みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
19.《ネタバレ》 面白かった!最近のデヴィッド・フィンチャーは「ベンジャミン・バトン」や「ソーシャル・ネットワーク」など映像の質は相変わらず高いのですが、過去作のようなガツンとくるホラー演出が無くて個人的に残念だったのですが、今作は映像だけで怖がらせるシーンが多くて大変満足しました。私は音だけで怖がらせるホラー演出が大嫌いなのですが、デヴィッド・フィンチャーの演出は特に音で発作的に怖がらせないのに、すごく怖いんです。「ドラゴン・タトゥーの女」ではエンヤの軽やかな音楽をバックに主人公が解体されそうになるシーンが白眉かなぁと。「パルプ・フィクション」でラジオの音楽に合わせて拷問するマイケル・マドセンを思わせる恐ろしさでした。ミステリとしては古典的な一族モノ、フーダニッド・ハウダニッドモノなのですが、特に意外なトリックも無く少し残念でした。こういう一族内での殺人で双子とか年齢の近い子どもがいる場合、入れ替わりトリックは真っ先に浮かぶ定番トリックですからね。最後に例のモザイクですが、私もこれには非常にガッカリしました。リズベットは後見人から性的暴行を受けていて、その末にミカエルと出会い結ばれるのですから、このセックスシーンは主人公の内面描写としてとても大事なシーンでしょう(やや観客へのサービスの気もしますが)。それに修正を掛けるってどういう神経なんでしょうね。作品世界をぶち壊していることに気付かないのか。何より体を張っているルーニー・マーラに失礼だ。邦画で女優があまり脱がないのは日本映画界の事情があるから仕方ないとは言え、海外の映画にむやみに修正を加えるのだけはホントに勘弁してほしい。そんなんならR18でもいいから無修正で公開してほしいと強く感じます。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-02-19 10:32:49)(良:1票) 18.《ネタバレ》 3度目観賞。続編公開に向けての復習。妖艶なる怪奇ミステリー。失踪事件の捜査が主題、意外なハリエットの正体。ピアスにタトゥー、妙な髪形。ルーニー・マーラが特異なダーク・ヒロインを好演。アタシ、きれい??エリザベス、007に続きまたしてもゴーモンに喘ぐダニエル・クレイグ、もはやそういうキャラなのか…? 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-17 21:03:50)(良:1票) (笑:1票) 17.久々に、これぞ映画!って感じの映画でした。冒頭の「移民の歌」から、スタイリッシュすぎ。原作は上下巻に分かれていて、登場人物がめちゃくちゃ多い&一族だから名字同じ!なので、「イングリッドっ誰…。ハリエットのお爺ちゃんのお父さんのお兄ちゃんの3女か…。」みたいな感じで大変だったんだけど、映画化にあたってはそういう煩わしい相関図は非常にシンプルな所のみだったので、ホッとしました。とにかくこの映画は、リスベット演じるルーニー・マーラが魅力的。スウェーデン版リスベットは少しがっちりしてたけど、ハリウッド版では細くてお肌綺麗でお尻もおっぱいも綺麗(スクリーンいっぱいに見られます)。映画は原作を越えられないと理解しつつも、ついつい原作と比較してしまう私ですが、今回のこのハリウッド版は、文句なしの脚本化でした!スウェーデン版で端折られてた要素も上手く取り入れ、ジェットコースターな謎解き具合も差ほど気にならず、テンポが良くて非常にカッコイイ作品。話題沸騰のベッドシーンのモザイクには、本当にビックリした・・。唐突にモザイク入るから、一瞬何を隠してるのかと思ってマジマジ見ちゃった(笑)。あれって海外ではどうなんだろ?日本だけな気がするけど、美的観点から言うと、モザイク付けるなら最初からそれが写らない様に撮ってください・・。全体的に満足だけど…。映画冒頭の謎の贈り物のくだり、あれについてラスト触れてなかったよね??送り主だった人が「自分がやっていた」って一言でも入れた方が良かった様な気が。もう一つになった点は、天才ハッカー以外の、リスベットの特殊能力について触れてなかったけど、あんなもんで良いのかな?ちなみに噂通り、原作とラストは違いました。それにしても、観終わった後ずっと頭痛がして、翌日まで引きずった。それだけショッキングな映画だったけど、映画としてはかなり面白かったと思う晴れ。鑑賞は間違っても、<ちょっと気になる人>とは絶対に観てはいけないです。私が観たとき、純朴そうな高校生カップルがいて、案の定鑑賞後無言だったよ。。。 【ネフェルタリ】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-02-17 18:08:11)(良:1票) 16.《ネタバレ》 映画館での予告編からしてこれは映画館で観よう!と楽しみにしていた作品。158分と長い上映時間は全然気にならないほど面白かったです。正直序盤は設定、人間関係諸々、おいてけぼりを喰らいそうになりながらも、『まーまー』まったり構えていたらちゃんと理解できました。このあたりがウマい監督さんの妙だと思いますねぇ。はっきり言ってグロい映像、性描写、暴力もてんこもりなんですが、それをも映像美で見せきってしまう力量には感服するばかりです。確かに観る人を選んでしまう感は否めませんが、もはやこの監督の場合はそーゆー監督ですから。。。長いからDVDになってから観ようかなとも思いましたが、逆にケータイの電源切って映画館でドップリ観た方が楽しめると思いますよ!最後に、みなさんおっしゃるように例のモザイクはいただけませんでしたね。あれのほうがよっぽど下品です。 【ろにまさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-16 17:39:41)(良:1票) 15.《ネタバレ》 久々のフィンチャー・ワールド全開の作品。「セブン」「ファイト・クラブ」の空気を引き継いでいる。「ソーシャル・ネットワーク」「ベンジャミン・バトン」のイメージで見ると期待と違う作品になるかもしれない。 ■彼特有のおどろおどろしい雰囲気、殺伐としつつも美しい画、は健在。ドラゴン・タトゥーの女、リスベットの雰囲気は群を抜いて素晴らしい。あの特異なキャラはそうそうできるものではない。 ■ただ一方、ミステリの展開としては微妙。そしてミステリ部分に時間を割いていて、人物像の掘り下げがあまり出来ていない(私はシリーズものとかそういうことは考慮せずに単体で作品は評価する)。 この作品なら、リスベットに絞って話を展開するか、あるいはミカエルとリスベットの二人を軸としつつ、事件の方は最初から犯人が分かっている、ぐらいのレベルで問題なかったように思う。この作品のメインは謎ときではなくドラゴン・タトゥーの女の心理にあるというのは恐らく正しいであろうから。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-16 01:49:50) 14. 性描写や、グロテスクな描写が多いが、夢中になって鑑賞できる内容だった。 恋人と鑑賞しようとする際は、注意する必要があるかもしれない。 個人的には主演はダニエル・クレイグじゃ無い方が良かったと思う。 【タックスマン4】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-02-16 01:36:11)(良:1票) 13.《ネタバレ》 おもしろかったです。 158分の長編ですが、全然退屈しませんでした。 とは言っても、やっぱり登場人物の名前がややこしくて話が難解です。 また、グロい写真や内容、性描写も盛り込まれているので、万人向けの作品とは言えません。 終わってみれば、比較的単純なミステリーなんですが、畳み掛けるように押し寄せるカット割や活字の羅列でよそ見できない感じです。 ルーニー・マーラの熱演は見事で、はまり役になるように思います。 ラストの切ない終わり方が良かったですねえ。 でも、どうしても引っかかるのが、横取りした大金はどこへ行ったか?、ですね。 【ミスプロ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-16 00:28:37)(良:1票) 12.《ネタバレ》 最初の20分位を乗り切ればあとはルーニー・マーラ演じる所のリスベットがラストまで一気に引っ張ってくれます。平凡な謎解きも長い上映時間もリスベットのおかげで退屈はしません。ただコンビを組む二人が男女の仲になってしまうのはどうでしょうか?あれではミカエルが只のだらしない男に見えてしまうのですが。それに他の方も書いてみえますがあのモザイク処理、あのシーンが良い悪いではなく作品の雰囲気をぶち壊しています、なんか見てちゃいけない様な感じをうけました。素晴らしオープニングと切ないラスト、いいところも沢山ありますがなんか勿体ない。次回作もルーニー・マーラが演じるなら観てみたいです。 【ハチロク】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-02-15 17:50:50)(良:1票) 11.《ネタバレ》 オープニングの移民の歌で期待感は最高潮! これはすっげー面白いに違いないとワクワクしたんだけど 押し花?裁判?上告? なんか話の流れについていけず、おまけにあっちの国系の何度聞いても覚えられない 登場人物の名前。。。どこまで話について行けるか自分との戦いでした。 が、進むうちに何となくではあるが、全体像が見えてきてどうにかエンディングに辿り着けたって印象でしょうか。 なんで眉ピの女(ドラゴンタトゥーの女)がそんなにお金持ちなのか? 裁判相手の金を動かしたせいではあろうけど、なんでマフィアに弾2発打ち込まれたのか? 猫を殺す脅しは何のため? あと、いつも思うのだけど、性描写って必要な物だろうか? そんなの観たくて足を運んでるわけではないし、昔のホームドラマ程度に一緒にベッドに入って電気を消したら次は二人で目覚めるシーンみたいな感じで十分だと思う。 仮にストーリー展開がとても面白く、どんでん返しのどんでん返しのストーリーで 面白くて人に勧めたい時に、性描写シーンが何度も出てくると勧められない。 【Pea Shan】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-02-14 23:59:19)(笑:2票) ★10.決して「駄作」だとは思わない。しかし「傑作」と呼称するには明らかに何かが足りない。流れ始めたエンドロールを見据えながらそういう印象を覚えずにいられなかった。 まず期待に及ばなかったのは、ストーリーの顛末だ。 イントロダクションの段階では、斬新なミステリー展開を期待したが、実際繰り広げられたミステリーは想定外に古典的だった。そのありふれたプロットに、拍子抜けしてしまったことは否めない。 そして、仰々しくミステリーの風呂敷を広げた割には、明かされた「真相」は“ありきたり”の範疇を出ず、驚きに欠けていたと思う。 また、主人公二人を始めとするキャラクター描写にも物足りなさを感じた。 ダニエル・クレイグとルーニー・マーラの主人公コンビが醸し出す雰囲気は非常に良く、滲み出る二人の空気感だけで、言葉にならない期待感が膨らんだと言っても過言ではない。 彼らはとても“頑張っていた”と思う。ただそれが、そのまま「もの凄く良い演技」という印象には直結しなかった。 それはやはり、人間描写そのものの薄さにあると思う。彼らのバックボーンを含めた人物描写が希薄なので、行動原理に理解が及ばず、すんなりと感情移入出来なかったことが致命的だったと思う。 特にルーニー・マーラ演じるリスベットというキャラクターは、その風貌から言動まですべてがエキセントリックで印象的だったけれど、彼女が現在に至る経緯や成長過程があまりに明確にされないので、人間味を感じることが出来なかった。 ルーニー・マーラは、見事な役づくりとそれに伴うパフォーマンスを見せたと思うが、そういう人物描写の薄さからキャラクターとして「好き」になるには至らず、単なるエキセントリックガールに映ってしまったことは残念だ。 監督の卓越した映画術によって、全編通してしっかりと作られていることは分かる。しかし、何かしらの「特別感」がこの映画からは伝わってこなかった。 今作は三部作の原作の第一章であり、映画としても三部作構成で企画されている。今作で乗り切れなかった分、続編での挽回に期待したい。 それにしても、あの“モザイク”は無い。「20年前のAVかよ」と思わず突っ込みを入れたくなり、大いに興が冷めてしまった。無名女優が己の未来を切り開こうと、体を張って熱い演技を見せているのだから、そのあたりをちゃんと汲んだ映像処理をしてほしい……。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-02-14 11:17:53)(良:1票) 9.《ネタバレ》 原作は読んでいませんが、オリジナルは観ています。なので、ストーリーや犯人は最初から分かっている。私の見どころは主演の二人、特にリスベットを演じるルーニー・マーラがどこまで行けるかに絞られていました。それほどに、オリジナルのリスベットは鮮烈でした。ルーニー・マーラは頑張っていました。リスベットを演じることには相当の度胸と覚悟が必要で、そこは評価したい。でも、オリジナルに比べて特段に優れているという訳でもなかったというのが正直な感想です。映像への拘りはフィンチャーらしく力があります。しかし、脚本上の変更部分はリスベットを理解しようとするうえで悪い方向へ働いています。虐げられた生い立ち部分にほとんど言及しないので、変態後見人への対応が「異常者」のやり過ぎに見えてしまう。ミカエルとの共同捜査も、オリジナルではミカエルのPCへハッキングして女性の連続虐殺事件を知ったリスベットの方からアプローチして来ました。チェイスシーンの変更が象徴的で、横転した車両へ手を伸ばせば救える犯人の命をリスベットは見殺しにしますが、本作ではあくまで事故死扱いでした。オリジナルは一貫して「女性の敵」に対する敵愾心を明晰な頭脳と行動力で表現していましたが、本作にはそこに鮮明さが無く、彼女の存在に芯が通っていない印象です。このアレンジはいただけない。リスベットから「復讐」的なネガな感情を出来るだけ排除したかったようです。逆に、彼女が最初の後見人を敬っている描写や生まれて初めて芽生えた男性への想いを失恋させるシナリオはオリジナルにはありません。あの優しさや切なさでリスベットがオリジナルよりも体温のあるキャラになりました。それ自体は悪くない。でも、二者択一だったとすれば失ったものの方が大きかったという意見です。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-14 01:07:36)(良:4票) 8.基本的なストーリーはありきたり過ぎてどうしようもない。勿論フィンチャーのスタイリッシュさは健在で、オープニングは鳥肌モノ。しかしハッキングのステレオタイプなイメージに、いまひとつピンとこない家族関係など、不満は多い。やはりこれはドラゴン・タトゥーの女を描いた映画だと考えるべきだろう。ミカエルは言うまでもないが、リスベットの魅力は素晴らしい。その点、もう少し彼女に焦点をあてるべきだったように思う。そしてこの映画を通低している女性への性的暴力、コミュニケーションの歪みなどが注目される。主人公がミカエルなのもなにかの暗示だろうか。いずれにせよ次回作が待たれる。 【Balrog】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-13 23:34:02)(良:1票) 7.《ネタバレ》 ウーン!みなさん点数高いなー?! 私はどうしてもこのリスベットが解からないし、ミカエルとのコンビも理解の外になりがちです。芸術性の高さが私にはどうしても感じられず、最後まで鼻ピアスに目が行ってしまいました。前半はリスベットの、境遇や現在の状態の描写と一方ミカエルの現況を説明し、しかしこの関連が全く分からず、少し退屈でした。後半展開は財閥一族の一人の女性の失踪事件をまかされたミカエルがひょんなことからリスベットと組むことに、たしかにここから事件は急展開するわけです。 このパターンで今後の二作は進むことと思います。次回作も待ってトータルで見ないと見えてこないのかな。 【としべい】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-02-13 11:53:32)(良:1票) 6. 本作は、スウェーデンのスティーグ・ラーソンのベストセラーであるミレニアム三部作の第一作。スウェーデンでは既に三部作の映画化を終わっているが、これを「セブン」「ソーシャルネットワーク」のデヴィッド・フィンチャーがリメイクした。 経済ジャーナリストのミカエルが凄腕調査員のリスベットと大富豪から依頼された失踪事件の解明に挑む。リスベット役の女優が、「ソーシャルネットワーク」の主人公の恋人と同一人物とは…。 【ぶん☆】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-12 22:54:37)(良:1票) 5.《ネタバレ》 イカしたタイトル、トレーラー、加えてデヴィッド・フィンチャーということで鑑賞。近年の映画館で観た作品は、結果的に外れ気味なものが多かったのですが、今作はエンドロール終了まで余韻に浸ってしまいました。どこで切っても絵画になる映像美と独特のカット割りは相変わらず冴えている。社会派でありミステリーでありサスペンスでもあり、、、多彩な楽しみ方ができる(が、それゆえに作品全体の個性・印象がぼやけてしまった感もあるのでちょっと減点)。最終的にヴェンネルストレムから金を奪うシーンがなかったら、タイトルが「ヴァンゲル一族の謎」とかになって魅力半減だろうな、と。映画館で鑑賞するとなぜかほぼ必ず途中でもよおす私が「何がなんでも我慢してやる…!」と根性で観きった切れ味鋭い作品です。 【460】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-12 21:36:16)(良:1票) (笑:1票) 4.デヴィット・フィンチャーが好きで作品はほとんど見ているのですが、この映画は今までで一番好きです。 美しくて刺激的な映像、練り込まれたストーリー(原作の選択も含めて)、カッコいい音楽などデヴィット・フィンチャーらしい魅力が詰まっています。 過去の作品で言うと、セブンのようなストーリーの意外性、ファイト・クラブのような刺激を合わせ持った上に、ソーシャルネットワークのような社会性やベンジャミン・バトンのような切ない恋愛の要素まであります。 2時間40分近い映画なのに、中だるみがないせいか飽きることなく楽しめました。 【アシュ】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-02-12 18:05:46)(良:1票) 3.言いたいことはほとんど【8bit】さんが書いてくれたので、これ以上コメントはないです…(笑)早くも今年のナンバー1映画に出会ってしまったかもしれない。オリジナル版も観たくなった。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-02-12 17:28:39)(良:1票) 2.《ネタバレ》 原作未読、北欧版未見。北欧版は当時知ってましたが、いまいちピンと来なかったのでスルー。今回、フィンチャーが撮ったので観てみる気になりましたが、同じ人も多いんじゃないですかね。OPの移民の歌とともに流れるリスベットの心象風景を思わせる痛々しくスタイリッシュな映像美、158分と長めの本作を全く飽きさせないキレのあるカット割りや演出はさすがだなと思いました。 40年前の少女失踪事件、権力を持った一族の問題親子の異常性癖による陰惨な所業は、何不自由なく暮らし飽きが来ている下種の娯楽だったんだろうけど、リスベットとミカエルを引き合わせるだけの大したコトのないスパイスだったかな。 他人と接するのを拒否するかのように顔や身体にはピアスや入墨を入れ、モヒカンに眉毛脱色と尖がったパンキッシュなスタイルで身を固めるリスベット。その強面な外面と相反する内面の繊細さと脆さもルーニー・マーラは見事なまでに演じ切れたと思います。頭脳明晰な天才的ハッカーであり、受けた痛みの報復と狡猾さは狂気を感じさせる。でも健気さも同居するリスベット。ラストシーンの切なさと相まって愛おしく感じたのは私だけではないだろう。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-11 22:47:32)(良:2票) 1.《ネタバレ》 ダニエルとヒロインの女性が素敵なので見に行きました、今帰ってきたところです、午前4時過ぎです。このドラマは前に、WOWOWのテレビで、スエーデン版のテレビドラマを見ていたので筋はだいたいわかっていました、テレビ版の方が、新聞記者らしい、感じが出てをした、ダニエルだと、とっぱじめから007の感を否めません、アノウデッパシですから。実はテレビ版のヒロインのパソコンハッカーキュートで、可愛い娘さんでした。テレビの方がまだ、女の子らしさが残っていて、親近感が持てました、実は不覚にも、ちょこっと目を瞑ってしまったのです、でも目を開けても、しっかり続いていたので見ましたよ、ラブシーンも、そして、ハッカーの彼女がホテルで下着姿で歩いてる姿は女の子、感じました。最後の方で5万ユーロ借りて、報復に彼女が向かい、結果的に2億ユーロだっけテニイレルノダケド、あのお金は、どこに行くのだろうか、彼に借りた5マンユーロを少しは増やしてあげたのだろうかとかさ?。最後の最後に彼女が革ジャンんを持って彼のところにいくと女性としやわせそうに、歩いてる姿を見て、革ジャンを捨てる、彼女は寂しかったんだろうな、とか思いました、映画って本当に楽しめます。この作品に限ってはスエーデンのテレビ版も秀逸のできだと思います、もし見比べができたらして見ると良いと思います。 【yasuto】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-02-11 05:03:36)(良:1票)
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