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テレフォン

Telefon
(チャールズ・ブロンソンのテレフォン)
1977年【米】 上映時間:102分
アクションサスペンス犯罪もの小説の映画化スパイもの
[テレフォン]
新規登録(2004-08-30)【mhiro】さん
タイトル情報更新(2018-03-25)【イニシャルK】さん


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監督ドン・シーゲル
キャストチャールズ・ブロンソン(男優)ボルゾフ少佐 / グレッグ
リー・レミック(女優)バーバラ
ドナルド・プレザンス(男優)ニコライ・ダルチムスキー
タイン・デイリー(女優)CIAコンピューター技師 ドロシー
アラン・バデル(男優)KGB マルチェンコ大佐
パトリック・マギー(男優)KGB ストレルスキー将軍
ロイ・ジェンソン(男優)バーの経営者 ダグ・スターク
ジャクリーン・スコット(女優)カール・ハスラーの妻 ハスラー夫人
ジョン・ミッチャム(男優)自動車整備士 ハリー・バスコム
ハンク・ブラント(男優)ウィリアム・エンダース
レジス・コーディック(男優)医師
大塚周夫ボルゾフ少佐 / グレッグ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
武藤礼子バーバラ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
恒松あゆみバーバラ(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音】)
島宇志夫ニコライ・ダルチムスキー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大木民夫KGB ストレルスキー将軍(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
家弓家正(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作ウォルター・ウェイジャー「テレフォン指令」(ハヤカワ・ノヴェルズ)
脚本ピーター・ハイアムズ
スターリング・シリファント
音楽ラロ・シフリン
撮影マイケル・C・バトラー〔撮影〕
製作ジェームズ・B・ハリス
MGM
美術テッド・ハワース(プロダクション・デザイン)
ロバート・R・ベントン〔美術〕(セット装飾)
衣装ジェーン・ロビンソン[衣装](リー・レミック担当)
録音マイケル・J・コーハット
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【クチコミ・感想】

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16.《ネタバレ》 チャールズ・ブロンソンが、ソ連のスパイを演じるというキャスティングが的確だったかはさておき、単身アメリカに乗り込んで、自国が生み出してしまったテロリストを阻止するために暗躍するというストーリーはユニークでエキサイティングだった。
何十年も前に深層心理に植え付けられた「命令」が、催眠術によって“発動”されるという設定に対して既視感があったが、「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」でも同様のアイデアで、ウィンター・ソルジャーを操っていたな。多分本作が元ネタなんだろう。

米ソ冷戦下において、ソ連のテロリストを米国の諜報員が核戦争勃発を防ごうと奮闘する映画は多々あるけれど、ソ連側が自国のスパイを米国に潜り込ませて、秘密裏に危機を防ごうとする展開が新鮮だった。
ソ連側のスパイらしく、任務遂行のために時に冷徹に不安因子を消し去っていく様も印象的で、その部分においてはチャールズ・ブロンソンの無骨な存在感が合っていたと思える。

リー・レミックが演じる在米KGB局員との絡みも良い。アメリカ文化に馴染むおしゃべりな彼女のことを主人公が疎ましくぶっきらぼうにあしらったり、彼女自身も主人公を暗殺する密命を受けていたりと、表裏の感情が入り交じるやり取りが興味深く、また別の緊張感を生んでいた。

ストーリーテリングとしては、下手すればもっと煩雑で分かりにくくなりそうな展開をコンパクトにまとめられていて良かった。そのあたりは、ドン・シーゲル監督による娯楽映画職人としての技量が存分に活かされていると思う。
ソ連側(KGB)独特の冷酷さや非人道的な雰囲気も、それが正しいかどうかは別にして、うまく表現できていたとも思う。

その一方で、米国側(CIA)の描写はややおざなりで物足りなさを覚えた。
CIA側はコトの情報を掴みつつも、結局何も影響力を及ぼすことなく解決してしまうので、コトの重大性のわりにとてもミニマムな範囲で収束してしまったことは否めない。
この時代としてはとても先進的に、コンピューターを“相棒”のように駆使して分析をするCIAの女性局員など、ユニークなキャラクターは存在していたので、彼女たちがもう少し直接的に主人公やメインストーリーに絡む展開が欲しかった。
あと、時代的に致し方ないとはいえ、ソ連本国の描写においても人物たちがすべて英語を話すのには、いささか興が冷めたことも否定できない。

とはいえ、70年代の娯楽映画としては、今観ても十分に見応えのあるエンターテイメントだったので、現代の社会や世界情勢の設定でリメイクしても面白いのではないかと感じた。
本作では催眠術による命令発令の手段が「電話」しかない限定性が面白味でもあったが、ありとあらゆる通信手段が存在する現代においてもまた新たな展開が考えられると思う。まあその場合タイトル変更は必至となるが。

任務終了後、米ソ両国から命を狙われる自らの状況を悟って、どちらの体制にもなびかずに、女とモーテルに向かうラストシーンも良い。ダンディズム! 鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-02-04 00:46:44)

15.《ネタバレ》 アクション映画を期待するとがっかりすると思いますが、スパイ・サスペンスとしてはなかなか面白い。これは脚本がピーター・ハイアムズとスターリング・シリファントということで納得。ところどころはさまれるアクション場面がいいアクセントになっています。展開はどちらかというと地味なのですが、順を追って堅実に進んでいくためか引き込まれてしまいます。バーバラが最初から二重スパイであることをにおわせる演出もいい。CIAのパターマンちゃんのようなユーモラスなシーンもあり、バランスのとれた良作でした。 アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-21 15:55:26)

14.《ネタバレ》 ソ連人同士がアメリカを舞台に戦うという面白い設定。
なかなか他にないなと思うのですが、一番突拍子も無いのは催眠術の話でして、
流石にそんなんありえへんやろ、とニヤニヤしながら観ちゃいました。
ガラガラヘビのシーンもそうですが、コメディなのかな?というギリギリのラインで
全体が保たれていて、そういう意味でも特異な作品でした。 あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-18 12:40:08)

13.『影なき狙撃者』と同工異曲、と云やあそうかもしれなけれど、コチラは自分でもソ連のスパイだと自覚の無い連中がアメリカ国内のあちこちにいて、あるメッセージを電話で聞かされると催眠状態になり破壊活動に走る、というワケで、ドン・シーゲル監督にしてはスペクタクルな要素をもった作品になってます、とは言ってもどこか安く見えるのは、偏見かな。
いや、別に破壊シーン自体が多少安っぽく見えたって、結構。普通の母親に見えた女性が(いまいちこんなところを爆破してもしょうがなさそうな気もするのですがそれはともかく)爆破テロにいたる、その過程を克明に描いて見せる、それがまさに見どころ。爆破しちゃったらそれでオシマイなんだから、そこまでの過程をこうやってじっくりみせてこそ、スリルもサスペンスもあるってもんです。
それに本作の場合、あくまでドナルド・プレザンスという、主人公にとって倒すべき敵がちゃんといるのであって、テロに手を染めるスパイたちは消耗品に過ぎないんですね。その非情さ。
非情でタフな主人公を演じるのは我らがブロンソン。しかもものすごーい記憶力の持ち主らしいけど、ちょっとそうは見えませんね、この顔ですから(笑)。と、ちゃんと覚えてられるのか若干の不安を感じさせるのですが、そんな不安をかき消すのがブロンソンの魅力。非情でありながらユーモアをも感じさせ、相棒たる女性との関係も見逃せないものとなってきます。
そういやダーティハリー3のお姉さんも出てきてましたが、こういう脇役の皆さんも存在を主張していて、映画を彩ってます。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-06 12:27:08)

12.キーワードによる後催眠効果でテロを実行させるという設定は面白すぎるのですが、それが全然生かされてないかなあ・・・。被催眠者が単に「狩られる対象」にしかなっていなくて、いつ、誰にそれが起こるか分からない恐怖とか、実生活の中でいきなりそれが起こるギャップとかが表現されていないのです。したがって、主人公カップルがあれこれやっていても、何に向かっているのかが不明なのです。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-16 13:43:06)

11.《ネタバレ》 みなさんけっこう辛い評価ですけど、自分はけっこう好きなんですがね、この映画。まずこの原作者、『合衆国最後の日』や『ダイ・ハード2』を書いた人だけあってスリーパー・エージェントが全米に潜伏しているというプロットが秀逸です。それをピーター・ハイアムズやスターリング・シリファントが脚色しているので面白くないはずはないんだけど、彼らの作業自体はあまり上手く事が運ばなかったみたいで、けっこう癖のある脚本になっちゃったという感じです。だいたい何十年も前から爆薬を用意(それも身近なところに)しているなんてちょっとご都合主義もいいとこです。ドナルド・プレザンスの不気味なキャラは良いんだけど、彼の行動の動機や背景がすっぽり抜け落ちているので凄味が出てません。タイン・デイリーのキャラも、最後まで事件の本質に絡まないので全然必要のないキャラで終わってしまいました。ブロンソンとリー・レミックのカップル・エージェントもけっこう冷酷に殺人を実行しちゃうんで感情移入しにくいところです。 まあドン・シーゲルらしいB級スパイ・アクションとして観れば充分愉しめると思いますし、やはりラストのオチは粋ですよね、ここは得点が高いです。 S&Sさん [DVD(字幕)] 6点(2015-05-22 22:48:32)

10.《ネタバレ》 つまらないわけじゃないんだけど、どうにも盛り上がらない映画でした。なぜチャールズ・ブロンソンが主演を務めなければいけなかったのか、さっぱりわからない。ドン・シーゲルらしい盛り上げ方はあったものの、ただの追いかけっこじゃ地味すぎる。バーバラが優秀だとも思えなかったし…まあ、誰にでも凡作はあるということですね。 カニばさみさん [DVD(字幕)] 4点(2015-04-09 14:53:34)

9.ブロンソンの魅力ゼロ!といいたい作品です。
私は大のチャールズ・ブロンソンファンです。
もし貴方がチャールズ・ブロンソンについて知りたいのなら「狼よさらば」や「ウェスタン」をご覧になってください。
決してブロンソン初心者が観る作品ではないと思います。
監督のドン・シーゲルにも期待していてのですが、作品の内容自体見事に裏切られました。 クロエさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-08-20 00:50:55)

8.《ネタバレ》 これは収穫だった。ドンシーゲル作品は面白い!確かにサスペンスとしては物足りなかったし、まとまりから行くと、最近の映画の方がよく出来てる作品が多いが、彼の作品は、次どうなるのか?という引張りがあって、面白い。ワクワクドキドキする。コンピューターオタクの女性秘書とか、任務が終わったら相方を殺さなきゃいけないエージェントとか設定が面白い。ブロンソンの完全記憶とか、残された手帳とか、生かされてない設定が山盛りなのだ。彼の作品を観て、アイデアを真似して、創られた作品もあるんじゃないのかな?何せアイデアを出し惜しまないところがいい。これは2時間枠で収まる設定ではないですね。韓国ドラマみたいに丁寧にこの設定を生かせば、人気ドラマシリーズになったかもしれないなどと思うのだが・・・ トントさん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-03 02:19:45)

7.時代が時代なもんで、ネタで公衆電話やら黒電話やら昔懐かしいもんが出てきてややまったりしてるように見えるけどストーリー自体はそれなりに面白いんだけど、正直ブロンソン主演じゃなくてもよかった感がたっぷりで男臭さが溢れて野蛮な男にずーーーーーーっとスーツは見ててちょっとつまんない。何か彼の男臭さ以外のものを見せてほしかったなぁ。アクションは控えめ、ブロンソンが出てないシーンの方が派手でアクション・サスペンスというよりかはおもくそサスペンススリラーですがソ連がアメリカでのテロ行為を阻止する、だったり電話で催眠テロ誘導っていう発想がなかなか印象深いです。 普通だったら逆だもんね。 M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2011-10-16 23:48:59)

6.《ネタバレ》 ジョン・フランケンハイマー監督作「影なき狙撃者」を思い出すプロットですが、「影なき狙撃者」のような重苦しさはなく、その分緊張感は薄いですが見やすさのあるスパイ・サスペンスです。

アメリカに任務のため乗り込んだKGB少佐(ブロンソン)と手引きするKGBエージェントのアメリカ人の女。この女の背後にあるものも凝っていますが、男と女だけにこの結末は予測できる。この女の背後と真の任務もあり、この結末に向けての2人の葛藤や心理戦があるはずですが、そこが抜け落ちて何事も無かったかのように仲良くラストを迎えるのが惜しい。

ブロンソンvsドナルド・プレザンスの攻防戦も薄い。もっと一刻を争うサスペンスに出来たはずだと思うし、ドナルド・プレザンス演じるテロを誘発する男の冷酷さ、あるいは悲哀などの思いをもうちょっと感じさせて欲しかったです。 とらやさん [DVD(字幕)] 4点(2011-09-21 20:10:13)

5.《ネタバレ》 最後は女と一緒にMOTELかぁ…。ハッ!こんなとこにも“TEL”がっ!! りりあさん [地上波(吹替)] 3点(2008-02-01 13:54:57)

4.《ネタバレ》 本作の要は、テロ実行の仕組みにあります。ただ、早々にネタバレ。というより最初からネタを隠そうという気がありません。ある意味潔い。でもその後の展開は退屈でした。催眠状態の演技も低調。“受話器を元に戻すことが出来ない”という一様の表現に閉口しました。“テロを行う場所の特定”という謎解き要素はあるものの、真相のしょぼさにガックリ。一気に物語がスケールダウンします。オチの台詞にしても気が利いているようで、単に品を下げているように感じました。アイデアは面白いです。でもアイデアのみに頼ってしまった気がします。 目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-02-10 11:03:55)

3.ガキの頃、CIAとかKGBとか出てくる作品が妙に好きだったのですが、今考えると米ソの冷戦から冷戦終結という時代背景の中で単にこの手の作品が多く作られていただけなのかもしれない。それでもこの当時の作品には共通の男臭さがあって、それってほとんどが個人的郷愁の念に支配されていることが前提にあるんだろうけども、確実にそそられるものがあります。私にとってドン・シーゲルといえば『ダーティ・ハリー』だしブロンソンといえば『狼よさらば』だし大好きなヒーローはブロンソンではなくマックィーンなんだけど、この作品の同時代他作品同様の寡黙なヒーローと抑えたアクションが紡ぎだす同じ空気はやっぱり良い。それでいて主人公が寡黙であることとアクションがおとなしいってことは、誤魔化しがきかず演出の力量が問われる設定でもあって、この独特の男臭さは演出の賜物なんだとあらためて思うのであります。 R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-03-10 11:55:50)

2.まぁどこかで見た感じ…もっとハイテクぽくして欲しかった…やってる事はハイテクなのになぜかアナログ感が漂う…別にブロンソンじゃなくても… レスマッキャン・KSKさん 5点(2004-09-08 00:58:23)


1.スパイの発想が良かった。タイトルそのまんますぎ(笑)ラスト間際の酒場のシーンで蛇をわざと落として殺すシーンは強引すぎて笑えた。夢中になるほどじゃないけど、そこそこおもしろかった。ラストシーンはブロンソンの渋さを出してるのかもしれないけど、私にはただのオッサンにみえました。。 civiさん 5点(2004-09-03 11:30:38)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 5.38点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
316.25% line
4425.00% line
5425.00% line
6318.75% line
7318.75% line
816.25% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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