みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 前衛的な映画(エログロたっぷり)だが、あくまで日常の生活風景をベースにしつつも、風変わりかつ奇怪で醜悪な映像の数々には十二分に「見たこと無い感」が有るし、全体的には相当に意味不明ながらも所々は分からなくもない様なストーリー構成は、そこそこ良いアヴァンギャルドな雰囲気を醸しつつも完全に置いてけぼりにはならずに済む絶妙さをも備えている。全体的にまずまず悪くない雰囲気映画だとも思うが、残念なのはとにかく長過ぎること(この手の前衛芸術は尺が長過ぎると、芸術にはなっても映画にはならないのよね)。偶に流れる音楽が妙に安っぽく、雰囲気にそぐわないのも気になる。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 5点(2019-12-14 12:26:59) 7. 全然意味がわからない。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 0点(2012-04-24 04:16:22) 6.《ネタバレ》 前半と後半で、だいぶ映画のコンテクストが変わる。別の監督が撮ったのか。それによって前半の猥雑さが、後半神々しく昇華する。 あいりん地区のことはよく知らないけど、あいりん地区のイメージとして「カラス」があると思う。だからガアガア騒ぐカラスのカットを適宜挿入してはいかがだろうか。冒頭虐待するのもハトではなくカラス、コビトが飼ってるのもカラス。 白黒の映像に、血の色だけ赤とか、そういう演出も面白そうだ。 【no_the_war】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-03-15 21:51:30) ★5.結局制作者は何をしたかったのか、などと詮索するのも無意味と思える映像の羅列。 あいりん地区やグロの描写など珍しい体験はできますが…結局何なんだという感想しか ありません。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 2点(2009-07-02 01:13:45) 4.《ネタバレ》 大阪、いや日本最強のアングラな街、大阪・釜ヶ崎。通称、「あいりん地区」。 ここを舞台に繰り広げられる、あまりにグロテスクで悲しいドラマ。 久しぶりに覚悟をしてから鑑賞にのぞんだ作品だった。 でも意外と大丈夫だったような、意外とダメージを被ったような、すぐには分からない感じの感触。 ただ、確実に言えることは、嘔吐物だけは生理的にダメだったこと。 口からデロデロ、お口からお口へトロトロ、口からベチャベチャ、いっちょすかーん! キモイ! ラストシーンもお決まりとはいえ、気持ちの悪い後味。 でも、そんなグロいシーンの数々は、時が経てばそのうち忘れてしまうだろう。 そんな中、ずっとトラウマ的映像として残ってしまいそうなのが、かわいい妹を犯し、殺してしまうシーン。 変に美しく撮られているだけに、悲壮感がはちきれんばかりに画面いっぱいに発散されている。 これは単に気持ち悪いとかでは表現できないものがあった。 このシーンによって、心にずっと残ってしまいそうなダメージを被った気がするのである。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-26 00:30:09) 3.《ネタバレ》 冒頭、見てすぐわかるその背景は、いわゆる「あいりん地区」と呼ばれる場所。そこを歩く主人公。それだけでよく撮れたと感心する。 公園で鳩にえさをやる主人公らしき男のまわりをカメラがぐるぐるとまわる。でも鳩は逃げない。どうやって撮ってるんだろう。 ビルの屋上に火をつけるシーンはホントに火をつけてる。ものすごい黒煙。まじに消防車出てるし。おそらく撮影時のボヤで消防が来て実況見分かなにかしてるところをそのまま映してしまってる。 ラスト、小人症の女が女子高生だか女子中学生だかを学校の校庭にまで入って追い掛け回すシーンはおそらくゲリラ撮影。ゲリラ撮影自体はどうってことはないが、この強烈な画づらをゲリラ撮影してるってのが凄い。そんなこんなでいちいち衝撃を受けながらの鑑賞なのだが、本当に衝撃なのは内容もさることながら、映画の中での「差別」に対するオブラートの無さだろう。 見た目のグロテスクさ(リンチの『イレイザーヘッド』と似通った部分があります)よりもこの「差別」のあけすけさが衝撃。 しかし、あけすけであることでどこか崇高さと言ったら言い過ぎだろうか、なんか、美しいものを見ているような感覚を覚える。 そしてこの映画は画面に映される異常な行為とは裏腹に深遠なるラブストーリーを観た気にさせてくれる。いや、間違いなく深遠なるラブストーリーだ。キワモノ映画として観終わってほしくない映画です。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-20 16:37:54) 2.通常の劇場では放映できずに、中野区(だったかな?)の劇場だけで公開されていた作品です。 すでにその劇場もありません。 各地の映画祭に招待されるも、税関で止まってしまい上映されていないという映画です。 当然、地上波放送はできませんし、おそらくCS放送などでも出来ないのではないでしょうか・・・ 2007年暮れにDVD発売されましたが、作られてから満足に映画館でも放映されていない現状から、見るなら今だと思います。 ただし、題材が題材なので、最初の15分で耐えられないかたは素直にやめることをお勧めします。 私は逆のほうで、なんか全身の力が抜けてしまい、ともすれば悲しくなりました・・・ そういった意味では、限定付きでお勧めできる映画ではあります。 【ほ~り~ぐれいる】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-01-23 17:54:42) 1.いやはや、07年最後の作品にすんごいものを見てしまった。TSUTAYAの新作コーナーに毛色の違うものが置いてるな?と思い裏返してみると、そうそうたる顔ぶれがコメントにて絶賛しているではないか。嫌な予感がしながらもついついレンタル。・・・DVDでよかった。劇場なら途中退席していたかもです。所は大阪府西成区(旧)釜ヶ崎。別名あいりん地区。ディープな大阪の中でも超が付くディープな場所。最近では小さなアパートに数千人、住民登録していたとニュースにもなったあの地です。この地を中心に5年に渡って制作されたそうで、仕事にあぶれた人夫たち(エキストラではありません)がフラフラと行き交う80年代の強烈な臭気を放つ釜ヶ崎(よくカメラまわしたなと思うほど)をバックに白昼夢かと思うほど不可思議な光景が続いてゆく。マネキンに異常な執着を見せる男、小人症の兄妹、高校生?と小学生?の兄妹。主にこの3組が徐々に絡まり物語は進行する。所々、目を見張るほど美しい映像もあるのだが、この3組がどれもこれもえげつない描写を挟むから気が抜けない。まったく先がわからないからハラハラドキドキする。何にも知らない小心者の僕は一時停止や早送り、巻き戻しを駆使しつつなんとか乗り越えたが、相当に覚悟のいる作品だと思う。もう、撮影なんだか決定的瞬間なんだかわけがわからない。小人症の妹役の人なんか普段は相当しっかりとした人(僕の主観ですけど)なんだろうけど、これでもかこれでもかと体を張る。それは恐らく彼女としての女優しての壮絶な演技なんだと思う。そのぐらい圧倒的で凄まじいです。それからはもう僕の口からはよう語りませんが、トラウマ級であることはたしかです。兎に角、強烈な描写と最悪な後味を残すパワー溢れる作品ですが、できうるならば劇場で挑戦することをお勧めします。 【カリプソ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-12 20:11:40)
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