みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
380.《ネタバレ》 キリスト教の7つの大罪をモチーフにしたサイコ・サスペンス。犯人が“予定を変更する”と電話をかけてきた段階で以後の展開は何となく読めてしまったし、他の5件の殺人に比べると、残りの2件は取って付けたような感じはする。だけど、そこから本能で動く主人公に観る者の感情を移入させ、あのラストへと繋げて行く演出の妙には脱帽。怒りや葛藤に打ち震えながら拳銃を構えるブラピの姿は脳裏に焼きついて離れなくなる。 【Minato】さん 8点(2004-05-20 22:45:03) 379.ミルズ刑事にお届け物って聞いた瞬間その中身を想像し、なおかつ合ってた自分に驚き。映像がとにかく綺麗でした。 【ネフェルタリ】さん 7点(2004-05-08 14:25:53) 378.《ネタバレ》 始終ただよう暗いジメジメとした雰囲気。さすが、というべき映像。ハッピーエンドでなければいけないと言うつもりはない。しかし、見終わったあとひとつも救いがないのなら一体どうすればよいのだろう・・・ 【めめこ】さん 6点(2004-05-05 13:41:43) 377.俺はキャストが悪いと思う。ストーリーはきっと面白いのだろうけどブラピにモーガン・フリーマンだと二人の色が濃いためか、内容がブラピとモーガン・フリーマンのセブンになってしまっている気がする。全く俳優を無視して映画を見ているわけではないが、余り濃いのも何だかと思う。俺はこの作品は「セブンの○○(○の中は俳優の名前)」となるような作品だともっと良かったのになと思う。 【taron】さん 7点(2004-04-30 20:42:52) 376.陰影に富んだオリジナリティ溢れる映像、不安を煽る先鋭的な音楽、キリスト教の七つの大罪をベースにしたミステリアスな演出などなど…前作の「エイリアン3」でもそうだったが、映像と音楽を駆使して独自の世界観に引きずり込む手腕は、さすがデビッド・フィンチャーという感じだ。二人の刑事が猟奇犯を追いつめるサスペンスとしては、なぜか序盤から新人刑事の妻トレイシーに感情移入させようとする演出。これはひょっとして、終盤何らかのかたちで彼女が絡んでくるのでは、と思っていたのだが…。《ネタバレ》ラスト、七つの大罪の残り二つ、憤怒・嫉妬は強引にこじつけた感じでイタだけない。しかも前作同様、見る者を陰鬱な気分に引きずり落とし、後味はすこぶる悪い(-2)。まぁオレ流炸裂のフィンチャー作品、とでも言えばいいのだろうか。 【光りやまねこ】さん 7点(2004-04-26 23:17:18)(良:1票) 375.なかなか。それにしても「G線上のアリア」はホラーとかサイコ映画にバシバシハマりますね!こういう映画であの曲聞くと心が落ち着かなくなります。 【池田屋DIY】さん 7点(2004-04-21 18:37:25) 374.《ネタバレ》 ピットが生意気なキャラで終始粋がってイライラするんだろうなと思いながら見ていたが意外と真面目でした。数々の殺し方が強烈で自分に置き換えて考えると恐ろしくなります。ただ、肉欲の人に対する殺し方がよく分からなかったです。嫉妬が強引なのとラストのオチが少し前から察しがついてしまったのが残念。 【マーク・ハント】さん [地上波(吹替)] 7点(2004-04-20 01:17:58) 373.随分前にも一度観たんだけど、なんか思い出せないからTV放映でもっかい観て観たが、やっぱイマイチだった。それにしても、ケビン・スペイシー出ていたんだ~。 【c r a z yガール★】さん 4点(2004-04-20 00:42:12) 372.《ネタバレ》 最後が悲しい。自分がミルズだったらどうしたのだろう。 撃ったら犯人の思うツボだし、しかしこのやり切れない気持ちをどこにぶつければ良いのか。ミルズは刑事としての理性か、夫としての本能のどちらかを選ぶ時、彼は後者をとった。 私は彼の人間らしさを重く感じた。 【lily-rose-melody】さん 8点(2004-04-19 19:54:06) 371.このくらいでは動じない自分が怖い~(TT)。ちらっと映ったダンテの挿絵のほうがよっぽど恐ろしかった~~~。 【ジマイマ】さん 4点(2004-04-19 19:41:23)(良:1票) 370.最近見たサスペンス・ホラーものでは1番中身がある映画。キリストの7つの大罪になぞらえたってところが。撮影方法もだがブラピ、モーガン・フリーマンの演技もすばらしかったなぁ。後味は確かに悪いが、こんなのもありかと思いました。 【トシ074】さん 7点(2004-04-19 19:19:29) 369.つまらなくは無いんだけど、難点を言うと、図書館の貸し出し履歴で身元をわられてしまう犯人は頭悪い。私なら偽名で借りるか、古本屋かどこかで買うよ。あと凶器の領収書残しておくのもなあ。途中で方針変更したと言っているし、逮捕を前提だったとも思えないし。インテリぶった計画的な知能殺人を装ってる割には非常にお粗末。これで犯人に対し「怖いなあ」より「馬鹿だなあ」という感情が上回ってしまうので、作品がシリアスさに欠け、恐怖心も盛り上がらない。要は犯人が馬鹿なのでサスペンスにならない。また、犯人の目的は「罪を犯した人間が死の恐怖で罪を悔いる」事にあるので、犯人が嫉妬により殺されるが、死の恐怖で罪を悔いているとは思えない点は譲ったとしても、ブラピが憤怒で殺人犯しても、ブラピが死刑にでもならないことには(その可能性は低い)犯人は目的を達成した事にはならないのでは?(ブラピは生きながら憤怒の罪を悔いるのか?)よってこの辺もちょっと犯人は思慮が足りないというか、浅はかだなあと。(だからブラピは犯人に負けてはいない。)奥さんの首が届いたり、ブラピが私刑することに感じるところはあるものの、オチとしては弱いかなあと。蛇足ながら、この手の作品のレンタルする時は、近所で猟奇殺人が発生した場合、自分のレンタル履歴・個人情報が警察に渡るのを覚悟すべきと思います。 【東京50km圏道路地図】さん 5点(2004-04-19 16:42:47)(笑:1票) ★368.《ネタバレ》 湿り、澱(よど)み、臭いが、それこそ目に見えるような映像でした。伏線の張り方も非常に巧妙かつ繊細だと感じます。特にミルズの奥さんが相談する場面では「この街は嫌い」のセリフや、サマセットが過去、自分の彼女に堕胎させてしまった告白などは、冷静沈着なサマセット刑事がミルズの奥さんに完全に感情移入してしまい、ラストの段ボールの彼の衝撃的な演技にリアリティを持たせています。ジェイソンみたいに殺戮シーンは一度もなく、ましてや段ボールの中身は一度も見せず、そして語らず...。ある意味上品な演出であり、ここまで残酷な映画は始めてです。最後に残った二つの罪の「嫉妬」で段ボールの中身をミルズ刑事に連想させ、「憤怒」によって自らが犯人のシナリオを完結させなければならなくなったミルズ刑事の怒り、苦悩、慟哭が秀逸でした。結末は賛否両論のようですが、これしかないんじゃないかとも思います。徹底的に救われない映画ですが、なぜか心に残ります。 【荘次郎】さん 9点(2004-04-19 12:20:42) 367.犯人がその姿を警察署に現すまでは雨が降り続け、姿を現した時は雨が上がり、空は晴れ上がる徴候を見せるが地面は濡れて冷たいまま。なんだかファムファタールって映画に通じるものがあるなぁと思いました。………と同時に思っちゃった事が。実際思っちゃったんだから仕方が無い。ミルズ刑事が地上最強の生物、範馬勇次郎だったら…この犯人は妬みはあるか…?憤怒と復讐を完成させる事もできずに、勇次郎にアッサリ行いそのものを「…で?」の一言で粉砕されちゃって無意味にされたうえに歯牙にもかけられなかったその時どうするんだろうと。彼を崇拝でもするんだろうか。 【マンダム】さん 8点(2004-04-19 10:34:26) 366.うーん。観終わって何も残らない映画でした。ラストまでのプロセス・雰囲気も全然楽しめませんでした。 【hayakawadotcom】さん [映画館(字幕)] 2点(2004-04-19 10:30:46) 365.ラスト、パトカーの後部座席に座ったミルズの表情が忘れられません。彼のその後はどうなったのだろうと色々考えてしまいました。モーガンフリーマンはこの作品で老刑事役のイメージが固定しましたね。7つの大罪についての絵画を集めた展覧会を見に行ってリアルさに気持ち悪くなった事を思い出しました。人間は生きている事自体罪なのか。考えさせられます。 【なつもも】さん 8点(2004-04-19 10:19:31) 364.《ネタバレ》 鑑賞3回目にして初めて犯人役がケビン・スペイシーだったことに気づいた・・。あらためて見ると、序盤とか、伏線はりまくりの展開も楽しい(カメラマンにわざわざ名前を知らせちゃったり・・・)し、ラストの悲壮感も見事。3回目でも評価は変わりませんでした。最初に映画館でみたときは、犯罪の「完成」っぷりに妙なカタルシスを感じたものでしたが、今回はミルズの葛藤と絶望がじわじわと押し寄せてきて、いい意味でのバッドエンドを味わうことができました。そういえば、犯人は途中で予定を変えたっていってたけど、もともとはどんな予定だったんだろう。グウィネスは死なずにすんだのかな? 【ころりさん】さん 9点(2004-04-19 01:51:52) 363.《ネタバレ》 改めてこの作品で一番凄いと思うのは、犯人があっさり自首していること。しかも、その展開に必然性があるということ。これを可能ならしめたという一点において、本作は他の幾多の類作と明らかな一線を画している。その後、刑事自身も当事者の地位に無理矢理置かれることによって、この作品は、サスペンスの約束事をごく自然に破壊し、大げさに言えば、世界を終焉へと導くのである。そして、真相(らしきもの)を一応提示した後も、陳腐な動機とか何とかを一切説明しない姿勢も潔い。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-04-19 01:35:39) 362.非常に優れている、といえる映画。それでもこの点数なのは、見てハッピーになれる映画ではないから。特にブラピ演じるミルズ刑事にとっては、悪夢が続いていくだけ…。全体的に暗いが、惹き付ける力を持った作品だと思う。サスペンス映画にありがちな、銃撃戦のシーンばかりというわけではなく、二人の対照的な刑事のやりとりが魅力的。そこに絡む、七つの大罪に関する殺人。でも、この映画の魅力は、やはりラストにあると思う。「envy」(嫉妬)と「wrath」(憤怒)という罪。そうか、そう持ってきたか…。しばし溜息。考えさせられる。ちなみに、「wrath」を英英辞典で引いてみると次のように書いてあった。「extreme anger」 【mhiro】さん 7点(2004-04-19 00:51:07) 361.ミルズが撃った相手のことを思い出して「ああ・・・・あいつ名前なんていったっけ?」その直後にピカッ!!と車の中が光で満たされたシーン、このときもう、全ての人間は罪だらけなのだ、というこの映画の(嫌な)主張と「ミルズは後で裁かれるのです」という監督の(嫌な)目配せを感じた。私は思った。「もう、十点付けちゃおう」(鑑賞から一日たってやっぱり九点にしてしまった・・・何故か。最後ミルズに自殺して欲しかった、余計後味にダメージ?でもそっちの方が予定調和的でいいと思うんだけど)ともかく、これに代表される象徴的なシーン多すぎ。目配せありすぎ。好みはあると思うが私は大好き。綺麗だからいいや。ところでスペイシーに今作で始めてお目にかかったのですが・・・・すごい!!自分日本人なのに、見た瞬間「ワオ!」って言いそうになったよ、オーラがすごい、人目でただもんじゃないなあ、と分からせる。その凄さは、普通の言葉では言い表せない、から「ワオ!」って言うしかないですね(違)後味は言われているほどは悪くないなあ、と思った。私がミルズだったら、彼が警察署に現れた時点で撃っちゃうと思いますが(だめじゃん) 【かなかなしぐれ】さん 9点(2004-04-19 00:22:17)
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