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蜘蛛巣城

THE THRONE OF BLOOD
1957年【日】 上映時間:110分
アクションドラマファンタジー時代劇モノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
[クモノスジョウ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-08)【Olias】さん
公開開始日(1957-01-15)


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監督黒澤明
助監督田実泰良
野長瀬三摩地
坂野義光
キャスト三船敏郎(男優)鷲津武時
山田五十鈴(女優)浅茅
志村喬(男優)小田倉則保
千秋実(男優)三木義明
久保明(男優)三木義照
浪花千栄子(女優)物の怪の妖婆
佐々木孝丸(男優)都築国春
清水元(男優)鷲津の郎党
藤木悠(男優)鷲津の郎党
土屋嘉男(男優)鷲津の郎党
浅野光男(男優)鷲津の郎党
佐田豊(男優)鷲津の郎党
高堂国典(男優)武将
富田仲次郎(男優)武将
稲葉義男(男優)武将
高木新平(男優)武将
松下猛夫(男優)武将
大友純(男優)武将
上田吉二郎(男優)鷲津の親兵
谷晃(男優)鷲津の親兵
堺左千夫(男優)鷲津の親兵
沢村いき雄(男優)鷲津の親兵
大村千吉(男優)鷲津の親兵
三好栄子(女優)城の老女
大友伸(男優)鷲津の郎党
井上昭文(男優)都築の使武者
小池朝雄(男優)都築の使武者
加藤武(男優)都築警護の武士
高木均(男優)都築警護の武士
恩田清二郎(男優)三木の郎党
大橋史典(男優)先ぶれの武者
木村功(男優)幻の武者(特別出演)
中村伸郎(男優)幻の武者(特別出演)
宮口精二(男優)幻の武者(特別出演)
中丸忠雄(男優)小姓(ノンクレジット)
太刀川寛(男優)国丸
原作ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」
脚本黒澤明
橋本忍
小国英雄
菊島隆三
音楽佐藤勝
撮影中井朝一
斎藤孝雄(撮影助手)
製作本木荘二郎
配給東宝
特撮東宝技術部(特殊技術)
美術村木与四郎
江崎孝坪(美術監修)
録音矢野口文雄
照明岸田九一郎
その他野上照代(記録)
あらすじ
戦国時代、鷲津武時は蜘蛛巣城主の都築国春に仕える武将であった。北の館の有力家臣藤巻氏の謀反平定後、僚友三木義明とともに城に召される途中、蜘蛛手の森で化生の物に出くわし、ある予言を受ける。功績を讃えられ北の館の主となった武時に、正室浅茅の方が”予言”を受けて主君への謀反をそそのかす。葛藤する武時であるが権力欲は人を変えるもので、武人の誉れ高かった彼もやがて・・・。イギリスの文豪シェークスピアの原作「マクベス」を元に、人間の権力欲と傲慢さ、心理の葛藤を見事に描いた傑作である。

オオカミ】さん(2004-04-24)
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【クチコミ・感想】

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15.後に『乱』でもシェイクスピアを取り上げた黒澤監督ですが、『乱』の元ネタである『リア王』が壮大この上無い戯曲であるのに対して、こちらは、緊迫感がこの上ない『マクベス』が元ネタ。例によって、舞台作品を思わせるカメラではあるのですが、動と静の対比など、映画らしい演出がキマってます。劇ではバーナムの森が動くシーンなんて表現できないしね。昔NHK教育でやってた、BBC製作の「シェイクスピア劇場」での『マクベス』よりも、この『蜘蛛巣城』の方がむしろ、原作の臭いがよく出てるんじゃないの、と思えた程。ま、そのくらい、強烈なイメージで編み上げられた映画です。『乱』もこの頃のパワーで作られてたらなあ、という気はします。それにしても山田五十鈴は怖い。 鱗歌さん 9点(2003-08-23 22:15:06)


14.一言で云えばすごい映画でしょうか。俳優の演技がすごければシーン一つ一つの迫力もまたすごい。全ての映像が鬼気迫る迫力で迫り、また怪しげな光を放っています。 亜流派 十五郎さん 10点(2003-07-23 17:14:01)

13.シェイクスピア戯曲で最も日本人にぴったりくるのは「マクベス」だろう。戦国乱世の下克上そのままがドラマ化されているからだ。黒沢としてもこの作品を選んで大いに正解だった。年代はかなり離れてはいるが「リア王」によった「乱」がいささか歯切れの悪いものになったのとは対照的だ。「七人の侍」も傑作だが、「蜘蛛の巣城」の方が簡潔でまとまりがよい点、一日の長があるように思う。奥方役の山田五十鈴は三船の女房としてはちょっと老けた感じだが、その見事な演技は圧倒的だ。マクベス・ドラマは夫人が巧くなければ確かに話しにならないのだ。ヴェルディのオペラ「マクベス」でも夫人役は超絶技巧のアリアをこなさなければならない。三船はやっぱりなんらかの髭面が一番似合う。武将としての強さと人間としての弱さを見事に演じてくれた。10点。 ヤークト・パンターさん 10点(2003-07-11 17:56:37)

12.黒澤の最高傑作ではないのかもしれないけれども、三船の最高傑作とはいえるんじゃないかな。あのオーバーアクトが作品世界にピタッとハマってた。 じゅんのすけさん 10点(2003-06-17 19:45:42)

11.ネタバレあり。【月麻呂】さんのご指摘通り、全編が凄い映画。観出したら止まらない!のカッパエビセン。何度、そのドツボにはまったか。もののけ老婆のシーン、相方が幽霊になってやって来るシーン、山田五十鈴が闇に消え行くシーン。落ちない血糊を洗うシーン。そしてラストシーン。三船は自分そのものだ。自分の弱さや醜さを突きつけられるから、この映画は怖いのである。嗚呼!今夜も「もののけ」に誘われ、観てしまいそうだ。 すぎささん 10点(2003-06-16 23:42:17)(良:1票)

10.すばらしいの一言です。黒沢監督は人間のエゴを常にうまくとっていると思います。三船敏郎の演技も圧巻でした。 cocoさん 10点(2003-03-27 03:00:52)

9.ミフネ、やっぱすげーや。原作を映画化した作品で、これほど秀逸した出来栄えは、流石はクロサワ。原作っつてもシェイクスピアだけになおさら。もう一度言う。ミフネ、すげーぞ。 mijukieさん 8点(2003-03-03 00:24:57)

8.何回も見てるけどいつ見ても引き込まれる。能面作りの山田五十鈴の凄みがこわ~い。三船がだんだん狂気になっていくのもこわ~い。ファーストシーンとラストシーンがつながって人間の欲望の空しさ、はかなさが浮き彫りになる巧みなつくり。三船が矢ぶすまにさらされるシーンなんぞ、一体どうやって撮ったのか不思議でしかたない。CGなんてなしだからねぇ・・まぁ全てにおいてすごいとしか言いようがない。惜しむらくはこの時代全ての日本映画に共通するけど、録音技術が悪いのかセリフが聞き取りにくい。いっそ字幕をつけて欲しい。 キリコさん 10点(2003-03-01 00:15:00)

7.最後は三船さんの演技の中でも一番鬼気迫るものです。私の中では。権力に狂っていく人間模様は圧巻ですよ。 ningenfushaさん 8点(2003-02-07 15:22:24)

6.最後の奥方の発狂とそれに続く蜘蛛の出の森がうめくように動き出す場面。最後は畳み掛けるように矢面にさらされる鷲津。これまでもたくさんの名画を外国日本を問わず鑑賞してきましたが、これ以上の映画にであったことはありません。すばらしいの一言です。 ヨーロピアンさん 10点(2003-02-01 20:50:38)

5.これは、怖い映画。文字通り矢継早に矢が飛んでくる(おかしな日本語で失礼)あの場面、本当に三船を殺すつもりだったのではないだろうかと疑ってしまう。後の黒澤と三船のとの不和の原因になったと言われる。原作はシェークスピアだが、日本の伝統芸能である能の要素を取り入れているところが特筆。足捌きで内面の不安を描写する出演者の動きをとくとご覧あれ。 カテキン・スカイウォーカーさん 9点(2003-01-20 21:54:32)

4.黒澤明、渾身の一撃!ですね。かのシェイクスピア氏もさぞやお喜びでしょう。 愚物さん 10点(2002-11-06 01:50:41)

3.化け物がほんとに不気味。下手な怪談映画よりよっぽど怖い。あと最後の矢のシーン、これはもう圧巻。どうやって撮ったんだろ。黒沢明という人の凄さが凝縮されとる作品ですな。 たけぞうさん 10点(2002-10-04 01:17:56)

2.マクベスをよくここまで消化したよなあ。中学のとき(黒澤の連続リバイバルの時期がありました)、すごく面白かったんだけど、この間TVで観たら、最後までお付き合いできなかった。ううむ・・。黒澤映画の舞台劇っぽい演技(天国と地獄なんかでもそうだけど)わざとらしく、最近は感じてしまう。評でも何でもなく正直な感想。 ちょうじさん 6点(2002-09-29 10:51:50)

1.矢!矢がほんとに飛んでるよ!あぶね! あろえりーなさん 7点(2002-07-10 10:19:55)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 95人
平均点数 7.56点
000.00% line
100.00% line
211.05% line
322.11% line
422.11% line
566.32% line
61313.68% line
71717.89% line
82324.21% line
91920.00% line
101212.63% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.85点 Review7人
2 ストーリー評価 8.87点 Review8人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review7人
4 音楽評価 8.66点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

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