みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
50.《ネタバレ》 今まで観た映画の中で最も大人向けの映画は?と訊かれたら、迷わずこの『日の名残り』を挙げると思います。何度か観ていますが、この作品のアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンは演技の領域を越えてるんじゃないでしょうか、もちろんジェームズ・アイヴォリー監督の上手い演出も影響しているとは思いますが・・この2人の役者としての自負が激しく闘ってる気がするんですよね。あと出番としてはあまり多くはないのですが張りつめた雰囲気を緩めるクリストファー・リーブの起用も的確だったと思います。 【眼力王】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-23 16:18:25)(良:1票) 49.《ネタバレ》 前半はどんな話なのかつかみにくいし退屈な作りでしたが後半二人の恋愛物語と理解出来た時点からぐいぐいと引き込まれた。(前半は二人の愛憎劇と思ってました)ただこれ救いがあっても良かったのではと思います。執事であるが故に自分の心を消す。プロだがやはりみてるモノとしてはうーんとうなってしまう。 【とま】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-04 15:16:14) 48.《ネタバレ》 冒頭、エマ・トンプソンの気品と迫力溢れるモノローグで、一気に作品に引き込まれる。職務に忠実であることを至上命題とする(しかし、それに嫌味がない)執事と、理知的でありながら自然に内面を表している女中頭の、無言の心理攻防戦。本を取り上げようとするシーンの一瞬の接近がもたらす官能性と、ホプキンスの冷たい一言にエマ・トンプソンが涙するシーンがもたらす感情の重さ。これこそ名演だと思う。さらには、音楽や美術や照明関係の充実も素晴らしく、まさに作中の使用人たちのような職人芸の誇りを感じさせる。つまり、この映画そのものが、私たちにとってのダーリントン・ホールなのだ。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-23 00:49:41)(良:3票) 47.貴族の執事、日本では何に相当するのか? 歴史的転換期の英国貴族の執事の日常、役割、まして誇り。 凡人には理解出来ないプロ意識。 名門貴族の執事は今のプロスポーツの超一流選手と同じなのだろう。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-20 12:51:33) 46.《ネタバレ》 面白かった!アンソニーホプキンスの殻に篭った気難しい演技が素晴らしい!!執事の生き方が自分とダブって見えるだけに正直、辛い…。 気の内を言いたいんだけど仕事仕事と内面と反する事を言ってしまう刹那さ…。歳を重ねる毎にそんな習性が染み付いて表面の殻がますます固くなっていく感覚…そんな微妙な感じが良く出ている。思った時に一歩踏み出さないと一生悔いが残ると思い起こされた。 最後の最後まで執事の変わらぬ性格を貫いた所が作品をより印象付ける。 【oO KIM Oo】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-11 12:46:07) 45.アンソニー・ホプキンス×エマ・トンプソン、名演技ですね。静かに交わされるセリフや表情で、切なさともどかしさ、そして心底に留めている相手を慕う気持ちがひしひし伝わってきて胸が痛くなりました。大きな感動があって涙が止まらない!!という映画ではありませんが、見終わってからしばらくその場から動くことができず、その映画についていろいろ考え事をしてしまうような、じわじわ感動型の作品でした。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-25 21:22:21) 44.全体的には満足なんですが、出来れば主人公の執事はもっと細身の人に 演じてもらいたかった。原作を先に知っていたため、アンソニーホプキンズ ではしっくりこなかったんです。 それから今は亡きクリストファーリーブ演じるところのアメリカ人の 描かれ様が原作とは正反対なのも面白い。 【leo】さん 6点(2004-11-12 15:59:04) 43.時代背景とテーマが絶妙にマッチした、骨太で重厚な物語です。娯楽性は皆無だというのに、ラストまでグイグイ惹き込まれてしまいました。 【K】さん 7点(2004-09-12 20:49:12) 42.《ネタバレ》 執事たる者、女中頭と恋に堕ちてはならない、主人に自分の主義主張を口にしてはならない。執事としての信条を貫き通したスティーブンスですが、機械の様に無感情ではなく、人として湧き上がる感情を自ら淡々と押さえ込む様子を観て、悲しくなりました。中でも、恋愛小説をケントンに無理やり取り上げられるスティーブンスの姿、あの右手は動かなかったのか動かさなかったのか、は胸が痛くなる忘れられないシーンです。ダーリントン卿の最期を、バスで去ってゆくケントンを、それぞれどのような気持ちで見送ったのでしょうか。ケントンが「愛しています」と自分から一言も口にしなかったのは、執事というものを理解し尊敬していたからなのでしょうか。二人の見事な演技を観終わった後、いろいろな事を考えさせられ、自分なりの答えがまだ見つからない作品です。 【The Grey Heron】さん 8点(2004-07-09 05:59:01)(良:2票) 41.♪芸の為なら女房も泣かす・・ではないが忠誠の為なら女を断つ・・。仕事と女、両方愛せないの?なんで無理なん?と正直なところちょっとイラついてしまいましたわん。レクター氏より執事がいいねっ!と思う私がお子様だからでしょう。でも終盤の二人にはホロホロ来ます、ここだけはよくわかる。女は昔の男に『半分だけ』見栄を張りたいもの。メイクや衣装の手助けは要らぬくらい、エマの老け演技がうまかったと思います。でも再見するなら、前半は観るのが辛いほど、格調高さとじれったい痛しんどさに圧されてしまう作品。いったいいつになったら私は大人になれるのでしょうか。 【かーすけ】さん 7点(2004-06-28 21:58:11) 40.執事という仕事を極めすぎてしまったがために、自分の気持ちを押し殺すのが当たり前になってしまった男。様式にこだわる職場にいつつも普通の感性を持つ女性であり続けようとした女。この二人が心の底では惹かれあうものの、愛の告白をするはずもない執事に対して愛の告白を待つ女。このどうしようもなさがたまらなくいい。どちらの気持ちが強いかと言えば、やはり女の方が強かったように見えるので、この映画は女性である自分の立場に対する「待つ」という固定観念に敗北した哀しい女の物語だと思った。 【ラーション】さん 9点(2004-04-23 00:51:57)(良:1票) 39.たまりません。様式美を愛するイギリス好きの私には超ドツボな映画。アンソニー・ホプキンスが執り仕切る優美で洗練された貴族の生活。台所で、食卓で、遊技部屋で、彼が行う様々な仕事にウットリした。BGMがまた素晴らしい(【ともとも】様に同感)。人生の大事な選択って発車のベルが鳴り終わってから扉が閉まるまでの電車のように、ちょっとでも躊躇すれば乗り遅れてしまう。けど、乗ったら乗ったで果たしてそれで良かったのかと自問自答。それでも時は容赦なく過ぎてゆくのだ。この役はアンソニー・ホプキンスにとっての最高傑作だと私は思うなぁ。まさに緩やかに暮れて行く「日の名残り」を存分に味わえる作品。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2004-04-05 15:44:31)(良:2票) 38.大人の恋だ。。。原作はとてもよかったです。 【ぷー太。】さん 7点(2004-04-02 23:22:37) 37.映画のできうんぬん以前に、主人公が好きになれなかったのでこの点数。共感できません。職務に殉じて、好きな女性を幸せにすることもできないのが大人の恋愛なの?と今年成人式を迎えた自分は青いことを考えました。 【no one】さん 4点(2004-03-03 05:23:24)(良:1票) 36.《ネタバレ》 自分を殺して殺して、殺して生きる男。お互い惹かれあっているくせに、決定的な一歩が踏み出せない女、男は一歩踏み出すべき瞬間に、またもや自分の小さく堅固な殻に閉じこもってしまう。これでよかったのだ、と男は自分に言い聞かせる。けれど「人は皆人生に悔いを持っているものです」とも男は言う。本当にそれでよかったのか、それともいけなかったのか、わたしにはわからない。 こういったことはおそらく誰でも思い当たるふしがあるにちがいない。 アイヴォリー-ホプキンスの傑作、というより、なんとも心に響く映画。 アンソニー・ホプキンスは例のレクター博士役で広く有名になった。たしかにレクター博士もたいした演技だったが、こうした地味な役どころにこそ、彼の本領を味わうことができる。ちょっとした手の動かし方に、ちょっとした皮膚の動きに、すべてを表してみせる。 【goro】さん 10点(2004-01-18 22:57:09) ★35.これを見たのは2年位前なのですが、場面の一つ一つが今でも良く思い出される映画です。やはりバス停での別れのシーンは今でも鮮明に思い出せるぐらいです。最近原作を読みました。なめらかな文章でやはり映画には描ききれないほどの内容でした。映画よりさらに淡々としたものです。しかし、そうした淡々とした、感情を押し殺した毎日の中にも彼の心中に一点赤く、彼女のことをいつも強く思い抱いている彼の心情はどちらにもよく表現されている作品です。 【ぱんた】さん 9点(2004-01-11 22:42:09) 34.《ネタバレ》 原作の小説も読んだ。作者は日系人。それに関係あるのかないのか、この作品で描かれるイギリスの執事は日本の侍とどこか似ている。自分の属するものに対する忠誠心と禁欲的なまでの自縛精神。ともすれば時代錯誤になりそうな物語だが、魅せる。人生においてたった1度の恋、そしてその決着。自らの美学で自身を縛しそれを貫くその様、そのストイックな人生哲学はただひたすらに見事。 【ひのと】さん 8点(2003-12-26 21:21:45)(良:2票) 33.独特の雰囲気がある作品だなぁと思っていたら『眺めのいい部屋』の監督さんだったんですね。彼の作品はなぜが映画全体の雰囲気がやわらかく美しい感じがしますね。アンソニー・ホプキンズとエマ・トンプソンの微妙な関係がものすごく切なかったです、名演でした!最後まで仕事魂を貫き通したアンソニー・ホプキンズは後悔はしていないのでしょね。バスが過ぎ去って行くシーンはなんとも言えませんでした・・・。 【MINI1000】さん 8点(2003-12-14 14:30:56) 32.《ネタバレ》 おぉ~、これがあの有名な『執事』なのかー!いつも脇役でしかないのでワクワクしちゃいました。同じ召使いでもメイドとの違いとか、プライドとかこだわりとかちょっとしたライフワークとかが覗けただけでも見る価値ありました。静かで長い恋愛の終わりを意味するような雨のシーンが印象的でした。 【桃子】さん 8点(2003-12-04 17:05:46) 31. 【STYX21】さん 7点(2003-11-27 00:34:23)
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【その他点数情報】
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