みんなのシネマレビュー

ナポレオン:ディレクターズ・カット

NAPOLEON
2023年【米・英】 上映時間:206分
ドラマ戦争もの歴史もの実話もの伝記もの配信もの
[ナポレオンディレクターズカット]
新規登録(2024-12-27)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2024-12-28)【イニシャルK】さん


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督リドリー・スコット
キャストホアキン・フェニックス(男優)ナポレオン・ボナパルト
ヴァネッサ・カービー(女優)ジョゼフィーヌ
タハール・ラヒム(男優)ポール・バラス
ルパート・エヴェレット(男優)ウェリントン公爵
リュディヴィーヌ・サニエ(女優)テレーズ・カバリュス
ジュリアン・リンド=タット(男優)エマニュエル=ジョゼフ・シエイエス
イアン・マクニース(男優)ルイ18世
脚本デヴィッド・スカルパ
撮影ダリウス・ウォルスキー〔撮影〕
製作リドリー・スコット
ホアキン・フェニックス
美術アーサー・マックス(プロダクション・デザイン)
衣装ジャンティ・イェーツ
編集クレア・シンプソン
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
1



1.年末の日曜深夜に158分の劇場公開版を観終えて、床に就いた。
翌日の月曜日は有休を取っていて、年末の大掃除やら、買い物やらと、頭の中のToDoリストは数日前からひしめいていたのだけれど、そこに新たな“やるコト”が急遽飛び込んできた。
そう、「『ナポレオン』のディレクターズ・カットを観るコト」だ。
午前中、最低限の大掃除をこなしながらも逡巡した。何せこのディレクターズ・カット版の尺は「206分」である。年末のこの気忙しいタイミングで、3時間半近くの時間を割くことにはさすがに躊躇したけれど、結果的に言うと大正解だった。
(現状Apple TV+のみでしか観られないことを踏まえると、本作を観ずに試用期間を終了していたとしたらと思うとちょっとゾッとした。)

前置きが長くなってしまったが、結論としては、本作こそが御大リドリー・スコットが描き出したかった「ナポレオン」映画であったことは間違いない。まあ“ディレクターズ・カット”なんだから当然なのだが。
前夜に劇場公開版を観終えた時点で僅かに感じていたことではあったが、このディレクターズ・カットを観た後では、劇場公開版は158分のボリュームにも関わらず、要点を押さえた“総集編”に見えてくる。
あまりにも重要すぎる幾つものシーンによって、このディレクターズ・カットは、より立体的に、よりドラマティックに、ナポレオンという偉人の異様な人間模様を表現し尽くしていた。

タイトルは、「ナポレオンとジョセフィーヌ」にすべき

このディレクターズ・カットにおいて最も重要なポイントは、本作の第二の主人公とも言える、ナポレオンの妻・ジョセフィーヌの人生と人間描写がより明確に映し出されていることだろう。
劇場公開版では、ジョセフィーヌは“ある状況”から既に解放された状態で登場し、ナポレオンと出会う。しかし、本作ではその前段となる彼女が置かれた悲痛な境遇と、そこから連なる“思惑”がしっかりと描き出されていた。

正直言って、このジョセフィーヌにまつわる数々のシーンが有ると無いとでは、彼女のキャラクター自体に対する印象はもちろん、映画作品全体の印象が全く異なってくる。
彼女の歩んだ人生と人生観がより克明に描き出されることで、この映画が映し出す時代背景もより明確になり、何よりもナポレオンが彼女を愛し、心酔した理由がより強く伝わってきた。

ナポレオンを演じるホアキン・フェニックスは言うまでもなく圧倒的な存在感で、歴史上最も有名な偉人の一人の演じきっている。
そしてその主人公像に勝るとも劣らない存在感で本作を“支配”するジョセフィーヌを演じたヴァネッサ・カービーが素晴らしかった。彼女のときに高圧的な視線、艶めかしい肢体、崇高なプライドに溢れたその佇まいは、ナポレオンのみならず本作の鑑賞者すべてを魅了している。


そしてその男は、遠い彼方の地で、一人彼女を想い続ける。

やはり、リドリー・スコットが本作で本当に描き出したかったことは、ナポレオンの英雄譚でもなければ、支配者像でもなく、とんでもない大人物ではありながらも、滑稽で愚かで人間臭い一人の男のあり様だったのだと思える。
一人の女性を愛し、支配しようと懸命になり、依存し、また依存され、別れ、遠い彼方の地で一人孤独に彼女を想い続ける男の一生。
それこそが、現役最強の大巨匠が創造したナポレオン像だった。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 10点(2024-12-29 08:31:33)

別のページへ
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 10.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
600.00% line
700.00% line
800.00% line
900.00% line
101100.00% line

Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS