みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★6.1932年製で題名通り夜のシーンが多いのは結構観づらかった。 メグレ警視の冴えた推理であれよあれよという間に解決したのには、置いてきぼりにされた私は呆気にとられるばかり。 警視の魅力はゼロながら、猫被った悪女のネッチョリした語り口が印象にのこります。+4点 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 4点(2025-02-04 15:02:44) 5.この作品が、映画化されたメグレ警視ものの記念すべき第一作との事。トーキー移行直後で、台詞が多い探偵映画に果敢に挑んだ事を情状酌量として差し引いたとしても、さして面白くない。後のジャン・ギャバン主演シリーズが、メグレ警視ものの決定版といわれる理由もこれを観てナルホドと納得。後半わやわやと湧き出てくる無能なだけの警官達の群れにも、発砲して威嚇するだけの知恵の回らない悪党連中にもうんざり。一刻を争う重傷患者がいるっていうのに警視も含めての、駆け付けた医者に対するあの態度は一体なんなんだろう?コメディリリーフのつもりかもしれないが、ここが一番無神経で腹が立った箇所。禿頭を帽子で隠しても葉巻を咥えハードボイルド気取っても、このメグレには美女に言い寄られるだけの魅力が全く感じられず。ギャバンの爪の垢でも煎じて飲ませてあげたいくらい。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 4点(2022-09-05 22:11:30) 4.ダメだった。佳作も歴史の流れに古臭さを感じた。他のルノワールの作品には感じなかったのに。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 4点(2018-12-28 20:40:40) 3.後半、一気に事件が解決していくが、これが唐突すぎる。 序盤から中盤にかけては、画面の暗さも相まって、少々、分かりづらい。 決して、楽しめる作品とは言い難い。 他のジャン・ルノワール作品と比べ、凡作の感は否めない。 ただし、家が三軒しかないというシチュエーション、その演出、これは素晴らしい。 この閉塞感と寂しさ、とてもいい味が出ている。 モノクロのフィルムノワールの雰囲気が大好きな人には、向いている作品。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-10-10 00:05:15) 2.《ネタバレ》 フィルム・ノワールは「マルタの鷹」以前に誕生していた。 フリッツ・ラングの「M」の影響をダイレクトに受けたヨーロッパ。そのフランスのジャン・ルノワールは「十字路の夜」を完成させた。 冒頭の“遺体発見”のシーンの見事さ、煙草の煙が構築する退廃的な空間、男を破滅に導く女(ファム・ファタール)の登場・・・加えてルノワール特有の“水の音”が、作品を更に幻想的なものにしている。これをフィルム・ノワールと言わないでどうする。 終盤で胸元の傷の痕を見せるシーンがエロチックだこと。刑事の後ろで着替える時の太もものエロさ。やはりルノワールに“巨匠”だなんて面倒なレッテルはいらない。偉大なる“むっつりスケベ”だ(尊敬ゼロだろ俺)。 暗闇から突然発砲して来る狙撃手、終盤の畳み掛けるような事件、銃撃戦、車上と夜景のカメラワークの迫力! 助監督のジャック・ベッケル、既に「現金に体を張れ」で見せた暗闇の迫力をとことん見せてくれる。 派手な銃声はいらない。淡々とした音の方が、夜の静寂を切り裂くのに相応しい。 最後の最後まで息を抜けない演出だ。“狙撃者”のやり取り、ラストシーンの別れ際・・・見事、見事である。傑作だ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-30 19:53:55)(良:1票) 1.闇夜のカーチェイスが迫真だったジャック・ベッケルの『現金に手を出すな』や 『最後の切り札』。そのノワールなアクションの原型が、ここにある。 なるほど、ベッケルは『十字路の夜』の制作主任兼助監督だったのだ。 ヘッドライトに照らされた夜の街路が、荒々しい前進移動によって生々しく 流れていく。さらに、運転席からの拳銃の発泡が閃光を放ち、緊迫感を煽る。 尋問シーンに幾度か挟まれるコップの水のショット、排水口のショット。 そして霧雨のそぼ降る泥濘んだ街路の質感は、『水の作家』によるトーキー初期作品 らしく、流水や足音の湿った音響によって一層強調される。 自身の初トーキーに水洗トイレ音を響かせたルノワールらしい拘りだ。 胸の傷をピエール・ルノワールに見せるヴィナ・ヴィンフリードの艶めかしさも堪らない。 【ユーカラ】さん [インターネット(字幕)] 10点(2013-11-17 01:08:57)
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