みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.松本人志の笑いが大好きで、レンタルして観たのだが、全然思っていたものと違ったので、戸惑いしか感じなかった。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2012-12-05 14:49:28) ★4.まずは「微妙な世界観」を沸点にまで達することなく終始させた松本人志の忍耐力を賞賛したい。まさしく作中の「頭頭」に似た珍味。観る人を選ぶ間口の狭い作品で、歯切れは悪いが不味ではない。観た後に「得体の知れない絶妙なしょんぼりとした切なさ」が残った。妙。 しかし高評価できるか?と問われると、微妙です。 【aksweet】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2008-11-12 15:59:11) 3.《ネタバレ》 最後のオチは分かった。もうちょっとや! 【ジダン】さん [ビデオ(吹替)] 4点(2007-10-12 21:16:47) 2.《ネタバレ》 とても好きです。僕はこれを、コメディとは思いませんでした。シリアスなテーマを、正面から撮っていった作品だと感じます。 松本をはじめ、すべての出演者たちの演技もすごくいい。 たんたんとした、ほの暗いトーンの中に「めちゃくちゃリアルなもの」が浮かび上がってくる。そんな作品です。 「頭頭」という非現実的なアイテムをぶち込むことで、世界観がぐっとリアルになる。 老人問題(と一言で片付けてしまうことには抵抗があるが)を取り扱ったものとしては、山田太一のいくつかの作品と並ぶ、名作であると思います。 ラストのオチも、「頭頭」がそれまで象徴してきたものが何であるかを思い出しながら見ると、まったく違う意味を持って、私たちの胸につきささってきます。 【コウモリ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-06-06 12:43:04) 1.《ネタバレ》 ダウンタウンの松本人志が監督・主演を担当。基本はコメディだが、そこはやはり一筋縄では行かない奇妙な世界観と仕掛けを内包した作品。 松本の考え方の基本には、「まず常識を疑う」という発想がある。もちろん、何らかの創作活動に関わる人間にとって、その発想法はまさに基本だが、いわゆる「芸術家」とは違い、「芸人」として笑いという娯楽に携わっている以上、あまり一般的な常識から逸脱してしまっては観客の共感を得られず、笑いが成立しなくなってしまうというジレンマがある。常識的ではダメだし、かと言って芸術作品のように世の理解を得られなくとも良いというわけにもいかない。笑いには常に常識と非常識のバランス取りが要求される。 常識を逸脱する事自体は簡単だが、娯楽作品としてのバランスを取るとなると難しく、常に自分の中に不動であるべき「常識の柱」を意識しておく必要がある。 そしてこの「頭頭」こそが、一般人に常識の柱を意識させるために作られた作品なのではないだろうか。 上映時間の大半を使い、見ている者の意識に「頭頭」という「非常識」を日常のレベルに落とし込み、最終的に非常識を常識にまた反転させることで、「常識と非常識の相対化」を成し遂げているのだ。 つまりラストシーンおいて、見ている者に対して、「え、なんで頭頭が入ってるのに怒るの?」と言わせてしまう「常識の逆転」、言い換えれば強制的に「認知の揺らぎ」を起こさせる事こそが狙いなのだ。これは絵画や写真のように、見る者の解釈に任せるしかないタイプの芸術作品ではまず不可能な手法と言える。 まさに常識と非常識、日常と非日常、笑いと狂気は紙一重ということを認識させられる作品。 【FSS】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-02-12 16:02:22)(良:1票)
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