みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.《ネタバレ》 これだけ正義をまっとうに描いた作品に否定的なことは書きにくい。 けど、10万人いる難民キャンプでいともあっさりと兄を見つけるのは都合が良すぎるし、パスポート偽造も簡単にでき過ぎ。 話が出来過ぎていて、面白味を感じなかった。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2022-10-10 22:47:40) 14.《ネタバレ》 長びく内戦の影響により、難民キャンプで過酷な生活を余儀なくされていたスーダンの少年少女たち。先の見えない生活に希望を見失いかけていたある日、政府の救済処置によってアメリカへと移住することが決定する。それまでアフリカの狭いエリアしか知らなかった彼らが、いきなりボストンの大都会で暮らし始めることに――。今まで電話もスーパーマーケットもマクドナルドすら知らなかった彼らは、突然の豊かな生活に戸惑いを隠せない。それでも親切な支援者の協力により、住むところも仕事も見つけることが出来た彼らは、アメリカでの生活に少しずつ馴染んでゆく。だが、長く続いた内戦の苦しい記憶は簡単には彼らを解放してくれない。そう、彼らには自分たちの命を守るために自らを犠牲にして兵士に囚われた仲間の存在があったからだ。そんな彼らが過去を乗り越えるために吐いた〝優しい嘘〟とは?実話を基に、そんな過酷な境遇で育った少年少女たちの人生を淡々と見つめたヒューマン・ドラマ。冒頭から展開される、兵士たちによって両親や兄弟を殺された彼らの苦難に満ちた半生にはただただ圧倒されるばかり。その地で平穏に生きていただけなのに、たったそれだけで銃を向けられ愛する者を殺されてしまった子供たち。人間の愚かさに、改めて戦慄させられてしまいます。それでも前を向き、ただ「生きていたい」という切実な想いだけを頼りに希望を捨てなかった彼らの姿には心揺さぶられるものがあります。ただ、肝心のアメリカに辿り着いてからの後半部分には僕は残念ながらそこまで嵌まれませんでした。実話を基にしたから仕方ないのかも知れませんが、なんとも地味。事実を改竄しろとまでは言いませんが、それでももう少しドラマティックに脚色しても良かったのでは。それに主要登場人物たち誰もが紋切り方で魅力に乏しいのも残念。もう少しそれぞれのキャラクターに個性を与えて欲しかった。社会の片隅で声にならない悲鳴をあげている社会的弱者たちに寄り添って映画を創ろうという監督のその思いには好感が持てるだけに、なんとも惜しい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-12-01 02:30:52) 13.記念すべき500作品目のレビューですが素晴らしい作品に当たって良かったです! 前半の重苦しさはすさまじいものですが、それを感じさせない彼らの強いハートには感動しかありませんでした。一転、後半パートの笑わそうとしてないのに笑ってしまうシーンの数々も非常に興味深いもの(電話の件は面白い)でしたが、前半の苦悩を知っているだけに心から笑うこともできず、健気に生きようとしている彼らを敬うべきとすら感じる流れはさすがでした。 まだ新しいのに食品を捨てるシーン、ライオンとの一件、彼らがハマったジョーク、牛に会いにいくシーン、姉とのシーン、兄とのシーン、そして予想外のラスト。全てが深くて素晴らしいものですが、冷静に考えたら第二次大戦以前の日本にも普通にあったであろうシーンばかりだと気付きます。そういう意味では実直な日本人には馴染みやすい映画かもしれません。 「何もないアフリカに生まれて可哀そう」そう思っていましたが、実は違うということに気付かされてハッとさせられます。彼らにとっては牛がいて、土があって、そして自分の肌の色が黒いことが当たり前なのです。平和ボケした我々にはグサリと突き刺さる描写の数々、また、スーダンの彼らもアメリカの彼らも皆平等でイイ人達ばかり、どちらが上とか下とかいう陳腐な描写が無かったのも良かったです。しいて挙げれば難民キャンプに取り残された「ロストボーイズになれなかった友人」の顛末が描かれていないのが少し残念でした。 全体的に起伏のバランスもよく、題名の伏線回収もスムーズです。哀しい映画ではありましたが勇気を貰える映画でもありました。まさに心が洗われる素敵な作品、今の日本人がいかに幸せなのかを再認識させられる映画です!もう少し話題に上るべき作品です。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-04-23 13:46:50)(良:1票) 12.重くて悲しい話であり、あたたかい話だった・・。 ちょっと期待しすぎたかも・・・。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-05-26 18:43:37) 11.う~ん 心に染みる~ 物語、演出..泣かせて頂きました..特に中盤からラストにかけてのエピソードが 秀逸..とてもイイ話です..平和ボケの、能天気で軟弱な日本人に 観てほしい作品です..良作!! (私的に〇〇のところが-1点..そこを上手く落とせてたら10点満点だったのに、もったいない..) 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 9点(2019-05-13 22:16:24) 10.《ネタバレ》 久しぶりに清々しい作品を観た。 ところどころハラハラしたけど、悪人が1人も出てこない映画なので、心が洗われる思いだった。 最後まで、期待を裏切らない展開に大満足でした。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 9点(2018-12-12 15:31:36) 9.《ネタバレ》 それぞれのシーンは意外にあっさり風味というか、そんなに引っ張らずに次に行っているのだが、それでも、前半の逃亡とキャンプのパートは、あまりにも重い。だからこそ、後半は、少なくとも映画では見慣れたはずの光景の一つ一つが、むしろ見る側にとっても違和感を生じさせる効果を発揮している。最後の着地は、タイトルとの関連性もだけど、ケニアとアメリカの両方を知っている主人公が、その経験を主体的に能動的に生かしていく、というところに意味があるんだろうな。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-06-22 00:49:31) 8.《ネタバレ》 久々の感動作。と言っても過剰な演出はなく、抑制の効いた演出が素晴らしい。リース・ウィザースプーンが出ているので、単なるコメディかとスルーしていたが、良い意味で裏切られた。先入観で敬遠すると、良作を見逃すことになる。反省。それにしてもアメリカに来られた兄弟は本当にラッキーだったわけで、今も世界中では。。。と考えると気が重くなります。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 10点(2017-03-03 23:02:36) ★7.《ネタバレ》 グッド・ライ、最後に「そう来たかぁ~」って思いました。映画としての楽しさというのは正直あまりありませんでしたが、最後の展開は読めませんでした。ただ、あのグッド・ライというのは「良い噓」とは少し違うんじゃないかなと思いました。代わりの言葉が見つかりませんが。。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-02-03 06:46:57) 6.《ネタバレ》 観る価値のある良い話でした。「子供たちの悲鳴が消えない」と涙したシーンが1番印象に残ってます。それに対する元兵士の慰めの言葉は、優しさから発せられた言葉でしょうし、それ以外何が言えるかと問われれば、言葉もないのですが、私には腑に落ちない思いが残り続ける映画でした。平気で子供達を銃で追い回す大人たちの姿に対する怒りが消えないのです。最近のこの手の映画は、被害者とそれを支える人との交流は描くけれども、悲劇を作る張本人たちの問題は蚊帳の外で放置したままということが多い気がします。子供を平気で殺す大人に対する罰や責任の問題はどうなってるんでしょう? 子供を兵士にさせてしまう大人の責任も。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-10-17 01:03:30) 5.《ネタバレ》 映画の中で、スーダン内戦の様子をわずかの回想で済ませることなく、彼らロストボーイズの生い立ちからしっかりと時間をかけて描いたこと。これが彼らの人物を深く掘り下げることに成功していて、アメリカ編における彼らの一言一言に深みを与えています。 これは表向きはロストボーイズの救済を題材にした社会派の映画。でも救済されたのはキャリーの心であり、彼らに多くを教えられたのはむしろ我々の方。 平和な世界に生きている喜び。家族が当たり前のように一緒にいる喜び。与えられたすべてに感謝する心。 平和な暮らしと引き換えに、人が失ったものはあまりにも多い。 彼らロストボーイズは、僕らが失ったものを教えるために導かれた宣教師だったのかもしれません。 ちょっと興味深かったことを一つ。彼らにとっては物を買う売るといった概念はあまりなくて、それは「お金」と「商品」(サービス) を交換する、ただそれだけの行為。つまり、金を払った方がエライといった考え方は皆無で、与えてくれた人・与えられたモノに対する感謝の気持ちはいつだって忘れない。このあたりは物々交換の風習がまだ根強く残るアフリカの考え方を垣間見たようで興味深かったです。 ちなみに「嘘」って面白い言葉で、その定義は人によって曖昧です。 (と思ってます) 私にとって嘘とは、私利私欲が目的で相手をだますこと。少なくとも、相手の幸せを願って真実ではないことを語るのは私の尺度では嘘とは言いません。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-06-09 23:48:29)(良:1票) 4.《ネタバレ》 アフリカスーダンで内戦があり、兄弟4人が生き残り、アメリカ本土に移住する話。兄弟がアメリカでバラバラに生活を余儀なく強いられる。また、カルチャーショックでなかなかうまくアメリカで溶け込めない。アフリカが恋しくなる。兄弟離ればなれが辛い。最後にアフリカに残した家族に会いに戻るシーンは感動。グッドライ、なるほど。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-04 00:47:58) 3.アメリカ映画でなく、スーダン製作の映画として見たかった。 現実問題としてあることの重大さに比べて、映画に荒々しさがなく、おとなしくまとまっている感じ。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-03-22 00:54:50) 2.スーダン内戦とは何か。政治、民族、宗教、色んな背景はあるのだろうけど、前半のアフリカのパートからは ただ平和に暮らしていた彼らの小さな村に兵士がやってきて容赦なく彼らに銃弾を浴びせ、 一緒に暮らしていた仲間や家族が命を落としていく様を容赦なく見せる。 命からがら村を脱出し、ケニア国境までの長い長い道のり。 親を殺され、子ども達だけで逃避行を続ける彼らにさえ容赦なく銃口が向けられる。 「僕は生きたい。死ぬのは嫌だ」の台詞が胸に突き刺さります。 苦難の果てに彼ら兄弟は難民キャンプにたどり着き、やがてアメリカ行きの許可がおりる。 まだ食べられる食品を廃棄する必要も、家電製品も電話も必要の無い暮らしをしてきた彼ら。 彼らとアメリカ市民、モノにあふれたアメリカ社会との関り方をユーモアを交え描かれるアメリカパートの前半もいい。 アメリカに入国できた彼らは幸運でしたが、拭い去ることの出来ないアフリカでの記憶と、 全く違う価値観の社会でゼロから再出発する彼らの苦悩もまた、しっかりと描かれています。 本作でスーダン難民の兄弟を演じた俳優達は現実でも元スーダン難民で、少年兵だった者達も含まれています。 演じた彼ら1人1人にも言い尽くせぬ困難があったことでしょう。 彼らがアメリカに入国して間もなく、アメリカは彼らの受け入れに対し非常にシビアになっていきます。 9.11の影響は本当に救いの手が必要である善良な彼らにまで及んでいました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-12-13 19:27:09)(良:1票) 1.《ネタバレ》 タイトルから、何かほのぼのとした映画かな、って思ってたのですが、これがもう大変に厳しい映画で。 スーダンの内戦で孤児となった4人の難民がアメリカに移民として受け入れられる話、映画はまず4人になるまでを描きます。 アフリカの雄大な自然の中での平和な生活、侵略、父母の死、国境までの長い長い逃亡生活、倒れ死んでゆく仲間達、信頼していた兄との別れ。幼い少年少女が不条理な暴力に翻弄される姿が胸に突き刺さります。 彼らが大人になり、難民キャンプを離れて渡米してからは明るさが見えてきます。半ば巻き込まれるような形で彼らに付き合うようになるリース・ウィザースプーンの飾らない人物像が魅力的で(自覚のない「片付けられない女」って)、異文化コミュニケーションをユーモラスに彩ります。 だけど、移民の生活にも様々な問題が生じる上に、彼ら自身が抱えた心の傷や罪の意識が重く影を落して。 映画は主人公の贖罪によってハッピーエンドを迎えます。アメリカが9.11で移民の受け入れを止めるまでの短い間に渡米できた4人はスーダンの難民の中ではとても運の良かった4人。そう、彼らは故郷を遠く離れたアメリカの地で苦悩し、苦闘しますが、それでも他の難民に比べてとても運の良い4人。人間性を取り戻した彼らの姿を通して、その背後に存在する難民の厳しい現実が見えてきます。それはエンドロールで更に明確に。これはドラマティックに描かれた劇映画だけれど、最初から最後までその現実はちゃんと映っていたんだよ、と。 子供が平和に暮らせる世界、そんな当たり前のように思える事が何故実現できないのか、深く考えさせられる映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-05-21 22:16:59)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS