みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.口八丁手八丁な著名コメディアン軍団(ミッキー・ルーニー、ピーター・フォークしか分からず:泣)のMIPはエセル・マーマンで、目立ってナンボじゃいの心意気を感じるド迫力に釘付けに。身体に隠し持ったキーを男二人がかりで取り上げられるあられもない姿は飲んでいたコーヒーを吹いてしまった大爆笑シーンでありました。スペンサー・トレイシーはそんな喧噪の中にあって立っているだけで絵になる別格な存在感だったので逃走劇は残念な姿でした。華やかな最期を遂げる若しくは美味しいところを全てさらっていく姿を見たかったものです。特筆ものの手に汗握るカースタント&飛行スタントにスタンディングオベーション。興行的に大成功を収めたというドタバタコメディ超大作はあまり長さを感じる事無く大いに楽しませてもらえました。 バスター・キートンは何処に? やっとこさ見つけたワンシーン台詞一言68歳のお姿は哀しいものがありました。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点(2021-02-20 21:29:00)(良:1票) 12.ともかく長い。ひたすらドリフの全員集合を大真面目に見させられている感じで疲れた。そして後半になると、誰かしらのべつまくなしに喚いているのでうるさい。特に義母のおばさんのキーキー声は神経に障る。車のスタントはすごい。しかし、そのすごいというのは一つ間違えれば大事故になるようなという意味。どこまで安全対策をしていたのだろうか。人の命はこのころはずいぶん安かったんだろうなと思わせられた。 【あっち】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-10-27 08:56:04) 11.1963年作、アメリカン・ドタバタコメディ超大作。結構なバカ映画です。 ある大物犯罪者が35万ドルもの大金を隠した場所を言い残し交通事故死。 その事故現場に居合わせたごくごく普通の連中に、珍道中の最中に出会った、ごくごく普通の一般市民の皆様に、 最後はお偉い警部様までもが、あぶく銭に目がくらんで35万ドル争奪戦を繰り広げる。本当にくだらない作品です。 大御所ミルトン・バールをはじめとするベテランコメディアン達に加え、 名優スペンサー・トレイシーやエセル・マーマンといったスター達の体を張ったバカコントがこれでもかと挿入されます。 監督があのスタンリー・クレイマーというのが一番の驚きですが、 普通の人たちが大金を目の前に豹変していく様にはちょっとだけ皮肉が込められているようにも思えます。 我先にカネの隠し場所にたどり着こうとカーチェイスも頻繁に挿入されますが、演出やスタントにキャリー・ロフティンの名が。 この人、スピルバーグの「激突!」の殺人トレーラーのドライバーの人ですよね。ちょっと納得です。 終盤にはチョイ役でピーター・フォークが登場。 本作の2年後、似たテイストのある公道爆走コメディ大作「グレートレース」ではしっかりいい役を貰っていました。 このようにスターが出世していく一過程が見られるのも映画好きには嬉しいところです。 途中は中だるみもあるし、160分はさすがに長い。今に見ると笑えるような笑えないような微妙なギャグもあり。 しかしこれが60年代前半の作品であることを考えると当時としてはなかなかのコメディ大作ではなかったかと思います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-10-28 20:10:19)(良:1票) 10.《ネタバレ》 だいたい、タイトルに“おかしな”がついている映画が可笑しかったためしがない、という経験則は見事に的中でした。スタンリー・クレイマーが大真面目にドタバタ・コメディを撮ったら大惨事になったという感じで、黒澤明がスラプスティック・コメディ映画を撮っても多分同じ様に笑えない超大作になったんでしょうね。要はコメディはこの監督の守備範囲じゃないってことです。 しかしこんなドリフのコントのようなベタなドタバタをシネラマで観客に見せるというのは、ある意味もの凄い快挙ですよ。ジョナサン・ウィンタースが大暴れしてガソリン・スタンドを崩壊させちゃうシークエンスなぞ、やってることはまるっきり『全員集合』なんだけどあれだけ大掛かりだとなんか崇高なものを拝めたような錯覚すら覚えてしまいます。出演しているのはスペンサー・トレーシー以外は曲者コメディアン大集合といった趣ですが、撮影当時の基準からでもちょっとロートルばっかりですよね。現代の感覚からするとトレーシーがお宝を横取りしてニンマリという終わり方でしょうけど、“悪は滅びなければいかん”というのがハリウッドの不文律だった時代ですから、ああいうラストは致しかたないんでしょうね。それにしてもバナナの皮でスッテンころりんとはねぇ、劇中あのおばさんのズロース姿を何度見せられたことか… 【S&S】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-05-23 23:36:38) 9.なかなか楽しめました。でも、ちょっとベタ過ぎかな? 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-20 19:40:16) 8.35万ドル(1億2600万円、製作年当時のレートで換算)が入ったトランクが公園に埋められているという情報を偶然知った普通の庶民数組が、車や飛行機で目的地への一番乗りを目指すドタバタコメディ。馬鹿馬鹿しくてくだらない笑いもここまで突き抜けてくれるとむしろ爽快でさえある。タイミングよく、見事なまでにいろいろなセットが壊れるのが小気味よい。公園の木も、多分撮影前に植えたものと思われるが、その準備の絵を想像するとスタッフは本当に一生懸命に馬鹿馬鹿しさを追求したのだなあと思えてきて、なんだか無性に嬉しくなってしまうのだ。 【南浦和で笑う三波】さん 7点(2005-02-24 11:10:34)(良:1票) ★7.これが現在撮られたものなら評価しないだろうが、1963年に撮られたものだから許せる。これに影響された映画は多いはず。一組一組の失敗ぶりがこれでもかというくらいに徹底して描かれている点は評価したい。 【カタログ】さん 7点(2004-02-27 10:48:56) 6.始めて見た時は大笑い。それもノンビリした健康的な笑いで、笑ってて気持ちがいいです。ぬるいギャグ映画と見るか、大らかなコメディと見るかはヒト次第でしょうけど、時が経てば経つほど見る側の心がすさんで行って (詳細はブログにて) 【エスねこ】さん [地上波(吹替)] 7点(2004-02-12 07:39:18) 5.点数は低くても、camino21さんが書いていらっしゃる通り、超大作スラップスティック喜劇として映画史に残る作品です。私は「グレートレース」「カジノロワイヤル」「80日間世界一周」「大陸横断超特急」など大作コメディを一つの独立したジャンルに区分しているのですが(ちなみに「007ムーンレイカー」も入る)、その中でも出色です。キャスティングもギャグも計算し尽くした上で実行しているのに、まるで笑えない。笑えないけども、こういうボケ味は大好きです。大きなスクリーンで見たくて、何度映画館に足を運んだことか。最後のはしご車のシークエンスのくだらなさ、最高。スタンリー・クレイマー万歳! 【ヨギベア】さん 4点(2003-05-16 15:31:56) 4.期待はずれのスラップスティック作品。ほとんど笑えなかった。ストーリーは本当に単純。オチも普通過ぎ。これで二時間半はちょっと長く感じた。吹き替えだったらもう少し面白くなったと思う。若かりし頃のピーターフォークが出ていたのには驚いた。本当に暇なときにオススメ。 【プミポン】さん 3点(2003-04-10 18:41:32) 3.私の生涯で唯一無二のコメディー作品です!と断言しちゃいます。初めて観たのが小学校3年の時。とにかく笑いっぱなしでした。その後何度かTVでも放映されたけど、日本語の吹き替えもなかなかツボをおさえた配役で、特に青野 武さんは素晴らしかった。映画の何たるかがぎっしりと詰まった名作だーっ。訪米の際にLDを見つけて小躍りしたのを思い出します。2枚組のそれは私の宝物です。点数はご覧のとおり満点以外に考えられないぜーっ。 【G.I.Welles】さん 10点(2003-02-22 18:25:13) 2.ドタバタ大喜劇というジャンルがあるとすれば、以後この映画を超えるものにお目にかかったことがない。コメントが一人なのは何故?と思うほど個人的にははまった映画です。 【camino21】さん 9点(2002-09-16 13:53:54) 1.札束が詰まったひとつの鞄を巡って繰り広げるドタバタ・コメディ。主演には大御所S・トレイシーを迎え、周囲にM・ルーニー、J・ウインタース、T・トーマス、S・シーザー、E・マーマン等々といった、オールド・ファンなら狂喜する大物の顔ぶれが並び、しかも社会派のS・クレイマーが監督するといった、ミス・マッチな感覚がまず面白い。クライマックス、鞄をめがけて出演者たちが追いかけっこをするビルの屋外の非常階段が、次々と分解してゆくスリル。それの救助に向かった消防車の梯子に、一度に何人もが乗り過ぎて土台ごと揺れ始め、梯子の頂上から人間がひとりずつ弾き飛ばされていくというスペクタクルな面白さは、まさに空前絶後で、未だかつてこれほど笑った経験はない。S・クレイマー監督らしく、金と人間関係に鋭い風刺を効かせた骨太で逞しい大作喜劇に仕上がっている。 【ドラえもん】さん 9点(2002-02-03 16:01:08)
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