みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.劇中のどれとどれとどれが合わせて「三番勝負」なのか、よくわからん、というか、まあそれはどうでもいいのですが、例によって例のごとく橋蔵スマイルがまぶしい本作。 剣術指南役をめぐる争いから、師匠が闇討ちにあうんですが、橋蔵演じる主水之介は破門の身。次の師範代に指名された里見浩太朗のとりなしもあって、橋蔵は破門を解かれるものの、里見浩太朗もまた敵の凶刃に倒れ、右腕を失ってしまう。という訳で、橋蔵と里見浩太朗のキラキラ感あふれる友情エピソードとか、ライバル・天知茂のシブさと焦燥感の二面性、はたまた近衛十四郎サマの浮世離れしまくった剣豪ぶり、もう見どころ満点です。こんな言い方をしても信じてもらえないかもしれませんが(笑)。 回想シーンが妙に前衛的な演出だったりして、時代劇が妙なエリアへとハマりかけている雰囲気も味わうことができますが、まあ主人公がスマイル橋蔵なので大きく逸脱することはありません。このヒト、煩悩の塊みたいな感じで、とても剣豪には見えないけど。 その一方で、天知茂の存在を食ってしまう(ストーリー上の都合、という部分もありますが)のが十四郎サマ。このヒトはどうしていつも、「さっき、ひとっ風呂浴びてきました」みたいなサッパリした表情をしているのでしょうか。 ラストは橋蔵vs十四郎の一騎打ち。このシーン、ちょっとマカロニウェスタン風味が入ってますけれど、こちらも65年の映画ですから、実は時代をホンの少し、先取りしていたのかも。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-06-09 11:10:45) 2.見ようと思ったのがキャスト。特に大きいのが天知茂が悪役で出てること。実際見てみると主役を食っちゃうほど悪役なのは近衛十四郎。内田朝雄を斬り、里見浩太郎を斬り、天知茂も斬る。最後は馬に乗りながら登場、槍を使っての橋蔵との対決はなかなか迫力が合った。そんな近衛を破るきっかけとなるのが嵐寛寿郎なわけなんですが、出番少なすぎ。橋蔵はこれといったことはないけど、紫の衣装がかっこよかった。ストーリーは短いのに早送りしちゃいたいぐらな内容なのがつらいところ。浩太郎が左手1本じゃ剣が出来ないとか言ってふてくされているのを、橋蔵が励ますシーン。いかにも古風な感動シーンであほかと思った。実際古い映画だからありだったのかもわからないが。 【バカ王子】さん 5点(2004-07-17 23:52:36) ★1.1965年制作ということで東映時代劇の衰退期。何とかしようと言う気持ちからか、酒の中から回想シーンが始まるなど奇抜な演出が所々盛り込まれている。それでも時代劇のお決まりを打ち破ることは全くなく、良く言えば定番、悪く言えばマンネリの展開が繰り広げられていく。一番印象に残るのは悪役を演じる近衛十四郎さん。柳生十兵衛という超正当派ヒーローの印象が強いが、黒い格好の悪役も様になっている。何と言うか、本当にダーク。もしかしたらこっちの方が似合っている、なんて可能性も。殺陣は間違いなく日本時代劇史上最高レベル、乗馬も華麗にこなしていく。他の大スターに比べればあまり有名ではないが、自分の中では最も好きな時代劇俳優。・・・なんだけど、この映画はラストの殺陣がしょぼすぎる。ストーリーなんてどうでもいいんだから最後はしっかり締めてもらわないと。『リーサル・ウェポン4』みたいな後味である。ってどうせずっとレビュー数一人なんだろうなぁ。 【紅蓮天国】さん 4点(2004-05-16 09:08:47)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS