みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
16.6点です。 普通に面白い。 【kontiki】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-02 12:20:35) 15.序盤に舞台設定がわかった時点でゾクゾクします。面白くないはずがないと期待できます。ツンデレの極致のようなヒロインもいい感じ。しかし中盤以降、やたら強引で雑なストーリー展開にやや冷めます。浪花節なのはいいですが、度が過ぎてリアリティが消えてしまいました。それに、いろんな場面で男女問わず暴力多め。これがかの国の日常なんだろうかと錯覚しそう。 脚本家を除き、各役者さんはこれ以降の映画にあまり出ていないようですが、ヒットしなかったんですかね。皆さんけっこう熱演していたと思いますけど。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-04-24 19:42:52) 14.《ネタバレ》 設定は面白い。 いや、興味深いと言うべきか。 北で暮らす人々は、現実問題として自分達の国の在り方をどう思っているのか、知りたくなった。 家族を人質に取られて異国でスパイ活動を働くなんて、国民ではなくもはや奴隷。 韓国の人はこの映画を観て何を思うのかな。 考えさせられる映画だったけど、一つ物申したいことが。 いくら周りに男子がいないって言っても、チャンスには惚れないと思うぞ。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-01-17 20:29:50) 13.家族を演じる工作員という面白いテーマ。ちょっと隣人のやり取りがいまいち。もっと徹底してシリアスに作ってもよかったのでは。最後、生き残るのはちょっと違和感あり。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-25 23:00:10) 12.「敬う」事の大切さが分かる作品。 北の工作員の悲哀が切ない。。。 隣の家族は、どれだけ喧嘩するの?とウンザリするが、これが絶妙なコントラストとなり、最後の最後に効いてくる。ラストは涙なしでは… 予告編はコメディ映画に見えるけど、終始シリアスな作品でした。 【tonao】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-05-24 10:28:50) 11.《ネタバレ》 どこにでもいそうな仲の良い家族。はたしてその正体は・・・!北朝鮮から送り込まれたスパイだった。 家族は世を忍ぶ仮の姿。そんなドタバタコメディ・・・じゃない。どたばたしていない。楽しそうじゃない。なんかこえーよ。これは、私にとってはコメディ映画ではなかったです。 コメディっぽい演出があったとしても、設定そのものが悲惨な現実なので、笑うに笑えない。コメディとして見ることはできませんね。 唯一笑えたのはお隣の家族のある一幕。『なあ、ニュースを見ないと世の中の動きがわからないだろう。』『あんたが心配しなくても世の中はちゃんと動いてるってー』いや、そうだけど・・・!なんか自分のことを言われているようでした。 それはともかく、私が一番気になっていたのは、この映画の着地点。 漠然と、ハッピーに幕を閉じるのかと思っちゃっていたので。でもこの状況からどうやって?みんな故郷の家族と会えるのか? ところが物語が終わりに近づくにつれて、どうもこれは悲劇ありきのバッドエンドムービーなんじゃないかと思い始め、物語は本当にそのとおり動いていくのでした・・・。 あーあ。こーゆー終わりに向けて状況が悪くなるばかりのストーリーって苦手なんですよねー。エンターテイメント作品だと思って見てしまったのがそもそもの失敗。 韓国の女性にスパイだとばれてしまった男は放置のまま物語が終わっちゃうのも気になるし。 極めつけは、ミンジ。彼女が生き残っているのはだめじゃないかな。最後の船のシーンで、銃声響かせて終われば良かったのに。最後の最後でテーマがぶれちゃってませんか。それにミンジがなぜ生き残っているのか、その説明をすべて省略するのは反則ではないだろうか。 【たきたて】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2020-05-14 11:58:17) 10.《ネタバレ》 ≪別のキム・ギドク作品に入っていた予告編を目にし、これは見たいと即決≫ ただ、緊張感の走る北側事情一辺倒のシリアスドラマと想定し身構えていたのですが、それが良い意味で裏切られた気がいたします。北と南、製作国はもちろん北であるわけなく、南側の韓国なんですが、しかしこれ、情報サイトによっては 製作国=南朝鮮という表記を複数のサイトで目にしました。だからなにという話ではありますが、これ、北朝鮮側の目線でありながら、演じているのはスタッフ・キャスト共に全て韓国人。しかし、この韓国製作作品が良かれと思えたところは自国南側のほうの家族設定を崩壊寸前のダメ家族とし、そんな家庭を自国の代表として北側の家族と対比させていること そこを凄く評価したい。まさかプライド(だけは) 高い韓国がピエロを演じたようとは すごく意外に感じられたのでありました。だがしかし、この作品の主となる部分はやはり北側の偽家族によるスパイ情勢と人間が人間として普通には生きていれない現状の憐れさを世界発信して晒している部分なのであって 人間として生きてゆくって一体なんなのか 御国の為にって一体なんなのか 揃わない家族の姿って一体なんなのか そもそも北朝鮮国家って一体なんなのか だとかいろいろ考えさせられます 少しコメディな部分が過剰過ぎて邪魔をいたしましたけど レッドファミリー 憐れな世界を見せつけられて良い映画なんてことはサラサラ言えないが、北朝鮮の滅な部分に韓国なりのエンターテイメントを交えて観る者を惹き付けた出来の良い作品であるとは言いたい 自分的には高評価。 【3737】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-12-21 20:47:27) 9.《ネタバレ》 設定からして、もう面白くなることが推定できる作品。脚本にも、ぐいぐい引っ張っていく勢いがある。最後はちょっと唐突な気がしましたが、あれはよく考えると、2家族合同食事の場面のやりとりとつながっているんですね。●ただし、導入部に見られた、外向きの仲良し家族と中での工作員生活のギャップという部分は、もう少しウェイトを置いてほしかったかも。この前フリがあってこそ、後の迷走や破綻といった部分が生きるからです。●あと、照明やセットが安っぽいのが気になりました。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-12-18 03:40:46) 8.キム・ギドク作品は暗くてシュールというイメージがあって苦手だけれど、これはわかりやすかった。 監督を別の人に任せているからなのだろうか。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 5点(2017-04-29 19:35:19) 7.暗い映画なのかな、と思ったが奥深く見応えのある作品。 「家族」を求めながら得ることが出来ない工作員にとても同情する。キム・ユミが中山美穂に似て美しい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-11 21:49:37) 6.だいだいいいんだけどちょっと安っぽい。 もう少し重厚になればいいい映画になったのに。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-01-14 23:54:37) ★5.朝鮮半島における南北問題を風刺したコメディ映画のつもりで今作を観た。 コメディ映画であることは間違いはない。けれど、重く暗い現実問題を根底に敷いたこの映画の本質は、あまりに悲しく、そしてあまりにも切ない。 「平和」は、家族という人間関係のかけがえのない価値を、しばしば忘れさせる。 すぐそこに存在していることが当たり前になりすぎて、手前勝手な不満ばかりを相手にぶつけがちだ。 そこにいて、感情を伝えられることの幸福を見失っている。 笑い合えることの幸せ、そして罵り合えることの幸せ。 それすらも奪われた非情が、4人の北朝鮮工作員が織りなす“偽りの家族ドラマ”を通じて描き出される。 当初工作員一家は、醜い言い争いばかりを繰り返す隣の韓国人家族を、蔑み嫌悪していた。 しかし、国家によって強制的に家族と引き離され、終わりの見えない工作員活動を強いられていることに対する苦悩が深まるとともに、「家族」というものの正しい在り方を思い知らされていく。 言い争い、罵り合い、それでも相手を許し共に暮らしていく。そんな当たり前のことすら許されていない自らの人生と、妄信する国家の在り方に、疑問が深まり、惑う。 隣の国では、ごくありふれた小市民の家族ですら、相手を許すことを知っている。 でも、自分たちの国は、いつまでたっても憎しみばかりを振りかざしている。 私たちはどうしてこんな血にまみれた道を歩んできてしまったのか。 なぜ、どうして……。 悲しく、辛すぎる苦悩の果てに、偽装家族の面々は決断をする。 “命をかけた家族ごっこ” その真の意味を目の当たりにした時、心が締め付けられた。 あまりにも悲しい。 けれど、それでも残された一つの希望に、この映画を生み出した民族の未来に向けての思いが表れているように思えた。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-23 18:01:20)(良:1票) 4.《ネタバレ》 最近ちょっと韓国映画を以前以上に観るようになって、南北問題をテーマにしたJSAが面白かったのでこちらも観てみました。面白いことは面白いのですがJSAのような重厚感はなく、どちらかというとテレビドラマという感じの軽さみたいなものを感じました。なんでかなぁと思いましたがおそらく主人公の女性がきれいすぎて「命令されれば殺人もいとわない」という感じにみえなかったからだと思います。演技の問題かどうかはよくわかりませんがそういう印象を受けました。 【珈琲時間】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-21 12:33:46) 3.《ネタバレ》 キムギドク脚本。 素晴らしい。愛に満ちている。家族とは何なのか。非常に重たい背景を、家族を思う愛が打ち破っている。 国を超え、愛しい家族への思いを胸に偽装家族として暮らす北朝鮮工作員の4人。その4人が肩を寄せ合い、喧嘩ばかり繰り返す隣の韓国家族を軽蔑し、次第に惹かれていく。 韓国が悪いのか?北朝鮮がそんなに厳しいのか?そんな南北朝鮮問題を吹っ飛ばすくらいのミニマムな世界で、4人は愛について正しい判断を探す。ツツジ班と呼ばれる4人…。 ラスト。船の上。素晴らしい演技だった。本当に素晴らしい。1人、また1人と、あんな、隣人のくだらない日常を、自分たちの憧憬として、泣きながら、笑いながら、演じる、完璧に。素晴らしい。それは家族のごとく。 キムギドクの才能の素晴らしさについて今更語っても。ただ、こんな完全フィクションという形にわざと作品を作ることによって、浮かび上がる愛があるなんて。リアルを追求することでしか何も表すことができない人たちを嘲笑うようだ。 ラストのラストは、すべての観客を救うには十分すぎる。 ああ、エンターテイメント^ ^ 【JF】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-09-13 23:20:57) 2.《ネタバレ》 考え方の違いがあっても、喧嘩ばかりでも、結局最後に残るのは「家族」の絆。この「家族」を「民族」と読み替えてこの作品を観ると、キム・ギドクの分断された朝鮮半島情勢への深い思いが伝わってきます。 終盤の、「偽家族」を拘束するために針金を手に貫通させるシーンは、非常に痛々しいですが、その痛みを分かち合い一つに結ばれたことが彼らを本当の家族に昇華させたように感じましたね。そこには、民族を分断している鉄条網を引きちぎって、多少の痛みは伴うかもしれないが互いに強くつながり合おう!というメッセージが込められてるのではないかというのはちょっと考えすぎですかね・・・・。 ラストはやや非現実的ではありますが、同じ民族同士の対立を若い世代(孫世代)まで引きずらないで、もういい加減終わらせましょうよということなんでしょうね。 全体的に粗さがやや目立ちますが、設定が非常に興味深いこともあり、最後まで引き込まれた作品でした。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-06-08 01:01:19)(良:1票) 1.《ネタバレ》 家族を偽装した北朝鮮の工作員と、韓国のダメ家族がお隣さんになってしまうお話。 工作員一家は、脱北した反乱分子を日常的に殺害して暮らしている。「脱北するだけならまだしも、国を貶めるような活動をするなんて!」と。お国のため・家族のためと正当化しつつ任務をこなしていくのである。そんななかで、まるで悪しき資本主義の典型例として蔑んでいた隣の最低な韓国人一家を徐々に羨ましく感じていってしまうのである。 隣の韓国人一家は、物を大事にしない。夫婦仲も悪い。年上を敬わない。「それを言っちゃあ、おしめえよ」な暴言が飛び交い、家族も崩壊寸前。工作員一家の深刻な状況と対比して、酷く滑稽でいちいち笑ってしまう。 子供同士が恋に落ちてしまうあたりベタなんだけど、それをキッカケに、それぞれ別の立場の家族が接近し、仲良くなっていったりする。 2つの家族が激論するシーンがあるんだが、ここで描かれたものこそが、監督の願いなのかもしれない。偏見を持たない若者同士が正面から問題に向き合い、互いを尊重して話しあえば解決できない問題などないのだ。あまっちょろい理想論かもしれないが、シリアスなテーマを笑いを交えながらもスリリングに描き切った上質の社会派人情悲喜劇として十分に楽しめたし、感動した。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-04-14 01:22:28)(良:1票)
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