しかし「今回は世界を意識した」という本作については、「こうやっとけば世界にもそれなりにウケんだろ」という、やる気のなさしか感じなかった。劇中の小ネタはそれなりに笑えるが、作品としてはまとめ方があまりにも無責任で、前作のようなはっちゃけっぷりも無く、ひたすら後味の悪いものとなってしまっている。もっと自由にやれば面白い作品作れるはずなのに、もったいない。 【えいざっく】さん [映画館(邦画)] 2点(2009-09-16 02:20:09) 10.《ネタバレ》 1995年、松本人志は無敵だった。 どれだけ不遜な態度をとっても、それが自意識過剰にならないという自負があったのだろう。 テレビも舞台も文筆も胸を張って作るそれらは、全てが独創性を放ちつつ、空恐ろしい事に全てが笑いを含んでいた。 そして15年…松本人志はいったい何故、映画を作るのだろうか。 面白い奴だからって面白い映画を撮らなければいけないわけではない。 天才だからって映画が才気を放っていなければいけないわけでもない。 知らないのか? もう松本人志は、強迫観念にやられているとしか思えない。 「何が悪いのか?」 オレは松本人志のブレーンだと思う。 大抵の人は知っているが、映画は鑑賞"中"ではなく鑑賞"後"が重要である。言葉遊びは好きではないが、とどのつまり芸術なのだ。 しかしブレーンと当人は、分かってないし分かろうとしていない。例え知っていても得策だとは考えない人達だ。 松本人志が松本人志であればそれで良いと思っている。 「だって面白いじゃん」「コレ理解できん奴がアホなだけやろ」と思っている。絶対思っている。 企画会議を見てみたい。接待麻雀みたいなんだろうな。『さぁ松ちゃん!哭け!上がれ!喜べ!褒めてくれ!!』 俯瞰で考えると、主演松本人志という時点で馬鹿げている。 「しんぼる」は悲しい悲しい創作物である。 言葉のキャッチボールだけで作られた儚さと虚しさに全身包まれている。 言葉なんて100の内99はノイズなんだ。知らないわけあるまい。 「ファウンテン 永遠に続く愛」が「少林少女」した様なラストにオレは泣いた。 2列後ろの人は、映画が終わった事も気付かんレベルで爆睡していた。 オレはまた泣いた。 「しんぼる」は確かに唯一無比の作品だ。後にも先にも松本人志しか作り得ない映画だろう。 しかしそれは、今や褒め言葉ではない。 なんて悲しい色やねん。 【しまやん】さん [映画館(邦画)] 2点(2009-09-15 10:21:39)(良:5票) 9.《ネタバレ》 まずですね、捻りが何もなかったです。先が読める読める。次に何が来るのか分かっちゃうのは笑いとしては寒いです。セオリー通りでした。まさかそのまんま「醤油」を出してきたときには凍りつきました。それと漫画を読み出したときにはゾッとしてしまいました。 これは映画であってお笑いではないので、完全にスベッてることを非難してもしょうがないですが、笑えたのは3、4回です。台車でクルンと回ったのはちょっとクスッとなりました。 密室が始まって少しすると「キューブ」と「マルコヴィッチの穴」に影響受けてるのが分かるので、レスリングのオチ(手段は別として)までは分かってしまいます。 で、「実践」と出たところで、ラストまで読めます。 読めること自体はさして問題ではないのですが、話がとことんツマラナイです。ネタもつまらないので、正直自分のがオモ・・・とか思っちゃいました。 あと、松本さんの演技が「演技」にしか見えないです。ワザとらしいです。「うわー」って言ってる人がうわーって感じでした。 これがもし、若手のイケメン俳優とかだったらミスマッチで意外と面白かったかもしれないです。 最後は「消滅(=逃げ)」か「寿司(=勝負)」の2択だと思っていましたが、やはりブラックアウトしてしまいました。あそこまでやったうえで引っくり返す、最後に寿司をポンっと出してしまうほどの一貫した美学と哲学が本作に備わっていたのならば、惜しみなく10点を付けていたやもしれません。 まあ何にしても、この映画はあまりに予定調和過ぎました。 でも次回作に期待してます。松本さんが、また笑いから逃げなければ、あるいは笑いに逃げなければ、次こそ面白い映画が作れると思います。 【xxx】さん [映画館(邦画)] 1点(2009-09-14 23:01:12) 8.だだっぴろい白い部屋で、松ちゃんの1人コントが延々続く展開。 しかし終盤はある意味哲学的、言い変えれば意味不明。 凡人が天才のふりして、思いきり背伸びして作った映画。 【テツコ】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-09-14 22:40:43)(笑:1票) 7.《ネタバレ》 バラエティ番組はほとんど見ないが、ダウンタウンの番組だけは見ることが多い。 松本人志を信奉しているわけではないが、彼の笑いには多少の理解があるつもり。 あまりにも世間一般の評価が低いので、それほど期待していなかったものの、好意的には鑑賞してみた。 第一ステージだけを見させられれば、それほどつまらなくはない。 醤油や漫画などありがちでベタな笑いを交えつつ、脱出方法が思いついた際の描き方、狭い空間に閉じ込められた際の回想シーンなどユニークなアイディアも盛り込まれている。 しかし、第二ステージ以降の面白みに欠ける展開と、あまりにも不可解なオチへと繋がるため、全体的にはどうしても高い評価をしにくくなってしまう。 松本人志自身、納得できているとは思えないどうしようもないオチだ。 世の中の奇跡や事象は、天使や神のような存在の悪戯によるということでも伝えたかったのだろうか。 メッセージ自体はそれほど悪くはないものではあるが、あまりには話が漠然としすぎており、かつ話が大きく跳びすぎており、観客は付いていけず取り残されてしまうのは仕方がない。 あまりにも投げっぱなしなので、深読みする気も起きない。 こんな訳の分からないオチにせずに、マジメに作ろうとすれば、これほどつまらない作品にならないようにはできたはずだが、松本人志は普通の映画を作る気はないようだ。 普通の映画ではない映画を見られるということだけが本作の存在意義になるだろうか。 松本人志監督作品でなければ、世に出るレベルではないだろう。 普通の映画を撮る必要はないが、もう少し熱意のあるマシな映画を撮って欲しいところだ。 密室ネタのアイディアから話を膨らますことができず、最後はタイムアップになって、放り投げたとしか思えない映画になっている。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-09-13 23:57:59)(良:2票) 6.《ネタバレ》 あまりよくなかった。 コントとしてみればある程度面白いけど映画としてみたら脚本が甘い。なんというかIfの後がないですよね。つまり(ネタばれですが)、森羅万象がこの部屋に閉じ込められたおっさんがチンコスイッチを押すことで廻っていたという世界観がこの映画のIfなら、その後のじゃあこのIfのあとにはどんなことが起こるのか?が提示されていない、まぁ提示されないのはいいとしても観客が鑑賞後「こうなのかなぁ、ああなのかなぁ」と思いめぐらせるようなものでもない。これはこういう映画としては致命的ですよ。 映画なんですから面白いIf(世界観)を作りこんで、さらにその結果どうなるのかのIfの後をまっちゃんなりにもう一歩踏み込んで示してもらいたかった。 もっといっちゃうとこのIfもそんなに面白い世界観でもないしね…。ただ男の仕草、行為なんかが面白いだけで。そういう意味でこの作品はコント以上のものが出来ていないです。 【norainu】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-09-13 22:46:39) ★5.《ネタバレ》 会話式レビュー・・・ A君『ひどかったね』 B君『ひどかったな』 A君『「大日本人」はきつい映画だったけど、あれの方が数倍マシに思えてきたよ』 B君『そうだね。終わった後、無意識に「ひどいわ・・」と声が漏れちまった。他の客を終わったあとチラリと顔見たら苦い顔してた』 A君『最初の方の閉鎖された空間での展開は基本に忠実と言っていいコントで、部分的に笑える所はあったよ』 B君『でも松っちゃんのテレビでやるコントは元々好きなんだけど、映画はさほど笑えないんだな・・冗長に感じる瞬間もある。間に入るメキシコ編は心底どうでも良くて退屈』 A君『途中からいかに、あの場所から脱出出来るかという流れに入った時に「おっそういう事か脱出一人コントかぁ!」と本作を割り切ろうとしたけど、脱出してから次第に様子がおかしくなる・・』 B君『まぁね・・前半が恋しくなるくらいつまんなくなるな。しまいにはチンコスイッチで上へ登るとヒーリング的映像が始まって、悪いけど「正気?」と思った』 A君『そして問題のラストシーン。世界とチンコスイッチと松っちゃんは?』 B君『露骨に意味ありげに提示されている感じが心底ダサいと思った。松っちゃんが「それぞれのシーンから自由に解釈してほしい」って語っていたけど、それぞれの解釈が出来るほどの底の深さが本作には感じられないんだよ!』 A君『優れた映画は様々なシーンで「ここはこうなんだろうなぁ」と色々解釈できる広がりを見せてくれるけどね』 B君『誰か「松本、それは違うやろ?」ときっぱり軌道修正してくれる人が必要だと思う』 A君『点数的には1点か2点どちらかにしようか迷うね』 B君『後半のひどさに比べたら前半は辛うじて魅力的に見えてきたから2点にしておくよ。』 A君『どこかのサイトで『しんぼる』を褒めている人が「通常の映画の物差しで、この映画を観るのは間違い。ちゃんと観れば分かる。映画評論家じゃないんだから」という内容で『しんぼる』否定派を批判していたけど・・ちゃんと観てつまんない、ひどいと思ったんだから、仕方ないでしょと言いたい・・』 B君『とにかく、こんな惨憺たる事になって残念だよ!誰かハッキリ言ってやれよ!「もう映画はやめとけ」ってね』 【まりん】さん [映画館(邦画)] 2点(2009-09-13 15:27:14) 4.わるく言うと、「自分の作りたいものを作ってハナっから観客を楽しませようという気概のない作品」である。最近の彼の言動はその傾向が顕著だったが、やはりこの作品も同様だった。もはや「分かるやつが分かったらええねん」という意思すら感じられず、観客不在で自分の思考を表現することのみに執着している気がする。しかし、残念ながら「表現したいこと」に対して「どう表現するか」がまだまだ追いついていない。「修行」「実践」「未来」と伝えたいことはかろうじて分かるが、このテーマを扱うにはちょっと早すぎた。 肝心の笑いのパートも間が悪くアイデア不足。彼を知る人ほどむず痒いのではないか。まるでWBCで不振を極めるイチローを見るような気分だった。最後にスコーンとタイムリーヒットでも打ってくれれば救われたのだが、ラストに待ち構えていたのはNHK教育の「天才てれび君」を観ているのかと思わせるようなCG。予算か納期に難があったとしか思えない。演技も狙いなのか何なのか分からないがお世辞にも上手いとは言い難かった。ここまでくると松本信者であっても救いようのない出来だと感じた。 松本監督の前作「大日本人」でも同じようなことを指摘したが、この作品はその性格上、宣伝のために松本人志が自らテレビのバラエティ番組に出演するなど大掛かりなプロモーションを展開して全国で拡大上映するようなものでは決してない。「かわいいパジャマが」とか「天使が」とか、そこは本質ではない。から騒ぎを毎週楽しみにしているような女の子でも誘おうものなら間違いなく痛い目に遭うので要注意。あくまでひとりで観る映画だと思う。 次作があるのかどうか分からないが、もしかすると彼は一度、いつものブレーン達と仕事をするのをやめたほうが良いのかもしれない。少なくとも主演から降りて、誰かに演じさせることを学んだほうが良いだろう。何にしてもこの作品と結婚がきっかけになって、彼によって植え付けられた笑いのDNAが再点火するような作品が登場することを心待ちにしている。 【708】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-09-13 05:35:47)(良:2票) 3.《ネタバレ》 松本人志が神の存在になる過程を態々90分もかけて描いた問題作。映画でもって自分を神にしちゃうって、どんだけ自己愛が強い人なんでしょうねぇ。結論から言うと恐らくやりたかった事は、キューブリックの「2001年宇宙の旅」の真似ごとだったんでしょう。しかし流石にこれは撮影、脚本、演出において、映画として公開するには問題がありすぎる。この人、ホントに映画の撮り方の勉強等をしてから作っているんでしょうか。その位、簡単に言うと下手くそ。先ずオープニングで車が一本道を走ってくるシーンから駄目ですが、何よりカメラをぐらぐら無駄に揺らし過ぎ!ぐらぐら揺らすのが最近の流行りだとでも思っているのでしょうか?密室劇のパートとの対比を出したかったんでしょうが、全然対比になってないよ!だってプロレスの試合シーンからカメラ固定されるんだもん。意味が分かりません。 脚本に関しては、最早崩壊レベル。崩壊というか、松本人志がずっと叫んでいるだけなんで、脚本云々の問題じゃないです。脚本も酷いですが、彼の演技も正直映画として見られる質では無いんじゃないでしょうか。大日本人の時は、まだ観れましたが、本作は観ている間余りにも苦痛でした。 誰も作ったことの無い映画を作ろうとする気概を持つのは結構ですが、それをするには多少は映画作りのノウハウ位は学んでおくべきだと思うんです。「2001年宇宙の旅」は話の複雑さだけでなく、映像面でも素晴らしかった。ちゃんとした技術の上に実験があるのです。彼がもし三作目を作る気があるのなら、松竹はその前に彼を映画学校に放り込んでください。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 0点(2009-09-13 02:01:36) 2.前作の大日本人の方が、笑いという意味では面白かった。今作のしんぼるは、かなりベタな笑いで、もしかしてこれ外人向けに作ったのか!?と思わせるシーンがいくつもありました。多くの人が困惑するであろうラストにかけての展開ですが、こういう事なんやろーなっていう想像はありますけど、結局作中では、答えをはっきりと示されなかったので、消化不良で終わりました。松っちゃんの映画って、もっとひっそりと公開した方がいいと思います。次作は、宣伝を一切しないでのぞんでみたらどうでしょうか。あくまで一意見ですが。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-09-13 01:20:47) 1.《ネタバレ》 予告を観て「CUBE」のコントっぽい話なのかなぁ、と予測をしてしまいましたが、 あまり大きな裏切りも無く「CUBE」のコントっぽい話でしたね。 それか世にも奇妙な物語に松っちゃん主演で出てきたみたいな。そんな感じ。 最後にコージー富田でもいいから出てくればコメディとして成り立つ感じもしましたが、そこは狙ったわけではないようです。 基本一人芝居なので、セリフも奇声が多いです。 わざとらしい独り言を排除という意味合いがあるんでしょうけど、 ずっとそれを観させられても辛い。 ちなみ松本人志は大好きですよ。自分の人生においてこれほど影響を受けた人は居ません。 それでも、あえて言わせてもらうなら残念な映画でした。万人ウケは最初から狙ってないにしても、 はたして、この映画の真意を受け止めたお客さんって、どれだけ居るのでしょう? 【バニーボーイ】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-09-12 20:12:05)(良:1票)
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