みんなのシネマレビュー

少女 an adolescent

2001年【日】
ラブストーリー小説の映画化
[ショウジョ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-02-19)【イニシャルK】さん


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監督奥田瑛二
キャスト奥田瑛二(男優)友川
小沢まゆ(女優)陽子
小路晃(男優)助政
夏木マリ(女優)幸枝
室田日出男(男優)昌三
日比野克彦(男優)斎藤
金守珍(男優)幸枝の昔の男
金山一彦(男優)寺岡
笹野高史(男優)鈴木
原作連城三紀彦
脚本真辺克彦
成島出
音楽梅林茂
撮影石井浩一
製作奥田瑛二
企画奥田瑛二
美術日比野克彦
録音橋本文雄
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【クチコミ・感想】

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1


13.フランス映画をそのまま日本の片田舎で再現したような映画。愛の表現も日本離れしていてどこかフランス的。最後のシーンも素晴らしくカタルシス気分にさせてくれる。何より素晴らしいのがカメラワーク、一つ一つのカットが意図をもってきちんと撮られている。画面の色調も素晴らしいし、俳優も名優ぞろいで完璧な演技だと思う。だけど何かが足りない気がするのは何故だろう。ヒロインが15歳に見えないからなのか、日本の風景に作品内容がマッチしていないからなのか、結局この点数になってしまった。 ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-10-07 20:08:46)

12.《ネタバレ》 自身が堕落したダメな男を演じながらも、少女眉子のほうをとにかく立て、綺麗に撮り上げてたセンスには惚れるべきものがありました。登場シーンこそ、隠微でしたが、制服着せれば、それ相当に子ども中学生らしく、清楚なイメージ保ちつつ、時に背伸びする大人っぽい姿のメリハリついた少女の姿を上手く捉えていたかと思えます。
奥田瑛二、80年代、トレンディドラマのモテ男として活躍していた男が晩年その本性を曝け出して自分で企画し自分でお撮りなさったセルフ映画として役柄の適当人ぽさとは対称的にやる気が存分に伝わってきたものでありました。今後、その後撮られたいくつかの作品にも手を出してみたく思います。もちろん、小沢まゆさんのその後の出演作品なども振り返り、その成長過程など追ってみたく思います。楽しみ増やしていただきありがとうございましたという思いが残ります。

だが奥田さん、最後のほうで少し落度があったように思えますよ。なぜならば、最後の葬儀のシーンです。彼女眉子はあの時背中にあんなに派手な入墨を入れていた。なのに、葬儀のシーンで彼女の真っ白なブラウスが透けた背中にはブラの線と綺麗な肌色の背中しか映っていなかった。これはミスでしょ大減点ですよ。と残念だなという思いながら見てました。
だがしかし、そう思ってはいましたが、ようやくラストシーンで風の力を借りて背中に入墨浮かび上がらせておりました。ということは、あの入墨御披露は視覚効果として残し、実はわざと最後の最後まで残しておられたということも考えられるのでしょうかな。 3737さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-12-05 17:42:25)

11.登場人物誰一人として共感できない。何故なら狂っているから!
映画はひたすら狂人達の宴に付き合わされる事となる。
奥田英二を好きになれるかどうかが最大の鍵。自分の企画による監督作品で複数の女との絡みあり、自身も裸体を晒しまくりと、男ならちょっと羨ましく思うだろう。さらに、ヒロインの小沢まゆも見出だし、初主演作で脱がしまくり、自分との濡れ場もたっぷりというやりたい放題さ。これが映画監督というものの特権か…。
公開当時は小沢まゆの年齢やプロフィールは一切謎に包まれていたそうだが、調べると1980年生まれ?って事はこの映画出演時は20歳…。見ようによっては中学生に見えなくもない。よく見つけて来たもんだ。 ヴレアさん [DVD(邦画)] 4点(2014-12-13 22:19:56)

10.《ネタバレ》 少女と中年の警官の恋愛が退廃的なトーンで描かれる。
フランス映画に見られるようなテイストで、音楽にもフランス音楽が使われているので意図的だろう。
陽子役の新人小沢まゆは、さすがに中学生ほど幼く見えないが少女には見える。
奥田瑛二も危ないエロ中年の匂いが出ていて好演。
半身の鳥の刺青の入ったエロ警官、警官をSEXに誘う中学生、交尾中の犬に拳銃をぶっ放す兄、孫の裸を盗み見る彫り師、ラリって車で事故死する男…。
どこかネジの外れた危なっかしい人間ばかり出てくるのは、奥田ワールドなのか。

孫娘の綺麗な肌に刺青を彫ろうと説得する爺さんの論理がぶっ飛んでいる。
陽子と母が同じ男を巡って醜く争うは、父が首を吊った煙突から兄が飛び降りるは、もうドロドロのメチャクチャ。
そんな崩壊した家庭の中で、陽子の男への思いは一途。
男と対になる半身の鳥の刺青を掘って、二人で羽ばたくことを夢見る。
背中一面に彫り物を施されるシーンは、なかなか印象的。
ただ、主人公の警官がどうしても好きになれないので、作品の評価もそのぶん下がってしまう。 飛鳥さん [ビデオ(邦画)] 5点(2013-01-08 00:29:47)

9.ここまで常識を覆した映画はめずらしい。好き嫌いは抜きにして、だからこそ存在価値のある映画だと思う。ちょっとばかしレオンに似ているかなと思ったら、フランス映画への思いが込められていたという。それで少しばかり納得。演じる方も大変だったろうと思う。 ESPERANZAさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-08-25 20:04:07)

8.《ネタバレ》 おお、いわれてみればおフランス映画っぽかったような。
まったく僕は邦画には全く疎い。
ただ「少女」ってタイトルとジャケットに引かれてレンタル。
しょしょ、、、しょっ少女にいいぃぃっい刺青、、、!?
本当にそんな下らない理由で、まるでエロ漫画を選ぶかのような、ごく幼い中2なエロス目的でレンタルした記憶がある。
その際は全くあらすじも読みません。
まず僕はあのダメダメ警官が好きになれませんでしたし、感情移入するのも嫌な感じでした。
なぜだかは記憶にありませんが、そんな気がしました。
ただどうでもいい話ですが、最初に警官が郷愁漂う田舎道をチャリでこいでゆく場面は
なかなか良いもんです。
ああいう町並みは好きです。夏っぽくていいです。ただ、それはどうでもいい話です。
少女ですが中学生だそうですが、いやいや全く嘘800億です。いやいやいや!
女子高生?いやまぁ!それも疑わしいこと。
ま、当然ですね。だって犯罪になっちゃうもんね(爆)(爆)(爆)。
ははは犯罪はいけまへん。
しかし不思議なもんですね。見ているうちに本当に女学生に見えてくるものです。
入浴シーンや少女が自分のセーラー服を洗濯する場面では、それは「覗き」のエロスです!
入墨するシーンでは白くて柔らかい肌が傷つけられるという、少女がこれから一生かけて「傷物」になるという、少女の顔が苦痛に歪む、そういったごく一部の愛好家にとってのエロスです。
それにしてもデブがひきつけを起こす場面は汚いです。
おじいちゃん彫り師は「アンタのその綺麗な肌に彫りたいねん!」
少女:「そんなことしたらお友達とプールにも行けないわ!身体測定は?」
おじいちゃん彫師:「彫りたいねん!かまわへん、彫ったらええねん!じょじょっ女子ちゅっ中学生が刺青を入れちゃいかんと法律ばあると!?どうどうとしちょれ!」(そんな言い方じゃねぇか?バカにし過ぎですね)
もう、超一方的なんですね。
いや~変態ですね。まったく僕と同じですよ。
ゴシックヘッドさん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-05 03:36:46)(良:1票)

7.辛い評価です。まず、少女の本気の情熱は刺さるような激しさで伝わってきた。「どれだけ愛されたかわかっているのか?!」と泣きじゃくるのを見ていて、赤裸々な感情を受け止めるのが辛くて画面から視線を落とした。この女優さんと夏木マリの女性二人はなかなかの凄味を持っていた。でもこの退廃した雰囲気と、監督そして主役を演じた奥田瑛二の持つ視点、ストーリーがどうしても受け入れられない。主人公は変態にもロリコンにも見えない、ただの宙ぶらりんな人間に思えたが、彼の内面の描き方が全然物足らない。頻繁に出てくる日比野アートもどんなものか、と。公開当時やここでの評価が高かったことで期待しすぎたか…。ごめんなさい。 のはらさん 1点(2004-07-10 03:36:07)

6.《ネタバレ》 奥田瑛二のフランス映画への思い入れが詰まった作品です。この作品を観て、ダメな中年男と美しい少女の関係というところから「フレンチロリータくさいな」と思っていたのですが、エンディングのシャンソンでやっぱり、と思いました。(考えてみればサブタイトルがフランス語!)内容は和製フレンチロリータと言ってもいい作品だと思います。街中で警官がセックスを持ちかけられ、そのまま抱いて忘れなくなる。しかもその相手は中学生、男は拘泥しながらも情事を重ね、愛は深まるものの、社会がそれを許さず二人は街を去る。この大まかなストーリーは、非常にシンプルかついい筋だと思います。そして、その二人の間には老練な彫り師を置く事により、和風のテイストと新たな関係性を持たせており、ここれで非常に優秀なプロットを持った作品となったと思います。印象に残ったのが、昌三が陽子に「彫らせてくれ!」と頼むシーンです。この時の昌三の心の動きは谷崎の「刺青」を彷彿とさせます。すべすべとして白い肌、肩にかかる黒い髪、適度に肉付いた体。彫り終えた時には一人前の女として男を惑わす妖艶なる魅力を、彼は美しい孫娘から感じ取ったのでしょう。そして、本当に彫り終えたあとの陽子の妖艶な姿は、作中の陽子の一人前の女としての完成を感じると共に、女優としての小沢まゆの大きさを感じます。それにしても映画初出演の小沢まゆ、初監督の奥田瑛二、二人が本当にいい仕事をしてくれました。小沢まゆは初出演ながら、アップの演技でもまったく遜色なく、これから期待できる女優さんだと思います。奥田瑛二には、これからジャパニーズロリータの可能性を感じました。これからも、精一杯ふしだらな男を演じて欲しいと思うとともに、監督業にもどんどん挑戦して頂きたいです。 feroさん 8点(2003-12-21 21:23:05)(良:1票)


5.舞台が瀬戸ですか、奥田監督以外と地元志向なんですねえ。奥田監督はともかく役者さんの名古屋弁がいけてません。小路晃は学生時代名古屋なのになあ。だいたい瀬戸は瀬戸弁だから微妙に違うんですよねェ。ラストシーンは監督の故郷高蔵寺じゃないですか。 亜流派 十五郎さん 5点(2003-08-31 23:23:25)

4.よかったです。主役の小沢まゆさんはもちろん脇役もみんな個性的でした。「純愛」を感じました。 白猫さん 8点(2003-03-20 20:22:21)

3.原作が良いのだろうが、何故か初々しい映画だ。中年おやじにすがる少女の演技、癲癇少年に悲しみ、それらがテーマを凌駕した。ラストシーンの砲声は、イメージとして「奈落の恋」を示すだけのものなのかな?ちと分からん。 御園さん 8点(2003-01-31 16:22:14)

2.やはり小沢まゆさんの熱演につきる。彼女の場合、新人なのに長回しが多いし、官能的なシーンも多い。600人のオーデションで合格した人がドロップアウトした後を受けての彼女の登場…、時間的な制約もあった筈だろうに…。今年、一番頑張った新人さんではないだろうか…。 kinsanさん 9点(2001-11-21 12:41:00)

1.初監督作品とは思えないほど監督としての奥田瑛二は、老練な職人の如くその手腕を遺憾なく発揮している。それ程、この作品を映画化するには深い思い入れと執念があったと言うことだろう。ただ多くの入浴シーンや衣服ごと水に濡れたり、あるいは汗まみれの素肌といった、本来官能的なシーンが何か爽やかさの印象が強いのも、彼の生真面目さによるものだろうか。共演者では、これが映画初出演とはとても思えない少女・陽子役の小沢まゆと、その兄・助政役の小路晃が強烈な存在感をみせている。そしてその母親役の夏木マリがさらにいかにもベテランらしい凄みのある演技で画面を引き締めている。 ドラえもんさん 8点(2001-10-06 17:21:53)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.31点
000.00% line
117.69% line
200.00% line
300.00% line
417.69% line
5323.08% line
617.69% line
717.69% line
8538.46% line
917.69% line
1000.00% line

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