みんなのシネマレビュー

ミツバチのささやき

Spirit Of The Beehive
(El espíritu de la colmena)
1973年【スペイン】 上映時間:99分
ドラマ
[ミツバチノササヤキ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-03-18)【Yuki2Invy】さん
公開開始日(1985-02-09)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督ヴィクトル・エリセ
キャストアナ・トレント(女優)アナ
フェルナンド・フェルナン・ゴメス(男優)フェルナンド
原作ヴィクトル・エリセ(原案)
配給フランス映画社
あらすじ
スペインの田舎町に映画興行がやってきた。演目は『フランケンシュタイン』(1931年【アメリカ】)。頑迷なカトリックの地に投げ込まれたバチあたりホラーも、内戦で疲れ切った人々にとっては日常を忘れさせてくれる娯楽だ。だがしかし、つぶらな瞳を持った一人の少女が、幼い魂で、全身全霊をかけてその映画を受け止めてしまう。少女の名はアナ。彼女はまだ、自分の心に芽生えたものの姿に気付いていなかった…。

エスねこ】さん(2007-09-26)
全てのをあらすじ参照する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞 エピソード・小ネタ情報 心に残る名シーン
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
12345


38.物語は、小さな女の子が自己アイデンティティに目覚める過程を描いているのだが、その表現技法は極めて哲学的であり、一般的な映画と同様に”感性”で鑑賞したなら、この作品の本質は理解できないのではないだろうか。クロス・カッティングを多用することで観客を「第三者」の立場に固定し、抽象的な映像で物語を連想させるその技法は、絵画の分野での「ヴァニタス」に近い。懐中時計・骸骨・楽器・林檎・・・意味深に映し出されるそれらは、主人公アナが幼女から少女へと変貌する過程での”暗示”であり、観客はそれらに隠された”意味”を理解し、論理的に構築しながら、自身だけの”回答”を導き出す必要があるのだろう。「真珠の耳飾りの少女」と同じ純粋な瞳を持つ、主人公アン。印象的な暗闇の「青」、蜂蜜の「黄」。それはまるでフェルメールが撮影したかのように美しく、映画を愛する人なら一度は観ていただきたい作品である。 Bashfulさん 8点(2004-07-31 04:04:09)

37.なんだかようわからんかったのう Keith Emersonさん 2点(2004-07-16 19:56:19)

36.映画本でふと目にしたワンショット。。少女の後ろ姿と伸びる線路。清々しい風景にどこか物憂げな、、それが強烈に印象に残って・・。作品自体の感想はと言うと、、振り向いた少女は天使のようだった。寡黙なエリセが手にした瞳は、真実を見透かすかのようで、危うげで・・ぼくは奇跡を体験した錯覚に。曖昧な描き方は少女の心そのもののよう。でも決してあやふやではない。そこには誰もが経験した幻想的な、残酷な世界が。この瞬間を鮮やかに描ききったエリセに拍手。年を重ねれば立ち止まらず、通り過ぎてしまいがちな。アナが佇むだけで、絵本の1ページが出来上がる♪んで、大人になったアナに(泣)残酷。。 れこばさん 9点(2004-07-11 23:40:23)

35.美しい映画。アナ・トレントに尽きる。お姉さんが、血でルージュをひくシーンは鳥肌モンだった。 マックロウさん 8点(2004-06-18 18:44:44)

34.田舎の風景をどこまでも美しくとりあげるエリセ監督に感服です。謎の家と井戸のシーンが凄くいい!さらさらと流れる小川のような印象の映画です☆そしてなんと言っても、、アナが可愛い!! kanekoさん 7点(2004-05-17 22:32:04)

33.《ネタバレ》 この映画最大の悪者は誰かって? そりゃもう、内戦で疲れ果てた時期の敬虔なカトリックの村に『フランケンシュタイン』なんか持ち込んだバカ興行師だよ。おかげでアナが、人間の闇ばかりを見つめるようになっちまったじゃねーか。心の闇(死への憧憬)、社会の闇(パルチザンへの憧憬)、自然の闇(毒キノコへの憧憬)。アナにとっては全部「フランケンシュタインのモンスター」って意味で同じモノなんだな。そしてそれが渾然一体となって現れる、深夜の森でのモンスターとの交流。弱い少女だったはずのアナが、実は(パルチザン兵士を死に追いやった時点で)マリーを川へ投げ込んだモンスターと同じだったと気付く時の衝撃。「無垢な心に悪は芽生えるか?」というカトリック的なテーマに、ここまで美しく、とことんネガティブな回答を出した芸術もないだろう(キリスト教圏では)。そう。悪は芽生えてしまったのだ。そして観客の誰もが無邪気だった子供時代を振り返り、いつの間にか行動の善悪をコントロールできるようになった自分に気付くわけだ。善悪を知る。それが大人になると言う事の、宗教的な意味なんだろう。映画は、アナが成長する前で終わっている。ラストショットの、重すぎる悪をダイレクトに受け止めてしまった少女の、壊れた姿は、大人たちの姿とは一線を画している。内戦で大量に垂れ流された「悪」で疲れきった大人たち。彼らに囲まれて、無垢な瞳をした次世代の悪が育っていく。そういう意味で、極めて反フランコ・反宗教色の強い終わり方だ。アナ・トレントの魅力を除外して、宗教的タブーや内戦経験の少ない日本でどこまで受けるものか…?(追記:それでも神様は許してくれる、ってのがカトリックの奥深さのような、アバウトさのような…西洋に犯罪映画の多いワケがちょっとわかったりして) エスねこさん 7点(2004-05-16 06:30:14)(良:4票)

32.白い画面、ノスタルジックな音楽。穢れ無きものに対する憧憬を見事に刺激された。ただ腫れ物を触るように、大事に大事にしたくなってしまう映画。でも人間が成長するって言う事は何かを捨ててしまうことだと思うと寂しくなる。イザベルが大好き。 ぷりんぐるしゅさん 8点(2004-04-15 09:37:48)

31.アナくらいの年頃にあるんですよ。世界はどこかよそよそしく漠然とした不安に満ちている・・・でもそれは次第に空気のようにあたりまえのものになってゆく。それが自我の目覚め(ドン・ホセの目)なんでしょうね、忘れていた気持ちです。素晴らしいです。 ジマイマさん [ビデオ(字幕)] 10点(2004-03-22 13:14:38)(良:1票)


30.自然光だけ撮られたらしい、くっきりと陰影がつき少しざらついた画質に、ナチュラルにくすんだ色の大地、建物、人々…カスティーリャ地方の荒涼とした風景とあいまって、日本人がスペインとか南欧という地名に、勝手に抱いてしまう「快活で陽気な」イメージを裏切ってゆきます。僕はそれだけで、このフィルムに信頼を寄せてしまいます。どこか内乱後の人々の心象風景とも思える「色」を喪失してしまった世界に、唯一暖色を添えるのは、ハチミツの色。ハニーゴールドというのでしょうか。そのやさしい光は、アナとイザベルの寝室に差し込んでいます。そこだけ陽だまりが出来たように、まるで外の荒れ果てた現実世界と寝室を遮断して、幼い彼女らを守っているかのよう。僕は自分の幼少期と重ねあわせ始めてしまいます。当時を過ごした家、庭、周囲の風景、学校…そうなんだ、確かに僕にもやさしさに守られていた少年期があったのだなぁと。でも、僕もそうであったように、あのハニーゴールドの窓を自ら開け放って、そこから抜け出る日が近いようです。アナは自分自身と自分のいる世界を見つめるかのように、その大きな黒い瞳をさらに広げる。その覚醒前夜の最後の光を宿した黒い瞳に、はかない美しさを見出します。その一瞬をフィルムにしっかり留めている。ハニーゴールドは消え去り、夜明けの青白い光の配色をともなって、アナに幼少期の終わりを暗示し始める。アナは外の世界、現実の世界へと飛び出してゆくのですね。田園風景の中を地平線に向けて一本の汽車の鉄路が続く…アナはいつの日か、汽車に乗って村を出てゆくのでしょうか、まるでミツバチのように、自由に国中を飛び回る日が来るのでしょうか。内戦も喪失感も知らない、新しい純粋な子供たちが新しいスペイン中ですくすく育っている。すくすく育てよ、穢れなき若い命よ…静かな作風の中に、監督の激しいまでの自国への愛と願いが込められているように思います。ああ、アナたち、この国の明るい未来を予見させるに余りある。 BUNYAさん 10点(2004-03-15 00:10:49)(良:3票)

29.夢とも現実ともつかない遠い記憶にあったものが、呼び戻されたような作品。いうなれば、秋深まる頃に表れるデジャ・ビュ。カメラの位置と構図、それと光と影の使い方が抜群に上手く絵画的センスの良さを十分に感じさせてくれる。妖精のような少女アナが、このアーティスティックな作風に見事溶け合っておりいつまでも記憶に残る。さらに「フランケンシュタイン」の恐くて悲しい物語りを取り入れるなど、ミステリアスな味付けも巧みだ。視点を変えて観るたびに、新たな発見があるという静かだが奥の深い名画。 光りやまねこさん 9点(2004-02-29 19:40:32)(良:1票)

28.《ネタバレ》 草原の一本道をトラックがやってくるファーストショットからやられました。最高です。再生して1分で9点決定してしまいました。あとの99分はただただアナ・トレントの超越的可愛らしさを瞳にとどめるだけで充分! 映像しか見ていなかったのでストーリーはあまり把握できませんでしたが、プロットで固めていくタイプの映画ではないので話についていけなくても辛くはありません。それでも、100分間できっちりストーリーを消化しているなということだけは分かってとても好感を持てました。 父親が毒キノコを踏み潰したとき、それを見つめるアナ・トレントの哀しげな瞳がなにか自分にも向けられているような気がして辛かったです。 藤村さん 9点(2004-02-23 11:48:15)(良:2票)

27.美しく幻想的 海野やよいさん 6点(2004-02-23 03:21:14)

26.映像が綺麗だったのでビデオじゃなくてDVDで観たかったです。
ばくさん 7点(2004-02-21 01:24:49)

25.キレイで芸術的で、アナの可愛らしさが際立ってる。子供の頃の気持ちを思い出させる映画。アナとイサベルの服装もかわいかった。

dropさん 7点(2004-02-15 13:12:47)

24.映画の雰囲気にのみ込まれます。屈折していない、とてもストレートな映画だと思いました。 コーラLさん 10点(2004-01-24 15:12:51)

23.子供の方が世界を真摯に見ていると思う。まだ世界の何にも毒されていないから、何ものにも寄らない本当の中立の立場で世界と向き合える。変に複雑化・細分化された大人の感覚よりも、時として子供の方が真理に近いところに近付ける。ただそれを伝える表現手段を持たないだけで。知らず高みに到達し、そこから畏怖すべき無垢を湛えながら絶対的下位にある不条理で残酷な世界を見詰める、アナ・トレントの不純物ゼロの瞳が、胸に痛い。 ひのとさん 10点(2003-12-22 15:14:18)(良:3票)

22.この映画は批評等で絶賛していたので観に行った作品だ。先に批評ありきだったが、それでも今まで味わったことがない映画だったので新鮮味と爽やかさを感じた。全体に丁寧な映画だと思います。 じふぶきさん 7点(2003-12-17 10:46:56)

21.この映画を見ると、子供の頃の繊細な感性を大人になるまで持ち続けていられなかった自分が悲しくなる。 mimiさん 7点(2003-11-14 18:54:47)

20. STYX21さん 4点(2003-11-13 22:09:36)

19.ラストが好き☆アナと映像がとっても魅力的★ クロエさん 7点(2003-11-05 17:49:40)

別のページへ
12345


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 98人
平均点数 7.55点
011.02% line
111.02% line
211.02% line
322.04% line
444.08% line
555.10% line
688.16% line
71717.35% line
82525.51% line
91717.35% line
101717.35% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.75点 Review8人
2 ストーリー評価 8.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.75点 Review8人
4 音楽評価 8.28点 Review7人
5 感泣評価 8.00点 Review4人

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS