みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★3.劇中、ジュディ・デンチが言う。「映画には歌がなければ」と。そして、御年75歳の大女優が惜しげもなく歌って、踊る。このシーンがこの映画のハイライトというわけではないけれど、その様には映画というエンターテイメントが持つ本質的なエネルギーに溢れていて、彼女が言ったことは正しいと思える。 「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が、アカデミー賞受賞俳優たちを豪華に揃えて描き出した渾身のミュージカル映画。それは、ミュージカル映画好きとしては、たまらなく魅力的なイントロデュースだった。 仕事を終えた週末、公開されたばかりの今作をレイトショーで観に行った。 名優ダニエル・デイ=ルイスが演じる主人公の映画監督が苦悩する様を取り囲むように、7人の女たちが入れ替わり立ち替わり現れては、彼の妄想の中で歌い踊り消えていく。 新作映画の制作を目前に控えて、アイデアが枯渇した映画監督の脆く弱々しい優柔不断な様を延々と描いていると言えばそれまでだが、繊細な男の悲哀と葛藤を、ミュージカルという形できちんと描き出していると思う。 主演のデイ=ルイスをはじめ、主要キャストが織りなすミュージカルシーンは、とても丹念に作られ魅力的だ。 ただし、残念だったのは、それらのシーンがあくまで「舞台」上でのミュージカルを撮影という手段で切り取ったという範疇を出なかったことだ。 今作は、ブロードウェイミュージカルの名作を映画化した作品であり、それならば映画化する必要はあまりなく、ブロードウェイのライブの迫力に勝ることは到底不可能だ。 映画化するのであれば、映像世界だからこそ出来るミュージカルの表現を追求してほしかった。 豪華女優陣の“競演”も、それぞれが単独で挑んだミュージカルシーンを付け合わせただけという印象にとどまり、映画としての一体感が無かったように思える。 ただそれでも、冒頭でも記している通り、豪華で実力者揃いのスターたちが歌って、踊る様には、圧倒的な力強さがあり、それだけで充分すぎるエンターテイメントであることは間違いない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-22 02:28:15) 2.《ネタバレ》 豪華な女優達の演技、衣装、ダンス、歌には感心しました。 5点はコティヤールさん達、女優さんに対しての点数です。 ここからはネタばれです。 優柔不断の女好きなおっちゃんが、たまたま映画監督だったと。 そこのどこに感情移入しろっていうのでしょうか? 映画が作れない苦悩にスポットを当てるならまだしも。 逃げ回って女に甘えるのもいい加減にしろ!と思ってしまいました。 どうして映画監督に復帰でしたかのプロセスは描いていませんし(不満) 映画を愛するものとして、こんな映画監督なら要らない!とプンプンしています。 映画は苦労して作ってくださいよ~。 『グレン・ミラー物語』のように感動するものを観たいと思うのは、私の贅沢なのでしょうか。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-03-21 22:05:04) 1.《ネタバレ》 冒頭の宝塚チック?な全員集合のシーンを見て、 女性の美しさや魅力は千差万別でその中の特定の一人だけを愛するなんてムリだよ~ 的なイタリア~ノな叫び?が聞こえてきたらこの映画は楽しめますよたぶん。 アカデミー賞ノミネートの決め手となったペネロペクルスちゃんのセクシーダンスは、 色気通り過ぎて苦笑モード(笑)まさに日本には無い、いやアジア人には絶対まね出来ない本能直撃の求愛ダンス。 個人的にはケイトハドソン嬢が贈るファッションショー的なパートが大好き。 ゴージャスで煌びやかで自信に満ち溢れた彼女の表情とダンスを見ていると 「世界中の男たちは私の美しさに平伏すのよフフ」と聞こえてきそうなほど。 エンドクレジットでも流れるこの曲のシークエンスは、他の曲に比べ映像の編集が躍動感たっぷりでノリノリ、特にカメラワークの寄りと引きのタイミングが巧すぎる。 一見の価値あり(・∀・)イタリアーノ! 【シロちゃん】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-20 08:16:53)(良:1票)
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