みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
17.ホアキン・フェニックスの独壇場です。純粋だけど神経質なアーサーが、稀代の悪者「ジョーカー」になるまでを描いていて、内容に意外性はなく予想どおりだったけど、彼の演技に圧倒されました。あと音楽も良かった。終始、暗い内容で自分好みの映画ではないけど音響の良い映画館で観て良かったと思いました。 【ぽじっこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-10-09 16:39:48) 16.事前に見ておくと、より楽しめると聞いた「タクシードライバー」と「キング・オブ・コメディ」は鑑賞済みです。この2作品が今作の物語に直接絡んでくるわけではないんですが、監督がこの2作品をリスペクトしているのがよく分かります。バットマンシリーズを含め、この2作品も見たことがないよって方でも大丈夫。問題なく楽しめます! 誰もが抱える夢や希望、それに反する悩みや苦悩、不満や怒り、現代社会の闇・・・。この映画、とにかくホアキン・フェニックスの演技に圧倒されます。万人ウケする映画ではないけど、強烈に記憶に残る映画。 【たけたん】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-10-09 13:55:32) 15.二度は観まいと思っていたけど、もう彼の狂気に触れたくなっている。 これは事実なのか?それとも夢なのか?個人的には新しいジョーカーの種が撒かれた作品だと理解していたがそれは個人に委ねられるとの話にしてやられたと思う。 暴力に燃える街が美しく見えてしまうのは監督の腕が良い所為か人間の性なのか。white roomが頭から離れない。傑作。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-10-09 12:28:58) 14.このジョーカーがダークナイトのジョーカーになるのか。いい人だったかわいそうだったと描く事は、ジョーカーのサイコパス性に疑念を持たせる事にならないのか。 【Yoshi】さん [映画館(字幕)] 4点(2019-10-09 01:49:27) 13.狂気に至る過程が誰にでも分かりやすい。ただし、それでも万人がこうはならないだろう、アーサーだからだろう、という部分は残るので、それがギリギリでモラルを守っている。 完成度が高く「危険な」映画でもあるが、集団との交流の納得感は多少荒く、完全体(?)であることが少し避けられている気がした。 この手の作品が氾濫するのは避けたいが、作られても不思議ではない。 【simple】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-08 20:32:45) 12.病んでいると冷蔵庫に入ってみたくなる。 私にとっては非常に共感できるシーンだった。 【南雲しのぶ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-08 17:04:44)(笑:1票) 11.《ネタバレ》 映画としての完成度は大変に高い。それだけ評価するなら8点以上はあるでしょう。 すでに大きな賞を受賞しているようですが、今後ももっと勲章が増えることでしょう。 でも、この映画は、私の価値観とは全くの対極に位置する。 どうしても想像してしまう、過去のいくつかの通り魔事件や、 つい先日の京都の事件を思うとき、 よくこの映画が日本で上映禁止にならなかったものだと思う。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 0点(2019-10-08 00:41:30)(良:2票) 10.《ネタバレ》 冒頭のモダン・ワーナーのロゴが出たところから「その時代」に引き込まれていた (映画を見てるときははっきり分からなかったが、このロゴは1972年から12年間使われたロゴなので、その時代) アーサーは確かに精神的に壊れつつあったが、自分の最後をマーレーの舞台で閉じようと覚悟していたところまでは正気であったと思う。 母も殺し「その」準備を整えて自分の最後を見てもらいたかったが、マーレーの一語一句が確実にアーサーを追い込んでいる(さすがデニーロ) 「やばいよ、それ以上言うと、、」と思ったらズドン、、ジョーカーの誕生。 ジャック・ニコルソンは素晴らしかった、ヒース・レンジャーには魅了された、今作ホアキン・フェニックスには震えた。 もうこうなると「どの役者が良かった」ということより「ジョーカーについて」を語りたい。 (「スタートレック」が好きだが「どのカークが良かった」ということを話題にしたことがないのと同じ) ヒース・レンジャーの時に「これ以上のジョーカーは出てこない」などと勝手に思ってしまったが、 「今後どんなジョーカーが出てくるのか楽しみ」とう気持ちを持って続編やドラマ化を期待します。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-10-07 10:36:10) 9.少し日にちを空けて、2度劇場鑑賞した。或る疑心を解消するためだ。 即ちそれは、この映画の主人公が放った“ジョーク”の真意とは何だったのかということ。 何が真実で、何が虚構なのか。そもそも真実と虚構の境界など存在しなかったのか。 初回鑑賞後、姿かたちさえも曖昧なその疑いが、日を追うごとに輪郭のみくっきりと浮かび上がってくるようだった。 そうして2度目の鑑賞を終え、“疑心”はむしろ益々深まり、同時に、「悪意」に対する恍惚も益々深まっていることに気付いた。圧倒的な充足感。映し出されるすべてが、禍々しくて、美しい。いや参った。 DCコミックスが生み出した稀代のヴィランのビギニングを描き出すにあたり、ビジュアル、ストーリーテリング、パフォーマンス、そして映画としてあるべき性質と時代性において、この映画の完成度の高さはもはや「異常」だ。 何をおいても、ホアキン・フェニックスが演じる“ジョーカー”が凄まじい。 ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレッド・レト、名だたる俳優たちがこのヴィラン役に挑み、それぞれが見事なジョーカー像を形作り、体現してきた。 しかし、その全てが本作のホアキン・フェニックスによるジョーカーのためにあったのではないかと思えるくらい、圧倒的だった。 その笑い方、走り方、表情と骨格、もっと言えば、皺の一つ一つ、筋の一本一本に至るまでに、彼が表現する「異常」と「狂気」が絡みつくように纏われていた。 その様は、異質ではあるが、あまりにも自然に見え、彼が劇中で言う通り、本当に狂っているのが一体どちらなのか分からなくなってくる。 奇しくも現実の世界では、この映画の公開と同時進行で、仮面を被った民衆が不満と怒りを突き上げている。 映画の中のピエロの仮面が嘲笑うかのように、我々観客は、虚実の境目を見失いそうになる。 そして無意識のうちに、現実社会の問題に対する答えを、虚構のヴィランに求めようとする。 しかし、“ジョーカー”は、そんな我々の淡く無責任な願望すらも見越して、ヒャーハハハと笑い、蔑む。 「馬鹿か、お前たちは。そんなこと俺に関係あるものか」と。 荒んだ世界と、傷ついた心が何を生み出すのか。 これは決して“ジョーク”ではない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-10-06 18:07:36)(良:1票) 8.《ネタバレ》 ダークナイトのジョーカーは飛び切りのサイコパスであった。個人的にはサイコパスの成立に生い立ちは関係ないと思ってるんで、この映画はプロット自体に疑問を覚えていた。どんなにひどい境遇でも普通の人間はサイコパスにはならない。だからこの映画を見て「自分もジョーカーみたいになるかも」と不安を覚えた方、大丈夫です。あなたはサイコパスにはなりません(たぶん)。ホアキン・フェニックスの熱演には敬意を評して5点は差し上げますが、上記の理由で満足度は低かったです。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-10-06 17:32:04)(笑:1票) 7.《ネタバレ》 約3年ぶり3度目観賞、続編公開に向けての復習。バットマンの悪役・ジョーカー誕生秘話。母と二人暮らし、孤独で笑い上戸なおいら。だけどいきなりぶちギレて笑いながら人殺し、潜む衝動性と猟奇性。不気味すぎるおいら。踊る、悪のカリスマ誕生の瞬間。その道化ぶりはササキ並み。ホアキン・フェニックス怪演で米アカデミー主演男優賞受賞。良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-10-06 00:26:04) 6.《ネタバレ》 見終わった後、しばらく呆然と立ち上がれなかった。社会のどん底で苦しむ男アーサーが、どんどん追い詰められて狂気に達する話・・として見れば、実は映画としてはよくあるモチーフだと思う。それでも、この映画で描かれる悲劇は、貧しさや病気を抱える困難だけではない。むしろ、一度は自分も「何者か」なのかもしれないと期待したところから突き落とされるアイデンティティの危機が、危険な一線を超えるきっかけになっているところが、現代のジョーカー像に説得力を与えている(だから彼が「墜ちる」境界線を超える行為は、病院でのあの行動になるのだろう)。それも、アーサーの内面にまで入り込むくらい近接するカメラワークと、肉体全体で狂気への道のりを表現したホアキン・フェニックスのどうかしている演技あってのこと。どうやったって比較されてしまうのは『ダークナイト』のジョーカー像だろうけれど、ホアキン・フェニックスの濃密な内面をさらすジョーカーへのアプローチは、ヒース・レジャーの恐ろしく空虚なジョーカー像とは対照的で、全く異なったジョーカーを描くことに成功した。個人的には、ラストのゴッサム・シティの「暴動」の表現には、ある種の嫌悪感すら抱いたけれど、それも監督の狙いなんだと思います。それにしても、ファレリー兄弟といい、アダム・マッケイといい、おバカコメディ映画を撮ってきた監督のシリアス路線の切れ味はすさまじい。きっと「コメディ」のなかに、映画の何たるか、というのが詰まっているのでしょう。 【ころりさん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2019-10-05 22:47:27)(良:3票) ★5.《ネタバレ》 すごい映画でした。ホアキンフェニックスの怪演。前評判を裏切らない傑作だとおもいます。怒りなのか、悲しみなのか、とにかく辛い感情が溢れてとまりませんでした。現代社会においても、誰もが、ジョーカーになる可能性がありますよね。 陰鬱で汚くて暗い景色や部屋ばかりなのに、ダンスを踊るジョーカーのシーンは鳥肌でしたね。美しかったです。挿入歌もセンス抜群でした。 比較すべきものじゃない、別物であるのに、否が応でも比較されてしまうヒースレジャーのジョーカーとは全く違うジョーカーを創り出したホアキンフェニックスに拍手。オスカーかな。 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-10-05 16:56:56) 4.男は「ゴッドファーザー」を観ると皆マイケルの目になると言うが、この映画を観てジョーカーの目になって出てくる奴がいたら大変だ。事件とか起きませんように…。内容は「バットマン」(1989)や「ダークナイト」(2008)より「タクシードライバー」(1976)との比較が多くなされている通りである(「キング・オブ・コメディ」は未見なので分からない)。時代も1980年代初頭に設定されているとのことで、まるで往年の名画を観ているような気分だった。この上質な雰囲気にやられてしまった面は確実にあるな。さらにホアキン・フェニックスの名演が映画をさらなる高みに引き上げる。人が笑っていると面白くなくてもつられて笑っちゃう事がよくあるけど、これは殆どそうならない。哀しみが痛いほど伝わってくるから…。悪のカリスマ、ジョーカーが誕生するまでを説得力を失わず描ききり、無駄、失速といった部分が一切なく、最初から最後までずっと面白い圧巻の映画。ラストは… 人それぞれの解釈に委ねたんだろうね。遅ればせながらアメコミ映画史上初の金獅子賞受賞、おめでとうございます。 【リーム555】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-10-05 12:15:37) 3.全方位暗いし、笑い所など一つも無い映画でしたが、観て良かったです。 他の方の感想を読んでいると、特に哀しみや悲劇の要素をこの映画から汲み取られている方が多い気がしますが、僕はむしろこの作品には哀しみより怒りの感情が充満しているように感じました。 また、その怒りの捌け口として、安直なカタルシスを用意しない物語構造がとてもクレバーにも見えました。 主演のエッジの効いた演技を活かすように、脚本はほぼ彼の一人称で語られます。今作のジョーカーの複雑かつ繊細な精神的変化に説得力とリアリティを持たせる為の手段としては、これはかなり効果的に感じました。 【もののけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-05 11:02:17) 2.アーサーのあの笑い声が忘れられない。 人を笑わせる事が好きで、コメディアンを目指していた彼がいかにしてダークサイドに墜ちて行ったのかが克明に映し出されていた。 胸糞悪くなるほどの悪なのに画面から目を逸らすことは出来ない。むしろかなり感情移入して観ていたと言ってもいいだろう。 いかにしてアーサーという男が“ジョーカー“へ変貌を遂げたのか? その辺は人間ドラマがリアルに描かれていて彼の心情がとても深く理解できたからだ。 また、直接的な描写は無くてももしかしたら殺してるのでは?と思えるようなシーンなどがいくつもあって、その辺は想像して怖くなる凄いシーンだったなぁと思った。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-04 21:03:52) 1.《ネタバレ》 物語は淡々と進む バットマンは関係ない 笑いながら泣くアーサーという主人公の狂気をただ観るだけ または 実生活はポンコツだが逃げ足だけは速いアーサーを観るだけ そして アーサーの狂気と妄想が現実をぶっ壊し アーサーの喜劇として物語は終わる 大変素晴らしい映画でした。きっと賛否両論あると思います 憧れの番組に出演したジョーカーが舞台袖でだんだん狂気の男になっていく後ろ姿に ヤラれました。 【翼ネコ】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-10-04 19:03:55)(良:1票)
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