みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.組織のカネを強奪し、バスジャックして逃走、組織からも警察からも追われる犯行グループ・・・。 既視感のあるプロットで大した期待感も無く見始めたのですが、これが大変面白い映画でした。 近年はすっかり丸くなった感のあるデ・ニーロですが、こういう役を演じると流石の凄味を出しますね。 その他の登場人物もそれぞれに味があり、それぞれに事情があり、ある者は裏の表情もある。 バスジャック犯グループと組織、警察との攻防とアクションが常に作品の前面に出る中、 テンポや緊張感を緩めず、この、それぞれの味とそれぞれの事情を挿入しつつ、 最後にはあっと驚くバスジャックの顛末とその後のドラマが用意されています。 これだけのお楽しみを詰め込んで、よくぞ90分に収めました。お見事! 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-25 17:33:44) 6.《ネタバレ》 そんなに悪くない脚本だと思うんですけどね。短めの尺の中に起承転結をきちんと収めてますし、伏線回収も意外な驚きがありましたし。なのになんでこんなにB級臭が漂うのか。画だって安っぽくはありません。 本国での興行成績もサッパリだったというその理由はやっぱ「なんか似たようなの観たことある」っていうマタコレカ感を皆抱いちゃったからでしょうね。 乗っ取られたバス暴走設定なんかまんま「スピード」だし、マフィアの金強奪のくだりなんかはおなじみ金満パーティの画ヅラから銃撃から、もう何度となく目撃してきましたし。 役者陣もスクリーンにはめるには存在が軽く、テレビドラマが合うようなレベル。なまじデ・ニーロなんか放り込むもんだから、1人だけ「デ・ニーロじゃん」的重力が発生してバランスも悪いです。でもまあ、そんなに嫌いじゃないですこの映画。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-02 22:58:34) 5.《ネタバレ》 最初からバスに乗って現金を受け渡す計画だったんだね。 わざと支払いに手間取って時間稼ぎしてたり、よく出来たシナリオだと思う。 計画が狂ってバスジャックすることになっちゃったけど、乗客の命を必死に守ろうとするのが良かった。 犯罪ではあるけど、悪人じゃないのもわかるので、応援する気持ちで見ることが出来た。 乗客たちが犯人は2人と証言したのも理解できなくもない。 とは言うものの、ラストは死ぬか自首するかのどっちかであるべきなのかも。 これだけ大きな被害が出てるのに無罪放免はちょっと甘やかし過ぎ。 【もとや】さん [インターネット(吹替)] 7点(2022-12-31 09:22:44) 4.《ネタバレ》 100分を切りながらなかなかの出来。 バスジャックで妹が乗っていたこと、バスの運転者含む同乗者全てが犯人に協力するのはやや強引であるものの 差し引いてもお釣りが出る。 裏の世界で富を得ながらも娘との関係に悩むデニーロも渋くて良い。 でもいちばんの部下を殺すことはないでしょうに。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-24 22:46:16) 3.期待して観たせいかそれほど良いと思わなかったが、かといって特別どこが悪かったという訳でもない。 普通に面白い。 ラストに殺された部下はちょっとかわいそうかな。 デニーロというとギラギラと尖っているのがカッコいいというイメージだったけど この作品のデニーロは丸くて悩んでる人間らしいキャラ。 カッコいいデニーロを期待してたのも悪かったかも。 最後ガソリン撒いた場所でタバコはいかんでしょ。 死ぬ気なのかと思ってたけど何もないまま終わった。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 6点(2020-03-11 01:34:42) ★2.《ネタバレ》 お目当てデ・ニーロはカジノを仕切る絶対君主ぶりの迫力と娘に「家族を引き裂いたカジノなど燃やして灰にして」と拒絶されるやりきれなさをきっちり表現する別格の存在感に大満足です。期日までに娘の手術費用30万㌦を届ける為に飼い主の金を強奪したヴォーンの逃走劇は結構手に汗握るもので、アッと驚く展開にビックリです「ええっ?」「これは一本とられましたな」結末に於けるデ・ニーロに「それなら、最初から貸してあげればよかったんじゃないんですか」と思ったのですが、それを言っちゃあおしまいなのでやめておきます。狂犬コックスがバティスタに似ているなぁと観ていたらその人だったというところに追加の1点。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-02-08 22:10:37) 1.正直、最初の方は、例によって例のごとく画面がチャカチャカしたタイプの映画で、こりゃダメかと思ったんですが、スミマセン、大変に面白かったです。失礼しました。 冒頭、謎の一味がバスジャックするところから始まって、物語はいったん過去に戻ってそれまでの経緯を描き、中盤以降はバスジャックの顛末を描く、という二度美味しい趣向。それぞれがしっかり見せ場になってます。意外な展開も見どころ、ですが、その点については見てのお楽しみ、ここでは語らないことにしましょう。 こういうちょっと安そうな映画にロバート・デ・ニーロが出演しているとなると、さぞかし一人で目立った演技でもしまくるんじゃないか、と心配になりますが、意外や意外、そんなことはありません(それでもやっぱり若干浮いてる気がしてしまうのは、スターの面目躍如?)。彼だけではなく、それぞれの登場人物がそれぞれに存在感を出していて、物語に貢献しており、それぞれの印象をしっかりと残します。例えばジーナ・カラーノ。持ち前の格闘路線で暴れ回る訳でもなく、女性警官役を淡々と演じてますが、強そうな意志を感じさせるその表情は、まさに彼女ならではのものと言えるでしょう。 あと、作品の中に、「通常のタバコ」と「電子タバコ」とが登場して、その両者が、心の動きみたいなものを暗示していたりするのですが、これが意外な効果をあげているように感じられました。何故って、通常のタバコは火を灯されて赤く光り、電子タバコは電子タバコで奇妙な黄緑色の光を発する。暗がりの中で光を発するアイテムって、映画の中では非常に印象的なんですね。我々の意識を惹きつけ、ハッとさせる、その光。いやはや、こうやって結局、デ・ニーロがおいしいところ持って行っちゃうんだなあ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-01-21 21:23:56)
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