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天城越え(1978)<TVM>

1978年【日】 上映時間:86分
ドラマサスペンスラブストーリーTV映画犯罪ものミステリー小説の映画化
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新規登録(2003-11-23)【_】さん
タイトル情報更新(2024-07-18)【イニシャルK】さん


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演出和田勉
キャスト大谷直子(女優)大塚ハナ
佐藤慶(男優)土工
鶴見辰吾(男優)少年
中村翫右衛門(男優)田島老人
宇野重吉(男優)佐藤留吉
荒井注(男優)菓子屋
大塚周夫(男優)土建屋
玉川良一(男優)山田警部補
梅津栄(男優)あいまい屋の客
柳谷寛(男優)呉服屋
堀越節子(女優)土産物屋の老婆
松本清張(男優)遍路(ノンクレジット)
原作松本清張「天城越え」
脚本大野靖子
音楽林光
企画NHK
制作NHK
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【クチコミ・感想】

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6.映画版は子供の頃に見た記憶があり結構衝撃を受けた覚えがある。今見ると、ミステリーってわけでもなくて、ストーリーとしてはたいした話でもないようにも思えるが、それはオチを知っているからだろうか。ドラマ版は映画版とは内容が多少異なるように思えるが、大谷直子の妖艶さ、佐藤慶の怪演、鶴見辰吾の瑞々しさ等、その他演者も皆素晴らしい。松本清張本人出演はちょっとヤリスギかなとは思うが。で、なんかこのドラマの雰囲気ってどこかで見たような気がするなと思ったら、演出が和田勉だったとは。製作から40年以上が経過しているわけだが、昔のドラマは重厚感があり、見応えがあるとあらためて思う。いくら撮影技術が進化しても追いつけないものがあるのが文芸なのかもしれない。
尚、最近は広島選挙区でやらかした政治家夫婦で話題の「天城越え」だが、数年前に天城トンネルは車で通った事がある。昔と殆ど変わらない姿を留めているのが印象的だった。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-06-28 13:49:05)

5.オーソドックスな演出で白黒画面が美しい。黒澤監督の羅生門を連想した ご自由さんさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-08-05 16:41:53)

4.《ネタバレ》 のちに松竹で映画化もされた松本清張の原作をNHKがドラマ化した作品。映画も傑作だったが、このドラマ版もなかなか面白かった。演出はNHKのディレクターだった頃の和田勉なのだが、登場人物の心理描写や、風景描写がかなりしっかりとしていて臨場感たっぷりで見ごたえがあり、テレビで見せるタレントとしてのコミカルな雰囲気からは想像もつかないような素晴らしい仕事ぶりに感服。役者陣も寡黙な佐藤慶、少年を演じた子役時代の鶴見辰吾(この翌年が「3年B組金八先生」で、その次の年が「翔んだカップル」か。)、この二人のバランス感覚も絶妙で、とくに鶴見辰吾は、嫉妬が殺意に変わる少年という難役を好演していてとても印象深い。映画で大塚ハナを演じた田中裕子が素晴らしかっただけに本作の大谷直子の大塚ハナはどうなのかと思っていたが、さすがに田中裕子ほどのインパクトは感じなかったものの、それでも大谷直子もなかなか良いと思う。ラストで事件を目撃する遍路の役で松本清張自身が出ているのがちょっと驚き。ほかにもいくつかの作品でのカメオ出演があるようだ。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-04-06 14:35:14)

3.《ネタバレ》 松本清張がスペシャルゲストとして登場。たまげたなぁ。それにしてもこの清張、ノリノリである。 ☆Tiffany☆さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-14 20:43:14)

2.バリバリ松本清張!っていう感じの作品。
純情・悲哀・皮肉という人生の3要素を剥き出しにした原作が素晴らしいのですが、映像化したこの作品もなかなか素晴らしいものが有ります。主軸となる3人のキャラクターの描写は臨場感に溢れ、山場の有る起伏に富んだ演出は秀逸。原作を一段と活気づける工夫が成されている。
キャスティングもはまっているし、その俳優陣もリアルに役柄を演じることが出来ています。
おはようジングルさん 7点(2004-01-26 17:14:05)


1.《ネタバレ》 NHK製作TVMだからこれがつまらない筈が無い。実際、佐藤慶の誰も寄せつけない寡黙な演技と、嫉妬から殺意に変わる少年役を好演した鶴見との俳優のバランスも良い。思春期の少年の娼婦に対する隠された想いと、大工の男に対する殺意の心理描写に陰陽の感情を付ける。少年に狂気を表す為に鏡で光を反射させるなどの演出も見事。TV映画で有りながらドラマの延長を越えた作品として評価に値すると思う。…ちなみに、そんな素晴らしい演出を担当したのはなんとあの和田勉だったりする。 _さん 7点(2003-11-29 22:29:15)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.50点
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