みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.《ネタバレ》 非常に地味な作品ではありますが、その事が逆に議会制民主主義の限界や、戦争というものの実態を浮き上がらせていて恐ろしさを感じさせましたね。 隣町との戦争という題材にしているので「こんなのあり得ない」と感じてしまいますが、良く考えると実際起こっている戦争にしてもそう大差がないことに気づかされるはずです・・・・。 しかし、岩松了の胡散臭さ全開のキャラクターは素晴らしかったですね(いろんな意味で)。 【TM】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-09 18:17:12) 6.《ネタバレ》 あまり期待していなかったせいか、以外に楽しめた戦争の理由等のディティールを追求せず娯楽映画としてみれば、及第点以上の評価はつけられる。原田と江口が最後に事務的でない関係でなかったのが救われた。 【K2N2M2】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-26 07:52:29) 5.《ネタバレ》 なぜ、戦争をしなければならないのか?この映画ではそれが一切説明されない。戦争の理由など重要ではないということなのだろう。もしこの映画のテーマが戦争批判なのだとしたら、ちょっと深刻だと思う。平和ボケと言われても仕方が無い。もし世界で起こっている戦争がみな、特に理由も無く政治家のエゴだけで行われているのならこんなに喜ばしいことは無い。 【Robbie】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-10-07 11:43:00) 4.《ネタバレ》 筒井康隆世代からするとまず、原作が高く評価され過ぎです。ただ映画向きな題材ではあるので、原作の不思議なテイストが上手く出せれば面白い作品になりそうだと期待したのですが…。演出、音楽、ダメダメです。森田芳光が撮ったらイイ雰囲気が出せたでしょうね。キャスティング、見事に全員ミスキャストです。知世ちゃんは嫌いじゃないんですが、ダメでした。 【ParaP】さん [映画館(邦画)] 3点(2007-07-30 00:45:34) 3.《ネタバレ》 東京から引っ越してきた北原は小さな旅行会社の営業マン。そんな彼に町役場から一通の通知書が。その内容は偵察業務辞令。かくして舞坂町VS森見町の戦争が始まった…。 戦争。平和な日本にいると気づかないこの戦争と言う世界の日常を自治体同士の見えない戦争として描くことで、えも知れぬ衝撃を与える意欲作。全く戦争に参加していないと思っている平和ボケ日本人に対し、我々も戦争に加担しているんだとのメッセージをシニカルなコメディで描くことで見事に表現しています。日に日に増える戦死者、となり町への偵察、38度線を想像させる町境線。戦闘の様子はまったく見えなくても毎日のように気づかぬうちに人が生命を落としているこの不気味さは戦争推進室・香西演じる原田さんの演技もあってうまく表現されています。日常生活を戦場にたとえて描き製作陣の真剣さを感じられた佳作です。ただビデオ撮りの低画質が残念でした。 【トト】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-03-15 14:44:28) ★2.ある日突然、一枚の通知書で“となり町”との開戦が知らされる。流れのままに、実態の見えてこない「戦争」に巻き込まれていく主人公。 映画のテイストとしては実に斬新なブラックジョークに包まれていて、良い意味でとても滑稽に仕上がっている。 が、それは同時にこの映画が物語るテーマの深さを表していると思う。 町単位の戦争という設定だから、その取り仕切りは当然、町議会であり最高責任者は町長、執行も普通の町役場の職員が担当する。だからストーリーとして“可笑しさ”が生まれる。 が、そこに、今この瞬間も世界各地で行われている現実の戦争と、違いがあるのだろうか。 国単位、世界規模で繰り広げられている戦争と、その本質に変わりはないのではないか。 むしろ、現実の戦争こそ、本当に笑えない滑稽さと愚かさに侵食されつくしていると思えてならない。 そしてそのことこそ、この原作が伝え描くことなのだろう。 映画の演出としては、少々チープだったり、過剰だったりする部分もあったが、問題作と言われた原作小説を巧く映像化したのではないかと思う。 透明感と無機質感を併せた表現力を見せた原田知世は、女優としてとても魅力的だった。 余談だが、この映画はほとんどのシーンが地元ロケ(愛媛県)で、随所に身近な場所でのシーンがあらわれて楽しかった。 あんなに近所のバッティングセンターでロケをしていたとは、観に行けば良かった……。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-18 18:42:49)(良:1票) 1.《ネタバレ》 自分的にはアレなんです・・・映画の評価とは全く別で、未だに原田知世がヒロインを堂々と張っている映画を鑑賞出来る事だけでも何か嬉しいんです・・・。この気持ち解ってくれる方なんてもう少ないだろなあ・・・。この映画でも持ち前の透明感と、稀有なる生活臭の無さはうまく生かされてました。原田知世目当てで観に行く分には満足。戦闘場面がまるでない戦争映画っていうのも、決して予算がなかったわけではなく、日常生活に潜む異空間ブラックコメディ的趣旨を狙っての事だと思うし、ヒーローではなく普通の役柄をフツーに演じた主人公江口洋介だって悪くない。細かい事を言えばキリのない無茶な設定もそれなりに納得。でも何か物足りないんすよねえ、一篇の作品として観ると・・・。余貴美子はじめ知世ちゃん(←いい加減ちゃん付けやめい)の上役たちの、まるで笑えないデフォルメ演技は明らかに演出の計算ミス、ちょい出の瑛太君がやけに印象的。余談ですが実家の市内に「舞阪町」という町名が実在している関係で、地名の連呼に妙なリアリティを覚えてしまいました。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-02-11 12:24:49)(良:1票)
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