みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
56.《ネタバレ》 最近こんな「〜殺人事件」というシンプルなタイトルの映画や小説をとんと見てなかったので、ある意味新鮮な気持ちで鑑賞できました。観る前はもっとこう、何人もの容疑者がいて誰が真犯人なんだろうって感じで進むストーリーかなって思ってたんですが、少し違いましたね。 話の展開は今っぽく、Twitterで色々呟くTV局契約社員の赤星が一応主役のような立ち位置。他人のプライベートとか個人情報を平気でつぶやき、案の定破滅する。赤星だからRED STARとか、安直すぎるだろ。本筋とは全然関係ないが、綾野剛さんってこういう役あんまり似合わないな。 あとは、やはりSNSとか報道ってやっぱり安っぽいなあと感じます。当事者でもない人たちが上っ面だけで事件やその関係者を語るのは見ていてとても醜い。さらにいわばつくりものである映画のそれは、リアリティすら薄く滑稽ですらある。自分は特に、ワイドショーとかその中で語るコメンテーターとかはひと通りどうでもいい存在と思ってるので、そんな人たちにいいように踊らされてる人たちも信じられない。よくほとんど知りもしない人の事を悪辣に語れるもんだ。 もっとミステリ要素の強い作品なら好きだったかもしれません。あくまで個人の好き嫌いの範疇での評価なので、あしからず。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-01-23 23:43:27) 55.《ネタバレ》 3つ書こうと思う。ひとつは、マスコミやネット世論の在り方に対する論評の部分。率直にやや出来過ぎ・古典的・陳腐とも言える様な描き方にも感じられるが、特にネット世論の領域ではこーいうのって今でも非常によくあるコトだともつくづく思っているし、それらに対して今作が取り組むことの姿勢自体にはそもそも十分に共感できるモノだし、(言うて)描写の出来自体もそこそこだとは思うし、今後もこの部分の観る価値・面白みは長く維持される、とも思う。この部分に関してはまず決して悪くない作品かと思いますね。 ふたつ目は、実質的に主人公である井上真央の出来。どちらかと言えば元々は元気で愛嬌を振りまいて!というキャラの女優さんかと思いますが、ソコからすればかなり真逆な役だったとも思われるのを見事な仕事で纏めたトコロは流石の芸達者!と思いましたね。特に、劇中でもそのキャラ・印象が目まぐるしく移り替わる難役を微妙なニュアンスの違いまで的確に演じ分けていた点は、重ねて流石の実力派だなあ、と。 だから問題は3つめ、ミステリとしての出来の部分ですかね(ちょーっと雑な…)。まずはやはり井上真央が蓮佛美沙子の口車にいとも易々と乗ってしまう…という部分の納得感の無さ(=井上真央は溜りに溜っていたとしてもソコまではやらなそうなキャラに見えて、つーか)。そして何より蓮佛美沙子自体がソコまで大それたコトをしそーにない(=小者)という、コレもキャラ的な説得力の無さ。ここら辺がやはりお話として相当に安っぽく見えてしまいましたかね。まあ、根本的にはミステリよりは違うトコロにテーマを備えていた作品、かとは思いますので(自分で書いててナンですが)やや筋違いな批判かとも思いますケドね。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-10-30 22:05:40) 54.《ネタバレ》 最後のシーンで昔を思い出し少し胸熱になったので 5点 原作が湊かなえなので仕方ないが物語は淡々と進んでゆく。映像を見るものと登場人物の間に一体感は生まれない。 それは原作者の作風だから仕方ないかも知れない。ただ、想像と噂話による決めつけが物語の進行を支配し、最後 の方まで真犯人がわからない仕掛けはさすが湊かなえだと思った。 しかしながら、犯人狩野里沙子(蓮佛美沙子)の動機は弱いと思う。三木典子(菜々緒)を恨みめった刺しの殺人 をやるには弱い。城野美姫が証言すれば直ぐにバレてしまうし、いくら嘘の噂を流しても無駄なことくらい想像でき そうなもんだが。蓋を開けてゲンナリのパターン。ただ人間が空気に流される生き物であり、真偽不明な情報に いとも簡単にのせられ過去をも無意識に書き換えてしまうことは肝に念じておきたい。 最後に城野美姫と谷村夕子(貫地谷しおり)のシーンは「赤毛のアン」のロウソクを使って合図を送るシーンと シンクロして泣きそうになった。湊かなえさんからの警鐘なのだと受け取った。 【hibari_21st】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-07-15 14:50:12) 53.《ネタバレ》 夕子の言葉『みんな自分に都合の良いように言う』は、なにも赤星の取材対象者に限った話ではありません。彼女自身は元より、物語上『謎解き』に該当する城野の回顧文にさえ当てはまります。嘘偽りだけでなく、自身すら気づかない改編もあるでしょう。事実を認定することは出来ても、それが真実とは限りません(だから「真実はいつもひとつ!」と能天気に断言する探偵さんにモヤるんですけど)。斯くもあやふやな『真実』が流通しているのが実態です。こうなると『信じたいものを信じる』のもアリな気がしますが、おめおめ騙されるのも癪な話。少しでも真実を見極めたいのが人情です。この際大切なのは自分の頭で判断すること。権威、宗教、思想等の『ものさし』を機械的に利用するのは要注意です。これらもまた『自分に都合の良いように言う』の例外ではありません。城野父のように『世論』という『ものさし』に踊らされぬために。疑問を持つこと、反省すること、広い世界を知こと。意識して自らに負荷をかけ、健全な心身を保つことが、後悔しない明日に繋がると考えます。人間、楽に慣れるとロクなことがありませんから。おっと、今日も日課のウォーキングに出かけなければ。 SNSと対比されるのが、アンとダイアナによる灯交信でした。情報量、スピード、伝搬力、どれをとっても蝋燭の火と比べるべくもありません。ただ、唯一勝る点があるとすれば、それは「相手を思いやる心」なのでしょう。ここに居る。あなたを気にかけている。それだけのメッセージで救われる命もあります。「昔は良かった」とは思いませんし、進んだ文明の針を戻すことも出来ません。SNSに限らず、包丁だろうが、原子力だろうが、あらゆるテクノロジーの基本は同じ『諸刃の剣』です。私たちに出来るのは『正しい目的』で使用すること。危険性を知ること。トラブルの対処法を身に付けておく事も肝要であります。主人公に降りかかった災難は、今や交通事故と同じ。いつ誰が被害者だけでなく加害者になっても可笑しくありません。ラスト赤星が城野に轢かれかけたのはそういう意味。SNSに規制をかけることも必要ですが、それ以上に使用法の教育が重要なのは言うまでもありません。本事件を『他山の石』としない手はありません。 ネットの声やマスコミにより『世論』が形作られていく過程は、私たちが経験している日常と相違なく、十分なリアリティと恐怖をもって物語に望めました。そんな観客の思いを受け止める当事者・城野美姫を演じたのが井上真央さん。証言者ごとに『城野美姫』は姿を変え、実体を掴ませません。この演じ分けはお見事でしたし、美人女優が平凡・地味女を演じる違和感がまるで無かった事にも驚きました。演技派女優の実力を思い知りました。『八日目の蝉』を越えて、本作を井上真央さんの代表作としても良い気がします。 【目隠シスト】さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-10-10 17:23:40)(良:1票) 52.《ネタバレ》 飽きさせない展開で上手い造り。真犯人が平凡で盛り上がらないが、ラストはホッとさせる救いがある。ダサくて暗い女をきちんと演じる井上真央の演技が秀逸。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-05-14 20:26:50) 51.ツイッターでのやり取りとか、どんどん陳腐化してくるし、興味があるなら早めに観た方がいいかもね。自分的にはイマイチかな。 【おとばん】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-12-10 21:07:15) ★50.《ネタバレ》 井上真央と菜々緒、普通に井上真央の方がきれいだと思うんですが。。皆さんどうですか? 井上真央→【良】 菜々緒→【笑】をクリック。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-09-27 21:59:17) 49.ミステリーとして期待する作品ではないのかなと思いました。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 2点(2017-07-18 21:14:40) 48.《ネタバレ》 前半、綾野剛演じるテレビのディレクター目線で話が進むんだけど、ここはちょいしんどかった。殺人事件から始まるのに、ノリが妙に軽いし、ネットリテラシーのなさが浮き彫りにされてウンザリするし、感情移入度はゼロ。ただ、中盤から白石監督風フェイクドキュメンタリータッチの演出になり、そこから徐々に映画にのめり込んでいき、後半は結構、ハマって楽しめました。 【なにわ君】さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-06-14 00:24:17) 47.《ネタバレ》 2時間ドラマのようなタイトルからまったく期待せずに見たのだが、殺人事件そのものよりも事件に対するネットの興味本位の書き込みやそれにまた踊らされるマスコミの報道によってもたらされた情報が何の確証もないまま真実であるかのように広まっていく怖さがリアルに描かれたまさに現代ならではの社会派エンターテイメント映画となっていてなかなか面白かった。構成的にはそんなに目新しさは感じないのだが、ネットとメディアを題材にしたことで、話がとても身近に感じられるのが良いし、それがこの映画のリアルな怖さにつながっているのだろう。だからというわけでもないが、ヒロインの城野美姫(井上真央)には感情移入できる部分もあった。ディレクター赤星(綾野剛)が城野の関係者たちを取材していくシーンはフェイクドキュメンタリーを見ているようで面白い。ワイドショーの取材VTRをそのまま流すシーンが二度もあったのはひょっとしたら映画館で見ていたらチープに感じたかもしれないが、あれがあることによって本作全体をワイドショーのように見せるという意図があったのだろうと思う。城野が犯人ではないと分かった後、今度は赤星が書き込みに批判され、今まで批判されていた城野が一転して書き込みに擁護されるようになるのはネット社会というものを痛烈に表していて思わず笑ってしまう。「告白」の湊かなえ原作であるが、監督が違うせいか「告白」ほどのインパクトはない。でも「告白」よりも分かりやすくとっつきやすい感じであるので、本作のほうが他人には薦めやすいかもしれない。城野がいちばん最後に赤星に言うセリフである「いいことありますよ」がなにか皮肉めいて聞こえるのは気のせいだろうか。その前にある実家に帰ってきた城野と小学生時代の友人・谷村夕子(貫地谷しほり)とのロウソクのくだりは別になくてもいいように思いながらも少しほろっとしてしまった。(原作知らないのだが、こういうところがいかにも松竹だよなあ。)それと、本作ではテレビ局がどこも製作に参加していない。別に珍しいことでもないのだが内容が内容だけについ納得できてしまう。まあ、これも憶測にすぎないけど。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-09 01:21:41)(良:1票) 46.テレビの2時間サスペンスドラマ並 【マンデーサイレンス】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-03-21 18:12:16) 45.ミステリーとしては説得力に欠けるオチだったけど、構成が斬新で面白かった。 嘘の証言に踊らされるマスコミやネットの反応に対する描写が辛辣で良かった。 自分はそっち側の人間じゃないよって優越感に浸れる。 逆に真実の物語は心温まる展開で、ちょっと感動しましたよ。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-03-14 18:36:27) 44.前半はサスペンスな展開で面白かったけど、途中で謎解とかどんでん返しとかが題じゃないって気づいてしまった。まぁ、いいけどね。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-01-29 21:57:13) 43.僕自身、何かの事件や事故の速報を見聞きした時、真っ先にtwitterでキーワード検索するクセがついてしまっている。 どこかの誰かがツイートしたその情報をそのまま鵜呑みにするつもりは毛頭ないのだけれど、情報伝達の速さ一点において言えば、一般大衆の「口コミ」に勝るものは今の時代無く、実際、緊急性の高い事故や災害などの情報は役に立つことも非常に多い。 醜聞や偏見を大いに孕んだ無責任な情報を仕入れること自体が、浅はかで、愚かであることは、きっと誰しも心の中では分かっている。 だけれども、人間は「知りたい」という欲望には勝てない。そういう生き物だからだ。もし人間にその欲望が無ければ、この社会の発展は無かっただろう。 だからこそ、twitterをはじめとするSNSにより、個々人が全世界に向けて極めてカンタンに情報を発信できるようになってしまったことは、人間の根幹となる欲望を丸裸にし、あまりに無防備な状態を生み出してしまっているのだと思う。 この映画は、一つの惨殺事件を発端として、この時代ならではのメディア批判を表面に描き出しつつ、欲望に裏打ちされた人間の弱さとおぞましさを大衆的に描き出すことに成功している。 特筆すべきはこの「大衆的」ということで、決して完成度は高くなく、高尚な描かれ方もされていないことが重要なのだと思える。 この映画から伝わってくる独特の軽薄な空気感、それは「ワイドショー」そのものだ。 劇中でも、「ミ○ネ屋」を彷彿とさせる(と言うよりもそのものの)ワイドショー番組が描かれるが、そのシーンのみではなく、この映画全体が一つのワイドショーとして、意図的な悪意に満ちた軽薄さで描き出されているように感じた。 配役も実にハマっている。 愚かな狂言回しのごとく立ち回る契約社員のTVディレクターに綾野剛。 この人気俳優は、こういう浅いのか深いのか定かではないという意味で底の見えない人間を演じるが巧い。 映画のファーストカットで惨殺体で登場するのは菜々緒。誰もが認める美人OL役を、類稀な美貌と、骨の髄から漂ってくるような悪女臭を存分に活かして好演している。このモデル出身の女優は、誰もが鼻につく印象を逆に売りにして、このところすっかり悪女役の地位を確立している。コレはコレで大したものだと思う。 また蓮佛美沙子、貫地谷しほりら実力派若手女優の配役も的確だった。 そして何と言っても、井上真央。 物語上で描き出される通りに地味で薄幸な“悲劇のヒロイン”を、大衆の想像上の犯行シーンも含めて見事に演じきっている。 印象的だったのは、この「城野美姫」という主人公が子供の頃から孕み続ける「闇」を、どの登場シーンにおいても表現できていたことだ。 物語上、「城野美姫」は“悲劇のヒロイン”として描き出されているように見える。 ただし、だ。実は事の真相は誰にも分からない。「真相」のようなものも、結局は浅はかなワイドショーで伝えられただけにすぎない。 特にこの主人公の「思惑」については、描き出された顛末以上の屈折した何かが、心の闇として見え隠れして見えた。 ラストシーンで、ヒロインは、打ちひしがれるTVディレクターに対して、「いいことがありますよ」と微笑む。 一見、「救い」のようなこのラストシーンを、額面通りに受け取ることが出来なかった。そこにこの映画が伝える本当のおぞましさが存在するように感じた。 それでも僕らはワイドショーの情報に好奇の眼差しを向け、twitterのつぶやきに踊らされ続けてしまうのだろうか。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-01-29 10:05:43) 42.《ネタバレ》 この作品に関しては殺人事件というタイトルではあるが、殺人事件自体は些末なものであって、焦点があたっているのはネットとメディアである。それぞれの身勝手で無責任なネットとメディアの発信があたかも真実のように一瞬にして世間を駆け巡る怖さが描かれています。もちろん中には真実もあるのではあるが、ネットもメディアもその判断は全て受け取り手側に委ねられている現代において、何が真実で何が嘘なのか、その判断はとても困難である。このレビューも私によって恣意的に書かれたものであるので、何が真実かは各々で実際に作品を観て判断されたい。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-12-18 04:24:56) 41.《ネタバレ》 この作品はミステリーの部分を楽しむ映画ではない気がします。 車の鍵は慌ててたから開いてたとしても、どうやって車のエンジンかけた? と突っ込まずには居られません。 人々の証言・記憶は自分の都合の良いようにアウトプットされそれを受け取る側も 自分の都合の良いようにインプットしていく。小さなズレど思い込みと 願望が事実を少しずつ、現実の物と違う物にしていく。 それに加えてマスコミの意図を持った切り口で編成された放送だけを見れば 多くの人が憶測とどこか知りながら、勘違いや思い込みを加速させて行く。 人のずるさ、無責任なマスコミの商業主義を小気味良く皮肉って居て それが何ともツボでしたね。 また、蝋燭のシーンで終わらず、赤星雄治が城野美姫に車でひかれかけるシーンがあります。 赤星が城野の顔に気がつかない、あるいはしらない?というのをどういう意図で作ったかは分かりませんが あんな見通しの良い場所で突っ込んで行って「当たってないですよね?」で立ち去ろうとし 呼び止められた答えが「良いことありますよ」って、優しさで言ったようにも見える反面 ある意味、他人事の上から目線で言ってるように取れなくもない。 自分にはあのシーンは、城野を勘違いが重なった可哀想な被害者だけで終わらせない 心の奥底にある黒い部分を見せたかったのではないかと。 赤星は城野の親に謝罪に来てる訳ですから赤星が町に居る事を城野が知って居てもおかしくはない訳で 自分の運転で転倒させてる訳ですから、例え接触が無くとも本当にいい人なら まず謝罪があってしかるべき。なんですよね。 城野は赤星に対して「こいつのせいで・・・」とわざとギリギリの方法で一発カマしたとも取れなくもない。 殺人に関しては白かもしれませんが、芹沢ブラザーズに関しては、 故意で無かったとしても傷害を負わせた逃げた責任は? 謝罪も責任も負ってないとすると、ちょっとずるくない? もしかすると、犯人が殺人を犯す事を察知した城野が車のドアわざとロックせず 鍵もおいておき全て見越して誘導した・・・なんて。 さすがにちょっと考え過ぎですかね(笑) 久しぶりに自分的には当たりの作品でしたね。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 9点(2016-09-30 16:06:38) 40.《ネタバレ》 原作未読ですが、ミステリーとしてはちょっとストーリーが弱い。 事件の真相を追う綾野剛と犯人として仕立てられていく井上真央側からの二つの軸から話が進んでいくのですが、 それほど二つの話がシンクロすることなく、多少の伏線の回収があったくらいで、 二方向からの話に持っていた意義があったかどうかが疑問。 かといって、一本軸で進めれるほどのストーリーでもないし、やはりストーリー自体が弱いのかな? もう少し面白く出来る素材は揃っていたと思う。 蓮沸美沙子は良かったと思う。だんだん良い女優さんになってきたが、今一つパッとしないのは名前がキャッチーではないからなのかな? もう少し馴染みやすい名前を付けてあげればよかったのにと今更思う。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 5点(2016-05-15 08:24:00) 39.《ネタバレ》 なかなか楽しめた。女性独特のいやらしさが上手く描いてあった。しかし人の心なんて脆いもので、いろんな誘導で判断が難しくなるもんですよね。群集心理というか思い込みというか何というか、そういった感情に惑わされない様にするのって大変だと思う。エンディング間近のアンとダイアナのやり取りにはホロリと来ちゃいました。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-04-11 16:37:14) 38.ネット批判の社会派ドラマとしてはちょっと軽い感じがするのと、殺人事件およびその原因である女の人間関係の葛藤の描き方も弱い。よって中途半端な作品になってしまった。原作未読だが、前者がメインテーマなら、後者はバッサリカットして、ネット世論の暴走の恐ろしさをもっとアピールしてもよかったような。簡単に事件が解決してしまって拍子抜け。どうせなら主人公が自殺して泥沼化して欲しかった。殺人事件なのにネットとメディアのみしか出てこないで、警察が何も捜査で動いていないのが不自然ではある。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(邦画)] 5点(2016-04-08 11:13:12) 37.何となく鑑賞したのですが面白かったです。(あんなに可憐な方なのに)地味で何にも特徴が無いと寄ってたかって言い切られるとそう見えてしまうのは恐ろしい集団心理で、ネットにツイートも相まって現代社会の闇がストレートに描かれていると思います。どちらから見るかで正義にも悪にもなる。人間はそんなに単純なものでありませんね。犯人も意外でした。 気になるのは主人公(城野)の末路。彼女の幸せを切に願ってしまった。 【Kの紅茶】さん [地上波(邦画)] 7点(2016-04-06 00:16:53)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS