みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★8.前作”ピッチ・ブラック”が大好きなので期待してました。今回リディックは前作と比べ物にならないほど大事に巻き込まれてしまってました。この映画で一番感じたのは監督D・トゥーイのあふれんばかりのSFへの愛情でした。彼がおそらく子供の頃から心躍らせたSFの世界を大金を投じて映像化できたわけです。ハイテク技術を駆使しながらもアナログなデザインは前作同様。宇宙船もスイッチなんかを足で蹴飛ばして押すようなアナログ感覚がたまらない。色使いなど映像センスも秀逸。場面にあった構図やカメラワークにライティングはかなり評価されていいと思う。きらびやかな表現に毒されてしまった人には最悪なデザインと思われるかもしれないが、D・リンチが砂の惑星でやり尽くせなかった事を思う存分やってしまっている。実際”砂の惑星”そっくりなラストの決闘シーンは魅力的。ロード・マーシャルの瞬間移動技は”砂の惑星”のバリアーっぽい映像だ。日陰との温度差の激しい星、といった特殊な環境の星が登場するのは前作のようだし、エイリアン3のような刑務所惑星、さらには顔が三つついたでっかい塔はどういうわけか”未来惑星ザルドス”なんかを思い出してしまった。雰囲気や設定は非常に魅力的。残念なのはこの大きく広げた世界を、低予算だった前作のアンチヒーローに背負わせてしまう、という部分に無理がありすぎる。格好いいキャラだが”アンチ”の部分がどうしても希薄になるのだ。低予算だった前作にくらべ見せ場もアクションも倍増しているのにキャラクターの魅力は半減している。しかし前作のファンにも目配せするセリフなどがあるのがうれしい。しかしパンフにもほとんど”ピッチブラック”について触れられていないのはなんでなんだろうか。 【GO】さん 8点(2004-08-08 21:43:54)(良:1票) 7.どうも年齢的にSFやホラーで15分以内にのめり込めないと自分の感性が老化したためであろうと謙虚に考える癖が抜けないのだが、やっぱりどう考えてもコレはあまりにもダメだろう。とにかく設定が現実離れしすぎているために説明的な台詞が多く、ストーリーは幼稚かつ複雑。ドコを目指しているのかさっぱり目的の定まらない英雄像と、ありがちな展開、派手すぎてリアリティが完全にぶっ飛んでいるドンガラガッシャン。出演陣は地味だし、ヴィン・ディーゼルには華がない。メインキャラに黒人を多用してイスラム・エスニック色を強調したが、狙いがまったく無いために全て空振り。前半、ストロボ使ったアクションシーンとか、パーツで捉えればそれなりに面白いところもあったんだけど。やっぱり一番の重罪人はヴィン・ディーゼルだと思うなあ。これだけのスケールを全然、背負い切れてない。キアヌ・リーブスってやっぱり偉かったんだなあと妙な感慨を覚えてしまった。結局、どういう映画かと言うと見ているうちになんだか袋入りのインスタントラーメンが食べたくてたまらなくなるような映画。せめてカレーかハンバーグぐらいは連想させて下さい。とりあえず私がこれまでに見た最低最悪のブラック・ムービー。ケーソツにも「スター・ウォーズ」とか言い出しちゃった宣伝陣には、はっきり「バカじゃないのか」と言いたい。 【anemone】さん 2点(2004-08-08 02:13:18) 6.制作費かけまくった割りに悪い意味でB級臭さがプンプンしてました。大して練られたストーリーでもないのに無駄にごちゃごちゃしてて小学生なんかが見たら意味不明になりそう。取り合えず『おすぎ』は金を貰えばなんでも褒めるという事実だけが残った。 【am】さん 2点(2004-08-08 00:51:29)(良:1票) (笑:1票) 5.《ネタバレ》 ここだけでなく世間一般でも酷評されている上にピッチブラックもそれほど気に入った作品ではなかったので全く期待してなかったけど非常に満足できる出来に仕上がっていると思う。 ピッチのストーリーは引き継ぎながらも全く違う世界観と凝りに凝った映像と迫力には圧倒される。 特にあの一見、趣味の悪いデザインはこの世界観にまさにピッタリだし、魂の描き方や熱風、ロードマーシャルの動き、熱風ダイブ自殺にも中々のセンスの良さを感じる。 キャラクターも多彩、賞金稼ぎにネクロモンガー、前作の生き残りや勘のいい看守とそれぞれに独特の個性や世界観に合ういやらしさを感じるし、役にあったセンスのイイキャスティングも良かった。 ヴィンディーゼルは全く好きな俳優ではないが、あのゴーグルのおかげで表情の演技をしなくていいのでむしろ良い、外し方には問題があったが。 アンチヒーローと言われている割には悪っぽさを感じられないのがイマイチ、むしろ前作見殺しにしようとしていたノリを消えうせ、イマムを殺されたらそいつを殺しに乗りこむし、自分の危険を省みずにキーラも助けるからむしろヒーロー性しか感じられないのが残念だ。 美女にくっついていくところとかはいいけど野獣とか言いながら、あのイヌをてなづけられるのなら前作でエイリアンをてなづけてくれよ。 ストーリーも悪くない、内部での紛争や陰謀、無茶苦茶な教義が話を一層面白くしてるし、息を入れる隙がないほどテンポも良く練られた脚本も素晴らしい。 ただ、この映画3つの間違いを犯している。 一つは、ジュディデンチを起用していること。確かに重みのある女優だが、彼女がやる必要を感じられない。むしろ一人だけ浮いてしまって完全にミスキャストと言わざるを得ない。せっかくの世界観が壊れかねない。 二つ目は、熱さや寒さ、スピード感を俳優が全く演技していないこと。映像は良いのに俳優が何も感じていないのに、観客は何を感じればいいのか伝わらない。 三つ目は、おすぎを起用していること、言わずもながだが。今ならハッスル小川とか使えば面白いはずだった。 アメリカでは中コケしたし、面白がるターゲットが狭いので続編見たいけど厳しそう。多少ドラゴンボールに近いモノも感じるので、好きな人には是非あの迫力を映画館で楽しんでもらいたい。 【六本木ソルジャー】さん 9点(2004-08-08 00:37:45)(良:1票) (笑:1票) 4.出来の悪い「砂の惑星」って感じ(あ、「砂の惑星」も出来の良い映画じゃなかったっけ)。やってる事や出てくる人がとにかく古臭い(実は○○の生き残りだったとか、予言ではこうなってるとか、スゲー陳腐)。子供にも解らせる為か、やけに説明的な台詞とナレーションばかりなのも鬱陶しい。それに【トト】さんご指摘のように設定も無茶苦茶。それも前作の「ピッチブラック」みたいなB級映画や馬鹿映画なら許せますけど、こうも大真面目に作られたスペース・オペラでやられちゃうとシャレになりません。ま、敵の名前が「ネクロモンガー」という時点で出来も想像つきましたけどね、3点献上。 【sayzin】さん 3点(2004-08-07 00:33:33)(良:1票) (笑:1票) 3.あえて巨大セットを作りホンモノの感触にこだわっているとうたっていたが、ここ、あの映画のあの場面に似てる!って所が多すぎ。どうしてもスタジオセットと、エキストラがやる気なしバレバレな箇所が目立った。キャラクターも魅力がないし、無駄なCG犬?も気になる。結局あっけなくラストを迎えるし。アンチヒーローかぁ・・・まぁ納得かも? 【rexrex】さん 2点(2004-08-05 13:22:30) 2.ストーリー性は全くと言っていいほどなかったが、アクションシーンはまだ楽しめたほう。でもなんかプロレス技も随所に入ってましたw。 アクション好きでない人はしんどいかもしれません。。 【すごろく】さん 4点(2004-08-04 03:31:19) 1.《ネタバレ》 いやあ、凄かった。出来の良い映画ではないし万人向けでもありませんが、ツボにはまる人もいるなって思う危険映画です。「バトル・フィールド・アース」、「モータル・コンバット」、「コモド」、「スターシップ・トゥルーパーズ2」などを見に行った!好き!!って言う人には要注意の映画です。 CGなどのVFXやセットは滅茶苦茶力が入っています。デザインは「・・・」なんですけど、製作者の根性と執念が伝わってきます。ヴィン・ディーゼル演じる主人公がちょっと魅力不足です。あの水中メガネはどーにかならんかったか??あと、気温-300度という設定、考証無視の素晴らしい設定で気持ちが良いです。 上記の作品にラブリーなコアな映画ファン必見。決して良作ではないと思いますが、一本筋の通った製作陣の熱意に5点です。 【トト】さん 5点(2004-07-31 04:02:11)(笑:2票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS