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愛の新世界

1994年【日】 上映時間:115分
ドラマ青春もの小説の映画化エロティック
[アイノシンセカイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-11-20)【イニシャルK】さん
公開開始日(1994-12-17)


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監督高橋伴明
助監督池上純哉
演出松尾スズキ(劇中劇 演出)
キャスト鈴木砂羽(女優)レイ
片岡礼子(女優)アユミ
杉本彩(女優)冴子
萩原流行(男優)澤登
松尾貴史(男優)記者
鈴木ヒロミツ(男優)医者
田口トモロヲ(男優)ナイフの男
塩屋俊(男優)店長
松尾スズキ(男優)松木
袴田吉彦(男優)ホスト
武田真治(男優)
渡辺哲(男優)
荒木経惟(男優)写真家
哀川翔(男優)ジロー(特別出演)
宮藤官九郎(男優)
阿部サダヲ(男優)
原作荒木経惟
脚本松尾スズキ(劇中劇 作)
音楽かしぶち哲郎
撮影栢野直樹
配給東映(東映アストロフィルム)
特殊メイク松井祐一
編集菊池純一
照明豊見山明長
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【クチコミ・感想】

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13.《ネタバレ》 HDリマスター版とゆーのをGEOで借りて観たのですケド、フツーに成人映画扱いでしたよね(笑)。とは言え、主演の女優さんふたりは(若いのに)実に脱ぎっぷりが好いですし、エロっぽいシーンもごくふんだんでその辺の比率&レベル的なモノはロマンポルノその他に全く引けを取らない…と言っても好いかと思われます。しかし、その辺りのポルノ系作品との違いとして、まずは尺が長いコト、後は加えて(その長いワリにも)お話の方にも山谷とゆーか、むしろ「翳り」みたいなモノが全く見当たらない⇒全体としてメッチャ暢気なコメディでしかないってコト、だと思うのですよね。再度、主演の女のコふたりは完全なる「夜の女」なのですから、例えばロマンポルノだったら在りそーな(=在って然るべき)ネガティブな方の展開やら諸々の「悲哀」みたいなモノが影も形もねーのですよ。だから、重ね重ね、その尺の長さにこの抑揚の無いノペっとした感じも相まって、終盤手前までは流石にちょっと退屈かな…(刺激が足りないかな…)と思われたのが正直なトコロなのですよね。


※とは言え、70・80年代のロマンポルノと比べたらそんな感じも絶対在るのですケド、丁度ポスト・ロマンポルノみたいな頃の平成期のピンク作品を(少しダケ)観てみたトコロでは、こーいう暢気な作品も多いっぽい感じは覚えました。まァそーいうヤツはロマンポルノと比べてもかなり短尺でお手軽な作品かとは思いますケド⇒またなんか「バブルの空気感」みたいなモノが根底にあるのかなって気もしてしまいましたケドね。


でも、観てたら、とあるドンチャン騒ぎの喧騒のあと、渋谷での明け方のシーンで何かそーいう「青春の翳り」みたいなモノがとうとう来そう…と思ったら、そっから先も更にドンドン突っ走ってっちゃうのですよね本作って。。がしかし、だからこそ逆にコレってたぶん、ソコで「折れない」っての(を描くの)がそもそもの目的だって映画だ…とも思ったのです(⇒挫けて堪るかこの青春!みたいなヤツだと)。またそもそも、夜の人々だからって人生に翳りが無きゃいけない…みたいな(それこそロマンポルノで殊更に好く見かけるって)価値観自体が、ある意味古臭い…てコトなんだとも思うのでして(⇒ソリャ、だってフツーに4,50年前の映画群ですからね)思えば今作に描かれるって価値観の方がよっぽど今今のソレには近いなァ…とも(実際に)思いますもんね。大袈裟に言えば、今作もまた、画一性を打ち破る…という意味での「多様性」を描いた作品なのかとも思いましたし、ソコに最後の最後までピンと来てなかった…という事実はありますケドも、でも最後の最後ではチャンと納得出来て+今更ながらにワリと共感もすら出来た…という事実を鑑みまして、ラスト10分で2点を加点してのこの評価としておきます。以上。 Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 7点(2024-04-02 20:01:13)

12.題材が題材なもんで、いきなりSMシーンが登場したりして、いささか露悪的なんですけれども。そして鈴木砂羽と片岡礼子の無軌道ぶりにはハラハラさせられもするのですけれど。それでも、何だか、サワヤカな気持ちになってしまう。それが、よいことなのかどうかはさておき。
ヒトによって好みは様々、性癖も様々。となれば、それに応えるアヤしい「お仕事」があって、それに従事するヒトたちがいる。そういうヒトたちを何となく「アチラ側の人々」などと考えてしまうのは、それはそれで幻想であったりもして、「お仕事」が終われば、そこにはその人の日常がある。そのどちらも、当事者にとっては間違いなく、自分自身そのもの。
SMの女王様だって、24時間、女王様という訳ではなく(とも限らないかも知れないけど)、日常もあろうし、夢もあろうというもの。夢と言うとちょっと胡散臭ければ、情熱を傾けられる、何か。
勿論、彼女たちばかりではなく、客にもイロイロある訳ですが。
社会のウラ側を感じさせる題材にはどうしても暗い印象が伴うけど、それだけに2人が街を走り続けるシーンが妙に健康的で、肯定感に溢れてます。
しばしば挿入される写真は、今の「素の姿」、だけではなくて、過去の姿、つまりそこには、子供時代からの人生、というものもあって。誰にでも背負ってきた人生がある、ということ。もちろんSMの女王様にだって。などと言うことを言い過ぎると、営業妨害だと怒られそうな気もしつつ。
この作品に欠けているものがあるとするなら、過去があって現在の日常があって、では将来はどうなんだろう、と。誰しも後悔無しでは、生きられない。 鱗歌さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-08-29 14:16:39)(良:1票)

11.《ネタバレ》 以外にも、タイトルから想像した愛の深淵なイメージとは程遠い、まだまだバブルの残滓が香るオバカ映画だった 映画全体を通して貫かれるのは楽しければいいじゃん的なバブル直後の軽いイメージ そこに7~80年代に描かれた若者の鬱屈した暗い影などは微塵も無い 楽しい事だけをやっていても生きて行けたお気楽な世代の話である 幼稚園のお遊戯並みの劇団に打ち込むヒロインが、何の危機感も無くSMの女王様に君臨する様は、時代を走り抜けるような疾走感があって爽快だ 徹夜で遊んでタクシーで帰って、ポルシェでカーチェイスごっこ ほんとにいい時代だったなと思う 途中まではあまりのくだらなさにどうしようかと思ったが最後まで見ると、これはこれでお気楽な表現としてはつき抜けていてたいしたもんだと思う様になっていた 萩原流行も役者史上、初めてイイと思った しかし見る人にとってはあまりにも下らないと思う可能性もあるので注意が必要だ しかし冒頭の鈴木砂羽の机の角に潰されたプルプルのおっぱいだけでも見る価値がある(笑) にょろぞうさん [DVD(邦画)] 6点(2014-05-10 13:30:25)

10.主演2女優はさておき、宮藤官九郎とか阿部サダヲとか大人計画の映画でもあったんですねこれ。バブル時代の記録的な映画としてみました。 かれくさん [DVD(邦画)] 3点(2011-07-24 06:11:55)

9.《ネタバレ》 おそらく、「これは自分には合わない」という人も多いと思いますが、ハマる人にとっては最高の作品です。観終わったあと、すごく元気な気分になれます。アラーキーの写真がいいですね。それまで自分は写真とは無縁でしたが、「写真ってこうやって鑑賞するんだ」と教えられました。あの写真の強烈なメッセージを伝えるためにこの映画は撮られたのかと思えるほどです。夏の深夜からこの映画を観始めて、観終わって外を見たら空が明るくなり始めた、そのまま繁華街まで走って行き、パブでビールを飲みたい、そんな思いにさせてくれます。 ramoさん [DVD(邦画)] 10点(2011-07-04 23:54:28)

8.《ネタバレ》 片岡礼子きっかけで観たんですけど完全に鈴木砂羽にやられましたね。地味なイメージしか無かったんですけど彼女の自由奔放さにぐいぐい引っ張られました。アラーキーの挿絵のような写真も山崎ハコの古くさい歌も最初こそウザイ感じですがだんだんしっくりきます。SM嬢とホテトル嬢の役だけに当然きわどいシーン満載ですが、二人の潔く明るい自然な演技でさっぱり流せて青春映画として気持ちよく観終わる事が出来ました。これで鈴木砂羽という俳優が好きになりましたね。邦画の中でもかなり好きな作品です。 ヴァルディアさん [ビデオ(邦画)] 9点(2010-07-29 13:40:35)

7.《ネタバレ》 ドロドロとした物語かと思ったら、案外爽やかな青春ドラマでちょっとビックリ。でも面白かったです。

まあ、実際そんなものなのかもしれませんね。

松尾スズキ・クドカン・阿部サダヲといった大人計画の面々の若かりし頃の姿も見れます。

当時の渋谷の街の光景は非常に懐かしかったですね・・・・
TMさん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-09 11:21:52)

6.鈴木砂羽がすごく良かった!脇を固める俳優陣も豪華だし、映像も美しかった。ただ生々しくて気持ち悪かった。さわやかなのが余計に現実感があって気持ち悪い。好きだけどもう見ないだろうなー的映画でした。 にうさん [DVD(邦画)] 3点(2008-10-06 23:57:39)

5.基本的に大好きです。写真とか使って前衛的でした。
(映画館)
zero828さん 7点(2004-02-23 01:31:13)

4.この作品はなかなか良かったです。当時、女子大で試写会をしたり、ヘアを見せた?(はず)映画として話題になりました。話もなかなか良かったですが、鈴木砂羽の紹介ビデオみたいな感じになってますね。あとアラーキーのシーンは私も要らないと思います。ちょっと前の映画ですが、女性が観てもきっと共感する部分があると思います。私が観た日本映画のなかでは、いけてる方だと思いますし、この映画を観た人と意見を交わしたいな、と思わせる内容です。お勧めの一作です。 たかちゃんさん 8点(2003-12-25 23:33:51)


3.今を謳歌している女性たち、彼女達は男どもが思っているよりずっとしたたかで、たくましく、パワーに満ち溢れている。男って無力で馬鹿で小心者でなんか厭になってきます。 亜流派 十五郎さん 6点(2003-05-26 23:32:54)

2.う~ん、鈴木砂羽はと~っても良いんだけど…。片岡礼子さんも健気に頑張ってるんだけど…。何か作り手であるオジサン世代が、こういった刹那的に生きる若い世代にヘコヘコと媚びている図が浮かんでしまう(つまり、援交オヤジそのもの!)。世の中、そんな甘いもんじゃないって、むしろ反時代的に説教するか、バカな奴らだと冷笑するってくらいの矜持を見せなよ、高橋伴明カントク! やましんの巻さん 5点(2003-05-20 11:53:43)

1.これがデビュー作?!と驚くほど強烈な鈴木砂羽の演技に圧倒されっぱなしです。ホント、この人スゲー、スゲー。小劇団で女優をしながらSMクラブの女王様という二足のワラジを履いている主人公を体当たりで演じてます。山崎ハコの印象的な楽曲は物語とピッタリとあってよかったです。オープニングでは過激なSMシーンをバックにしながらもどこか悲しげで、エロティックで、躍動感あふれるという不思議な感じでした。物語自体結構しっかりとできていたのでびっくりしました。石井隆監督作品では常連の片岡礼子や、武田真治や萩原流行(ちょっとキモい...)等々個性的な面々の数々にも拍手です。過激な物語の中に見え隠れする主人公の力強い生き様や都会の寂しさを感じ取ってほしいです。でもアラーキーのフォトシーンは無くても結構です。 さかQさん 7点(2002-09-30 07:38:31)

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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.62点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
3215.38% line
400.00% line
517.69% line
6215.38% line
7430.77% line
8215.38% line
917.69% line
1017.69% line

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