みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
281.もう30年も前の映画なのか・・・ 鏡の前で一人、色々ポーズをとってはブツブツいって練習する姿が好きです。 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-17 08:28:20) 280.女性心理を繊細に描く作品は多々あるけれど、これはプライドの生き物である男性の心理を丁寧に描いた作品。職場の先輩に「俺たちのような負け犬に何ができる」と諭される場面はなかなか痛い。社会的な敗者になることへの強い恐怖は多くの男性が理解できるだろうと思う。そしてそれに妥協して生きていくだけの強さ(?)を持ち合わせておらず、たまりにたまったフラストレーションを上手く発散させることができない場合は、危険ですらある。暴力という最悪の手段をもって自己実現を図ることがあるからだ。 美しいが、あくまで硬質で冷たいニューヨークの街並みは『グロリア』を思わせる。なんともいえない寂しい雰囲気とともに、鮮烈に脳裏に焼きついた。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-12 08:56:15) 279.もう何回観ただろう。観る度毎に深まっていく。初めてこの映画を観た若い時よりも歳を重ねた分だけ「どうにもならない」現実に何かがえぐられていく。達観できるほどに枯れてしまえればいいのだろうけれど、中途半端にくすぶる自分の中の若さがそれを許さない。無論、この自分の中にある焦燥感とも片付かない感情は若さだけが成せるものでは無い事など重々承知はしているはずなのに。。。やがて中年から世でいう壮年、熟年…老境に足を踏み入れた時にまた観たとして一体何を感じとる事になるのだろう。その時にこそ最高の評価を与える事になるのだろうか。それとも過ぎ去った感情への惜別の意を込めて見遣る事になるのだろうか。精神の根本をこの主人公と同一視するでもなく、理解するでもなくまして共感などとはおよそ遠いところで自分の何がえぐられるのか。一体、何を果たせばこの飢餓感は終熄を迎える事ができるのだろう。。。。。 【GUSUTAV03】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-03-29 09:03:59) 278.随分と長い間、食わず嫌いで見ていなかったのですが割りと淡々と流れていく作品で した。皆さんの評価は高いのですが、自分的には至って普通の映画でした。特別に何 が起きるということではないんですね。テロでも起こすのかとおもいきや。普通の人 の普通の日常ってああいう風になることもあるかもしれないかなって思います。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-27 22:06:42) 277.こんなに熱い作品はめったにお目にかかれませんよ!孤独で危ういデニーロの視線、それを追うカメラワーク、そしてニューヨークの街をより一層官能的にする音楽がたまりません!乾いた感じといい、危うい感じといい、何かものすごいオーラを持っている作品だと思います。この頃のスコセッシだからできる力業なのでしょうか。とにかくテンポが悪いし主人公の行動は到底理解できない次元のものであるのに、見終わった後凄まじい感慨に襲われます。それも、ニューヨークの街の荒廃と戦争の後遺症の傷跡の深さを描いている映画だからとかそういったものへの感慨ではなく、この映画の作品としての迫力に対する感慨です。とにかく凄いとしか言いようがありません。10点! 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-27 00:01:45) 276.なんつーか、めちゃめちゃおもしろいですよねこれ。ニュー・シネマ最後の作品と言われてますが、最後を飾るにふさわしい素晴らしい作品です。娼婦になってる少女を助けたとはいえ、何人も人殺したのに英雄扱いされちゃうんだもんな。。。 音楽も完璧。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-26 20:38:18) 275.残念ながら、私にはこの映画のよさがよく理解できませんでした・・・^^; 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-25 23:26:55) 274.《ネタバレ》 デ・ニーロの魅力が存分に発揮されていた。と同時にトラヴィスのキャラも魅力に溢れている。何をするかわからない恐怖感。静かに流れていくストーリー。深みがあって味がある。一度じゃ理解できないところがあったので、何度か巻き戻しては観直した。それでも画面に何度も引き込まれる。音楽もまた世界観の質を高めてとてもいい。ラストはハッピーエンドに近い。だけど、もっと絶望的な終わり方の方がよかったんじゃないかな・・・。そのせいか、意外と後に残るものは薄い。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-20 23:59:12) 273.何度観ても,何年経って観ても,この映画への評価は変わらない。名作,傑作,もしくは怪作…突然脈絡なしに“故きを温ねて新しきを知る”が脳裏に浮かぶ。観るたびに新たな発見,新しい解釈が生まれてくるのは,アメリカ社会の退廃の構図があらゆる角度からデッサンされているからだろうか。現実と狂気の極めて細い境界に立つ男の目に,この世界はどう映るのかという問いかけに対して,マーティン・スコセッシは一つの解答を用意した。それがこの「タクシードライバー」である。HotでCoolな演出は,戦争神経症にあえぐトラヴィスという男の中に潜む虚無と破壊衝動,寡黙と自己顕示等,常に相反するものを否応がなしに見せつける。全ての映画ファンは一度は観るべきと,あえて言い切ってしまう。ところで激しい銃撃戦の後,死に損じたトラヴィスには,世界は相変わらず巨大なクソのようにしか見えていないのだろうか。たぶん,そうだろう。 【Roxy】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-12-17 21:32:18) 272.内向的な、どこにもいけないもどかしさ、けれども、どうにかしたいというようなことをストレートに表現しないまま描くこういう映画は割と好き。でも、あまり楽しめない。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 12:41:44) ★271.トラヴィスが自分を語ることはないのに彼の心情が彼の微妙なしぐさや行動で伝わってくる。まさに孤独とはこういうものなのでしょう。皆さんが既にレビューされていますがレオンに似ている様な気がしますね。 【MINI1000】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-27 14:28:44) 270.社会への「毒」が注ぎ込まれた芸術であり、これぞ、R-25からのバイブルと言えよう。というのも、主人公のトラヴィスは26歳であり、あまり若年期の多感な時期に見る映画でもない。なぜなら、テーマへの共感と主人公への同化は、この映画においては安易になされるべきものではない。それは、少なくとも狂人賛美の映画ではないからである。人生の辛酸をある程度、味わってからの方が、この映画は、より楽しめる。見る人にとどまらず、おそらくは見る年代によっても、見方が変わる映画であり、それは、年を追うごとに、自分の社会に対する見方や考えが変わるように、この映画に対する評価も変わるのである。だから、見る人を選ぶ映画だとも言える。とは言え、たとえ主人公に共感しなくても、楽しめる要素は充実している。たとえば、男性理解の一助としてもこの映画は有効であろう。女性から見たトラヴィスは、お世辞にも感情移入できる対象ではないだろう。彼の内面にひそむニヒルな孤独と、ヒーロー願望的な自己顕示欲と、直情的な不器用さというものは、まぎれもなく男性的な性の側面である。多かれ少なかれ、男性にはこうした性質がある。トラヴィスはその性質がどぎついだけである。また、作品の持つ独特の雰囲気(映像美あるいは音響美)が、理屈抜きの面白さを演出している。魅惑的なミュージック・クリップとして、見る者の心を打つ作品としても、希少価値は高い。反社会的な映画を生み出すことに消極的な、現代のハリウッド系映画とは一線を画し、現実社会に潜むダークサイドなひとつのリアリティを、包み隠さず描き出そうと努力する挑戦的な姿勢が、見る者の心を、揺さぶらずにはおかない映画であることは疑いない。社会に対して悪徳、不条理を感じとって、目に余る思いをしている人にとって、実に、問いかけられるものがある。事なかれ主義に憤りを覚え、社会への不満をぶちまけたくなるフラストレーションを、この映画は代弁し、なだめ、すかしてくれる。小説で言えば、さしずめ、太宰治の『東京八景』を読んで、「自分は太宰ほど狂人でもない」と安堵する感覚である。トラヴィスの正義感は、手放しで誉められるものではないが、これが単に訳の分からぬ狂気にしか思えないとなれば、この映画はある意味、淡々とした退屈な映画として、受けとられてしまうのかもしれない。 【yuua】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-19 12:58:48)(良:3票) 269.なんともいえない世界観!その後のスコッセシ作品を見るときもこれのイーメージが常に付きまとってきます。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-07 23:00:02) 268.《ネタバレ》 すごいですね~。銃乱射には驚き。あのはじめの物静かな映画からどんどん過激になっていく展開にドキドキしましたよ。 メッセージ性というよりも衝撃性。本当に興味深い映画でした。 【坊主13】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-04 05:40:04) 267.初めて観たのが15歳くらいの多感な時期だったということもあって、忘れられない妄想全開の作品です。音楽が良く、画的にも当時の汚れたニューヨークの雰囲気が上手く表現されているのですが、話自体はとにかく内向的。主人公の感情に近いものを少しでも経験したことがあるかないかで賛否は真っ二つに割れます。まず、女性には全く理解されない類の映画ですね。「理解できない」という方が自然だし、これが「よくわかる」という女性の方はちょっと特殊なのかもしれません・・・(失礼)。トラビスの感情は、一部の男性に先天的?に存在する病気みたいなもので、元海兵隊員(ベトナムからの帰還兵?)という設定には特に深い意味は無いと私的に解釈しています。・・・それにしても、ジョディ・フォスターいいなあ・・・。たしか、この映画の頃って、ほぼ実年齢に近い設定だったと思うけど演技が凄く上手い。このころがピーク?だったのかな?・・・あと、トラビスが銃を買うシーンが好きですね。売人とのやりとりがいい感じです。 【長毛】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-03 03:47:05) 266.マイナスパワー全開で徹底的にネガティブ。完全にイカレまくった映画です。どいつもこいつも狂ってる。モヒカンのトラヴィスはもちろん強烈だが、なぜか「I'LL KILL YOU!!」を連発していたタイムキーパーのオッサンが強く印象に残っている。やはりいい映画って脇役が光ってるもんだなぁ。最初は拍子抜けに思えたオチも、何度か見直すうちにようやく意味が分かり、その凄さにただただ脱帽。評点アップの10点! 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-03 01:06:11) 265.デ・ニーロのイカれた眼がいい。都会に蔓延る狂気と犯罪。退廃的雰囲気さえ漂うNYの街並みが彼を孤独にさせていく。トラヴィスが犯罪へ駆り立てられるのはもはや必然なのかもしれない。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-30 06:32:41) 264.《ネタバレ》 主人公の言動一つ一つが理解できません。ストーカーまがいの行動をとっていたと思ったら急に積極的になってデートを申し込んだり、またそのデートでポルノ映画を見に行って彼女を怒らせたり、また大統領候補の暗殺を目論んだり、また突然モヒカンにしたり、etc・・・。もうワケが分かりません。この映画は結局何が言いたかったんだ? 【8823】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-10-26 21:26:37) 263.主人公の英雄願望が狂気になっていく過程をデニーロが見事なまでに無気味に演じてました。彼の役者根性が怖かった。あとびっくりしたのがジョディ・フォスター。「ダウンタウン物語」でも相当びっくりさせられたけど余裕がありすぎてかわいくないところが凄い。最も印象に残ったのはこの2人の迫力演技ですが、2人の演技を引き出した監督の技量も評価すべきではないかと思います。しかし構成など映画全体を楽しむものとしてはもう少し工夫が欲しかったかも。ちょっと平凡に見えたし物足りない印象です。 【クリロ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-21 23:40:07) 262.うーん、世の中の“悪”に対する怒りであるとか、ぼんやりとした“自分への不安”ってのは解ります。ついでに言えば、そこから“殺人”となるのも解ります。しかし、対象が大統領候であれ、ポン引き連中であれ、「なにもそこまでせんでも」から出られませんでした。“狂気”ということと思いますが、その悪に対しても、救ってあげたい者に対しても、また自分に対しても、そこまでのものを私は感じられなかった。極論として、たとえば最後の銃撃の後、銃に弾が残っていたら、また違っていたとは思いますが……。 【まつもとしんや】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-09-15 21:54:27)
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