みんなのシネマレビュー

ダークナイト(2008)

The Dark Knight
2008年【米】 上映時間:152分
アクションサスペンスSFシリーズもの犯罪もの漫画の映画化
[ダークナイト]
新規登録(2008-04-01)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2024-01-31)【イニシャルK】さん
公開開始日(2008-08-09)
公開終了日(2008-12-10)


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監督クリストファー・ノーラン
キャストクリスチャン・ベール(男優)ブルース・ウェイン/バットマン
ヒース・レジャー(男優)ジョーカー
アーロン・エッカート(男優)ハービー・デント/トゥー・フェイス
マイケル・ケイン(男優)アルフレッド・ペニーワース
マギー・ギレンホール(女優)レイチェル・ドーズ
ゲイリー・オールドマン(男優)ジェームズ・ゴードン
モーガン・フリーマン(男優)ルーシャス・フォックス
キリアン・マーフィ(男優)ジョナサン・クレイン/スケアクロウ
エリック・ロバーツ(男優)サルヴァトーレ・マローニ
アンソニー・マイケル・ホール(男優)マイク・エンジェル
マイケル・ジェイ・ホワイト(男優)ギャンボル
ウィリアム・フィクトナー(男優)銀行支店長
チン・ハン〔1969年生〕(男優)ラウ
エディソン・チャン(男優)ラウの部下
コリン・マクファーレン(男優)ギリアン・B・ローブ
トミー・’タイニー’・リスター(男優)フェリーの囚人
キース・ザラバッカ(男優)スティーヴンス刑事
デヴィッド・ダストマルチャン(男優)偽警官
ニッキー・カット(男優)ショットガンのスワット隊員(ノンクレジット)
檀臣幸ブルース・ウェイン/バットマン(日本語吹き替え版【ソフト】)
藤原啓治ジョーカー(日本語吹き替え版【ソフト】)
木下浩之ハービー・デント(日本語吹き替え版【ソフト】)
小川真司〔声優・男優〕アルフレッド・ペニーワース(日本語吹き替え版【ソフト】)
納谷六朗ジム・ゴードン(日本語吹き替え版【ソフト】)
池田勝ルーシャス・フォックス(日本語吹き替え版【ソフト】)
遊佐浩二スケアクロウ(日本語吹き替え版【ソフト】)
本田貴子レイチェル・ドーズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
鵜飼るみ子バーバラ・ゴードン(日本語吹き替え版【ソフト】)
朴璐美アンナ・ラミレス刑事(日本語吹き替え版【ソフト】)
山野井仁サルヴァトーレ・マローニ(日本語吹き替え版【ソフト】)
楠大典ギャンボル(日本語吹き替え版【ソフト】)
草尾毅銀行支店長(日本語吹き替え版【ソフト】)
金光宣明(日本語吹き替え版【ソフト】)
藤真秀ブルース・ウェイン/バットマン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚芳忠ジョーカー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
井上和彦ハービー・デント(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
諏訪部順一スケアクロウ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
岡寛恵レイチェル・ドーズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
糸博アルフレッド・ペニーワース(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
立木文彦ジム・ゴードン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
坂口芳貞ルーシャス・フォックス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
山像かおりバーバラ・ゴードン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小林由美子ジミー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
江原正士アンソニー・ガルシア市長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
金尾哲夫ジェラルド・スティーブンズ刑事(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
楠見尚己マイケル・ワーツ刑事(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
東條加那子アンナ・ラミレス刑事(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
内田直哉マイク・エンジェル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木勝彦サルヴァトーレ・マローニ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
横島亘銀行支店長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大友龍三郎ギャンボル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
斎藤志郎チェチェン人ボス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
志村知幸グランピー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中尾一貴(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
坂詰貴之(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
仲野裕(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
青山穣(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村治学(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
間宮康弘(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
かぬか光明(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作クリストファー・ノーラン(脚本原案)
デヴィッド・S・ゴイヤー(脚本原案)
ボブ・ケイン(キャラクター創造)
脚本クリストファー・ノーラン
ジョナサン・ノーラン
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
ハンス・ジマー
Boom Boom Satellites(戦闘シーンのBGM)
編曲ブラッド・デクター
ブルース・ファウラー〔編曲〕
ジェフ・アトマジアン
撮影ウォーリー・フィスター
製作エマ・トーマス
チャールズ・ローヴェン
クリストファー・ノーラン
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ケビン・デ・ラ・ノイ
マイケル・E・ウスラン
ベンジャミン・メルニカー
制作ブロードメディア・スタジオ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクコナー・オサリヴァン(補綴スーパーバイザー)
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
フレームストアCFC(視覚効果)
BUFカンパニー(視覚効果)
ニック・デイヴィス[特撮](視覚効果スーパーバイザー)
美術ネイサン・クロウリー(プロダクション・デザイン)
ケヴィン・カヴァナー〔美術〕(美術監督スーパーバイザー)
スティーヴン・ローレンス[美術](美術監督)
衣装リンディ・ヘミング
ヘアメイクジョン・キャグリオーネ・Jr
編集リー・スミス〔編集〕
録音リチャード・キング[録音]
字幕翻訳石田泰子(ソフト)
松崎広幸(NHK)
スタントリック・エイヴリー
その他ヒース・レジャー(献辞)
ブルース・ファウラー〔編曲〕(指揮)
あらすじ
犯罪が犇くゴッサムシティ。 そこに突如として表れた犯罪者。彼は派手なパフォーマンスを好み、人の命など紙くずほどにしか思っていない。その上犯罪をゲームのように楽しむ。 彼が現場に残すのは、山ほどの死体と、爆破された瓦礫 そして、トランプのジョーカー・・・・

甘口おすぎ】さん(2008-08-19)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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26.《ネタバレ》 常に緊張感があってドキドキでした。そして何よりヒース・レジャーのジョーカーが強烈で凄かった~!この映画は長尺ですが気になりませんでした。最後は続編がありそうな終わり方でしたけどジョーカーは誰がやるんだろ?ヒース・レジャーの演技が凄かっただけに次やる人は大変でしょうね。それにバットポッドが格好良かった! あと、ダークナイトのナイトって夜じゃなくて騎士の方だったんですね。 エムシューさん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-11 21:33:38)

25.お話としてはシリーズ中一番良く練られている思います。が、映像として見た時、はっきり言って何を見たのか印象に残らないくらい画面に深みが無ければ実際に奥行きもありませんし、動きまくっていて全く面白味がありません。長い尺にもかかわらずそれでも足りんとばかりに、詰め込まれた物語をスピーディーに処理しようとしているために画面の方は全く練られていないのです。夜のアスファルトを濡らせて光らせることすらしていませんし、見てもらいたいシーンとか重要なシーンとか無いんじゃないかと思ってしまうくらい平坦なのです。当然アクション・シーンともなるとさらに何がどうなっているのか訳が分からずで、とにかくバットマンが暴れているということしか分かりません。これはノーラン版一作目の「~ビギンズ」でも同じようだったので、この辺りがノーラン監督の限界なのかと感じずにはいられません。 ただ、やっぱり筋書きは面白いですし、演技が絶賛されている亡きヒース・レジャーのジョーカーは確かに良かったです。あれは声が素晴らしい。 ミスター・グレイさん [映画館(字幕)] 5点(2008-08-11 18:47:22)

24.《ネタバレ》 日曜日の午後、都内の某シネマコンプレックスにて鑑賞。この映画館は携帯電話やおしゃべりなど普段は観客のマナーは良くないことで有名。なのに、この日はクシャミひとつ、咳ひとつ聞こえず、シーンと静まりかえっていた。これだけ観客が静かに見入っている映画も珍しい。
2時間30分という長さにも関わらず、飽きずに最後まで引き込まれた。
ただし、従来の善が悪を滅ぼし、ハッピーエンドの子供向けヒーローものを期待したら、とんでもなく重く暗い2時間半になる。この映画は夏休みに子供連れで観に行くような映画ではない。
テーマは善と悪は表裏一体、善があるから悪が生まれる、善と悪は紙一重と言いたいのだろう。だからバットマンはジョーカーを殺さないし、ジョーカーもバットマンを殺さなかった。
また、コインの裏表もこの表裏一体に繋がっている。ツーフェイスもコイン裏表に通じる。こうして、統一されたテーマを見るのも面白い。
更に、誰もが賞賛しているようにヒースレジャーの怪演は見事としか言いようがない。
彼の死因は薬物(睡眠薬の多用)中毒と聞いているが、この役を演じてから薬に頼るようになったのではないかと疑いたくなるほどのモンスターぶり。
今までの悪役は、金や名誉欲しさ、または祖国の為などのレベルだったが、ジョーカーの場合殺人に快楽を求め、人間をダークサイドに堕とすというとんでもないもの。
容貌も不気味なのだが、ハイテク機器を使わなくとも緻密な計算と知恵で人を陥れる技が凄い。(一方、バットマンはかなりのハイテク機器を利用)
キャスティングも良かった。デント検事役のA・エッカートも骨太の演技で適役だったと思う。アルフレッドやゴードン警部、ルーシャスを演じるベテラン達も前作からの続投で重厚な仕上がりとなっている。
この映画はぜひ、映画館で観ることをおススメする。また、出来れば前作の「バットマンビギンズ」を観てから行く方が良い。
なぜバットマンはコウモリなのか、なぜバットマンがゴッサムシティの悪と戦うのか、そして、レイチェルはすでにバットマンの正体を知っているということを踏まえて観た方が理解しやすい。1度の鑑賞では理解しきれない部分もあったので、ぜひ再度鑑賞したい。最後のシーンから推測するに、おそらく続編が製作されると思うが、ヒース亡き後、誰がジョーカーを演じるのか。あれほどの俳優を見つけるのは難しいのではないか。 スティーヴン・ジェラードの妻さん [映画館(字幕)] 9点(2008-08-11 16:31:44)

23.《ネタバレ》 こんな完成度の高い映画は久しぶりに見ました。レビューは↓の方々が書かれている素晴らしいレビューと全くの同感です。普段アメコミ系はちょっと・・・と敬遠される方にも是非オススメしたいです。ビギンズと同じくリアリティー描写が徹底されており、思わず冒頭は“これは犯罪映画?バットマンで間違ってないよな?”と思ってしまいました。アメコミヒーローを扱った映画を、ヒーロー万歳という娯楽だけではなく、“バットマンとジョーカーという表裏一体のキャラクターを使い、正義と悪の存在意義を視聴者である観客にまで問いかけてくる”といったレベルにまで押し上げた名作だと思います。ヒース・レジャーのジョーカーは言うまでも無く素晴らしく、劇中でバットマンに揺さぶりを掛けるのと同様、観ているこっちも憎たらしさにイラっときてしまいました(笑)。それはデントとレイチェルの拉致シーンの結末で頂点に達します。結果、バットマンシリーズで有名な敵キャラであるトゥー・フェイスをジョーカーの究極の作品にした点も非常に上手いですね。絶望的でありながらそれでも正義を求めるバットマン、そして一般乗客と犯罪者をそれぞれ乗せた最後の2つのフェリーでの人々の行動が、最後に救いを見せてくれた気がします。ノーラン監督はこのダークナイトでやりたい事は全てやったという事で続編は考えてないようですが、“その後のバットマン”がどうなり、人々はゴッサムシティ―のバットマンにどういう答えを出すのか?、最後の1本是非お願いします! 三毛たまさん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-11 14:40:42)

22.《ネタバレ》 悪を通してヒーロー(正義)を描くというノーラン監督のねらいは見事に成し遂げられた。いわゆる「悪が勝つ」的な絶望系映画は他にもいろいろある。でも、この映画ですばらしいと思ったのは、ラストで既に幻想と化した「正義」を、それでも守るという選択である。たしかに「真の正義」なんていうものは存在しないかもしれない。けれども、「正義」の幻想が人を動かし、秩序をつくり出すということもちゃんと描かれている。もしかしたら、ゴッサム・シティの市民だって、そんなことにはとっくに気づいているかもしれない。そうだとしても、共同幻想として守っていこうという意志を映画から感じることができた。そうした人々の意志が、ジョーカーという「悪」によって成し遂げられたとするならば、この映画で描かれているのは、実は「正義の勝利」でもあるのだ。ジョーカーが存在する限り、決して「正義」が滅びることがない。「ダーク」なだけでなく、絶望と希望が表裏一体であることを描いたという意味で傑作と呼ぶにふさわしい。 ころりさんさん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2008-08-11 10:59:28)(良:1票)

21.《ネタバレ》 とても長く感じた映画だった。私としてはバットマンがダークなヒーローであることの設定にはとても共感できるが「悪人でも殺さない、すべての罪をかぶる」という落としどころには納得いかない。警察ではできない法を犯した偽善行為は悪を抹殺してこそだと思う。トラックひっくり返す判断は瞬時にできてもバイクで悪人ひき殺すことができないのは単に正義感ではなくチキンに思えてしまう。そんな葛藤も盛り込んだ作品といえば聞こえはいいが、納得いかなかったんだもん。 かのっささん [映画館(邦画)] 6点(2008-08-11 10:15:05)

20.見たかった映画の上映時間に間に合わず、その時間つぶしのために鑑賞。もともと『バットマン』に全く興味がなく、そもそもこの作品がバットマンだということを数日前に知ったくらいで、まったく期待せずに観たのだが、鑑賞中もその後もこの作品のもつエネルギーに完全に引き込まれてしまった。今でも余韻が残っている。ジョーカーを演じた役者が急逝したというのは鑑賞後に知った。ヒース・レジャー、28歳!?そんな若い役者が演じていたとはとても信じられないほどの圧倒的な存在感。上映時間も長く全体がダークな内容のため、人をかなり選ぶ作品だが、間違いなく傑作。もう一度観たい。 J.K.さん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-11 02:01:47)(良:1票)

19.《ネタバレ》 これは10点ではおさまりきらない。従来の映画の枠組みを超えてしまった作品。あえて点数をつければ、10点中の100点。間違いなく2008年の最高傑作。間違いなく21世紀最初の10年での最高傑作。アクションとかヒーローものとかいうジャンルの全てを飛び越えて、今後これを超える映画が出てくることができるのか、まったく想定できない。ヒース・レジャーによる文字通り全存在を賭した乾坤の一擲。最初から最後まで観客はジョーカーの狂気にのまれ、「正義」のよってたつ地盤を崩される。正義は抵抗しうる悪をもってこそ、正義であることができる。悪もまた自身を増長させるためには強大な正義を必要とする。恐るべき共依存関係、または共犯関係。ジョーカーはゆえにバットマンを殺さない、バットマンも自ら悪と堕ちることを許さずジョーカーを殺せない。だからこのバットマンはヒーローとしてのバットマンであることをやめた。今宵よりダークナイトとなり、巨悪を倒すために小悪をも辞さない、曖昧で両義的なモンスターとなった。タイトルがあまりに素晴らしい。それにしてもこのヒース・レジャーの演技はなんだ!これでアカデミー賞とれなかったら暴動がおきるぞ。ヒースだけじゃない、撮影がすごい、脚本がすごい、他の役者もみんなすごい、ありえない完成度、ブラボー!! JUKEさん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-10 22:42:40)(良:1票)

18.《ネタバレ》 本作も評価の割れるところでしょうか。はっきり言うとヒーロー物の範疇には、良い意味でも悪い意味でも収まっていません。が、バットマンという行為自体が、法を犯した偽善行為であることを自身が知っている、ブルース・ウェインの苦悩を演じたクリスチャン・ベール、そして公開前に故人となってしまったヒース・レジャーのジョーカー(ジャック・ニコルソンを凌いだ?)の狂気の演技、脇を固めるマイケル・ケイン、モーガン・フリーマン等々名優達の演技。そして前述の通りのヒーロー物の範疇を凌駕した内容(何とヒロインも救えず、盟友をも危機にさらす(それが原因でトゥーフェイスとなる))、ラストに至っては「自身が悪(ダークナイト)」となってしまうという一種驚愕の内容を評価したいと思います。 (ここまでが8/10時点の評価です)昨日(8/16)日本の劇場にて再見しました。前述の通り本作は「ヒーロー物」には収まっていません。ブルース・ウエインが素顔のままで登場していた(つまりヒーロー物ではない)としても、それなりの作品に仕上がっていたと思える内容です。が、やはり見る側を選ぶ作品ではないでしょうか?純粋なバットマン(ティム・バートン版ではなく元祖オリジナル版の)のファンの方々にはどんなに映ったのでしょう?機会があれば聞いてみたいものです。再見してプラス1点の8点。 SITH LORDさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-08-10 21:00:42)(良:2票)

17.《ネタバレ》 グロイ、ハード、ヘビー。爽快感ゼロ。
よくは出来てると思うが非常に不愉快きわまりない映画。個人的には絶賛はできない。
してはならないと思ってます。
ただスターウォーズのダークサイドに落ちるという意味がどういうことなのかはっきりわかる。光の騎士の復讐のすさまじさこそアナキンに欠けた要素だと思いました。
その点を考慮してもこの点数。

カメラアングルはビギンズと同じでなにやってんだかわからなくなるようなとこも。
ヒロインは美しくないので感情移入できませんでした。注目のヒース・レジャーの狂人演技はまずまずだが、レオンのゲイリー・オールドマン、 セブンのケビン・スペイシー、12モンキーズのブラピ 、ブルーベルベットのデニス・ホッパー 、そして羊達のアンソニーホプキンスなどなどのすごい演技には及ばないと思いました。 うさぎさん [映画館(字幕)] 2点(2008-08-10 17:49:34)(良:5票)

16.《ネタバレ》 <本日BSで二回目鑑賞>。前回見た時はデントの顔が綺麗に半分だけ焼けるのになんでやねんってツッコミを入れたんですけど、今回良く見たらデントが椅子から倒れた時に顔が半分油で浸かってる場面があったんですね。だから引火して半分だけ焼けたと・・・。そこは納得行きましたが、やっぱり二回目見ても面白くなかったです。みんな高評価なのになんで自分だけこんなに面白くないかと疑問に思ってたのですが、今回わかったのはバットマンというキャラに思い入れがある自分にとってはやっぱりバットマンがピンチにならないってのが一番の理由かと思いました。今回はバットマン以外の人達がターゲットにされるのでほとんどバットマンがピンチになる場面がないのでドキドキ感がないんですよね。それに加えジョーカーに終始振り回されて後手後手の行動なのでバットマンの魅力があまり感じられないのも自分的には良くなかったです。(だからタイトルがバットマンじゃないのかな?)多分ヒロインが前回と同じ女優さんだったらもう少し感情移入しやすくて評価もあがったと思います。

<前回感想。>
なんかやたら評価が高いので期待して見たものの、自分的にはあんまり・・・って感じでした。デントとレイチェルの二人とも誘拐されてしまうってさすがにブルース・ウェインが無能にしか見えない。ブルース・ウェインが絶対の信頼をおいてゴッサムシティの未来を託そうとまで考えている人物なんだから、有り余る金やハイテク機器を使ってもっとちゃんと警護するべきでしょ~。ってか普通するでしょ~(警察内部に裏切り者がいるってのも序盤で判ってるわけだし) 
まあ、これはアメコミだから許せるとしても一番許せないのがジョーカーを殺さないと
ころ。ジョーカーがしてきたことを考えるとさすがにこれは偽善としかいいようがないしダークヒーローらしくない。やっぱりジョーカーはティム・バートン版と同じように落ちて死なないといかんとです。 映画大好きっ子さん [映画館(邦画)] 4点(2008-08-10 13:50:56)


15.1800円のチケット代が安かったと思えた作品はこれが初めてです。
ちょっきさん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-10 12:28:03)

14.《ネタバレ》 デントとバットマンの違いとはなんだったのか。二人とも犯罪を憎み、街の為に命をかける男なのは間違いありません。しかし愛する女性が死んだ時、彼女を殺した者を憎みむか、彼女を死に追いやった犯罪自体を憎むかの違いだったと思いました。そこがデントとバットマンの心の強さの差だったのでしょう。"何故人間は闇に堕ちるのか"こんな暗いテーマのノーラン版バットマンですが、私は大満足でした。
演技の方では、ジョーカーを演じたヒース・レジャーが凄かったです。甲高い笑い声が只々不気味です。撮影終了後に亡くなったそうですが本当に惜しい人を亡くしたと思いました。
トゥー・フェイスを演じたアーロン・エッカートも中々の好演でした。
前半・後半に分けた方が良かったって声がチラホラありますが、トゥーフェイスだけの作品だと、どうしてもジョーカーのパートに目劣りしそうな気があると思うので、これはこれでアリだったと思います。 民朗さん [映画館(字幕)] 9点(2008-08-10 10:33:08)

13.《ネタバレ》 中年セレブのコスプレとジョーカーが気持ち悪いのでマイナス3点。
ストーリーがだらだらと長くつまらないのでマイナス2点。結末がとても
後味が悪いのでマイナス2点。物凄い期待外れだったのでマイナス2点。 結果
として1点だけ残りました。最近ニコラス・ケイジのウィッカーマン
と言う、また凄く面白くない作品を見てしまい、ああ・・このつまらなさは
ダークナイトと同じだと思いレビューを変える事にしました。 エラリイさん [映画館(字幕)] 1点(2008-08-10 06:59:05)(良:1票) (笑:1票)

12.《ネタバレ》 最初から最後まで緊張感で息が抜けない。もはやアメコミの域を越えたシリアスな作りは圧巻。続編がありそうなエンディングだがジョーカーの代役は難しい。A・エッカートもいつものにやけたイメージを払拭した好演技。「ダーク」で重厚な「傑作」だ。あえて言えば、ピリピリした場面が続くだけに、2時間半の長さに肩がこった。「ナイト」は夜じゃないのね、とエンディングのクレジットで知りました。 kaaazさん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-10 05:02:28)

11.《ネタバレ》 何なんでしょうか。私が今までヒーローモノに持っていたイメージ、●●をするから悪役。悪役をやっつけるからヒーロー。という対立構造に対するフラストレーションを完全に叩きつぶしてしまいました。

この映画は悪が本物の悪です。一頃流行した悪とは何なのかという価値観を揺さぶるテーマ以前に、話し合いも欲も全く通用しない、犯す犯罪とは全く関係のない自分の楽しみのために必要なイベントとして殺害や窃盗をするという、現実世界の凶悪犯そのままの、行動規範のない現実の悪が登場します。

キャラクタや場面の切り替えでリアリティと映画の狭間を行ったり来たりするわけです。その感覚がなぜか恐怖映画以上のスリルを与えてくれます。そのリアリティが自警団が犯罪者を探しだし殺害するという異常な状況を作ることやそれに対する快感を与えない。殺害による個人的な復讐がそれ自体事件となり自治体の浄化につながらないなど、テーマがいかにも今世紀になってからの作品です。

それでも、今の時代には存在できない空想の正義が崩壊しても、正義ではなく悪と相対する存在として有り続けようと諦めない気持ちというのがズンと突き抜ける隙間を与えてくれました。テーマだけでなく、脚本、色彩、映像技術、編集やアクションまで何もかもがそろっています。過去の傑作同作品が実現できなかった部分を、現代の最高の技術で作り上げ、議論し尽くして作り上げたであろうテーマで、作り直しとは全く別の意味の超傑作に仕上がっています。

単純な対立構造、善悪がはっきりしている作り、ロボットアニメ的なヒーロー像という日本的な趣向にはなじみませんから、当分こういう作りの話はまず日本で作られることはないですね。残念ではあります。

何回観てもエンドロールも興奮で立ちたくないほどの映画でした。すばらしいの一言です。 黒猫クックさん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-10 02:40:57)(良:2票)

10.バットマンシリーズはバートン版への愛着が強いため、この点数になってしまうが、これは紛れも無く傑作だ。バットマン=アメリカ、ジョーカー=テロ組織と考えれば、テロの続発に対するアメリカの苦悩が透けて見える。
愉快犯・信念犯は防ぎようが無い。彼らテロリストが跳梁跋扈する中で、アメリカはどうすればいいのか?これがこの映画の紛れもないテーマだ。暴力に対しては、暴力で対抗するほか無い。だが、果たしてそれでいいのか?バットマンの苦悩はそのまま今のアメリカのそれにつながる。
優れた社会派作品であり、大人向けの映画。ヒース・レジャーの演技には、個人的には満点をつけたい。合掌。 枕流さん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-10 00:30:58)(良:1票)

9.《ネタバレ》 長いよ・・・。テンポ良くて、必要なシーンまで飛ばしちゃうくらいの気前の良さ(ヒロイン救うためにジョーカー無視したけど、あの後ジョーカーはどうしたのよ?スゴスゴとエレベーター乗って帰ってったの?バットマンもトボトボ帰るジョーカーはスルー?)ですが、盛り込み過ぎなんで長い長い。でもまあ面白かったです。前作よりもちゃんとアクションを見せる映画になってましたし、ドラマも正義とは?悪とは?ってところを深く掘り下げていて。だけどねぇ、殺伐とした物語で、クライマックスのフェリーの乗客の選択なんざ、全体のイメージからしたら、あそこだけすげーウソっぽい。映画として、あそこに望みを託したにしても、他がドロドロし過ぎてるんで、妙に浮いたエピソードになっちゃってます。大体、いくらバットマンが元々陰のヒーローだって言ったって、ここまで「理想としてのキレイなヒーローなんてモンは、ああた、世の中に成立し得ないのよ」なんて描き方しちゃったら、ヒーローものとしての自爆テロ状態ですわ。見応えあるエピソードの数々は、だけど実はこれまでさんざんヒーローものが描いてきたものをダークに、ネガティブに染め直したものの羅列ですし。ワザと鬱に染めまくった気色悪い映画、だけどそういう映画が娯楽として難なく受け入れられてしまう時代の方を嘆くべきなのですかね? まあ、これって結局東映のヤクザ映画みたいなシロモノでね、健さんみたいなバットマン、ラストシーンに「背中で泣いてる唐獅子牡丹」とかサブちゃんの歌流せばピッタリよ。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 6点(2008-08-09 20:14:55)(良:1票)

8.《ネタバレ》 善人が憎しみにより悪人に転落。フェリーでの市民の対応。最愛の人が殺されても復讐に走らないバットマン。など、極端な対応を行う構図で「正義とは何か?」を描いた作品。若干、悪に屈しすぎな面があり、警官志望者が減ってしまうんじゃないかと心配になるような場面も多々あります(笑)娯楽作品というよりは脚本家の犯罪社会観や人間観察が色濃くでているため、人を選ぶ作品だと思います。私自身は鑑賞後の後味が非常に悪かったので、今回の点数となっています。最後のほうで、もう少し、希望が見出せるシーンがあれば良かったのになあ・・。と思いました。 らいおんさん [映画館(字幕)] 3点(2008-08-09 16:47:26)(良:3票)

7.《ネタバレ》 “完璧”としか言いようがない作品に仕上がっている。
たったの2時間30分で本当にこれほどヴォリュームある内容を詰め込めことができるのかというほど充実したものとなっており、なおかつストーリーが無理なく流れている。
「悪者を懲らしめる」「地球の危機を救う」という単純なヒーローモノとは一線を画しているのが特徴。
「正義とは何か」「善と悪との表裏一体性」「復讐と正義」などを観客に真摯に問いかけている。
トゥーフェイスを通じて、高潔な人間でも簡単に悪に染まるという“人間の弱さ”を描き、一方で二つのフェリーに託された起爆装置やバットマンの姿を通して、自己を犠牲にしても厭わないという“人間の強さ”を描いている点を評価したい。
殺しあうのも人間の本能だが、他人を守ろうとするのも人間の本能ということか。
簡単に悪に染まりもするが、簡単に悪に染まらないのも人間ということを描きたかったのではないか。
また、バットマンもジョーカーも、確かに一歩間違えればやっていることは同じことなのかもしれない。善良な人間を無差別に危険に陥れるのがジョーカーならば、悪人を無差別に倒すのがバットマンともいえる。彼らの姿は表裏一体のところがある。
しかし、バットマンは怒りに任せてジョーカーを殺そうとはしていない。
正確には覚えていないが、劇中で誰も殺していないのかもしれない。
バットマン自身も愛する者を失ったにも関わらず、「復讐と正義」の一線を超えようとはしておらず、“ゴッサムシティを守るため”という大義名分を守り続けている。
バットマンの姿を通じて、「正義とは何か」を問いかけている。
復讐することは正義ではなく、復讐は暴力の連鎖しか生まないと訴えているようにも思える。
このシリーズのバットマンは影が薄いが、今回はジョーカーに完全に食われることなく、真の意味では主役であったと思う。
最後まで見れば、タイトルに込められた想いが深く噛み締められる。
ヒーローとして賞賛されることが真のヒーローではない。
悪に負けないこと、正義を守り抜くことがヒーローということを伝えようとしている。
ジョーカーはあくまでも人間の弱さの象徴であり、自分の弱さに付け込まれたマフィアや汚職警官たちが本当の意味での敵だったのかもしれない。
ただのヒーローモノというよりも、奥深いメッセージが込められた作品である。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-04 23:24:44)(良:4票)

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【点数情報】

Review人数 346人
平均点数 7.68点
020.58% line
120.58% line
241.16% line
382.31% line
492.60% line
5195.49% line
6349.83% line
74914.16% line
88223.70% line
98123.41% line
105616.18% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.82点 Review58人
2 ストーリー評価 8.32点 Review73人
3 鑑賞後の後味 7.53点 Review73人
4 音楽評価 8.10点 Review64人
5 感泣評価 6.12点 Review49人

【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
助演男優賞ヒース・レジャー受賞 
撮影賞ウォーリー・フィスター候補(ノミネート) 
視覚効果賞ニック・デイヴィス[特撮]候補(ノミネート) 
音響効果賞リチャード・キング[録音]受賞(音響編集賞として)
音響賞 候補(ノミネート) 
美術賞ネイサン・クロウリー候補(ノミネート) 
編集賞リー・スミス〔編集〕候補(ノミネート) 
特殊メイクアップ賞コナー・オサリヴァン候補(ノミネート) 
特殊メイクアップ賞ジョン・キャグリオーネ・Jr候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2008年 66回
助演男優賞ヒース・レジャー受賞 

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