みんなのシネマレビュー

オルランド

Orlando
(オルランド)
1992年【仏・英・露・伊・オランダ】 上映時間:93分
ドラマファンタジー小説の映画化
[オルランド]
新規登録(2003-10-04)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-06-27)【S&S】さん
公開開始日(1993-09-04)


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監督サリー・ポッター
キャストティルダ・スウィントン(女優)オルランド
ビリー・ゼイン(男優)シェルマディン
ダドリー・サットン(男優)ジェームズ一世
ジョン・ウッド[男優・1930年生](男優)ハリー大公
トム・ホフマン(男優)オレンジ公ウィリアム
トビー・ジョーンズ(男優)従者
サイモン・ラッセル・ビール(男優)マリ伯爵
トビー・スティーヴンス(男優)オセロ
原作ヴァージニア・ウルフ
脚本サリー・ポッター
音楽サリー・ポッター
配給フランス映画社
美術ベン・ヴァン・オズ(プロダクション・デザイン)
ヤン・ロールフス(プロダクション・デザイン)
マイケル・ハウエルズ
衣装サンディ・パウエル
ディーン・ヴァン・ストラーレン
録音ロビン・オドノヒュー
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【クチコミ・感想】

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16.《ネタバレ》 実に興味深い!最初は戸惑ったが、最後まで観ると、ストーンと理解できる映画だ。サリーポッターは最初に「タンゴレッスン」を観ていたので、どう来るか構えてみてた。が、この映画は実に素直な創りで、ネタバレだが、女性の心の移り変わりを、400年くらいの歴史を生きる一人の人間を通して、表現したものだ。なんだ!サリーポッターって素直な人じゃん!というのが正直な感想だ。女性監督らしく、音楽もカメラも実に美しい。でもってストーリーも興味深いから、これは女の子がいる家には、我が家に一本というようなアイテムにいいような。女性にプレゼントするにもいい映画かもしれないですね。 トントさん [ビデオ(字幕)] 9点(2017-07-16 19:07:57)

15.ウルフの原作を読んでちんぷんかんぷんだったのですがなんか心惹かれるものがあったのでえいがにも挑戦。
ティルダ・スウィントンがいいです。
16-17世紀くらいの絵にある若い男に見えなくもないし女性にも見えるし不思議な存在感。
衣装も見ごたえあります。エピソードは(私にとって)面白いとこと退屈なとこがまだらというか、全体的にはストーリーを追っただけという感じでした。
最後現代のシーンいらなかったような。ファンタジーなのに我に返らされちゃう。一応オルランドの不死性を意味してるとか意図があるんでしょうけど。 ぺーこさん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-03 12:58:14)

14.《ネタバレ》 すごーくヘンな映画だった、という印象が強くて。長々400年生き続けて男であり女であり、こんな人生ぞっとしないなあと思うんだけどこの主人公は実に淡々と人生を受け入れてゆく。娘さんにふられては嘆きの詩に逃避、外交官となって派遣された先では戦争勃発、女になってからはじいさんに言い寄られるしとこちらがぽかんとしてる間に事件は盛りだくさんでしたがあくまで飄々としてる彼(彼女)なのだった。シュール。時代が移るにつれて衣装が変わるのが観ていて楽しい。絢爛豪華できらきら、品もあります。 tottokoさん [地上波(吹替)] 6点(2012-10-26 00:08:37)

13.ややこしい。男から女に変身するオルランドを女性が演じ、エリザベス一世を男が演じている。原作・監督ともに女性。キートンのような憂い顔の主人公、「男の人は先のことを考えすぎるのよ」とロシア少女に言われる。彼のメランコリーは何なのか。選ぶスリルのない生活、老いない、恋をしない、詩は読むばかりで作れない、戦さにも加わらない。ならば選ばない人生の女に変身しよう、ってことか。選ばれる人生、でもそれも拒む。ただ子どもを産み落とす。選びもせず、選ばれもせず、昏睡になっても心臓の鼓動は聞こえてくる、それでも生き続けること。話のツボがよく分からないんだけど、変身するってのが適応しようとすることなら、つまりどちらの性も、それ以上でも以下でもなかったって話なのか? 画づくりにはグリーナウェイの影響ありと見た。音楽のあるシーンのほうが勢いがある、ってところも似てる。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-23 10:14:58)

12.《ネタバレ》 ヴァージニア・ウルフの小説は一昔まえには「映画化不可能」というのが定説だったのですが、近年映像化され始めてどの作品も秀作ぞろいだと思います。腕に自信があり原作を良く読み込んだ監督しか手を出さないからでしょうが、本作もサリー・ポッターの才能が余すところなくウルフの世界を映像化してくれました。役者の使い方も面白くて、冒頭にエリザベス一世が登場する場面があるのですが、やけに貫禄のあるエリザベス女王だなと思ったら、なんと男優が演じているんですね。男優がエリザベス女王を演じた映画がかつてあったでしょうか! 全編に漂うそこはかとないユーモアが心地良い佳品です。 S&Sさん [DVD(字幕)] 9点(2010-04-18 02:36:13)

11.《ネタバレ》 見ていると、ティルダ・スウィントンの大きな瞳に吸い込まれそうである。性も年齢も感じさせない、彼女の不思議なキャラクターなくしては、成り立たない映画かも。
何百年も生き続けたり、途中で男が女に変わったり、しかもまわりはそれを不思議がることもなく、そういうものとして受け止めている。そもそも人を食った話なのだが、まじめな顔で与太とばすようなおかしみが全編に漂っている。
衣装や美術も楽しめた。 yhleeさん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-27 17:37:45)

10.《ネタバレ》 原作は読んでいません。
「オルランド」→「エイダ・バイロン」→「大天使ガブリエル」という芸歴はティルダ・スウィントンにしか有り得ないと思うと味わい深いものがある。性の超越を意識した芸歴である。
「オルランド」、かねてから気になっていた作品だった。ついに見てみたが、こういう作品があってもいいけどその中身は残念ながら監督さんの自己満足のように思った。「バージニア・ウルフをこんなに理解しているのは私だけ」ってか。
男性のときのオルランドがどうしても男に見えない。かといって女に見えるわけでもない。
男に見えないオルランドがある日突然女性の肉体に変身したからといって、ティルダ・スウィントンが女性だと知っている観客にとっては驚きは少ない。「男性」→「女性」というのと「中性」→「女性」というのは違う。「男の体でも女の体でもいいから人間として生きたい」という主題は、「中性」から「女性」への変化では説得力に乏しいように思った。
ラストの歌う天使はコントを思わせる。衣装とセットは華麗。 パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-18 19:34:24)

9.《ネタバレ》 背景、衣装を含めた美術が豪華で、画の美しさは一級品。後で調べたら監督は女性だそうで、なるほど納得です。あの世界観の中にT・スウィントンがストンと治まり、妖精のような佇まいでさらに美しさが益しています。ストーリーもとても不思議ですが、起伏が無きに等しい。主人公は君主エリザベスに言われた命令には異常に執着するものの、人生にあまりにも起伏がないので面白い映画ではないのです。確かに実際400年も生きるとしたら、あれくらい淡泊でないとやっていけないでしょうが。TVドラマのほうが向いている話のような気がしました。魅惑のファルセット、ジミーの歌声は嬉しいオマケでした。 のはらさん [映画館(吹替)] 6点(2006-02-05 22:22:03)

8.不老不死、永遠の命、終わりなき青春。ヴァンパイア族のみの特許ではなかりけり。中世天使の貌、硝子の瞳をもつT・スウィントン演じる青年貴族はヴァージン・クイーンの命により自らの意思の力で時を止め、縷々と流れる400年。ベクトルはもたずスカラーだけがふえてゆく人生。恋もジェンダーも時代も超え、時の帳をくぐり抜けてゆく果ては?蒼穹に浮かぶJ・ソマーヴィルが知るや否や。(ストーリーの都合上必要だったヘア解禁。ティルダさんの三角州目当てで見に行った人なんているのかな・・・) レインさん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-02 19:48:51)

7.バージニア・ウルフってこんな物語を書く人なんかいとびっくりしました。ティルダ・スイントンが非常に美しく、奇妙な物語も彼女の魅力で最後まで引っ張られました。ある種のSFでしょうか。 如月CUBEさん 5点(2004-09-13 18:36:45)

6.途中飽きて集中力がなくなったりもしましたが、数々の素晴らしい衣装とティルダ・スイントンの吸い込まれそうな瞳に7点献上。 ぷっきぃさん 7点(2004-06-21 02:01:41)

5.ヘンで面白かった。こういう映画好きです。
(映画館)
zero828さん 9点(2004-02-24 21:21:47)


4.《ネタバレ》 すごーく奇妙な世界ね。 でもこの奇妙さ、嫌いじゃないわ、アタシ。 時も性別も関係なし、アタシたち普通の人間とは違う次元を生きているようなオルランド。 もちろん共感なんて全然できないんだけれど、二時間ずっと狐につままれたような感じで、またその感覚がイヤじゃないのが不思議ね。 アタシ、わけのわかんない映画ってどっちかっていうとキライなはずなんだけど…幻想的なのがよかったのかしら? そしてなによりもスバラシイのが、美しいことこの上ない衣装の数々。 ステキだわー。 アタシも一度でいいからあんな服着てみたいわ。 …こんなふうに雰囲気だけで突っ走るのって映画としては禁じ手な感じがしないでもないけど、とにかくアタシは魅了されました。 ヴァージニア・ウルフによる原作も読んでみたくなっちゃったわ。 梅桃さん [地上波(字幕)] 6点(2004-02-13 21:12:49)

3. 愛人/ラモスさん 5点(2004-01-05 10:10:14)

2.男装のティルダ・スイントンに一票。女性に戻った時(?)の全裸ヘアに、満票(笑)。ヴァージニア・ウルフを『めぐりあう時間たち』で深刻そう暗そう…と思われた皆さん、彼女の茶目っ気とユーモアを正しく表現したこの映画もまた、ウルフの世界です。 やましんの巻さん 9点(2003-10-06 16:51:44)

1.西洋版ハ百比丘尼のかったるい400年。 死亀隆信さん 4点(2003-06-13 22:38:38)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.69点
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100.00% line
200.00% line
300.00% line
416.25% line
5212.50% line
6637.50% line
7318.75% line
800.00% line
9425.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1993年 66回
美術賞ベン・ヴァン・オズ候補(ノミネート) 
美術賞ヤン・ロールフス候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞サンディ・パウエル候補(ノミネート) 

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