みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★4.《ネタバレ》 これが「おいしい家族」かどうかはさておき、色々考えさせられる良い映画でした。結婚生活がうまく行ってない女性が、母の三回忌のために地元へ帰るとそこには亡くなった母の服を着て女性として暮らす父の姿が。うろたえる娘に追い討ちのように「父さんは結婚する。相手は男だ。」と平然と言い放ち、自分以外の親戚はすんなりそれを受け入れて、なんなら普通に祝福モード。自分がおかしいのか?と葛藤しながら悩む娘の物語。 いや、別に同性愛とかトランスジェンダーとかを否定する気はありませんが、いくら物語とはいえあそこで娘が「あっそう、オッケー良かったね。おめでとう」ってなったらそっちの方が不自然だし気持ち悪い。うろたえて疑問を訴えるのは当然の反応。ましてや娘には事前の説明も何もなく、亡くなった母のために帰ってきたのにその母を冒涜するような真似をしているように見えたのでしょう。きちんと事情も伝えず、それは怒るわ。こういう問題って、さもそれまでの価値観で生きてきた人がおかしいとか、なんなら否定するくらいの勢いで描かれがちですけど、同性愛とかLGBTとかそういう考え方を尊重しろという人ほど、それまでの価値観を持った人の考え方を尊重してくれないのは納得がいかないといつも思っている。あれ?あんたらのほうがえらいの??といつも疑問に思う。それまで虐げられてきたりマイノリティだったがゆえなんでしょうけど、「なんでこっちの気持ちわかんないの?」って詰め寄られるのはなんか違うと思う。 あんな小さい島で、田舎であんな風に生きていたら実際はどうなるんだろうというのは少し知ってみたいですが、でも青治さんのように家でも職場でも(しかも校長先生)あそこまで堂々としていれば偏見のようなものは生まれないんですかね。彼は自分の考え方を人に押し付けるようなことは一切していないし、あの姿勢には素直に好感が持てた。人として魅力的だと思う。女の子になりたい瀧も、そんな彼が好きなダリアも、みんな憎めない良い子だった。 完全に蚊帳の外に置かれ、いきなりサプライズ的にビッグニュースを放り込まれた燈花に同情しつつも、素敵な家族のストーリーを見ることができました。少し、心が洗われました。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-05-03 01:45:09) 3.モトーラ世理奈が出演しているので観てみましたが,普通の出来栄えだと思います. 板尾創路が「かあさん」になるのは驚きましたが,暫くすれば慣れてきます. 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2021-05-25 23:58:23) 2.《ネタバレ》 一見、おいしい牛乳と見間違えるかのような おいしそうなタイトルなんだが 実はそこまでおいしくない。 コメディな部分を期待したならそれには全くそぐわない。ただし、平和さを感じさせられる人間関係となっているので実は良質の家族ドラマと言ってしまってもいいのかもしれない。少なくとも先立ってしまった母はあの夫の変身ぶりに対しても別に悪い気はしていないと思う。 【3737】さん [DVD(邦画)] 5点(2020-10-19 19:07:52)(良:1票) 1.《ネタバレ》 かつての板尾課長は時を経て『おかあさん』になりました。 まぁなんでもありの家族で主演は松本穂香さん、かわいかったですが登場人物の中で唯一といっていい常識人だったので、この役回りでよかったのかな?とは思いましたけど。 ルージュマジックの使い手として、役割を担っていましたね。 まー個人のアイデンティティはどこまでも認められ膨らみ続ける昨今、きれいな景色とみんなの笑顔で、そりゃまぁ楽しいんでしょうと頭でわかっても心がおいつかない『不器用』な人のことも置き去りにしては欲しくないですね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-10-19 05:59:47)(良:1票)
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