みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 原作や舞台、他の映像化作品は未読・未見です。てか殆ど予備知識なしに鑑賞しました。 濃密に絡み合った人間関係とそこから生まれる悲劇性。どことなく本邦の2時間枠TVドラマとの共通性を思わせる雰囲気ですね。「え¨~!そこで繋がる?!」みたいな意外性というよりお約束感に満ちつつも、決して破綻することなく展開していく物語には、約1時間半の尺とは思えない魅力を感じました。 物語の中心をなすグール警部。登場シーンから妙に謎めいていて、かつ威厳に満ちて誰一人抗うことを許さない姿には、途中から「この人は人間ではない?」という雰囲気を感じました。結局、人間ではないような?かと言って「神」とも思えず、いったい何者だったのか?謎です。強いて言うならば、この存在は若干反則的と思えないこともなかったりしますが。(悪魔やエイリアンが登場すると何でもありになってしまう物語と近しいものがあるかも) ただ一つ言えることは、警部は集まった者たちに自らの犯した罪を見つめ直し悔い改めることを促したのだろうということ。(実際、直接的に台詞にもありましたが)しかし、それは叶うことなく結局予言的に警部が示した悲劇は現実となってしまったということ。原作が生まれた時代であれ現代であれ、暗喩的に社会、或いは個々の生き方に対する何らかの警鐘を鳴らしているように思うところです。 何度もリメイクされていることを納得の作品(原作?)でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-07-25 16:24:48) 3.《ネタバレ》 初見だとばかり思っていたんですが、食事が始まったあたりから記憶が蘇ってきました。 何年も前に観てます、AXNミステリーあたりで放送したんだろうな、きっと。でも所々おぼえている程度でラストはすっかり忘れていたので面白く観ました。 エヴァ役の女優さんも今だと見たことあるぞと感じる人で、去年観てた「暗号探偵クラブ」のルーシーでした。儚げでかわいらしい女優さんです。 密室劇、会話劇として見応え充分で、TVドラマとして一級品だと思います。ミランダ・リチャードソンの存在感はやはり飛びぬけてますね。 あの一家を成り上がった爵位を欲しがる中産階級としているところがミソですかね。20世紀初頭だからこういう人たちが力を持ち始めた時代だったんだろうな。 とにかく最後の最後にひっくり返る、けれど謎は謎のままという終わり方で、ずーんと余韻が残ります。 【envy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-05-14 16:34:40)(良:1票) ★2.原作未読。1912年英国。紡績?工場社長バーリング一家幸せ絶頂とも言える晩餐会での一家と訪れた警部の会話劇。自殺女性に全員が関わっている事を順々に追求する警部に途中から違和感が。女性の親族なのではとの見当は・・・ ミランダ・リチャードソンを筆頭に一家&婚約者の乙に澄ました偽善者ぶりはこれぞブリカス(ごめんなさい)と言えるもの。ただ、悲劇のヒロインも下の階級なりのしなやかさやしたたかさに欠けていてイマイチ支持できない人物でした。 大オチまで片時も目の離せない秀作です。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-02-28 19:35:31)(良:1票) 1.《ネタバレ》 バタフライエフェクトを考えさせられる。不条理が集まるという皮肉! ここに登場した不幸はいつの時代にも、もしかすると誰にも当てはまるものじゃないでしょうか。 淡々と演じられている不気味な閉ざされた部屋・・・しばらくは目を閉じてもこの陰鬱が残りました。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-02-28 12:15:20)(良:1票)
【点数情報】
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