みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
31.これは原作が優れているのだろうな。話は面白かった。 でもこの点なのは大林さんの演出が合わなかったのと尺が長い事。 ドラマとして尺をとって作った方が良い原作だったかも。 ※宮部みゆきさんの原作はいずれも登場人物が多いですよね。 しかし豪華な出演陣は見応えあり。 加瀬亮さんだけラストまで気づけませんでしたが。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-09-19 23:46:54) 30.《ネタバレ》 いかにも小説の筋をなぞっただけの様な章編成、大林監督らしい気持ち悪い空の色、終始暗ったい辛気臭い映像、久本の出演シーンのウザさ、、などなど気に触る事が多過ぎる。 自分と極めて相性の悪い作品だった。 唯一の救いは伊藤歩が綺麗だった事。 あと多部ちゃんが初々しい! 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 1点(2020-11-20 01:28:14) 29.《ネタバレ》 こういう形式の映画は初めてだったのでとりあえず楽しく見れた。 ただ劇中劇である必要性とオチでゴーストを前面に出すのは蛇足のような気がして萎えた。 あの社会的なメッセージを入れたいからゴーストを持ちだしたのなら、賞を意識し過ぎだろう。 【たんたかたん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-12-25 22:13:15) 28.《ネタバレ》 宮部みゆき氏の原作を先に読んでいます。 高層マンションの一室で殺されていた家族は、実は住んでいたはずの家族ではなくて、しかも他人同士であった・・。 一言で言うなら、現代社会における人間関係の希薄さ、がテーマと思います。そして、こういった事件が起こりえる法律の脆弱性 (抜け穴) という、社会派の一面も持っている。原作はまさに現代ミステリーの最高峰で、必見の名作でした。 しかし映画版は、そのどちらのテーマも取り上げつつ、大林監督らしさが色濃く出た内容となっています。まず登場人物の多さから、ドキュメンタリータッチになったことは理解できます。それよりも、とりわけ印象的なのが、ノスタルジー漂う荒川区の一昔前の風景。どこか尾道を彷彿させるというか、、 とても愛情をこめて撮られていますね。対象的に事件の起きたマンションの冷たいこと。人間の生活感が感じられなくて、無機質な建造物といった感じ。風景にそぐわない億ション、遠目から見た二つの高層タワーの姿は、明らかにこの地域に歓迎されたものではなく、懐かしい風景や下町の人情味を破壊した悪しき土地開発の象徴とされています。 もちろん事件は人間がやったことですが、犯人の動機や心の闇にはさほど言及することなく、むしろ事件の「理由」として、そういった人間を生み出した時代性や環境の変化も背景にあることを見逃すことはできません。 オープニングの軽さや、視聴者に考えさせるべき問題提起を画面上に文字でナレーションしたり (ラストとか) 、やや演出面に難を感じましたが、名作「理由」の映像化としてはこれしかなかったように思えます。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-04 20:07:34) 27.集中力がまったく続かない映画だった。 事件そのもののプロットは悪くないと思う。ただ様々な人間の証言が入ってくるので、 ドラマ性がしっかりと描き切れず、全体的にぼんやりとした印象を受けてしまう。 こういった演出は斬新で面白いのかもしれないが、この作品では成功だったとは思えない。 果たして映画向きなのかな? 機会があれば、原作のほうを読んでみたいと思う。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 3点(2011-08-11 15:09:00) 26. 大林宣彦監督の作品を見るのもうやめようと思います。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-08-06 22:38:09)(良:1票) 25.《ネタバレ》 凡作。もともと大林宣彦監督の落ち着きのない映像は苦手である。それは好き嫌いの問題ではあるのだが、これなら小説を読めばよいのではないか、とは感じてしまう。話がつまらないわけではないが、消化不良な点は否めない。【ネタバレ注意】そもそも“映画化”までネタにする必要があったのだろうか。なぜ雨の中で傘も差さずに赤ん坊を抱きかかえて現場に行くのか。自分はよくても赤ん坊が病気になったらどうするのか。犯人は病気だったのか。どうして落ちたのか。なんだかスッキリしないまま終わってしまった。 【mohno】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-24 21:43:50) 24.《ネタバレ》 これだけ原作通りなら、普通に原作読んだほうが良いでしょう。音楽がかなりセンス悪くて、「なんでこんなのでOKでたんだろう?」と思っていましたが、特典映像を見て監督が音楽制作にかかわっていることが判明。それじゃ誰も「こんなの止めましょう」って言えないな。監督は原作通りに撮ることを、「冒険であり、実験」と言っていましたが、納得できません。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 1点(2011-02-17 23:37:35)(良:1票) 23.全体的な薄暗い雰囲気。怖すぎる歌。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-12-16 16:34:08) 22.ドキュメンタリー形式で関係者の証言によって事件の真相や背景を浮かび上がらせていく手法は興味深いが、多数の事件関係者が次々に登場して証言していくストーリーが延々と続く2時間半ははっきりいって退屈です。画面上で語らせるだけなら別に映画じゃなくても原作を読めば済む話ですから。宮部みゆきの作品って原作の評判が高くてこれまでに多数ドラマ化や映画化されていますが何気に鬼門ですね。映像的な作品原作が必ずしも映画向きとは限らないということじゃないでしょうか? 【時計仕掛けの俺んち】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-04-01 03:37:19) 21.《ネタバレ》 極めて異常で凄惨な殺人事件を題材に扱っているにも関わらず、なんとなく爽やかで且つファンタジックな後味が残るのは、この一種独特の大林監督の演出手腕ゆえという事なんでしょうか。多くの手練れ役者がひしめくこの映画でも、僅かな出演場面にも関わらず「大人になる前の少女たち」が、誰も彼も皆魅力的に描かれていますね~。かつてヒロインを演じた小林聡美・中江有里・宝生舞なんかを差し置いて。実はそこが一番大林監督作品らしいなあと自分は思いましたが(笑) 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-25 15:47:21) 20.《ネタバレ》 原作との「違い」に関してレビューします。ストーリーの流れはほぼ原作の通りでした。あの情感を極力排した原作を大林監督が映画にすることには先入観として違和感があったけれど、淡々としたドキュメントタッチで撮ろうとした意図は感じました。しかし、原作者っぽい人間を劇中に出してドキュメンタリーを気取った段階で黄色い信号が灯り、最後の八代祐司の扱いで、ある意味、ぶち壊しになりました。原作を読んでから随分と時間が経つので確信は無いけれど、この事件に関わった人たち全てに色々な「理由」があったということがメッセージであって、その総体として起こった事件だったはずです。今作のように八代祐司を時代を見渡す代表選手として着地させたらテーマが変化します。原作のエンディングにも確かに八代の幽霊話は出てきますが、自分に言わせると彼の「理由」が実は最も単純で分かりやすい。そこにフォーカスすると薄っぺらな不幸ものに見えます。犯行が起こる社会背景を、多くの人の「理由」を積み重ねることで薄く広くそして重く仄めかすことが原作の味わいでしたが、映画にはそれが無い。活字では、それぞれの人物の「理由」をもう少し吟味する時間があるのだけど、映画ではとても拾いきれない。あたかも犯人に行き着く為に次々とインタビューをこなして時間が過ぎて行く印象。ここに原作との決定的な「違い」が生じます。結論として、この原作は映画にすべき作品じゃなかったと思う。演出の手腕とか脚本の精度というレベルではなく、活字と映像の表現特性の違いが顕著になる題材で、原作が持つテーマ自体が映像化によって損なわれるからです。八代裕司役の加瀬亮の偏執的演技と、ちょい役だったけど多部未華子の存在感は光っていました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2010-01-21 16:02:45)(良:1票) 19.何とそれにしてもよくぞこれだけ多くの出演者を使いながらもきちんと一本の映画として完成させてしまう辺り流石は大林宣彦監督である。今の日本映画でこれだけ多くの人に出てもらうようお願いしても出てもらえる監督は他にはいないだろう!これも大林宣彦監督の人脈あってこそ、東京の下町で起こったある殺人事件の背景にあるのは家族の絆、大林宣彦監督らしいどこか優しさ、温かさを感じる作りに共感出来る反面、やはり少し長いのと説明過ぎるのも気になった。それでも観ていて退屈とは感じない。下手な監督が撮るとこうはならない。それと東京の下町の映像のリアルさ、人が生活しているという感じがして、その辺は同じ東京を描いてる「三丁目の夕日」とは全くもって対照的!何のリアリティも感じない「三丁目の夕日」より断然、リアリテイを感じる。そして、この映画の中で語られる一つの殺人事件から生まれる人間愛、伊藤歩が赤ん坊を抱いてる姿がとても印象的な上に悲しくもある。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-08 17:20:11)(良:1票) 18.物語としては面白い。 殺人事件の真相を知りたいという気にさせてくれる。 ただ残念なことに一部の役者の演技が酷すぎる。 下手というよりは、演出でそうさせられてるんだろうけど、 気持ち悪いとしか言いようが無かった。 そういった苦難を乗り越えてようやく迎えたラストがまた酷い。 映像的にしょぼいシーンがあると途端に作品全体がしょぼく感じる。 無駄なシーンをカットして編集し直せば、もっと良い作品になりそうな気はする。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-05-25 07:17:18) 17.ミステリーではあるけれども、謎解きよりも、事件周辺の人間関係を丁寧に描くのが『火車』あたり以降の宮部作品の魅力だと思うけど、その点は原作に忠実に作られている。たくさんの登場人物が語るそれぞれの人生が、個々の身勝手だけれどもちょっぴり優しい思いの積み重ねで成立する「人間社会」なるものの輪郭を浮かび上がらせる。でも、それも、映画というよりは原作の魅力なわけで、逆に大林監督が「映画的に」撮ろうとした部分には違和感を感じた。とくに、棒読みの台詞回しと、小説家→映画化という妙な楽屋落ちは、それがこの映画の表現方法として効果的だったのかよくわからない。少なくとも、こういう奇抜な手法を使うのなら、映画全体の時間は短くするべきだったんじゃないかな。さすがに、あの色のトーン、台詞回しで160分はキツかった。 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-03 08:01:08) 16.インタビューや証言を積み重ねて物語を構築するルポルタージュ形式の脚本を、ドキュメンタリー・タッチではなく、極めて舞台劇的な芝居と不自然な劇映画風カメラワークで演出するという、一種の実験作。もちろんこの無謀な実験は失敗に終わりました。俳優にわざとらしい芝居をさせることにかけては、大林宣彦は晩年の黒澤明をも凌ぐ。だから「証言」が下手な一人芝居にしか見えなくて、映画的な臨場感は皆無(元々はWOWOWのドラマだったんですね)。話自体も終わってみれば、奇抜なトリックの仕掛けられたミステリーではなかったので、何とも中途半端な印象しか残りません。この余りにも長い上映時間を飽きずに観せてくれたのは、偏に、現れては消えていく総勢107名の豪華キャスト達。従って107人に、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-10-04 00:02:50)(良:1票) 15. のっけから能書きが長すぎだった。これはいかんのちがうか、と思うと、案の定、映画になっていなかった。能書きと字幕と台詞によりかからなければ伝えられない。これはつまり脚本段階で消化不良、それをそのまま撮るのは監督の指導責任。それもこんなに早口で台詞をこなさなければならんようなものは、はっきりいって映画とちがう。この監督は映画とはなにか、本当にわかっているのか、疑問に感じないわけにはゆかなかった。『青春デンデケデケデケ』はたしかに良かった。おそらくこの映画作家は、身近で身近な領域を描くのに才能ある作家で、そこから一歩出ると、とたんに駄作を連発する作家なのだ。 インタビュー形式の構成は、まず往年の名作『市民ケーン』だが、一方、これは観客を置いてきぼりにするだけ。形式も演出しだい、ということを教えてもらった。 いや、これはインタビュー形式というより、むしろワイドショー形式というべきか。音楽も、うすっぺらな調子のものが始終流れる。タイトルはMJQ風ジャズ、はじめはサスペンス調、途中ヒューマンドラマ調をしばしばはさんで、後半はもっぱらお涙もの調。安易で軽すぎる。それならそれで、もっとするどくワイドショーそのもので描いたほうが現代的だった。 【goro】さん [DVD(邦画)] 2点(2006-06-14 22:08:57)(良:1票) 14.正直おもしろくなかった。もともとの小説ではきっと素晴らしくよくできた作品だったんやろうな…っていうのは分かるけど、映像化に意味を見出せなかった。すばらしく複雑なストーリーなので、160分ストーリー説明のために演者がしゃべりっぱなし。正直きついし、演者の個性も結果的に殺してしまってる。こんな事ならやめとけばよかった~っていう監督の顔と、撮りあげた事への安堵の顔が目に浮かぶ。 【ハッシーふりかけ】さん [DVD(邦画)] 1点(2006-04-18 03:29:08)(良:1票) 13.なかなか面白いのですが、いかんせん長すぎます。原作に忠実なのですが、なにかと鼻につく役者達の演技満載で、若干興ざめ気味・・・。そして最後のエピローグ・・・全く必要ないのでは。原作のパワーか監督の力量か、長い割には退屈しない作品です。 【タマクロ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-29 17:52:35) ★12.真っ先に思ったことはベストセラーだし原作は面白いんだろうという事か。気になることはインタビュー形式で徐々に浮き彫りにされていく真実という事より、インタビュー形式であるため必要以上に不自然に映る芝居がかった演技。演技や台詞回しのためか昭和と現在が入り混じっているのかと錯覚した。それが昭和的家族像をもった下町の家族と今の時代を現すマンションの偽装家族との対比であるとしても上手くいっているとは思えない。偽装家族の中に芽生える家族性をもう少し描いても良かったのではないでしょうか。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-19 22:09:38)
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