みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.《ネタバレ》 コメディかと思って油断してたら、真面目な感動作だったので驚いた。 二役を見事に演じ分けた森山未來も素晴らしかったし、両ヒロインも魅力的でした。 上野樹里が妙にエロくて、今どきの軽い女かと思わせておいて、実は一途でいい女というギャップが良かった。 2人があそこまで惚れ込むのも納得。 内山理名の出番は少なかったけど、こちらもかなりのいい女でした。 玉鉄との後日談がとても気になります。 戦争の勝敗をちっちゃい問題と言い放った終盤の展開には思わず泣いてしまいそうでした。 ラストシーンの演出も上手くて、なんだか切なくて複雑な心境です。 但し、この作品は見方によっては戦争美化にも繋がりかねない危険性を孕んでる。 特攻が非人道的な行為であるということを強調する演出が随所に見られたけど、最終的に主人公は愛する人を守る為に特攻の道を選ぶというのだから、逆の立場から見ると酷い話である。 あの特攻で命を奪われたアメリカ兵の家族のことを思うと、手放しでは喜べない。 この作品が史実を映像化しただけのものなら、そういう不幸な出来事があったと納得するしかないけど、タイムスリップしてあの状況に置かれたんだから、なんとかして特攻しない道を選べなかったもんだろうかと心が痛む。 アメリカ人の青年がタイムスリップしてエノラ・ゲイに搭乗するという作品があったとして、やっぱりラストシーンでは原爆を投下してしまうんだろうか。 そんなことを考えさせられる深味のある作品でした。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 8点(2016-01-12 17:01:21) 6.《ネタバレ》 原作の方がいい出来だったが、こちらも悪くはない出来。物語は現代の若者と戦時中の若者が入れ替わってしまい、慣れない時代でありながら奮闘し、それぞれの時代の人間達と生きていく。感じる事は、戦時中に生きている人間、現代で遊んでいる人間、二人は何も違わないということでしょう。それは入れ替わった後、徐々に慣れていく二人を見てればわかります。ラストは曖昧になっていて、放映された後議論になったみたいです。これを観る前に原作を読んで出した自分の答えは、健太は戻ってこれず、吾一はミナミを幸せにしたというものです。そしてミナミを大事にしながら健太を想い、彼なりのやり方で反戦を訴えるでしょう。実際の世界で考えると吾一は存在しないので、吾一の役目は我々の役目でしょう。もう一つ書いておきたいのは脇役の内山理名。正直彼女がここまでうまく、魅せる女優さんになろうとは想像していませんでした。ごめんなさい。素晴らしかったです。原作もお勧めしときます。 【オニール大佐】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-07-30 21:43:54) 5.期待せずにテレビをぼ~っと眺めていましたが、いつのまにかストーリーに引き込まれてしまいました。2人のケンタ、どっちも応援したくなるような演出やキャラづくりは上手いと思います。ラストが最高に切ないですね~2時間ドラマではもったいないくらいのよい作品でした。 【ぽっぽー】さん [地上波(邦画)] 9点(2007-05-27 22:50:09) 4.《ネタバレ》 ストーリー、演出ともにすばらしい。感動作です。森山と上野の演技力も大きい。ちょっと解釈に幅を持たせたラストシーンも大好き! 何度も再放送すべき傑作です。 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 9点(2007-04-17 08:53:34) 3.で、どっちなんだよ!? 【憲玉】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-08 04:17:32) 2.《ネタバレ》 戦争を扱っているので暗いのかなあと思っていたが、笑えるシーンも意外に多く、あまり暗い雰囲気になることなく見れた。それに、そんなに期待してなかったけど全体的になかなか良い作品に仕上がっている。現代の主人公と入れ替わりに現代にタイムスリップした戦時中の主人公に現代人としての意識が芽生え始める過程がなかなか面白かった。ラストも最近の作品には珍しく見る側に解釈を委ねてるのも良い。出演者の中では森山未来が全く違う時代に生きる二人の主人公をうまく演じ分けていて好感が持てるし、これで初めて見た上野樹里も良かった。ただ軍人役の石井正則にかなりの違和感を感じたのがちょっと残念。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 7点(2006-10-03 13:50:17) ★1.現代社会に生きる人間が、戦時中にタイムスリップしてしまい、戦渦に巻き込まれていくという設定はよくありがちだが、容姿が全く同じ人間が時代を越えて入れ替わってしまうという設定はちょっと新しい。 そして、その対象をそれぞれの時代を生きる「若者」にすることで、リアルで敏感な感情がダイレクトに伝わってくる。 まったく違う時代と環境を生きてきた二人が、突如として放り込まれた時間と場所の中で、混乱しつつも感情豊かに対応していき、それまでに見出す余地もなかった「意識」を生み出していく様は、実に胸に迫るものがある。 「戦争」というある種の固定概念が定着している題材の中で、決して暗く堅苦しくならず、「若者」を主題にするにふさわしい“瑞々しさ”で描き出した演出と演技はとても良かったと思う。 戦渦の中、特攻として最期を迎える寸前の主人公(現代人)は、猛々しく叫ぶ。 「正しい戦争なんかない」 この作品で描かれるのは、単なる戦争の愚かさではない。「戦争」という時間、「現代」という時間、それぞれに生きる人間たちの「普遍」である。 「戦争」を、そして「現代」を、新たな“世代”と“言葉”によって語られるべき時代がきていると思う。 【鉄腕麗人】さん [地上波(邦画)] 7点(2006-10-02 23:41:03)
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