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太陽がいっぱい

Full Sun
(Plein soleil)
1960年【仏・伊】 上映時間:117分
ドラマサスペンス犯罪もの青春もの小説の映画化
[タイヨウガイッパイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-12-22)【Olias】さん
公開開始日(1960-06-11)


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監督ルネ・クレマン
演出木村絵理子(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
キャストアラン・ドロン(男優)トム・リプレイ
マリー・ラフォレ(女優)マルジュ
モーリス・ロネ(男優)フィリップ・グリーンリーフ
ロミー・シュナイダー(女優)(ノンクレジット)
ポール・ミュラー〔男優・1923年生〕(男優)(ノンクレジット)
野沢那智トム・リプレイ(日本語吹き替え版【フジテレビ/テレビ朝日/テレビ東京】)
上田みゆきマルジュ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
堀勝之祐フィリップ・グリーンリーフ(日本語吹き替え版【フジテレビ/TBS】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
加藤正之(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
上田敏也(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
清川元夢(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
石立鉄男トム・リプレイ(日本語吹き替え版【TBS】)
村越伊知郎リコルディ刑事(日本語吹き替え版【TBS】)
松橋登トム・リプレイ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
二宮さよ子マルジュ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
中尾彬フィリップ・グリーンリーフ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
木村元リコルディ刑事(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
東野英心フレディ・マイルズ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
楠田薫ポポヴァ夫人(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
石森達幸(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
中村たつ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
岸野一彦(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
巴菁子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
信沢三恵子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
若本規夫(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
田口昂(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
鈴置洋孝(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
榊原良子マルジュ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
有川博フィリップ・グリーンリーフ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中田浩二リコルディ刑事(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
飯塚昭三フレディ・マイルズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平林尚三オブライエン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
阪脩(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
高村章子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池田勝(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村松康雄(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
岡寛恵マルジュ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
池田秀一フィリップ・グリーンリーフ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
大塚周夫ボルディーニ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
堀内賢雄リコルディ刑事(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
谷口節フレディ・マイルズ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
翠準子ポポヴァ夫人(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
稲葉実オブライエン(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
藤本譲(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
千田光男(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
広瀬正志(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
竹口安芸子(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
中村悠一トム・リプレイ(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
遠藤綾マルジュ(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
鈴村健一フィリップ・グリーンリーフ(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
てらそままさきリコルディ刑事(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
三宅健太フレディ・マイルズ(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
咲野俊介オブライエン(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
久保田民絵ポポヴァ夫人(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
磯辺万沙子(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
中博史(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
間宮康弘(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
原作パトリシア・ハイスミス「才人Mr.リプレイ」
脚本ルネ・クレマン
音楽ニーノ・ロータ
撮影アンリ・ドカエ
製作ロベール・アキム
レイモン・アキム
配給新外映配給
あらすじ
アメリカの下層階級の青年トム・リプレーは上流階級の友人フィリップ・グリンリーフの父親から5000ドルの報酬で、南イタリアで遊び暮らす息子をサンフランシスコに連れ戻す仕事を引き受けた。だが、親の金で優雅な生活を送るフィリップにはマルジュという恋人もいて、帰る気は全くなかった。フィリップは友人のようにトムに接しながら、疎ましく思い、彼を挑発し、邪険に扱う。トムはフィリップの生活に憧れ、家来のように行動を共にするうちに、いつしかフィリップを殺し、彼の全財産と恋人を我が物にしようという目論見が生まれてくる。

くなくな】さん(2004-07-07)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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129.日本でだけ突出した評価を受けてるってのは初めて知りましたけど、本作の評価をここまで高めた原因は、一にアラン・ドロンの魅力、二にニーノ・ロータの音楽(見直して気づいたんですけど、有名な旋律は余り流れないです)、そして三にラスト・シーンの鮮やかさだと思う。才能に恵まれつつも卑屈なチンピラをドロンは魅力的な主人公に仕立ててる(日本人は悪人や弱者に共感し易いですしね)。世界を手に入れた様なラストの笑顔は本当に眩しい。そして、店員に呼ばれたドロンが爽やかな笑顔のまま画面から消え、太陽の燦々と輝く美しい海辺の風景だけが残される。こういうラスト・カットは、最近はとんと見られなくなりました。これなら途中で少しくらい退屈しても、名作を観たという気分にさせられるってもんです、7点献上。 sayzinさん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-09 00:05:35)(良:2票)

128.《ネタバレ》 アラン・ドロンの異様に短い胴に、人間の体型として違和感を覚える。肩はがっしり、ウエストがキュっとしまっている逆三角形の背中。普通、いくら逆三角形とはいっても、もう少し二辺の長い二等辺三角形(上辺とその両端の角がけっこう大きめ)なものなのに、彼の体はほとんど正三角形を示す。あまりに整いすぎて、居心地が悪いのだ。よく完璧なものは縁起が悪いと言われるが、まさしくそんな感じ。日光東照宮の柱を一本だけ天地逆に建てることに「永遠」を託す、根っからの日本人の私。なもんだから、彼の端整さがこの映画に陰を落とし、顛末を暗示するに足る不吉さを、彼の上半身が著しているように感じるのだ。まっ、結果論なんだけれどね。エヘヘ。話は変わって「○○さん、お電話です」という言葉、タマにつぶやいては遊んでいます。 元みかんさん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-30 01:31:45)(良:1票) (笑:1票)

127.《ネタバレ》 出演者陣のルックス・演技のよさ、サスペンスとしての脚本の完成度、そして町並みの描き方やカメラワークのよさを始めとする映画における芸術性などなど。それら全てがミックスするとここまですばらしい映画ができるんだ。
クライマックス、声をあげてしまうくらい驚いたのはこれが初めてだろう。もしも自分のある記憶消すことができるならば、この映画を観た記憶を消したい。そしてもう一回観たい!! ノスさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-17 00:56:34)

126.なぜか音楽にひたれず、アラン・ドロンも「誰?」みたいな世代なので、全体的に地味でタルい印象を受けたが、内容の割に暗い感じがしないのがいい。ラストシーンは極めて美しく、芸術的。映画史に名が残るのも納得。 えいざっくさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-13 15:53:24)

125.ニーノ・ロータの何ともやるせない音楽、これがまた良いんです。そしてアラン・ドロンのかっこ良さと青い海、太陽きらめく中での殺人、完全犯罪が成功したかに見えたもののあっと驚くラストシーン!サスペンスとしての完成度の高さ、アラン・ドロンの映画では文句無しに一番の傑作でしょう! 青観さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-03 18:18:18)

124.『りぷリー』に比べると確かにまだ主人公に共感できる部分が多かったように思う。後味がよいとはいえないが、ずるずると引きずらないで話が終わってよかった。
HKさん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-27 18:07:47)

123.小学校低学年の頃に観たんですが、サインの練習のシーンに「この人凄いなあ」と妙に関心した記憶があります。もちろんラストにはビックリ仰天でしたけど。 こういう犯人役がカッコイイ作品を幼少期に観てしまうと、その後の鑑賞スタイルに大きな影響を与えますね。私に影響を与えたのはコレのアラン・ドロンと「新幹線大爆破」の高倉健ですね。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-05-08 02:28:34)

122.《ネタバレ》 うむ、これも5000ドルにまつわる映画であったか。役者の妖しさだけではなく、前半、艇の名前をさりげなく見せておき、トムが手紙を偽造して女の名前をタイプしたときに、両方が同じ綴りであることを観客に気づかせ、フィリップと女の関係のただならぬことを再認識させるところ、一人目のときはさすがに気分が悪くなったのか飲み物で口をすすいでいるようなシーンがあるが、二人目のときは事の後に平気でローストチキンにかぶりつけるくらいに悪人として成長しているところ、すなわち、失敗をやらかしたのは悪人になりきれていなかった一人目のときだったという作りになっているところなど、随所に巧いと思わせる演出が施されていることを見つけることができ、再見していて楽しい。小道具としては旅行鞄の使い方が印象的で、特にトムが逃走中に、屋上付近で軽やかに投げ出された鞄だけを下から撮っているところは何度も巻き戻したいほど見事である。三浦や湘南で知人のヨットに乗せてもらったことがあるが、この作品で描かれる地中海の海はそれとは比べ物にならないほど魅力的で、近くに住んでいる南欧の人がたいへん羨ましい。 南浦和で笑う三波さん [地上波(字幕)] 9点(2005-04-30 11:26:40)

121.これまでこんなに魅力的な犯罪者がいただろうか? アラン・ドロンはただ顔立ちが整っているだけじゃなくて、その眼に野生動物のような凶暴な光がある。その光に惹きつけられて、観ているうちにいつのまにかトムを応援している自分に気づく。あれだけ巧妙な計画が実は最初から破綻していて、すべて無駄だったなんて……。眩しいくらいに明るい日差しと、青年の暗い心。光と闇のコントラストが鮮烈でした。 no oneさん [映画館(字幕)] 9点(2005-03-13 00:25:31)

120.《ネタバレ》 最後まで観て良かった!最初は、大した映画じゃないのかなと思いながら観てましたが、途中から最後まで持続する緊張感はすごいです。最後は、本当に背筋が凍りました。 よしふみさん 9点(2005-02-15 02:17:47)

119.はかなく終わる一瞬の快楽、美しすぎる!!「リプリー」とは比べてはいけないと思う。 ゆきむらさん 10点(2005-02-14 11:30:59)

118.最初から「オチがあるんだろうな」と期待していたので、もっとすごいオチかと思ったらそうでもなくて少しガッカリ。それでも最後に余韻の残る映画だった。 Syuheiさん 4点(2005-02-11 15:34:32)

117.頭脳派ワルと色男のハーモニーが絶品。やっぱりこうでなくちゃ!ストーリーも最後までテンポが落ちることなく、制作後50年近く経過していても色褪せることのない魅力たっぷりの映画。一見の価値有り。 のはらさん [映画館(字幕)] 9点(2005-02-06 17:18:27)

116.アランドロン美しすぎる。ラストは知っていたのでそれほど衝撃でもなかったけど、とても面白かった。リプリーより断然、こっち。 さん 8点(2005-01-22 11:40:42)

115.ヌーベルバーグ代頭の時代、過去の人となりつつあった巨匠ルネ・クレマンがヌーベルバーグを代表するカメラマン、アンリ・ドカエを起用し、またアイドル、アラン・ドロンを影のある主人公に配し、見事一発逆転に成功した作品。振り返ると成功するべくして成功した映画と言える。なかでもニーノ・ロータのテーマ曲の存在は大きく、ラストで流れるこの名曲は美しい海、眩しい太陽、そして完全犯罪との切ない対比として作品の全てを代弁しているとさえ感じる。ニーノ・ロータ本人は単調なこの曲のヒットを快く思わなかったそうであるが、この作品には無くてはならないものであることは間違いない。 R&Aさん 7点(2005-01-17 12:22:03)

114.《ネタバレ》 初めて観たときのあのラストの衝撃は今でも忘れられません。このまま完全犯罪がまかり通る結末なんて道徳的に絶対ありえない、とまで思っていたにもかかわらず、息が出来なくなるほどの見事なエンディングを見せてくれました。あの映像からほんのわずかな場面を見せるだけでfinishにもっていくその展開の速さ(その間たった2,3分)はもう、芸術品です。
それと、今回の鑑賞で気づいたのですが、この監督は女性に対しての視点の鋭さがあるような気がします。それは、船の中でも仕事をするというちょっと真面目な部分だったり、トムが一人で帰ってきたときにほとんどマルジュが一人で喋ってしまってトムが全然喋らないまま事態が片付けられてしまう所、バレエのおばさん達がレストランに入った時も一人で喋って事を済ませてしまう所や、終盤でトムがマルジュの部屋に入ってきた所でもそういうシーンが見られます。
また、ストーリー全体を見ると、初めて観たときはフィリップ殺害シーンの波のうねりやナポリの市場の散策シーン、ホテルの一室でサインの練習をしているシーンなど、見どころがいろいろあって中弛みのない展開のように思えたのですが、肝腎のラストにかけての盛り上がりがないため、全体としてややストーリーに起伏がないような気がします。
けど、テレビでやっていると必ず見てしまうし、リバイバル上映で3回も見てしまうくらいです。映画館のロビーで流れていたBGMに誘われてついつい観てしまったということもありました(2本立て上映の1本目だけを観て帰ろうとした)。何だかんだ言って、やっぱり好きな映画なんです。 もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2004-11-02 22:30:44)

113.イタリアをイタリアとして撮っている。原作を超えたホモセクシュアルの感じがとても良いです。 みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 9点(2004-11-01 20:35:13)

112.久々に観ましたが、やっぱりドロンは美しいしラストはすごい。マルジュがあの水着姿で現代に出てくれば違和感ありまくりだろうが、トムが今そこに現れてもやはり美しいと思うだろう。時代を超えて完璧な「ドロンと音楽」の美しさと「ラストシーン」の切れ味。語り継がれるべくして語り継がれた映画だと思う。 ゴールドベリさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-10-16 09:44:02)

111.《ネタバレ》 ラストシーンの「天網恢々租にして洩らさず」みたいなバッサリ感は、かくや名刀の如く。すんごい切れ味。「悪い事はなぁ~でけへんよぉになっとるんやぁ!」と、何でか親と一緒に観てて、説教めいた一言を戴いてしまった記憶が。しかしハイスミス原作って、映画に外れが無いですよ。原作も一回読まなきゃなぁ~…。 aksweetさん 9点(2004-10-10 00:32:33)


110.周知の評価の通り、ラストが素晴らしい。主人公リプレーが一瞬の満足感の末得たものは何だったのか?思惑と異なりすべてが転覆してしまったことを知らないラストの笑顔が何とも愚かしく切ない。しかし、彼は決して何も失ってはいない。なぜなら彼には元々何も無かったからだ。そう思うと、「太陽がいっぱいだ」とつぶやいたあの一瞬こそ彼があらゆる罪を犯してでも得たかったものであり、その瞬間で彼の本望は遂げられたのかもしれない。
何と言ってもアラン・ドロンの美貌とその裏に垣間見せる屈折した感情を抱えた存在感がスゴイ。こういう俳優のことをスターと呼ぶのだとしみじみ思った。今の常識からするとサスペンスとしてのストーリーは安易であるが、偽り、交錯する人間の感情が実にサスペンスフルだ。名作の名にふさわしい傑作。
鉄腕麗人さん 9点(2004-10-03 13:05:09)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 229人
平均点数 8.00点
000.00% line
100.00% line
210.44% line
310.44% line
452.18% line
583.49% line
6187.86% line
74117.90% line
85825.33% line
96227.07% line
103515.28% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.69点 Review26人
2 ストーリー評価 8.04点 Review23人
3 鑑賞後の後味 8.30点 Review23人
4 音楽評価 8.80点 Review31人
5 感泣評価 5.30点 Review10人

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