みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
77.私たちは社会に適応(アダプテーション)するべく、多くの選択を迫られる。例えば恋愛を取るか、仕事を取るか。どちらも有益であると判断しても時間という有限な流れの中ではどちらかに決めなければならない場合がある。それは合理化である一方で選ばれなかった可能性を切り取る作業でもある。しかも、それはそういった社会的な態度の限定だけに留まらず、内面的な部分にまで侵食する。自らの行動を納得させるべく「主義」へと姿を変えた選択は意識のカスタマイズ作業であると同時に制御可能な世界へと自らを隔離する。しかし、当人にその自覚はないだろう。それは処世術であり、オリジナリティとして解釈してしまうからだ。そして、ついにはこのように設定された世界「ワタシ」を主張する。 一度設定してしまった世界は容易に変更できない。それまでの自分を否定することでもあるからだ。無闇に刃向かおうものなら、その設定にそぐわないと敵意すら示すだろう。「ワタシ」という枷こそが限界をも設定し、他を拒むファクターとなる。即ち、世界は「ワタシ」によって整理され、限定されているのだ。 本作では他を知ることで広がる可能性とともに「世界をつまらなくしているのはお前だよ!」。そして、「世界は君のものだ!」と提起されているのではないだろうか。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 10点(2007-06-25 11:04:24) 76.《ネタバレ》 アイデア勝負の映画ですが、アイデア自体は面白いけどそれほど珍しいものではないし、コメディとしては笑えない。それに唯一無二といえるほどはインパクトもない。でも、それでも個性的な映画ではあるし、不思議な世界観を構築してるので作中のカウフマン自身がいうようにありきたりなハリウッド映画からは脱却していると思います。ていうか、原作者のスーザンって実在人物なんですね。映画は虚構ですが、あんなふうな描き方をするなんて…やっぱりぶっ飛んでるかな。 【スー・ミー,スー・ユー・ブルース】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-11-06 21:04:08) 75.《ネタバレ》 前半すごい共感できたんですよ。心の声が聞こえる演出が。心の中で「今行かないでどうする」と思ってるのにいけないあたりとか、執筆に悩んで寝れないとことか「すごいわかるわー」と思いましたね。このままいったら面白いなーと思ってたら、最後めちゃくちゃな展開になりましたね。「現実は淡々としている」と言ってたチャーリーに、ハリウッド映画のような非現実が起こりました(笑)それにしてもニコラスケイジは大物なのに冴えないおっさんの役うまいですねー。チャーリーは、変わろうと思ってはいるけど変われなくてそんな自分が嫌いになる、の繰り返しをしてます。一方対照的に描かれるのがドナルド。彼は気さくで女にも困らない、けど大して面白いことを言えるわけでもない、まあ凡人なわけです。そして大した理由もなく脚本家になると言い出し、アイデアも陳腐なのにドナルドの方が成功する。大した才能もないのに、女にもモテて脚本も成功して、チャーリーは腹立つんですよ。大したことないくせに何でって。どちらかというと僕はチャーリーよりの人間なんでその気持ちも分かるんです。でもよくよく考えてみると、ドナルドはチャーリーと違って行動派なんですよ。「愛されるより愛するほうが大事だ」=「待つことより自分から行動することのほうが大事」という信念を持ってたんですね。チャーリーは最後にそこに気付いてドナルドのことを尊敬し、アメリアに告白する。彼はついに変わることができた。そして彼は車を走らせた、初めて希望を抱いて…。と書いてみると大したオチもなく淡々としたストーリーでしたけど、本当に現実っぽい映画ですよ。僕の周りもこんな感じです。そこにすごく共感できました。 【TK of the World】さん [地上波(字幕)] 8点(2006-10-27 23:20:19)(良:1票) 74.《ネタバレ》 眠れないので何となくつけていたTVから流れて来た深夜枠での放映で、ほとんど期待もなく寝転びながら観ていました。しかし結構面白いか?となり、途中から起き上がってしまいました。観終わった感想は・・・ヘンな映画だったなぁ~という感じ。ニコラス・ケイジの二役は上手です。チャーリーの何とも言えない表情が何とも言えなく、自虐ぶりには共感できる部分もあったりして、笑ってしまう場面もありました。交通事故の場面が衝撃的でしばらく頭から離れませんでした。あの、ラロシュ役のクリス・クーパーが助演男優賞?!ちょっとびっくり。前歯はこの映画のために抜いたのかな。事故のことを忘れないため?にそのままにしてるんだろうけど、ちゃんと治せば良いのにと思いました。最後ワニに食べられて死ぬのも衝撃的(最近そんなニュースありましたね。現実にもあるんだなと怖くなりました)エンドロールで「ドナルドに捧ぐ」と出ましたが、実際に亡くなったんでしようか。チャーリー・カウフマンってどういう人なの?ホントにこういう人なの?誰か教えてー!と興味が沸き、ちょっと調べてみようかという気持ちになりました。そういう意味で、面白い映画だったと言えるかもしれません。とにかくヘンな映画です。 【momoco at 永遠の緑のエカルペモス】さん [地上波(字幕)] 4点(2006-05-14 13:42:34) 73.途中までは退屈もせず見られるのだが、これをどうまとめるのだろうと思った矢先、急展開のラスト。強引。そのまとめ方はナシです。ラストでがっくり評価が下がりました。ニコラス・ケイジは双子を良く演じ分けていて良かった。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-18 08:57:01) 72.好きな俳優が2人も出ていても好きになれない映画ってあるのね。 【Miranda】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-12-31 17:33:19) 71.疲れた..どこからか好評を聞き、観たのですが..疲れました..コメディだと思って観てたら、全然そんなことはない..かといって、映画として面白いという訳でもなく..期待をしてたので、かなりコケタ... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-11-22 16:53:13) 70.最後にアメリアとよりが戻って、そして二人は結ばれ…って、実はチャーリーの妄想でした~ってなラストだったら、マッキー先生も誉めてくれたかな。「そんなのは脚本家のオナニーにすぎん!」とか怒ったりして。。。ごめん。 【馬飼庄蔵】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-19 19:29:39) ★69.最後が釈然としない。そんなに脚本が素晴らしいとも思えないし、アイデアがすごいという風にも思えない。 【めめこ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-25 00:58:40) 68.俳優陣はすごいけど、むちゃくちゃな感じがする。 【Sleepingビリ-】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-07-21 23:05:39) 67.最優秀自虐賞を贈呈。主人公の卑屈さが最高です。大好きです。散漫な思考や脳内旅行が素晴らしい。意識がいきなり40億年前のハリウッドに飛んじゃいますから。それも「自分は駄目人間だ」という思考1点に帰結する為に。卑屈な人間って、下手にまともな人より脳内活動が活発なんですよ。思考が卑屈に壮大だし、描く絵が大きいから自己評価が低くなるし。私もそうだし。この主人公に共感・共鳴する人って多いんじゃないかなあ。 【ひのと】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-10 19:25:55) 66.《ネタバレ》 「マルコヴィッチの穴」はあまりピンとは来ませんでしたが、こっちはなかなか楽しめました。マッキー先生のシナリオ講義や、「マルコヴィッチ~」の撮影シーン、実在するカウフマンや原作者、これらのどこからが脚色でどこまでが現実なのか?観終わった後でそれを考えてみるのもまた一興です。ラストでしんみり感動してしまうのはある意味カウフマンが嫌う「ハリウッド的」な演出なんだろうけど、こういう締め方が大好きな私にとっては大いに結構!最後に余談を。クリス・クーパーは好きな俳優さんなんですが、この役で助演男優賞受賞はちょっと複雑な気分です(苦笑)。 【ライヒマン】さん 7点(2005-03-29 14:46:11) 65.ニコラス・ケイジは好きな俳優なんだけど面白くなかった。 【ベルガー】さん 5点(2005-03-29 13:31:05) 64.《ネタバレ》 面白かったですよ。最後の方で、バタバタ人が死ぬところは、何となく「ファーゴ」みたいだし。とってつけたようなプチ・ハッピーエンドも、個人的にはちょっと感動。 【かもすけ】さん 7点(2005-03-19 23:27:34) 63.ばっさり斬ります。メタ映画のクズ。面白みを一切感じない。ひどい楽屋落ち映画を見せられたような気分。憤りを感じさせない分、3点。 【キャプテン・セントルイス】さん 3点(2005-03-11 00:37:55) 62.驚くべき蘭コレクターの世界・・・たしかに前歯がなくて驚いた。 【mimi】さん 5点(2005-02-20 07:29:08) 61.ニヤニヤ泣ける。 【永遠】さん 7点(2005-02-17 20:14:26) 60.冒頭のナレーションから笑わせるがその後の出産シーンにビックリ。普通の映画でない 雰囲気が漂う。ニコラス・ケイジはこうゆう汚いおじさんをやらせたら最高! 対象的な双子の演技と合わせてニコラス・ケイジの演技力が光る、本当に上手い人だ。 それにしてもニコラスのハゲ・デブぶりには恐れ入る。此処までやるかと言う感じ。 お話は相当に毒気と皮肉に満ちており、激しく好き嫌いが別れると思われる (私は面白かった)。後半のめちゃくちゃな展開にもハリウッド映画への皮肉をこめつつ わざとハリウッド風結末に持っていった脚本家のひねくれぶりが伺える。 途中二回ある車の衝突事故の映像がやけにリアルで強烈なインパクトを残す。 【ハナちゃん】さん 7点(2005-02-09 11:15:57) 59.ニコラス・ケイジは面白いけど、最後のほうはつまらなくなった。 【Gene】さん 5点(2005-02-06 06:41:17) 58.えーと…同時進行的な映画ってことでよろしいのでしょうか?つくりながら、俺ら観てる、みたいな。視点が理解しにくいですよね。いや、観てる時はわかってたんですよ。でも、もう忘れたもん(笑)たった12時間ほど前に観たんだけどなあ。 【ようすけ】さん 6点(2005-02-04 03:45:28)
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