みんなのシネマレビュー

スノーマン<TVM>

THE SNOWMAN
1982年【英】 上映時間:26分
ファンタジーサイレントアニメTV映画ファミリー小説の映画化クリスマスものショート(短編映画)
[スノーマン]
新規登録(2003-12-18)【_】さん
タイトル情報更新(2024-07-21)【イニシャルK】さん


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監督ダイアン・ジャクソン
ジミー・T・ムラカミ
出演デヴィッド・ボウイ(再発売版)
原作レイモンド・ブリッグス
音楽ハワード・ブレイク
製作ジョン・コーテス〔製作〕
製作総指揮イアン・ハーヴェイ
配給朝日新聞社
作画ダイアン・ジャクソン(アニメーター)
その他ハワード・ブレイク(指揮)
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【クチコミ・感想】

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20.最近のCGアニメに慣れてしまってると、こういった味わい深いアニメーションが逆に新鮮だね。
まあ、雪だるまが突然動き出したら、ちょっとしたホラーなわけで、猫の反応は正解だったと思う。
ファンタジーな夢物語で終わらせずに切ない感じのラストで締め括るのが心に残る。 もとやさん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-05 17:52:21)

19.《ネタバレ》 これはやばいです。年甲斐も無く号泣。
「この作品を観てどう感じるか?」で人間性が判ってしまう様な作品。名作です。 たくわんさん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-02 15:25:02)

18.《ネタバレ》 子供たちに愛される要素がいっぱい詰まったアニメ。スノーマンというユーモラスなキャラ。これが主人公の男の子に負けないいたずら好きで、見ていて楽しく、ほほえましい。これだけで成功の半分は約束されたようなもの。このスノーマン、重そうなのですが、意外にも空を飛んで男の子を雪の国に連れてってくれます。そのときに流れる曲は名曲、感動的です。男の子を待っていたのはスノーマンの仲間とサンタクロースでした。クリスマス・イブだったのですね。そして贈り物のマフラーをもらって帰ってくる。翌朝、ちょっぴりほろ苦い別れがあるが、贈り物は現実のもので、夢ではなかった。話の骨子はセンダックの「かいじゅうたちのいるところ」と同じ。母親に叱られ、ちょっぴり孤独を感じる少年。そこへ想像の翼がふくらみ、冒険の旅にでる。冒険を十分堪能すると家が恋しくなり帰宅。「かいじゅうたち」の場合は、あたたかい母親の食事が待っていました。本作の場合はサンタの贈り物のマフラー。このマフラーは両親の贈り物であった可能性がある。両親の子供を思う気持ちに男の子の精神が感応して、スノーマンとマフラーの夢を見させたという解釈。どっちにとっても夢のあるお話。「別れ=自立」で、男の子は一歩成長しました。さらに掘り下げると、このスノーマンは男の子が丹精込めて造ったもの。途中スノーマンのモデルの人形が出てきますが、男の子は普段からこの人形を好きだったのでしょう。だからその姿をまねて雪だるまを造った。それも自分の背丈をはるかに超えるビッグサイズ。途中で夕食を挟んでおり、造るのにかなりの時間と労力を要したことが分ります。これが重要で、簡単に手に入っては愛着も薄くなる。少年はちゃんと夢の代償を払っており、観ている方も、スノーマン=かけがえのない友達と無理なく思えます。男の子が雪だるまにマフラーと帽子をあげたのは笠地蔵と同じ気持ちでしょう。それだからこそ別れの場面で涙がでてくる。名作です。 よしのぶさん [インターネット(字幕)] 8点(2012-07-15 19:43:17)

17.《ネタバレ》 泣いた。泣いた。不覚にもわたくし、この歳、もう30過ぎてるのに、今頃になって恥ずかしながら初めて見た。ここでの皆さんの評価の高さが気になってどうしても観たくて観たくて、近所のレンタル屋さん、片っ端から探したけどどこにもない。我慢出来ずにDVD購入!こんな凄いアニメとは知らなかった。30分にも満たない時間の中で少年の無邪気さとスノーマンの無邪気さ、そして、自分は少年とは別の生きもの、雪であるが為に、最後は消えてしまう運命という哀しさ、少年とスノーマンが楽しそうに遊ぶ場面はどれもが観ていて楽しい。スノーマンが果物を顔に当てる場面のあの時のスノーマンの顔の面白さ、スノーマン自身も思い切り楽しんでるのがよく解る。だからこそラスト、マフラーだけとなってしまう場面は泣けてくる。特典映像の中でデヴッド・ボウイが語っている子供の頃にゆきだるまを作った話、スノーマンがくれたマフラー、彼は本当にいたんです。そう!この台詞に夢なんかではない。いや、実際は夢でも、それが宝物であるように例え、夢であっても信じることの素晴らしさ、いつまでも子供心を忘れないという素晴らしさ、人間、年齢と共に夢なんて信じない。そう思ったり、段々と疑い深くなってしまうものです。でも、この作品を観ると夢って良いなあ!純粋な子供の気持ちに帰れる映画として、良いものを見せてもらった気がする。こういう作品こそ全ての子供達に見せてあげたい。 青観さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2010-12-29 22:05:44)(良:1票)

16.《ネタバレ》 レイモンド・ブリッグスの絵本の雰囲気をこわさず繊細に作りあげたアニメーション。 絵と音楽だけで表現しているのがアーティスティック。 背景も丁寧に描きこまれたこの作品はパステルの匂いがして、手作りのあたたかさがいっぱい。 家人が寝静まった家での冒険も楽しく、おどけるスノーマンは道化のよう。 空に舞い上がってからは一気に魔法が広がり、とんでゆく風景。 雪の国のお祭りでは「あの人」も待っていて、白い世界の中で色たちがダンスを踊る。 少年とスノーマンの空の旅にかかる"Walkin in the air"は透き通るようなボーイソプラノが神秘的なほど美しく、旅の儚さをも予感させて。 一人っ子の少年には、きっと何ものにもかえがたい友だち。 一夜の夢だけど、でも夢じゃなかった… レインさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-01 00:00:00)

15.基本的にサイレント映画と同じで、動きで全て表現させているって所が良さだと思います。 奥州亭三景さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-11-18 12:39:02)

14.《ネタバレ》 泣けた。
不意をつかれた。コレは見るべし。 きいろくまさん [ビデオ(字幕)] 10点(2010-11-01 21:45:26)

13.3歳の息子がこのDVDが大好きで、もう何回見たかわかりません。大人の私も、結末がわかっているのに、いつも最後には「いい映画だな」とじんわり来ます。息子はスノーマンの絵本も繰り返し読んでいますし、この冬にはスノーマンと同じ みかんの鼻の雪だるまを作るほど、この映画にとりつかれています。
(後日談)
9歳になった息子と、この映画の続編?の「スノーマンとスノードッグ」を見ました。「スノーマンとスノードッグ」はこのサイトに登録がないようですのでこちらに感想を書きます。「スノーマンとスノードッグ」もいいんですが、オリジナルの「スノーマン」の二番煎じですし、「スノーマン」のような鳥肌が立つような、涙が出るような感動は皆無。繰り返し見たいという気にもなれません。それに、あの「スノーマン」の感動を台無しにされたような気がします。おまけに「スノーマン」があんなに好きだった息子が、9歳になった今は「スノーマン」を見たことも忘れたそうです。「スノーマンとスノードッグ」の男の子はなぜか母子家庭。「スノーマン」ではお父さんがいたのに、どうしちゃったんでしょうか。 チョコレクターさん [DVD(字幕)] 9点(2010-03-01 22:42:05)

12.《ネタバレ》 自分の場合「空を飛ぶ映画」といったら、真っ先にコレ! ウィマさんのおっしゃる通り、トトロやピーターパンと空飛ぶのとはわけが違う。セル画とは違う色鉛筆やパステルあたりで描かれた絵が動くのは、まさに「芸術」だし、BGMの楽団の演奏がトーンを変えて、澄んだボーイソプラノの歌にバトンタッチされる運びは、わけもなく涙が出ても不思議はない。これが絵や音楽という芸術の力なんだなと素直に思う。オープニング以外はセリフなしで言語の壁はないし、子供にも理解しやすい。けれど、よくよく考えてみればオープニングに語りを入れて画面を歩いていくのは、いい年したおっさんなのである。たくさんのオモチャに囲まれて満足できたり、大切なオモチャが壊れたら新しいのを買ってもらえたりする子供のうちは、この作品のラストは本当には分かるまい。「新しいの作ればいいや~ん」て気持ちにだってなれる。代用や買い替え不能な、かけがえのない友人や恋人を失った経験のある大人にこそ、グッと迫るものがある。少年の体験が「単なる夢でした」とはなっておらず、少年にとっては確かに体験したと信じられる証拠がポケットから確認されるのもgood。 だみおさん [レーザーディスク(字幕なし「原語」)] 9点(2010-01-07 16:53:38)

11.「ゆきだるま」の絵本を始めて書店で立ち読みしたとき、不覚にも泣いてしまった。・・・という話を何年も経ってから母親にしたら「へぇ~、あんた意外に繊細なんやなー、信じられへんわ」と怪訝な顔をして言われたことが、この『スノーマン』の絵を見るとイヤでも思い出して不快な気持ちになるのであった。ゆきだるまに泥をかけられた感じだった。あの人にとっては、単にあったかくなって溶けたゆきだるま、でしかなかったわけだ。その絵本がそのまま動画になっている。歌も物悲しくボーイソプラノが沁みる。あー、あんなこと、母親に言うんじゃなかった。言わなければ、この作品ももっと素直に鑑賞できただろうに。 すねこすりさん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-04 14:47:08)(笑:1票)

10.子供の夢を見事に描いた作品。雪だるまが動けばなぁ。空を飛べたらなぁ。サンタさんに会えたらなぁ。セリフがないサイレント映画だからこそ、このアニメの素晴らしさが存分に伝わってくるんだろうかと思う。優しい心になれてほんわかな空気が漂い、子供の純粋な笑顔とスノーマンのおちゃめっぷり、とどめのラスト。夢は思うようにはいかないものだ。 M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-15 22:43:41)

9.このアニメが好きで、PS版のゲームを買ってしまったくらいです;
空を飛んでる場面でなぜか涙が出ます…。トトロやピーターパンと空飛んでるのとでは訳が違うんです。なにより歌が絵とマッチしていて素晴らしい。ずっと大切にしたい、動く絵本です。 ウィマさん 10点(2004-12-26 17:24:21)(良:1票)

8.音楽が最高。子供の頃の冬の思い出。 ネフェルタリさん 10点(2004-11-26 13:33:00)

7.これもレビューとしてあったのか!これもサウンド・オブ・ミュージックのレビュー同様、私の小さい頃の思い出の映画だから凄く嬉しい。懐かしい。レイモンド・ブリッグスの絵本はどれもユーモアがあって暖かくて大好き。もし将来子供が出来たらまず読ましてあげたい絵本作家の1人かも。スノーマンの好きな所はあの切ない音楽と、サイレントなのにちゃんと伝わってくる、あの色彩の豊かさと暖かさ、キャラクターの優しさと心あったまるファンタジー。まるで子供の頃の夢に出てきそうな話。でもただの夢物語で終わるのではなくてラストにはちゃんと現実がある。そこが好き。ちょっと切ないけど良い映画。 c r a z yガール★さん 9点(2004-09-28 00:05:38)(良:1票)

6.あまりにも有名なテーマ曲「Walking in the Air」。ボーイソプラノで歌い上げられるあのあまりにも美しい旋律。子供の頃耳にして以来、ずっと忘れられない名曲。この映画の意図するものを汲み取れるのは、ある程度年を重ねて幼年時代から遠のいてしまった人間だけではないかと思う。この映画、2度観ることをお勧めしたい。子供の時に1度、その時は気楽に、そして大人になってからもう1度、その時はタイムカプセルを開くように。 ひのとさん 8点(2004-06-20 20:41:44)(良:2票)

5.雪だるま動けばいいなぁって昔思ってたなぁ・・ ゲソさん 7点(2004-06-04 01:56:18)

4.雪降ってるのに暖かい小さな世界、泣けちゃうんですよぅ。ボーイソプラノな歌もとっても良かったです。 ジマイマさん 7点(2004-05-01 01:14:26)

3.音楽しか流れないとこが好きです。とっても切ないお話だけどあの歌が好き。絵も好き。 ooo&eeeさん 7点(2004-03-22 20:09:25)

2.この作品を見ていると優しい気持ちになれる。みんな一度は見たことあるんじゃないかな?最後スノーマンが溶けてるのが寂しい、流れてる音楽がスキ ZVoさん 8点(2003-12-30 21:09:55)


1.《ネタバレ》 英国人・レイモンド・ブリッグス絵本原作をアニメ化。少年が大雪から作った雪だるまの“スノーマン”。夜中に動き出したスノーマンと少年の“一夜限りの遊び”がなんとも切ない。加えて、まるで動く絵本を観ているような錯角に陥る程、素晴らしいアニメーション映像だ。少年とスノーマンの描写に流れる切ない主題歌曲が特に深く印象に残る。レイモンド・ブリッグスの描く優しい色調なり、彼の世界観を崩さず忠実にアニメ化した貢献度…、そして子供は勿論の事大人の目線に立った良質なアニメ映画と言える。そういう意味では大人に観て欲しい作品です。 _さん 8点(2003-12-24 16:58:29)(良:1票)

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Review人数 20人
平均点数 8.30点
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