みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.《ネタバレ》 木下蓮二と木下小夜子夫妻による短編アニメ「ピカドン」。 原爆の惨禍をセリフを一切挿入せず、映像だけで語りつくした作品。 とにかくこの作品、原爆が落ちるまでの平和な日常からして不気味な静けさに包まれている。 刻々と「あの瞬間」まで時を刻んでいく時計、家から学校や仕事場に向かうため外に出て行く人々、紙飛行機で遊ぶ子供。 爆弾は横向きに音も無く落ちてくる。それをふと見上げた瞬間、一瞬強張ったり呆然とする顔、顔、顔をした人々を猛烈な閃光によってすべてを焼き尽くす。 熱線によって赤子に乳をやる母親が一瞬にしてドロドロになり、肉塊と化す瞬間。爆風によって髪は逆立ち、建物も人間も何もかも薙ぎ払う。 破壊された街を、皮膚がズルズルに溶けた人々が水を求めてさまよい、斃れ、次々に死んでいく様子の地獄絵図。 たった数分に凝縮されたあの日の地獄。これだけで戦争の恐怖は多大に伝わる。 この作品は、最後に高層ビル群が並ぶ「現代(1978~1979年当時)」を映し、雲の上から傍観するように飛ぶ紙飛行機を映して物語を締めくくる。あの紙飛行機は「誰」が飛ばしたものなのだろうね。 そこに絶望を見るか希望を見るかは貴方がた次第です。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2016-09-09 14:47:04)(良:1票) 4.《ネタバレ》 広島原爆の凄まじさ。 今回、このビカドンが某Y●U TUBEにて見れることを知って三十五年ぐらいぶりに目にいたした次第。長い年月経った上での再見、地獄絵図の場面はホント記憶に残っていたとおりもので凄まじいものでした。良くも悪くも密度の濃い10分。今の子供たち及び自分より後の世代の方はこの最怖(?)アニメーション映画の存在を知っているのでしょうか 知らないのでしょうか 惜しく感じる ずっと引き継がれていっていてもいい題材だと思うんですよね とにかくこれ見りゃ一目瞭然、一発で(10分で)原爆の恐ろしさがわかりますって 年寄り・子供・乳母関係ナシに木っ端微塵。この恐ろしさたるや 知っておくべきなんですよね 1979年作、その名はピカドン はい 忘れるな。50年経っても100年経っても決して消えて無くなるな この作品、ずっと残り続けていってほしい。 【3737】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-10-06 20:57:22) 3.《ネタバレ》 最初に観た時には、固まった。これは、商業映画でなかったために、わりと作られてから早いうちに、朝の情報番組で放送したのだ。 一度それを書いてから消した(!)という、トレス線の無い、絵本のようなやさしい絵柄の子どもや人々が、一転、ドロドロ溶けてゆく描写は、非常に恐ろしいものだった。 子供のあこがれや、おもちゃも、実はその延長(或いはその根が)に、恐ろしいものになりうるとでも言うようもに、子供の作った紙飛行機が、やがて黒い飛行機となって、現在の町の上を飛ぶというシーンも、示唆的で怖い。 LDの時代までは、販売されていたのだが、今は手に入れることが困難な映画であるが、公共図書館くらいには置いておいても良いのでは…と思ったら、大手動画サイトで見れるのか。うーむ。 【Tolbie】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-08-29 02:56:33)(良:1票) 2.確か小学3年の時鑑賞しました。その時見た地獄絵図が暫く忘れられず、子供心に戦争は2度としてはならないと思いましたね。 【TAKI】さん [試写会(邦画)] 7点(2009-01-01 21:38:44) ★1.《ネタバレ》 小学校4年の頃、午後の授業を潰して観せられ、半ば失神寸前になりました。原爆投下後の生々しい描写(リアル表現では無いが…)は、それはもう恐ろしく、まさに地獄絵図そのもの。髪が抜け、目玉が溶け落ち顔も手足もドロドロ…。まるで飴が溶けるかのようなシーンと効果音(叫び声)は完全にトラウマへと変わり、映画全体の記憶はほぼ喪失…(なので、一部表現に誤りが有るかもしれない)。おかげで、原爆投下の必要性に全く意味が無いのと、アメリカのアホさ加減を充分に理解出来ました。ただ、個人的には、こういう映画で戦争否定する気は更々有りません。大事なのは、過去に起こった過ちを再認識し後世に伝え残す事…。作品性よりもまず、映画のレーゾンデートルで評価したい。 【_】さん 8点(2003-10-19 22:24:25)
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